Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第12節結果とハイライト(1)

2022年7月16日(土)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
クランタン・ユナイテッド 1-1 PDRM
⚽️クランタン:アミルル・シャフィク・チェ・ソー(60分)
⚽️PDRM:ナビル・ラトピ(87分)
🟨クランタン(1):ファイサル・ロスリ
🟨PDRM(1):アミル・サイフル・バデリ
MOM:アレクサンダー・アムポンサ(ペラ)
 クランタン・ユナイテッドの本山雅志、深井脩平の両選手はいずれも先発し、本山選手は56分に交代しましたが、深井選手はフル出場しています。

2022年7月16日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-0 トレンガヌII
🟨ペラ(5):サンデー・アフォラビ、フィルダウス・サユディ、ワン・ザック・ハイカル、ルチアーノ・グアイコチェア、ユスリ・チェ・ラー監督
🟨トレンガヌ(3):ワン・ファズリ・ワン・ガザリ、アルグジム・レゾヴィッチ、リズアン・ラズリ
🟥ペラ(1):ヴィジェイ・バル・スブラマニアム チームドクター(!)
MOM:サンデー・アフォラビ(ペラ)

2022年7月18日(月)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
クランタン 1-0 UITM
⚽️クランタン:サイド・ソブリ(77分)
🟨クランタン(1):アミルル・シャフィク・チェ・ソー
🟨UITM(1):アイズル・アシュラフ
MOM:サイド・ソブリ(ペラ)
 この試合がMリーグデビューとなったクランタンの原健太選手は先発して、フル出場しています。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第10節結果とハイライト(2)

2022年7月22日(金)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
クランタン 1-1 JDT II
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ(19分)
⚽️JDT:ダリル・シャム(50分)
🟨クランタン(3):ジャスミル・メハトー、フェリペ・エレダ、サイド・ソブリ
🟨JDT(4):ダニエル・ティン、ジュニオール・エルドストール、アイサル・ハディ、フェロズ・バハルディン
🟥クランタン(1):ジャスミル・メハト(🟨x2)
MOM:サイド・ソブリ(クランタン)
クランタンの原健太選手は先発してフル出場しています。

2022年7月22日(金)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM MSNプロジェクト 1-2 スランゴール2
⚽️FAM:ロクマン・バー(60分)
⚽️スランゴール:リッチモンド・テッテー(16分)、イズリン・イブラヒム(85分)
🟨FAM(1):ハズワン・ハサン
🟨スランゴール(1):イクワン・ハフィゾ
MOM:アシマウイ・ヤキン(スランゴール)

7月21日のニュース
Mリーグが大改革を断行-来季は1部に日本人選手5名の可能性も

先日のこのブログでも取り上げた国内リーグMリーグ改革の具体的な内容が、リーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLより正式に発表されています。MFLの公式サイトによると、「国内リーグを各チームがよりダイナミックに競い合うものにする」目的のもと、MFLの臨時総会でスーパーリーグとプレミアリーグ全チームの同意を得て、来季2023年リーグから実施される変更は、大きく分けて6つあります。

1)現行のスーパーリーグとプレミアリーグを再編成して一本化-18チーム編成のスーパーリーグを2023年より開始し、2024年以降は16チーム編成に

来季2023年シーズンは、現行の1部スーパーリーグ12チームと2部プレミアリーグ10チームを再編して新たなスーパーリーグとして暫定的に18チーム編成で開催し、2024年シーズン以降はこれを16チームに絞って開催していきます。
 また今季のプレミアリーグ9位と10位のチームは、3部リーグのM3リーグの1位、2位と入れ替え戦を行い、この入れ替え戦に勝利した2チームは来季のスーパーリーグでプレーしますが、M3リーグのチームが勝利した場合には、スーパーリーグのクラブライセンス資格を満たすことが条件の上でスーパーリーグ参加となります。

<解説>
 現行のチーム数ならば、本来は12+10=22チームとなる2023年シーズンのスーパーリーグですが、プレミアリーグ10チーム中,3チームはスーパーリーグのクラブ(JDT、トレンガヌ、スランゴール)のセカンドチームであり、1チームはマレーシアサッカー協会FAMが運営する育成目的のチームとなっていることから、残る6チーム(クランタン、クチンシティ、クランタン・ユナイテッド、PDRM、UITM、ペラ)全てが2023年シーズンのスーパーリーグに参入することになります。
 上の説明では今季のプレミアリーグ9位と10位のチームが入れ替え戦出場と書きましたが、スーパーリーグ昇格権があるのはこの6チームなので、正確にはこの中の下位2チームが入れ替え戦に出場します。
 また現在、スーパーリーグでプレーしている日本人選手は加賀山泰毅選手(サバ)だけですが、これに今季はプレミアリーグでプレーしている本山雅志選手、深井脩平選手(いずれもクランタン・ユナイテッド)、谷川由来選手(クチンシティ)、原健太選手(クランタン)の4選手が来季残留となれば、国内トップリーグに日本人選手5名が在籍する可能性もあります。

