MFL1部スーパーリーグのクラブ紹介と今季の順位予想(5):クダFA、スランゴールFC

今季2020年シーズンのマレーシアフットボールリーグMFL1部と2部は2月28日に開幕します。そこで前回に続き、今季のMFL1部スーパーリーグでプレーするクラブの紹介と、独断と偏見に基づいてた順位予想を行います。今回はその第5回です。
(人名の後に特に表記がない場合はマレーシア人です)

クダFA(ホーム:ダルル・アマンスタジアム-クダ州アロースター)
(昨季結果:MFL1部4位 / 今季予想:2位)
<監督>
アイディル・シャリン・サハック(シンガポール、クダFA監督2季目)
<外国籍選手>
FWチェチェ・キプレ(コートジボアール、トレンガヌFCより移籍)
FWクパ・シャーマン(リベリア、PKNS FCより移籍)
MFアミン・ナザリ(フィリピン、タイ1部リーグのラーチャブリーFCより移籍-アジア枠)
DFシャキル・ハムザ(シンガポール、昨季から残留-ASEAN東南アジア枠)
DFレナン・アウヴェス(ブラジル、昨季から残留)
<主力選手>
GKイフワット・アクマル
MFデイビット・ロウリー
MFバドロル・バクティアル
FWハディン・アズマン(フェルダ・ユナイテッドから移籍)
<クラブ概要>
 クダ州サッカー協会KFAが運営するクラブで、昨季のマレーシアFAカップ優勝、マレーシアカップ準優勝とカップ戦では好成績を収めました。FAカップチャンピオンということで、今季は既にアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグのプレーオフを戦っています。(結果は韓国KリーグのFCソウルに1−4と敗れ、ACL本戦出場はなりませんでした。)
 外国籍選手、マレーシア人選手とも今季開幕前に最も積極的に戦力補強を行ったクラブで、スランゴールFCとともにJDTの連覇を止める可能性があるクラブです。昨季のチーム得点王フェルナンド・ロドリゲズ(スペイン。JDT IIに移籍)とチーム2位のゴールを記録したジョナサン・バウマン(アルゼンチン、インドネシア1部リーグのアレマFCに移籍)を放出したものの、昨季のMFL1部得点王のクパ・シャーマンと、トレンガヌFCでの過去3シーズンで29ゴール(50試合)を挙げているチェチェ・キプレを加入させています。また前述のACLプレーオフでは、昨季はフル代表候補にもなったGKイルファット・アクマルに代わってPDRMから加入したGKシャアリル・サアリを先発で起用するなど、選手層も厚みを増しています。
 クダFAを率いて2年目のアイディル・シャリン監督の目指すパスサッカーも浸透しつつあるので、昨季の4位よりも上の順位を狙えるクラブになってきています。

スランゴールFC(ホーム:シャーアラムスタジアム-スランゴール州シャーアラム)
(昨季結果:MFL1部3位 / 今季予想:3位)
<監督>
サティアナタン・バスカラン(スランゴールFC監督2季目)
<外国籍選手>
MFサンドロ・ダ・シルバ(ブラジル・昨季から残留)
FWルフィノ・セゴヴィア(スペイン・昨季から残留)
FWイフェダヨ・オルセグン(ナイジェリア、昨季から残留)
DFサフアン・バハルディン(シンガポール、パハンFAより移籍-ASEAN東南アジア枠)
DFテイラー・リガン(オーストラリア、昨季から残留-アジア枠)
<主力選手>
MFブレンダン・ガン(ペラTBGより移籍)
DFニコラス・スウィラッド(PKNS FCより移籍)
GKカイルルアズハン・カリド
MFシャズワン・ザイノン
MFワン・ザック・ハイカル
MFシャミ・サファリ
<クラブ概要>
 スランゴール州サッカー協会FASが運営するクラブで、ここ数年はJDTの後塵を拝しているものの、マレーシアで最も多くのサポーターを抱えるクラブの一つです。
 JDTの対抗馬として臨む今季の補強の目玉は何といってもブレンダン・ガンでしょう。中盤の司令塔が固定されなかったスランゴールFCがまさに必要としていた人材です。昨季途中に加入しリーグ戦10試合で12ゴールを挙げたイフェダヨ・オルセグンとのホットラインは他のクラブの脅威となるでしょう。昨季途中に負ったケガからの回復が遅れているルフィアノ・セゴヴィアは開幕には間に合わないようですが、シャズワン・ザイノン、ワン・ザック・ハイカルと攻撃陣は昨季2位の得点力がさらに向上する可能性があります。
 昨季22試合で35失点を喫した守備陣も、2季目となる主将のDFテイラー・リガンに加え、守備的MFサフアン・バハルディンをパハンFAから、DFニコラス・スウィラッド、DFロドニー・セルヴィンといった選手たちを獲得したことで安定感が増しそうです。
 あえて心配な点を挙げるとすれば、プレシーズンで質の高い練習試合を組めていないことでしょうか。コロナウィルスの影響で中国遠征を中止、さらにインドネシアへの遠征も見送るなど、ドバイで合宿を張ったJDTやカンボジア遠征を行ったクダFAと比べると十分な試合が組めていないような気がします。昨季はスタートダッシュに失敗した結果、開幕5試合目には10位に低迷し、一部サポーターによるサティアナタン監督の解任運動にまで発展したこともあり、同じ轍は踏みたくないところです。