2)スーパーリーグ18チームのU23チームを対象としたリザーブリーグの開設

新たなスーパーリーグを構成する18チームには、U23チームの保持が義務付けられるとともに、このU23チームが出場するリザーブリーグが新たに発足します。
 現行のスーパーリーグとプレミアリーグの各チームには既にU21とU19のチームを持つことが義務付けられていますが、この年代の選手たちとトップチームの選手との実力差、経験差は大きいことから、その差を埋めるものとして設置されるのがリザーブリーグです。このリザーブリーグ設置は、トップチームでは出場機会が少ない若い選手により多くの試合出場機会と試合出場時間を作り出すことを目的としています。
 リザーブリーグでプレーするU23チームには、23歳以上の「オーバーエイジ選手」5名(外国籍選手を含む)の登録が可能です。ただしリザーブリーグの主旨であるマレーシア人選手の出場機会確保の目的から、ピッチ上では同時に起用できるのは外国籍選手2名を含む3名のオーバーエイジ選手のみとなります。

<解説>
現在の2部プレミアリーグには3つのセカンドチームが在籍していますが、どのチームにも4名の外国籍選手が存在します。これらのセカンドチームがプレミアリーグでプレーするのは、若い選手の育成目的よりも、外国籍選手を含めたトップチームの選手の調整の場、という性質が強いものです。
 今回のリザーブリーグ開設により、各チームの若いマレーシア人選手は試合出場時間を得やすくなる反面、これまでU23チームを持たなかったクラブにとっては、U23チームの設置が義務付けれたことにより、クラブの経営が圧迫され、それが理由となる給料未払い問題が発生しやすい土壌を作ることにならないか、という懸念の声もあります。

3)3部リーグ以下のセミプロ化に伴う再編成が終わるまでプレミアリーグは開催なし

1部スーパーリーグと2部プレミアリーグが一本化されることにより、プレミアリーグは当面開催されません。この休止期間を利用して、MFLは現在の3部リーグにあたるM3リーグ以下を統括するアマチュアフットボールリーグと協力して「クラブ育成プログラム」を発足させます。M3リーグと2部プレミアリーグとのクラブ間では実力差だけでなく、クラブ運営面でもその差が大きいことから、MFLはこのプログラムを通じて、M3リーグ以下のクラブのセミプロ化やプロ化を支援し、国内リーグのレベルの底上げを目指します。
 またM3リーグのクラブは来季以降もFAカップに出場します。

<解説>
今季のMリーグ3部、M3リーグ以下は、各クラブに外国籍選手や外国籍指導者との契約を禁止するなど、上部リーグとは異なる条件で開催されています。また一昨年からM3リーグをアマチュアとプロが混在するセミプロリーグ化する意向があることを明らかにしていますが、新型コロナを理由にこれが全く進んでいませんでした。
 今回の発表では、現在のM3リーグが将来の2部プレミアリーグに該当することから、プロリーグであるスーパーリーグとの間で行われる将来の入れ替え戦に耐えうるクラブの育成が急務となります。

4)外国籍選手は1チームあたり最大9名まで契約可能-ただしベンチ入り6名でピッチ上には5名まで

現行の規定では、スーパーリーグでは外国籍選手5名(国籍問わず3名+アジア1名+アセアン1名)、プレミアリーグでは同4名(国籍問わず3名+アジア1名)が可能ですが、プレミアリーグにセカンドチームを持つJDT、トレンガヌ、スランゴールはこの規定に基づき9名の外国籍選手を登録していた一方で、セカンドチームを持たない各クラブはスーパーリーグでは5名、プレミアリーグでは4名のみの登録が可能でした。この「不均衡」を解消するため、2023年シーズンからはスーパーリーグ各チームは最大で9名の外国籍選手の登録が可能になります。

<解説>
アジアサッカー連盟AFCは、2023/24シーズンからAFCチャンピオンズリーグACLでの外国籍選手枠拡大を発表しています。現行の4名(国籍問わず3名+アジア枠1名)から6名(国籍問わず5名+アジア枠1名)へとなることから、Mリーグもそれに近づけるために、現行の5名ベンチ入りから6名ベンチ入りへと変更していますが、その一方でマレーシア人選手の出場機会の確保を目的として、ピッチ上でプレーできるのは最大5名という数字は維持しています。
 また最大9名が登録可能になったことにより、外国籍選手を多く獲得するだけの 資金のあるチームとそうでないチームとの差が大きく現れそうです。

5)FAカップおよびマレーシアカップの開催方式の変更

AFCはACLの秋春制への移行を発表していますが、この変更に伴い、マレーシアカップおよびFAカップの開催方式の変更が検討されています。

<解説>
従来はリーグ戦終了後の8月以降に開催されてきたマレーシアカップの開催方式と開催時期が見直されます。マレーシアカップは、現行ではスーパーリーグ1位から11位までとプレミアリーグのセカンドチームを除いた上位5チームの合計16チームだけが出場する大会ですが、新たなスーパーリーグの上位16チームのみが出場するのか、スーパーリーグ全18チームによる大会となるのか。今後の発表を待ちたいと思います。ACLやAFCカップの日程と重なってしまうことを避けるために開催時期も変更になることは必至です。
 またスーパーリーグ各チームの試合数が現在の22試合から34試合となることで、リーグ戦と並行して行われてきたFAカップについても何らかの変更が実施されそうです。

6)U19チーム出場のユースカップとU21チーム出場のプレジデントカップの開催方式の見直し

MリーグのU19チームが出場とするユースカップと、U21チームが出場するプレジデントカップはマレーシアサッカー協会が運営するリーグ戦ですが、MFLはFAMに協力して、各年代別チームの試合数を増やすような 開催方式を提案していくということです。

*****

「国内トップリーグであるスーパーリーグが1チームあたり年間22試合では少なすぎる」というFIFAの「助言」をもとに動き出したMリーグ改革ですが、今回の改革により試合数は確かに増えるものの、その質が担保できるのかという疑問は残ります。トップリーグのチーム数が増えることで、クラブ間の格差もより明らかになり、資金力が豊富なチームはさらに有利に、そうでないチームはさらに不利になる改革に思えます。
 例えば資金力のあるJDTがリーグ10連覇、20連覇を続け、ACLでも結果を残すようになる可能性がある反面、下位のクラブは降格しない程度に勝ち星を重ねるといった国内リーグにもなりかねず、トップリーグがその中で二極化するといった事態も考えられます。
 ボラセパマレーシア的には不安しか感じられないこの改革ですが、この改革によってMリーグがより多くのファンを惹きつけ、また商業的にも成功するのかどうかはMFLと各クラブの努力、そしてそれを支える私たちファンにかかっています。

.

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第10節結果とハイライト(1)

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第10節が6月25日から6月27日にかけて開催されました。東南アジア競技大会通称シーゲームズ、そしてAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選開催などで中断していたプレミアリーグは前節第9節が5月28日でしたので、およそ1ヶ月ぶりの再開となっています。
 また中断期間中には今季2度目のトランスファーウィンドウも開かれており、複数のクラブが外国籍選手の入れ替えや新たなマレーシア人選手を獲得しています。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年6月25日(土)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
クランタン・ユナイテッド 0-1 ペラ
⚽️ペラ:ルチアーノ・グアイコチェア(87分)
🟨クランタン(0)
🟨UITM(1):ランディ・バルー
MOM:シャミム・ヤハヤ(ペラ)
 昨季まで在籍した選手に対する給料未払い問題を理由に、今季開幕前のトランスファーウィンドウでは、FIFAにより外国籍選手を含めた新規選手との契約禁止処分を受けたペラは、U21やU19の選手を起用してプレミアリーグの前半戦を戦ってきました。しかし、新たなオーナーとなった携帯電話会社のXOX社が未払い給料を完済したことにより、FIFAに新規選手獲得禁止処分も解除されています。これによりMFスティッペ・プラジバット (32歳、クロアチア)、MFルチアーノ・グアイコチェア(30歳、アルゼンチン)、MFサンデー・アフォラビ(22歳、ナイジェリア)の外国籍3選手、さらに経験豊富な元代表選手のインドラ・プトラ・マハユディン(KLシティから加入)、ワン・ザック・ハイカル(スランゴールから加入)らを今季2度目のトランスファーウィンドウで獲得したペラは、この試合ではXOX社のロゴをつけた新たなユニフォームで試合に臨みました。
 1部スーパーリーグ昇格を目指すクランタン・ユナイテッドは、この試合に勝って首位のクランタンとの差をできるだけ縮めておきたいところですが、クランタン・ユナイテッド、ペラともにゴールを破れず、試合は終盤に差し掛かります。このままスコアレスドローで終了かという雰囲気が漂い始めた87分、クランタン・ユナイテッドゴール前へのロングボールにルチアーノ・グアイコチェアが反応し、深井脩平選手をかわしてシュートを決め、ペラが勝ち越します。
 ロスタイムにはクランタン・ユナイテッドにも好機が訪れましたが、これをものにできず試合は1-0でペラが勝利し、クランタン・ユナイテッドにとっては痛い敗戦となりました。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手はいずれも先発し、深井選手はフル出場、本山選手は89分に交代していますが、ロスタイムのフリーキックは、本山選手が残っていれば..という場面でした。