2月24日のニュース:マレーシアのFIFAランキングは154位と変わらず、PJシティFCは内紛が勃発か、ケガ人続出でシャミ・サファリはポジション変更も

マレーシアのFIFAランキングは154位と変わらず
 国際サッカー連盟FIFAの最新ランキングが発表になり、マレーシアは154位、東南アジアでは5位と前回と変わりませんでした。ワールドカップ予選など国際試合がなかったため、ベトナム1位(世界94位)、タイ2位(同113位)、フィリピン3位(同124位)と東南アジアランキングの上位国とも順位の変動はありません。
 来月3月からはW杯予選が再開されますので、次のランキング発表では大きな変動があるかも知れません。

PJシティFCは内紛が勃発か
 今季のマレーシアフットボールリーグMFLはいよいよ今週末に開幕します。各クラブは最終調整に余念がないところだと思いますが、マレーシア語紙ハリアンメトロは、PJシティFCで監督と選手の確執が起こっているようだと報じています。
 記事によると、選手の大半がプレシーズンの練習試合でデヴァン・クップサミー監督が採用する戦術に不満を持っており、一部選手の話として戦術への不満に加えて、デヴァン監督の新加入の選手への対応にも問題があるとされています。なお、この事態はすでにフロントまで伝わっているようで、記事の中では、開幕からの5試合の結果をもとにデヴァン監督の今後の去就が決まる可能性があると伝えています。ハリアンメトロの取材に対して、デヴァン監督はチーム内は良いムードであると確執については否定していますが、ハリアンメトロの記事はMFLで今季最初に還任される監督となる可能性があると結んでいます。
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 この騒動については、ネット上の噂というだけでなく、当地の複数の新聞にも取り上げられており、根も葉もない話ではなさそうです。昨季のチームからは残留したのは8名のみとメンバーを大幅に変えたPJシティFCについて、オーナーは昨季の8位から今季はトップ5入りを厳命しており、開幕でつまずけば5試合を待たずにフロントが監督交代を決める可能性もありえそうです。

ケガ人続出でシャミ・サファリはポジション変更も
 スランゴールFCは、いわゆるウイングの選手にケガ人が続出しています。
 ペラTBGから加入したばかりのノー・ハキム・ハサンが膝前十字靭帯の損傷で今季の出場が絶望となり、シャズワン・ザイノンも足首のケガが回復していません。また、昨季、やはろ膝前十字靭帯を損傷し、今季復帰のワン・ザック・ハイカルも完調には程遠い状況です。このポジションには、ベテランのカイリル・ムヒミーンがいますが、年間を通しての出場となると不安が残ることから、サティアナタン・バスカラン監督はサイドバックのシャミ・サファリをウイングとして起用する可能性を英字紙スター電子版が報じています。
 スランゴールFCとマレーシア代表では右サイドバックとしてプレーするシャミ・サファリは、スターのインタビューに対し、自分がスランゴールFA(当時)でプレーし始めた2017年のポジションはウィングだったと述べ、現在のポジションに定借したのはこの2年ぐらいであること、またサイドバックからウイングに戻るためには修正が必要なものの、ウイングとしてプレーしてみたい気持ちはあるとも話しています。
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 サイドバックながら、積極的なオーバーラップが持ち味のシャミ選手は、前回の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップでも素晴らしいゴールを決めており、ウイングの資質ありそうなことは下の映像からもわかるかと思います。

2月17日のニュース:タイリーグが開幕-代表コンビは揃って勝利に貢献、クラスニキのWC予選出場が可能に、スランゴールFCはMBPJスタジアムが今季のホームとなる可能性も

タイリーグが開幕-代表コンビは揃って勝利に貢献
 マレーシアフットボールリーグMFLは今季は2月28日に開幕しますが、隣国タイのリーグは一足早く先週末に開幕しました。ボラセパマレーシアJP的に注目したいのは、今季、タイ1部リーグへ移籍した代表コンビの動向です。
 昨季は2部で優勝し、今季は1部に昇格したBGパトゥム・ユナイテッドには、MFLパハンFAからノーシャルル・イドラン・タラハが、また昨季2部準優勝でやはり今季1部に昇格したポリス・テロFCにはJDTからドミニク・タンが加入しました。
 ノーシャルル選手は、昨季5位のムアントン・ユナイテッド戦に先発しました。ちなみにBGパトゥム・ユナイテッドのFacebookでは、先発メンバーを告知するページにタイ語、英語に加えてマレーシア語の表記も登場するなど、マレーシア人サポーターにも親切な作りになっていました。なお、タイ代表の西野朗監督も視察に訪れたこの試合では、背番号99番のノーシャルル選手は前半終了と同時に交代しています。(写真はBGパトゥム・ユナイテッドのFacebookより)

 一方、タン選手が所属するポリス・テロFCは昨季2位のブリーラム・ユナイテッドと対戦、タン選手はチームが1−0とリードした74分に交代出場し、そのまま試合終了まで出場しました。(写真はポリス・テロFCのFacdbookより)

この他、タイ3部上部(北側)リーグのアーントーンFCにもやはりマレーシア人のMFザフアン・アゼマンが在籍していますが、背番号9のザフアン選手もチャチューンサオFCとの試合に先発出場し、前半終了と同時に交代しています。なおこの試合ではアーントーンFCは0−4と敗れています。(写真はアーントーンFCのFacebookより)

クラスニキのWC予選出場が可能に
 今季、MFLのジョホール・ダルル・タジムに加入したコソボ出身のリリドン・クラスニキはマレーシアサッカー協会FAMによる帰化プログラムを経て、マレーシア国籍を取得しました。これによって、国内リーグMFLではマレーシア人選手としての登録が可能となりましたが、マレーシア語紙ハリアンメトロ電子版によると、国際サッカー連盟FIFAからもマレーシア代表として試合に出場する許可が出たようです。
 FAMの帰化プログラム委員会の委員長を務めるダト・モハマド・ユソフ・マハディFAM副会長によれば、クラスニキ選手のマレーシア代表選手としての登録を許可する旨の連絡をFIFAより受け取ったとのことで、来月3月26日に予定されているFIFAワールドカップアジア二次予選のアラブ首長国連邦UAE戦に代表選手として出場するかどうかはタン・チェンホー監督に委ねると話しています。
 またもう一人の帰化選手候補であるペラTBGのギリェルメ・デ・パウラ(ブラジル)については、まずマレーシア国籍を取得した上で、FIFAの判断を仰ぐとしています。
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 クラスニキ選手がMFLで初めてプレーしたクダFAの当時の監督が、現在のタン・チェンホー代表監督ということもあり、一部では「問題児」とも言われているクラスニキ選手ですが、ケガや体調不良などの問題がなければ、フル代表に招集されるでしょう。
 3月26日対戦するUAEもFWセバスティアン・ルーカス・タグリアブエ(アルゼンチン)、FWカイオ・カネド・コレア、MFファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマ(いずれもブラジル)と3人の帰化選手を擁するチームですので、クラスニキ選手の加入は大きな補強になりそうです。

スランゴールFCはMBPJスタジアムが今季のホームとなる可能性も
 スランゴールFCのホームは8万人収容のシャー・アラムスタジアムですが、MFLの今季開幕前の施設検査で改修が必要との判断が出されています。英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、予定されているMFLによる2度目の施設検査でシャー・アラムスタジアムのMFLでの使用許可が下りない場合には、同じスランゴール州のクラナジャヤにあるMBPJスタジアムが今季のホームとなる可能性が浮上しています。
 1994年開場のシャー・アラムスタジアムは、施設検査後にピッチや更衣室の状況がMFLの規定する条件に合わない上、観客席を覆う屋根の部分についても改修を求める要望が出ていました。
 これについてスランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのジョハン・カマル・ハミドン事務局長は、改修作業が行われている原序を踏まえ、2度目の施設検査で使用許可は下りるだろうと述べています。
 なおスランゴールFCの今季最初のホームゲームはMFL第2節の3月7日にペラTBGとの試合が予定されています。
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 この記事では観客席を覆う屋根の部分についての言及がありませんでしたが、この改修についてはハミドンFAS事務局長はすぐには対処できないことを明言しており、ここが使用許可の争点になれば、今季のシャー・アラムスタジアムの使用は難しいとされています。
 個人的には家から近いMBPJスタジアムでスランゴールFCの試合が観戦できるようになると嬉しいのですが、こちらは収容人数が2万5000人程度で、スランゴールFCにとっては入場料収入などで大きな損失を負う可能性もあります。

2月10日のニュース:国内第2の金融グループがMFL1部の冠スポンサーに、スランゴールFCのホームに今季使用不可の可能性が浮上

国内第2の金融グループがMFL1部の冠スポンサーに
 
マレーシアフットボールリーグMFLの公式サイトでは、マレーシア第2の金融グループCIMB社がMFL1部スーパーリーグの冠スポンサーとなることを発表しています。これにより今季2020年シーズンのMFL1部の名称はCIMBスーパーリーグとなります。
 MFLはマレーシア最大のマルチメディア企業テレコム・マレーシア社(TM社)と3年間にわたるスポンサー契約を結んだことを発表したばかりですが、今回の契約はそれに続く有名企業との契約となります。なおCIMB社はMFL開幕戦として開催される昨季2019年シーズンのスーパーリーグ覇者ジョホール・ダルル・タジムJDT対昨季のFAカップで優勝したクダFAが激突するスンバンシーカップの冠スポンサーになることも決定しています。
 CIMB社は、2016年のリオオリンピックのケイリン競技のメダリストでもある「ポケット・ロケットマン」ことアジズル・ハスニ・アウァンや、アジア人としてスカッシュの世界ランキング1位になったニコル・デイヴィッドなどマレーシア人アスリートを支援してきた他、自社のNPOであるCIMB基金を通じて様々なスポーツの草の根活動にも支援を行なっており、今季クダFAでプレーするハディン・アワンやPJシティーのコギレスワラン・ラジ、パハンFAのデニシュ・ラジャシンガムなど、MFLでプレーする選手の中にもこのCIMB基金の支援を受けたアカデミーの出身者がいます。
 この他、CIMB社の運営するCIMB銀行発行のクレジットカード利用者は、MFLの試合のチケットが割引になることも発表されています。。
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 他のメディアの報道によれば、MFLとCIMB社のスポンサー契約は2年のようですが、TM社に続きCIMB社のスポンサー額は公表されませんでした…
 また、TM社とCIMB社がそれぞれ冠スポンサーとなったTMマレーシアカップ、CIMBスーパーリーグ、CIMBスンバンシーカップと出そろったところで、気になるのがMFL2部プレミアリーグのスポンサー契約です。2016年から2018年まではスポーツドリンクの100プラスがスポンサーでしたが、今季はMFLが冠スポンサーとして政府系企業と交渉中という噂が出ています。
(下はCIMB社とのスポンサー契約を伝えるMFL公式サイトの告知)