2022年6月25日(土)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 2-1 PDRM
⚽️クチンシティ:ファイズ・ワン・スライマン(8分)、アブ・カマラ(90+3分)
⚽️PDRM:ドゥルクスワラン・ガネサン(70分)
🟨クチンシティ(3):ズルアズラン・イブラヒム、ヒドヒル・イドリス、ジョセフ・カラン・ティー
🟨PDRM(3):チェ・モハマド・サフワン・ハズマン・チェ・ハサン、アミール・アリ、アミル・サイフル
MOM:
 1部昇格を目指す両チームですが、クチンシティは、膝のケガで出場がわずか2試合だったMFキアヌ・マーシュ=ブラウンに代えてMFガブリエル(23歳、ブラジル)を獲得していますが、この試合ではベンチ入りしたものの出場はありませんでした。一方のPDRMはFWミルベク・アクマタリエフ、MFセメテイ・ダニヤロフのキルギスコンビに代えてFWミロシュ・ラチャニー(34歳、スロバキア)、MFファディ・アワド(29歳、ヨルダン)を獲得していますが、この試合ではファディ・アワドが先発しています。
 試合は8分に先制したクチンシティが前半はPDRMを圧倒するも、ことごとく好機を活かせず嫌な展開になった中、70分にPDRMが同点追いつきました。互いに首位のクランタンからはこれ以上離されたくない両チームは勝点3を得るためゴールに迫りましたが、ロスタイムにアブ・カマラのヘディングシュートが決まり、クチンシティが勝利を収めています。

2022年6月25日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 3-0 トレンガヌII
⚽️UITM:アフマド・ザフリ・ザカリア3(26分、38分PK、54分PK)
🟨UITM(2):アズリディン・ロスリ、アリフ・サフワン
🟨トレンガヌ(1):ルーク・ウッドランド
MOM:アフマド・ザフリ・ザカリア(UITM)
 トレンガヌIIでは出場機会に恵まれず、今季2度目のトランスファーウィンドウでUITMに期限付き移籍したアフマド・ザフリ・ザカリアが古巣を相手に挨拶代わりのハットトリックを決めています。

今節第10節に予定されていたFAM MSNプロジェクト対スランゴール2、クランタン対JDTIIは、いずれも7月11日に順延されています。FAM MSNプロジェクト対スランゴール2の順延については、両チームからは来月7月2日開幕する東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権に出場するマレーシアU19代表に多くの選手が招集されているためと説明されています。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第10節一部終了時)

チーム得失差勝点
1KEL97111551022
2JDT970222111121
3KCH106222114720
4TRE106131991019
5KLU1043399015
6PDRM103251320-711
7UITM10316913-410
8SEL92341013-39
9FAM901837-141
10PRK103071020-10*0
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第10節一部終了時)

ゴール数選手名所属
18フェルナンド・ロドリゲスJDT
8アブ・カマラKCH
28マルティン・アダメックPDRM
7ジョーダン・ミンターTRE
36ンジョク・ジェイコブKLU
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
4ニック・シャリフ・ハセフィSEL
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第9節結果とハイライト

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第9節が5月27日から5月28日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月27日(金)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 2-1 ペラ
⚽️クチン:アリフ・ハサン(36分)、アブ・カマラ(59分)
⚽️ペラ:ハキミ・マット・イサ(63分PK)
🟨クチン(0)
🟨ペラ(1):アリフ・ザカリア
MOM:ヒディル・イドリス(クチンシティ)

 クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月27日(金)@KLフットボールスタジアム(クアラ・ルンプール)
クランタン 0-0 クランタン・ユナイテッド
🟨クランタン(2):サイド・ソブリ、ナタニエル・シリンゴ・リンゴ
🟨クランタン・ユナイテッド(1):アミド・サリフ
MOM:カイルル・リザム(クランタン・ユナイテッド)

 いずれもマレー半島北部のクランタン州を本拠地とする両チームの「クランタン・ダービー」がまさかのクアラ・ルンプール開催。
 本来ならクランタン州のコタ・バルでしか観戦できないはずの「クランタン・ダービー」が、コタ・バルから450キロ以上離れたクアラ・ルンプールで開催ということで、観戦してきました。観衆は1200名ほどでしたが、試合前にはマレーシア国家の斉唱に続き、クランタンサポーターのリードでクランタン州歌をスタンド全体が歌い、両チームの選手もそれを直立して聞くなど、いつものプレミアリーグの試合とは異なる雰囲気の試合でした。
 試合の方は、前節のクチンシティ戦とは違い、気のせいかクランタン・ユナイテッドの選手たちの動きは良く、リーグ首位と好調のクランタンと引き分けています。
 一方クランタンでは、マレーシア人選手トップの5ゴール(8試合)を挙げ、A代表に招集すべきとの声も上がっていたクランタンのヌルシャミル・アブドル・ガニに注目しましたが、絶対的な好機を決め切れないなど、少なくともこの試合を見る限りでは、まだA代表に呼ばれるべき選手とは言えないという印象でした。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月27日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 3-2 スランゴール2
⚽️JDT:フェルナンド・ロドリゲス2(53分、60分PK)、ガブリエル・ニーストロイ(90+2分)
⚽️スランゴール:ニック・シャリフ・ハセフィ(29分)、カイリ・スフィアン(76分)
🟨JDT(2):フェルナンド・ロドリゲス、ガブリエル・ニーストロイ
🟨スランゴール(2):イクマル・ラムラン、ザーリル・アズリ
MOM:ニック・シャリフ・ハセフィ(スランゴール2)