スランゴールFCのホームに今季使用不可の可能性が浮上
 今季は2月28日に開幕するMFLに向けて、各クラブは最終調整に余念がありませんが、MFLも開幕に向けて各クラブの本拠地がリーグが規定する条件に適応しているかどうかの検査を行なっています。そんな中、スランゴールFCのホーム、シャーアラムスタジアムがMFLによる検査で不適合と評価されていることがわかりました。
 マレーシアの通信社ブルナマによると、シャーアラムスタジアムの観客席を覆っている屋根部分の一部が剥がれ落ちており、MFLのシャズリ・シャイク・モハマドCOOがスランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASに対して、リーグ開幕前までにこの状況の改善を要望したということです。
 シャズリCOOは、MFLの試合で使用される全てのスタジアムはリーグ開幕日の2月28日から最低でも1週間前までには試合開催の認可を受ける必要があり、シャーアラムスタジアムについては、後日、再度検査を行うと話す一方、この要望後も改善が見られなければ今季中のMFLの試合開催許可は出せないとしています。
 同じ記事の中ではFASのジョハン・カマル・ハミドン事務局長へもインタビューが行われており、シャーアラムスタジアムの損傷については把握しているものの、その修理についてはFASの管轄ではない上、その予算もないとしています。
 シャーアラムスタジアムを管理するダルル・エーサン施設管理社(DEFM社)は数ヶ月前に屋根を修理する業者選定のための入札を行ったことは知っていると言うジョハン事務局長ですが、MFLによる査察とその状況改善の要望については承知していないと話しています。また万が一、シャーアラムスタジアムの使用許可が出ない場合には、スランゴールFCはMFLに協力して、他のスタジアムでホームゲームを開催するとしています。
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 先月1月に開催されたスランゴールアジアチャレンジ(SAC)では、観戦中に降り始めた雨が破れた屋根のすき間から吹き込んできたため、屋根の下にいるのに濡れてしまうという経験を私もしました。1994年完成のシャーアラムスタジアムは大掛かりな補修などはこれまでも行われていません。
 シャーアラムスタジアムが使えなくなる、と言う最悪の事態は避けたいところですが、万が一そうなった場合には、PJシティーFCのホームであるMBPJスタジアム、昨季までスランゴール・ユナイテッドがホームとしていたスラヤン市営スタジアム、UITM FCのホームであるUITMスタジアムなどが候補に上がっていますが、どれも満員になれば8万人収容となるシャーアラムスタジアムの代わりにはならず、上記のどのスタジアムで試合を行っても、スランゴールFCにとって収入面では大きなマイナスです。


 

2月6日のニュース:スランゴールFCはインドネシア遠征取りやめ、サラワクUは選手・スタッフにメディアとの接触を禁止、JDTがAFCカップの過去10年間のベストクラブ候補に上がる

スランゴールFCはインドネシア遠征取りやめ
 新型コロナウィルスの影響により中国遠征を取りやめたスランゴールFCは、インドネシアのジャワ島で開催される大会への参加が噂されていましたが、結局、出場を取りやめたことをスポーツ専門サイトフォックスポーツが報じています。
 サバFAも出場するすることになっている、この東ジャワ州知事杯大会は2月10日から始まりますが、スランゴールFCのバスカラン・サティアナタン監督は、2月28日のシーズン開幕に向けた準備は最終段階に入っており、現在の練習では戦術理解や選手間の連携確認に重点を置いているとして、長距離を移動する上、予選だけで5日間で3試合、決勝まで残れば11日間で5試合という日程の大会出場は今の時期には適切ではないと話しています。
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 中国遠征に続き、インドネシア遠征も中止したスランゴールFC。ドバイで合宿を行ったジョホール・ダルル・タジムJDT、カンボジアでの大会に参加したクダFA、現在はタイ遠征中のトレンガヌFCと、ライバルたちが国外で質の高い練習試合を組む一方で、バンコク・ユナイテッド(タイ)、ハノイFC(ベトナム)、プルシブ・バンドン(インドネシア)を招いて地元で行ったスランゴールアジアチャレンジSAC大会でも2試合しかできておらず、試合不足の感は否めません。
 クダFAとともに打倒JDTの一番手と思っていますが、大型補強を行ったにもかかわらず、昨季同様スタートダッシュにつまづくと、サティアナタン監督解任論が浮上する可能性もあります。

サラワクUは選手・スタッフにメディアとの接触を禁止
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、MFL2部のサラワク・ユナイテッドは選手、コーチ及びスタッフにメディアとの接触を禁止したようです。
 サラワク・ユナイテッドは、昨季2019年シーズンにMFL2部に所属していたスランゴール・ユナイテッドの経営権をサラワク州サッカー協会FASが買い取り、さらにそのリーグ所属権を譲渡された結果誕生したクラブです。昨季、同じMFL2部にはFASが運営するサラワクFAが存在していましたが、このクラブはリーグ最下位となった後、MFL3部のクチンFAとの入れ替え戦に敗れ、降格しています。
 サラワク・ユナイテッドのチームマネージャーを務めるハムザ・イブラヒム氏は、現在クラブは開幕に向けての準備期間中のため、メディアに対しては良い結果が出始めてから対応したいとニューストレイトタイムズに述べています。
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 このサラワク・ユナイテッドについては、先日のブログでスペイン出身のホアン・カルロス・マグロ監督が開幕を前に解任されたことを取り上げましたが、開幕が近づく一方で、プレシーズンマッチでのチームの不調もあり、このような措置になったのかもしれません。

JDTがAFCカップの過去10年間のベストクラブ候補に上がる
 アジアサッカー連盟AFC公式サイトでは、AFCカップの過去10年間のベストクラブを決める企画を行っています。
 AFCチャンピオンズリーグACLグループリーグに出場枠を持たない国のクラブを対象にした大会なので、日本のクラブとは無縁の大会ですが、いわゆるアジアの第2グループの国のクラブが、AFCクラブコンペティションランキングやクラブランキングのポイントを稼ぐには貴重な大会です。
 2004年から開催されているこのAFCカップでは、クウェートのクラブが4回優勝、イラクとヨルダンが同3回、シリアが同2回、バーレーンとレバノンが同1回と過去16回の大会の内、中東のクラブが14回優勝するなど中東のクラブが圧倒的な強さを誇っている大会です。そしての残り2回の大会では2011年にナサフ・カルシFC(ウズベキスタン)が、そして2015年にはJDTが優勝しています。
 そのAFCカップに過去10年間で出場したクラブからまずAFCが5クラブを選び、その中からサポーターの投票でベストクラブを選ぼうというのがこの企画です。候補となっている5クラブは以下の通りです。
・アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ(イラク):2016年から3連覇
・アル・クウェートSC(クウェート):2009年、2012年、2013年の覇者
・アル・カーディシーヤ・クウェート(クウェート)2010年と2013年準優勝、2014年優勝
・アル・アヘドFC(レバノン):昨季2019年の覇者
・JDT:2015年優勝、2016年ベスト4
 なおAFC公式サイトでは、今週日曜日2月9日のマレーシア時間(世界標準時+8時間)の12時まで投票を受け付けています。

1月29日のニュース:ACLプレーオフでクダFAはFCソウルに敗れる、スランゴールFCの賠償金に減額の可能性

ACLプレーオフでクダFAはFCソウルに敗れる
 昨日1月29日に行われたアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACLプレーオフで、クダFAはFCソウルに1−4で敗れ、ACL本選出場を逃しています。
 試合は、昨季の正GKイフワット・アクマルに代わり、PDRM FCから加入のGKシャーリル・サアリを先発させたアイディル・シャリン監督の起用がみごとに当たり、シャーリル選手が好セーブを連発し、試合開始直後から続くFCソウルの猛攻を防ぎ、試合は0-0のまま進みます。
 この試合の決定的な瞬間は36分でした。FCソウルのCKでゴール前に上がったボールをクダFAのDFレノン・アウヴェスがハンドし、アウヴェス選手にはイエローカードが出され、FCソウルがPKを獲得しました。しかし、問題はここからでした。執拗に抗議を続けるアウヴェス選手は、オマーンのオマル・アル・ヤコウビ主審は2枚目のイエローカード、そしてレッドカードを出し、アウヴェス選手は退場処分となりました。
 抗議中、アウヴェス選手は相手選手に押されたことを主張していたようですが、映像を見る限りでは激しい接触もなく、サッカー素人から見ても何をやってんだ!というプレーでした。FCソウルは獲得したPKをパク・チュヨンが決めて、1−0のスコアで前半が終了しました。
 それまでもFCソウルにはゴール前へのクロスボールを簡単に上げさせ、ゴール前でもフリーでヘディングシュートを打たせる場面が多かったクダFAは、数的に不利になるとさらにDF陣の綻びが目立ち始め、49分にはパク・ドンジンのヘディングシュートが決まり、FCソウルは2-0とリードを広げました。しかしその後の52分にはクダFAの主将バドロル・バクティアルのFKをFCソウルのオスマル・イバニェス・バルバがオウンゴールし、クダFAが1-2と1点差に詰め寄りました。
 しかしオウンゴールしてしまったバルバ選手は、63分にクダFAのペナルティエリアの外から素晴らしいFKを決め、FCソウルは再び3-1とリードを広げ、さらに90分にはイクロムジョン・アリバエフがこれまたカーブのかかった美しいシュートを決めて4−1となり、試合はこのまま終了しました。
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 プレーオフとは言えACLデビューとなったクダFAは、終始FCソウルに押される展開でした。それでも何とか持ち堪えていたクダFAにとっては、返す返すも残念なのはアウヴェス選手の退場でした。また、マレーシア出国が遅れ、この試合への出場が心配されたクパ・シャーマンも先発メンバーに名前を連ねましたが、試合の映像を見る限りでは目立った場面はありませんでした。
(映像はAFCによる試合のハイライト、写真はクダFAのFacebookより)