2022年5月28日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 1-5 トレンガヌII
⚽️FAM:ハズワン・ハサン(50分)
⚽️トレンガヌ:ファイズ・ナシル(4分)、ジョーダン・ミンター2(17分、43分)、ズアシャラフ・ズルキフリ(51分)、ワン・ハズリ・ワン・ガザリ(80分)
🟨FAM(0)
🟨トレンガヌ(1):ルーク・ウッドランド

2022年5月28日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 1-1 PDRM
⚽️UITM:ザリフ・ナズハン(2分)
⚽️PDRM:マルティン・アダメッツ(30分)
🟨UITM(5):ファリス・ハフィズ、アイズル・アシュラフ、ラフィ・マット・ヤアコブ、ファリス・ザブリ、ラマダン・ハミド
🟨PDRM(2):アリフ・ナキュイディン、アレクサンダー・アムポンサ
MOM:ファリス・ハフィズ(UITM)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第9節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL97111551022
2JDT970222111121
3TRE96121961319
4KLU943298115
5KCH84221412214
6PDRM93241218-611
7SEL82339819
8UITM9216613-77
9FAM901837-141
10PRK9207920-11*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第9節終了時)

ゴール数選手名所属
18フェルナンド・ロドリゲスJDT
27マルティン・アダメックPDRM
7ジョーダン・ミンターTRE
36ンジョク・ジェイコブKLU
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
54アブ・カマラTRE
4ニック・シャリフ・ハセフィSEL
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第8節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第8節が5月20日から5月22日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月20日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
クランタン・ユナイテッド 0-0 クチンシティ
🟨クランタン(2):アキフ・アフィジ、カイルル・リザム・チェ・ソー
🟨クチン(1):マズワディ・ゼケリア、アダム・シリーン・タムビ
MOM:深井脩平(クランタン・ユナイテッド)

 クランタン・ユナイテッドはンジョク・ジェイコブ、クチンシティはキアヌ・マーシュ=ブラウンと外国籍FWを欠いた両チームの対戦は、深井脩平とアイルトンがそれぞれ最終ラインをしっかりコントロールし、スコアレスドローに終わっています。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平と本山雅志両選手は先発し、ディフェンスで孤軍奮闘した深井選手はフル出場しMOMを獲得しています。また本山選手は前半で途中交代しています。また、クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月20日(金)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 2-1 JDT II
⚽️トレンガヌ:ズアスラフ・ズルキフリ(62分)、ワン・ファズリ・ガザリ(85分)
⚽️JDT:ビエンベニード・マラニョン(43分)
🟨トレンガヌ(4):ズアシュラフ・ズルキフリ、ルーク・ウッドランド、アキル・イラファヌディン、ファズリ・ガザリ、サイド・ナスルルハク
🟨JDT(2):アイサル・ハディ、フェロズ・バハルディン
MOM:ファイズ・ナシル(トレンガヌII)

 U23代表に主力選手が参加しているトレンガヌが6連勝中だった首位のJDT IIを破って4位に浮上。敗れたJDTは2位に後退しています。

2022年5月21日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-2 UITM
⚽️UITM:イズマン・ソレヒン(65分)、ファレズ・アイマン(83分)
🟨ペラ(3):イドリス・アフマド、アクマル・ハジム、ロイザット・ダウド
🟨UITM(3):ナシラン・エリアス、アルハン・クシャイリ、アリフ・サフワン
MOM:ラムダン・アブドル・ハミド(UITM)

 今季2部降格のUITMが最下位のペラを破って今季初勝利を挙げています。勝点9の剥奪処分を受けているペラは勝点がマイナスのままです。

2022年5月21日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-0 FAM-MSNプロジェクト
⚽️PDRM:ナビル・ラトピ(47分)
🟨PDRM(5):アズリー・レザ、D・ガナサン、アリフ・ナクイディン、カイズラン・プテラ、アレクサンダー・アンポンサ
🟨FAM(1):ハイカル・サハル
MOM:アミール・アリ(PDRM)

 今季未勝利だったUITMがこの日、ペラを破ったため、プレミアリーグではFAM-MSNプロジェクトが未だ今季未勝利の唯一のチームとなりました。

2022年5月22日(日)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-1 クランタン
⚽️クランタン:サイド・ソブリ(61分)
🟨スランゴール(2):イクマル・ラムラン、アリフ・ファルハン
🟨クランタン(2):アリプ・アミルディン、イクワン・ヤゼク
MOM:サイド・ソブリ(クランタン)

 勝ち点で並んでいたJDTが敗れたため、4連勝のクランタンが今季初の首位に浮上。トレンガヌ同様、U23代表に主力選手が参加中のスランゴールは3試合連続引き分けの後の敗戦となりました。なおスランゴールはこの試合も含め、過去4試合で1ゴールしか挙げていません。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第8節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL87011551021
2JDT86021991018
3KLU842298114
4TRE741294513
5KCH6321116511
6PDRM83141117-610
7SEL72327529
8UITM7106412-83
9FAM701621-91
10PRK8206818-10*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第8節終了時)