スランゴールFCの賠償金に減額の可能性
 このブログでも取り上げたスランゴールFCの中国広東省での大会出場辞退とそれに伴う賠償金問題が新たな展開です。
 マレー語紙ブリタハリアン電子版によると、大会直前の事態によりスランゴールFCは大会主催者より30万リンギ(およそ800万円)の賠償金を請求されていた梅州客家カップが結局、新型コロナウイルス感染の拡大を理由に開催中止となったことで、賠償請求額が減額される可能性が出てきたようです。
 スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのジョハン・カマル・ハミディン事務局長は、請求されている賠償金の減額について交渉中であることを明かしています。大会中止となったものの、主催者は賠償金を請求しているということですが、その金額は当初の金額から減額され、半額になる可能性もあるとジョハン事務局長はブリタハリアンとのインタビューで答えています。
 ただし、この賠償金請求に当初の予算が変更になったことから、中国での大会に代わる海外遠征は行わず、今後は国内でプレシーズンの練習や試合を行なっていく予定であることも明かしています。

1月27日のニュース:マレーシア割り当てACLプレイオフ予選枠が2つに、クダFAはエースを欠いてソウルFCと対戦か、スランゴールFCが対戦カード別に設定したチケット価格を導入

マレーシア割り当てACLプレイオフ予選枠が2つに
 明日1月28日にはクダFAとソウルFCがアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACL本選出場をかけたプレイオフで対戦しますが、マレーシアに割り当てられているこのプレイオフ予選出場枠が、現在の1から来季2020/2021シーズンは2となることを、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 記事の中でマレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、最新のAFCクラブコンペティョンランキングでマレーシアが東アジアで9位となったことによることによる出場枠増であること、そしてACLプレイオフ予選枠は1つ増えるもののAFCカップの出場枠数には変更がないことも明らかにしています。
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 ACLプレーオフ予選出場枠増は、マレーシア自体の活動というよりも来季の本選出場クラブ数が現在の32から40へと増えることに伴うものでしょう。但し、その増加枠にプレーオフ予選枠とは言え、1枠増となったのは明るいニュースです。
 ところでこのAFCクラブコンペティションランキングは、かつてはMAランキング(Member Associationランキング)とも呼ばれていましたが、最新となる2019年のランキングでマレーシアはアジアで全体は18位、東南アジアではタイ(8位)、フィリピン(13位)、ベトナム(16位)に続く4番目となっています。なお、2018年のランキングはタイ(8位)、マレーシア(13位)、フィリピン(17位)、ベトナム(21位)の順でした。
 なお、このランキングは、各国のクラブの過去4年間のAFC主催大会での戦績(90%)と各国のFIFAランキング(10%)から算出されるポイントに基づくようなので、近年のフィリピンやベトナムの代表チーム好調さなども反映されているのでしょう。
 ちなみに上で取り上げたクダFAは、ACLプレーオフ二次予選で香港の大埔足球会に勝利したことによって、最新のAFCクラブランキングでは順位が9位上昇して117位となっていますが、これはMFLクラブではACL本選から出場するジョホール・ダルル・タジムJDTの49位に次ぐ成績です。MFLクラブはこの他、フェルダ・ユナイテッドが121位、ペラTBGが124位につけています。(なお順位などのデータはFooty Rankingを参考にさせていただきました。)

クダFAはエースを欠いてソウルFCと対戦か
 先週土曜日1月25日にソウル入りし、明日1月28日にACL本選を賭けてソウルFCと対戦するクダFAのエース、FWクパ・シャーマンがチームに帯同していないとサッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 現地での練習でも姿が見られず、クダFAのサポーターの間でシャーマン選手の動向が心配されていましたが、クダFAを運営するクダ州サッカー協会KFA関係の話では、シャーマン選手はビザに関する問題で、またDFカイルル・ヘルミ・ジョハリは税金に関する問題でチームと共に出国できなかったようです。
 シャーマン選手のビザ問題は解決し、既にソウルへ出発したという非公式情報もある一方で、クダFAのアイディル・シャリン監督は、この件について言及を避け、もしシャーマン選手がチームに合流できない場合には他の選手で対応すると話しています。
 なおACLでは同時に出場できる外国籍選手は4名に限られていますが、クダFAの5名の外国籍選手の内、シャキール・ハムザ(シンガポール)は、シンガポール1部リーグのホーム・ユナイテッド在籍時に出場したAFCカップで4試合出場停止処分を受けており、先日の大埔足球会は出場できず、明日のソウルFC戦も出場できません。
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 昨季2019シーズンの得点王の看板を背負って、今季加入したシャーマン選手が明日の試合に出場できないとなると、クダFAには大きな痛手ですが、Kリーグ昨季3位のソウルFC相手にアイディル監督がどんな戦術、どんな選手起用で臨むのかに注目したいと思います。