ゴール数選手名所属
16ンジョク・ジェイコブKLU
6フェルナンド・ロドリゲスJDT
6マルティン・アダメックPDRM
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
5ジョーダン・ミンターTRE
53ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
3アブ・カマラKCH
ビエンベニード・マラニョンJDT
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第7節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第7節が5月7日から5月11日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月7日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 5-1 PDRM
⚽️JDT:ビエンベニード・マラニョン2(47分、89分)、シャマー・クティ・アッバ(55分)、フェルナンド・ロドリゲス(67分)、ガブリエル・ニステルローイ(69分)
⚽️PDRM:マルティン・アダメック(72分)
🟨JDT(1):アイサル・ハディ
🟨PDRM(1):サイフル・ハスノル・ラフィ
MOM:シャマー・クティ・アッバ(JDT II)

2022年5月7日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 0-2 クチンシティ
⚽️クチンシティ:ファイズ・ワン・スライマン(24分)、アミル・アムリ・サレー(90+4分)
🟨UITM(2):レンディ・リニン、アフザル・アクバル
🟨クチンシティ(0):アブ・カマラ、イルファン・シャズミン・ワハブ
MOM:マズワンディ・ゼカリア(クチンシティ)
 クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月8日(日)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 0-1 クランタン
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ(20分)
🟨トレンガヌ(3):アキル・イルファウディン、フィルダウス・ルスディ、サムスル・イクラン・ダウド
🟨クランタン(1):アリプ・アミルディン
🟥トレンガヌ(1):アルグジム・レゾヴィッチ
MOM:ミオル・ダニ・アルミン・ミオル・アリフェン(クランタン)

2022年5月9日(月)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 1-1 クランタン・ユナイテッド
⚽️スランゴール:アブドル・ラーマン・ダウド(8分)
⚽️クランタン:アリフ・ナジミ(78分)
🟨スランゴール(4):アキル・ファドリ、リッチモンド・アンクラ
🟨クランタン(0)アキフ・アフィジ・ラムリ
MOM:アブドル・ラーマン・ダウド(スランゴール2)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平と本山雅志両選手は先発し、深井選手はフル出場、本山選手は79分に途中交代しています。

2022年5月11日(水)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 0-1 ペラ
⚽️ペラ:フィルダウス・サイユディ(63分)
🟨FAM(1):アミルル・アクマル
🟨ペラ(0):ハキミ・マット・イサ、ナズミ・アフマド、フィルダウス・サイユディ
🟥ペラ(1):ナズミ・アフマド(イエロー2枚目)
MOM:フィルダウス・サイユディ(ペラ)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第7節終了時)

チーム得失差勝点
1JDT76011871118
2KEL7601145918
3KLU741298113
4KCH5311116510
5TRG631273410
6SEL62317439
7PDRM72141017-77
8FAM6015210-81
9UITM6006212-100
10PRK7205816-8*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第7節終了時)

ゴール数選手名所属
16ンジョク・ジェイコブKLU
6フェルナンド・ロドリゲスJDT
6マルティン・アダメックPDRM
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
53ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
3ジョーダン・ミンターTRG
3アブ・カマラKCH
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第1節(延期試合分)結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第1節の延期されていた4試合が4月27日と28日に開催されました。これらの試合は当初、3月5日から7日に予定されていましたが、いずれもチーム内に新型コロナ感染者が出たことから延期されていました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月27日(水)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 2-3 クランタン・ユナイテッド
⚽️ペラ:アキル・ヒルマン(4分)、ナズミ・アフマド(11分)
⚽️クランタン:ンジョク・ジェイコブ3(20分、24分、88分PK)
🟨ペラ(4):ハキミ・マット・イサ、アキル・ヒルマン、フィルダウス・サイヤディ、イドリス・アフマド
🟨クランタン(0)
MOM:ンジョク・ジェイコブ(クランタン・ユナイテッド)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平選手は先発してフル出場しています。また前節が今季初出場となった本山雅志選手も先発してフル出場しています。

2022年4月27日(水)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 2-0 UITM
⚽️トレンガヌ:ジョーダン・ミンター(64分)、アルグジム・レゾヴィッチ(66分)
🟨トレンガヌ(1):ルーク・ウッドランド
🟨UITM(2):ハキミ・イスマイル、アズリディン・ロスリ
MOM:ジョーダン・ミンター(トレンガヌII)

2022年4月28日(木)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-0 FAM-MSNプロジェクト
🟨スランゴール(1):ハイカル・ハキム
🟨FAM(0)
MOM:ナビル・アシラフ(FAM-MSNプロジェクト)