スランゴールFCが対戦カード別に設定したチケット価格を導入
 スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのFacebookでは、今季のMFLの試合でのチケット価格が対戦カードによって2段階になったことを発表しています。
 昨季のMFLで上位のクラブのJDT、パハンFA、クダFA、ペラTBG、トレンガヌFC戦はティア1(第1階層)として、オープンスタンドのチケットが大人20リンギ(およそ540円)、その他のマラッカ・ユナイテッド、PJシティFC、フェルダ・ユナイテッド、サバFA、PDRM FC、UITM FC戦はティア2(第2階層)大人15リンギとなっています。なお、マレーシアカップとFAカップの準々決勝と準決勝の試合もティア1扱いとなり、チケットは20リンギとなります。また12歳以下の子どもはティア1あるいはティア2に関わらず5リンギと昨季より据置となっています。
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 日本とマレーシアとでは、物価の違いや、快適さや利便性を含めて施設面、そしてプレーの質など様々な違いがあるので、一概には比較はできませんが、Jリーグのチケットに比べれば、かなり安い価格設定になっています。しかし、スランゴールFCはオープンスタンドのシーズンパスが109リンギで販売しており、8試合以上観戦なら、シーズンパスの方がさらにお得になっています。
(下は新たなチケット価格を告知するFASのFacebookページ) 

1月26日のニュース(2):スランゴールFCは賠償金を支払って中国での大会出場辞退、その後、スランゴールFCが参加予定だった大会は中止に

スランゴールFCは賠償金を支払って大会出場辞退
 広東省梅州市五華県をホームとする梅州客家(メイゾウハッカ)FCが主催する梅州客家カップへの出場を取りやめたスランゴールFCは、主催者に賠償金として30万リンギ(およそ800万円)を支払わねばならない事を、スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのジョハン・カマル・ハミドン事務局長がスポーツ専門サイトのフォックススポーツに明らかにしています。
 昨日1月24日から始まる大会へ向けて、チームがマレーシアを出発する数時間前に下された決断にはそんな事情があったようです。「30万リンギの賠償金はFASにとって痛手だが、選手の安心安全には代えられない」とフォックススポーツに語ったハミドン事務局長は、賠償金は主催者負担の移動費や既に売られているチケットの費用をカバーするものだろうとしています。
 この大会はホストの中国2部リーグの梅州客家FCとスランゴールFCの他、タイ1部リーグのチョンブリーFC、韓国1部リーグの尚州尚武FCの合計4クラブが参加することになっていましたが、サポーターから参加中止を求める声が同様に上がっているものの、スランゴールFC以外の両クラブは予定通り参加しています。
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 スランゴール州サッカー協会FASは危機管理能力が足りない、などと書きましたが、FASには大変失礼しました。スランゴールFCがすぐに大会出場辞退を決められなかったのは、辞退すればこの賠償金支払いが求められる状況にあったからだったようです。そんな事を知らずに批判をしましたことを改めてFASにお詫びします。
 出場強行を取り上げた最初の記事には、チームマネージャーのマハフィズル・ルシディン氏の「マレーシア政府による渡航禁止警告などが出されない限り、参加中止はできない」という発言がありました。今、考えれば、おそらく政府がこのような措置が取っていれば、賠償金支払い義務も発生しなかったことから、このような発言になっていたのでしょう。
(写真はチョンブリFCのFacebookより。スランゴールFCも参加していれば、このような厳重な装備で参加していたのでしょう。)

その後、スランゴールFC参加予定だった大会は中止に
 上の記事を書いて、さてアップしようかと思ったところに新たなニュースが入ってきました。なんと梅州客家カップそのものが中止になったようです。
 主催者の梅州客家FC側からチョンブリFC、尚州尚武FCへ通達があったものようで、チョンブリFCは明日1月27日にタイへ帰国するようです。
 最新では56名が亡くなられ、中国国民の海外渡航が禁止となる中、海外から参加するクラブの選手やスタッフの健康は心配ですが、人が集まるところへいくことが憚られるこの状況下でサッカーの試合をしてもどの位観客があるまるのかも定かではないなか、当然の判断でしょう。
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 この大会中止を受けて、スランゴールFCの賠償金負担の話も変わってきそうです。たとえ賠償金額を請求されるとしても、さすがに最初の請求通り30万リンギとはならないでしょう。

1月26日のニュース:MFLクラブのシーズンパス比較

本日1月26日は日曜日の上、中国正月2日目とマレーシアでは3連休の中日です。大きなニュースもないため、今回は趣向を変えて、今季2020年のMFL各クラブのシーズンパスを比較します。 なお現時点で、価格や特典などが発表になっているMFL1部の5クラブとMFL2部ヌグリ・スンビランFAのの5クラブの比較です。(写真はいずれも各クラブのFacebookより)

ジョホール・ダルル・タジムJDT
現在は更新のみ受付中で、新規シーズンパスの募集は行われていません。
更新に関しては、以下の通りです。
シーズンパス(ユニフォーム付き):600リンギ(およそ1万6000円、1リンギ葉26.8円で換算)
シーズンパス(ユニフォームなし):400リンギ

スランゴールFC
VIPシーズンパス:399リンギ 
<特典>
・VIPパス保持者限定ポロシャツ
・VIPパス保持者限定マフラー
・VIPパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年選手支給ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ
オープンシーズンパス(ユニフォーム付き)199リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年選手支給ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ
オープンシーズンパス(ユニフォームなし)109リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
子どもオープンパス:79リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年ファンクラブ用ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ

ペラTBG
プラチナシーズンパス:1,000リンギ
・プラチナパス専用駐車場利用券
・ハーフタイム食事券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
・ネックストラップ
・ペラTBGカレンダー
ゴールドシーズンパス:500リンギ
・ハーフタイム食事券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
・ペラTBGカレンダー
Aゲートテラス席シーズンパス:230リンギ
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
Dゲートテラス席シーズンパス:230リンギ
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)

マラッカ・ユナイテッド
クラウンシーズンパス:1,898リンギ
<特典>
・限定ウォーターボトル
・ノート
・フリッジマグネット
・万年筆
・キーホルダー
・キャップ
・ハーフタイムにロイヤルボックスにて食事可能
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・バッグ
・モバイルバッテリー
・スクリーンプロテクター
・コーヒーマグ
ダイアモンドシーズンパス:1,198リンギ
<特典>
・ハーフタイムにロイヤルボックスにて食事可能
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・バッグ
・モバイルバッテリー
・スクリーンプロテクター
・コーヒーマグ
プラチナシーズンパス:498リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・スクリーンプロテクター
ゴールドシーズンパス:498リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
シルバーシーズンパス:198リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
シルバーシーズンパス:118リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット

トレンガヌFC
ゴールドシーズンパス:600リンギ 
<特典>
・試合観戦保険
・ゴールドパス保持者限定Tシャツ
・座席番号つきパス保持者用シート
・ウォーターボトル
・キャップ
・リストバンド
・クッション
・ゴールドパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・チームポスター
・マフラー
・ネックストラップ
ホワイトシーズンパス:400リンギ
<特典>
・リストバンド
・ホワイトパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・チームポスター
・マフラー
・キーホルダー
・ネックストラップ
ブラックシーズンパス:300リンギ
<特典>
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手ファンクラブ用ユニフォーム
・チームポスター
・キーホルダー
・ネックストラップ

ヌグリ・スンビランFA
シーズンパス:220リンギ
<特典>
・シーズンパス-1人2枚のリーグ戦とカップ戦のホームゲーム入場券
・アドミラル社製ヌグリ・スンビランFAのTシャツ(2枚)
・ヌグリ・スンビランFA公式グッズ10%割引特典

1月25日のニュース:スランゴールFCは中国遠征中止を決定、JDTはドバイで順調にキャンプを実施中

恭喜發財(ゴンシーファーチャイ)!マレーシアは今日が旧正月(中国正月)の初日で国民の祝日です。ちなみに日本の報道ではこの中国正月を表す言葉として「春節」という表現をよく見ますが、マレーシアではほとんど見かけません。冒頭の恭喜發財は、簡単に言えば「お金が儲かりますように」という表現ですが、日本の「あけましておめでとう」のような新年の挨拶のように交わされます。

スランゴールFCは中国遠征中止を決定
 スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASは公式ホームページで、中国広東省で開催される梅州客家カップへの出場を予定していたスランゴールFCは、この大会への出場を取りやめた事を公表しています。
 昨日1月24日のこのブログでは、チームマネージャーが参加予定に変更なしの発言を取り上げましたが、FASのホームページでは、新型コロナウイルス患者数増加の状況で、選手およびスタッフの安全、さらにはマレーシア家族の安全などに関して各方面からの助言を受け、参加中止を決定したとしています。
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 これを書いている時点で既に40名以上の方が亡くなられており、大会出場取り止めは正しい判断のように思えます。当たり前の結論に達するのにこれだけ時間がかかったのは、FASの危機管理能力の低さなのか、それとも主催者に対する対面を保とうとした結果なのでしょうか。

JDTはドバイで順調にキャンプを実施中
 マレーシアフットボールリーグMFLの各クラブは、インドネシアやフィリピン、カンボジアなど近隣諸国でプレシーズンのキャンプや練習試合をこなしていますが、MFL1部6連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTは、アラブ首長国連邦UAEのドバイに順調にキャンプをこなしているようです。
 昨季までは2年連続のタイキャンプを行っていたJDTですが、JDTオーナーでTMJことジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿下は「質の高い練習試合の相手を求めて」ドバイキャンプを実施したとしています。
 JDTのFacebookには連日、現地の映像が上がっていますが、練習場までスーパーカーで移動したり、豪華な食事をしたりと他のクラブの選手が憧れるような映像も多く上がっていますが、その一方でTMJが話す通りラトビア1部リーグの昨季チャンピオン、リガFC(結果は0−2と敗戦)、今季UAEプロリーグ13位のアル=フジャイラSC(ジオゴのゴールで1-0と勝利)との練習試合を既に終え、この後はトルクメンスタン代表、MSKジリナ(今季スロバキア1部リーグ2位)、エミレイツSC(今季UAE2部リーグ首位)との試合が予定されています。
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 先日のこのブログでは、バンコク・ユナイテッド監督の「JDT」リーグのままでは、MFLもマレーシア全体の発展にも寄与しない、というコメントを取り上げましたが、そのJDTがMFLのクラブ以上にアジアや世界を見据えている限り、打倒JDTは難しそうです。先日開催されたスランゴールアジアチャレンジを主催したスランゴールFC、今月末にACL本選出場をかけて試合に臨むクダFA以外は、国内リーグで精一杯、といったところかも知れません。