2022年4月28日(木)@KLフットボールスタジアム(クアラ・ルンプール)
PDRM 2-2 クチンシティ
⚽️PDRM:マルティン・アダメック(23分)、アズリ・レザ(90+3分PK)
⚽️クチンシティ:アブ・カマラ(10分)、アイルトン(84分)
🟨PDRM(1):ミルベック・アクマタリエフ
🟨クチンシティ(1):イルワン・シャズミン・ワハブ
MOM:アレクサンダー・アンポンサ(PDRM)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第6節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL6501135815
2JDT6501136715
3KLU640287112
4TRG531172510
5SEL52216338
6KCH42119637
7PDRM6213912-37
8FAM501429-71
9UITM5005210-80
10PRK6105716-9*-6
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第6節終了時)

ゴール数選手名所属
16ンジョク・ジェイコブKLU
25フェルナンド・ロドリゲスJDT
34マルティン・アダメックPDRM
4ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
43ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
3ジョーダン・ミンター
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第6節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第6節が4月22日から24日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月22日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 1-2 クランタン・ユナイテッド
⚽️UITM:アフザル・アクバル(68分)
⚽️クランタン:アミルル・シャフィク・チェ・ソー(2分)、ナシラン・エリアス(41分OG)
🟨UITM(1):ファリス・ザブリ
🟨クランタン(1):アキフ・アフィジ
MOM:ンジョク・ジェイコブ(クランタン・ユナイテッド)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平選手は先発してフル出場しています。またこの試合が今季初出場となった本山雅志選手は先発し、ハーフタイムで交代しています。

2022年4月23日(土)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 4-0 FAM-MSNプロジェクト
⚽️クチンシティ:アブ・カマラ(24分)、シャフィジ・イクマル(35分)、谷川由来(76分)、ファイズ・ワン・スライマン(81分)
🟨クチンシティ(0)
🟨FAM(0)
MOM:アブ・カマラ(クチンシティ)
 クチンシティの谷川由来選手は先発してフル出場し、今季初ゴールを挙げています。

2022年4月23日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 1-3 JDT II
⚽️ペラ:ハキミ・マット・イサ(38分PK)
⚽️JDT:フェルナンド・ロドリゲス2(24分、37分PK)、アダム・ファルハン(52分)
🟨ペラ(1):イドリス・アフマド
🟨FAM(0):ナフィズディン・ファウジ、ウマル・ハキーム、ダリル・シャム
MOM:フェルナンド・ロドリゲス(JDT II)

2022年4月24日(日)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-3 クランタン
⚽️PDRM:アズリー・レザ(8分PK)
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ(49分)、ニクソン・ギリェルメ2(68分、86分)
🟨PDRM(2):アズリー・レザ、サフアン・ハズマン、
🟨クランタン(1):ヌルシャミル・アブドル・ガニ
MOM:ニクソン・ギリェルメ(クランタン)

2022年4月24日(日)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌII 0-0 スランゴール2
🟨トレンガヌ(0)
🟨スランゴール(1):ジョージ・アトラム
MOM:アミルル・シャズワン(トレンガヌII)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第6節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL5501135815
2JDT5501136715
3KLU53025509
4SEL32116337
5TRG32115237
6KCH32017436
7PDRM4203710-36
8UITM400428-60
9FAM400429-70
10PRK4104513-8*-6
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第6節終了時)

ゴール数選手名所属
15フェルナンド・ロドリゲスJDT
24マルティン・アダメックPDRM
4ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
43ンジョク・ジェイコブKLU
3ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

4月21日のニュース
ペラはベンチ入り登録14名(うちGK2名)でリーグを続行
ペラの未払い給料支払いの3度目の期限は今日-完済されなければMリーグ追放処分も
東南アジア競技大会出場の女子フットサル代表合宿参加メンバー発表

今日はACLのグループステージI組の第3節でJDTが川崎フロンターレと対戦します。ここまで2連勝のJDTがJリーグの覇者にどのように挑むのかが楽しみですが、DTとJクラブの対戦成績をおさらいしておくと、その通算対戦成績は1勝4敗、得点4失点10となっています。なおマレーシアのクラブでACLグループステージに出場しているのはJDTのみで、初出場は2019年です。

2019年(1勝1敗)
3月5日 鹿島アントラーズ 2-1 JDT
5月8日 JDT 1-0 鹿島アントラーズ

2020年(0勝1敗:ただしこの年はマレーシア政府がJDTの集中開催地カタールへの渡航許可を出さず、記録上は出場辞退で、ヴィッセル神戸戦の記録も無効扱いとなっています。)
2月12日 ヴィッセル神戸 5-1 JDT

2021年(0勝2敗)
6月21日 JDT 0-1 名古屋グランパス
7月4日  名古屋グランパス 2-1 JDT

さて、今日の試合の結果はどうなるでしょう。JDT対川崎フロンターレは、現在はイスラム教の断食月中のため、少々遅い午後10時(マレーシア時間、日本時間は午後11時)キックオフです。

ペラはベンチ入り登録14名(うちGK2名)でリーグを続行

2部プレミアリーグのペラは、給料未払い問題が未解決となっていることから、新たな選手が獲得できず、今季はU21やU19チームの選手をやりくりしてリーグに参加しています。

しかし、それでも選手の人数は不十分で開幕戦はベンチ入りメンバーが17名いたものの、第2節以降は怪我などで選手が離脱し、その後の3試合はベンチ入り15名、しかも控え4選手の内、2名がGKという状況で試合に臨んでいます。

そのペラFCは4月16日のクランタン戦で、ロイザット・ダウドがレッドカードをもらい出場停止処分となったことで、より厳しい状況に追い込まれていると、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。(なおレッドカードをもらったロイザット選手は、実際にはラフプレーを止めに入っただけにもかかわらず、主審が当事者と間違えてレッドカードを出す誤審の被害者でもあります。)

「選手たちは全力で試合を戦ってくれているが、それだけでは試合に勝つには不十分である。クランタン戦では明らかに経験の差が出てしまった。」と述べたユスリ監督は「既に選手が不足しているにもかかわらず、さらにロイザットへのレッドカードでチーム状況はさらに悪化している。」と話し、選手たちにはカードをもらわないように注意してプレーをするようにと指示したことを明かしています。

ペラの未払い給料支払いの3度目の期限は今日-完済されなければMリーグ追放処分も

上の記事でも書きましたが、今季Mリーグ2部プレミアリーグに降格したペラFCは、給料未払い問題が解決していないことを理由に既に勝点9が剥奪され、現在は勝点がマイナスという前代未聞の事態になっています。

この苦境についてペラFCのサポーターグループで構成されているペラサッカーサポーター連盟がクラブを救済するための寄付を募っていると、ウトゥサンマレーシアが報じています。

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLが3月31日とした最初の支払い期限までに未払い給料を完済できなかったペラFCは勝点3を剥奪されています。さらに2度目の期限の4月14日にも未払いが解決せず、勝点6を剥奪されていますが、次の期限は今日4月21日とされており、本日中に完済できない場合には、国内クラブライセンスの剥奪、さらにはMリーグ追放などのより厳しい処分が科される可能性があります。

ペラサッカーサポーター連盟のハキミ・ハリム事務局長は、およそ245万人いるペラ州の州民が全員が1人1リンギ(およそ30円)を寄付してくれれば、目標額の170万リンギ(およそ5100万円)には十分達すると話す一方で、現在の状況は非常に厳しく、もし目標額が集まらない場合にマレーシアサッカーにおいて伝統と歴史を持つクラブが失われてしまうと述べています。

「ペラFCの前オーナーがこの危機を解決してくれることを期待していたが、それが実現しなかったどころか、状況は日に日に深刻になっており、新たなオーナーも見つかっていないことから、サポーター連盟が愛するクラブを救うために行動を起こすことにした。ペラFCがMリーグで出場停止になれば、ペラ州のサッカーの発展にも大きな影響を与えることから、ペラ州民全員に協力を求めたい。また資金援助をを拒否する意向を示しているペラ州政府にも最後にもう1度だけ支援を求めていくつもりである。」とハキミ事務局長は話しています。

昨年、クラブ創設100周年を祝ったペラFCは、現在の1部スーパーリーグと2部プレミアリーグに分かれた2004年以来、一度も2部に降格したことがない唯一のクラブでしたが、昨季途中で判明した給料未払いにより、シーズン途中で主力選手が大量退団し、その結果スーパーリーグでは11位となり、今季から2部プレミアリーグに降格しています。

東南アジア競技大会出場の女子フットサル代表合宿参加メンバー発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、来月5月にベトナムで開催される東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場する女子フットサル代表合宿の参加メンバー20名を発表しています。この20名の内訳は3月8日から28日まで行われたマレーシアプレミアフットサルリーグMPFL(女子)で9勝1敗の成績で優勝したマラッカから10名、2位のスランゴールMBSJから4名、3位のサバから5名、4位のKLプリファー・サイバーリンクスから1名となっています。

ジャムリ・ザイヌディン監督が率いる女子フットサル代表は、4月23日より5月2日までFAM本部敷地内のフットサルアリーナで行われる合宿を経て、最終メンバー16名が決定します。

合宿終了後、女子フットサル代表は5月3日にベトナムのホーチミンへ向けて出発し、現地で親善試合などを行った後、5月8日にはシーゲームズが行われるハノイ入りするということです。今回のシーゲームズで女子フットサルは1回戦総当たり方式で行われ、マレーシアはベトナム(5月10日)、ミャンマー(5月13日)、インドネシア(5月15日)、タイ(5月17日)と対戦します。

シーゲームズでのマレーシア女子フットサル代表は、2013年大会(ミャンマー)で銅メダルを獲得していますが、マレーシアのクアラルンプールで開催された2017年大会では4位に終わっています。なお女子フットサルは2015年大会と2019年大会では開催されず、新型コロナ影響で1年延期された今回の2021年大会が2大会ぶりの開催となっています。

MPFL(女子)の得点王となったファティン・シャヒダ・アズミ(スランゴールMBSJ)らを含む今回発表された女子フットサル代表のメンバーはこちらです。