Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第9節結果とハイライト映像

Mリーグ1部スーパーリーグは5月17日から18日にかけて第9節の4試合が行われています。前節同様、現在ベトナムで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズ出場中のマレーシアU23代表に多くの選手が招集されているスランゴールとトレンガヌの今節の試合は、8月に延期されています。

また5月30日から6月14日までのFIFA国際マッチデー期間に、A代表が出場するAFC選手権アジアカップ2023年大会の最終予選E組がクアラルンプールで、またU23代表が出場するAFC U23アジアカップがウズベキスタンでそれぞれ開催され、各代表は大会に向けた代表候補合宿を行うため、スーパーリーグは1ヶ月ほど中断期間に入ります。リーグ再開となる第10節は6月18日と6月19日に開催されますが、今季2度目のトランスファーウィンドウ期間が5月28日から6月24日まで設定されており、この期間に大型補強を行い、第10節には顔ぶれが大きく変わっているチームがあるかも知れません。。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月17日(火)@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 2-4 サバ
⚽️ペナン:T・サラヴァナン(51分)、ヒラル・エル=ヘルウェ(76分)
⚽️サバ:バドロル・バクティアル2(23分、60分)、ジャクソン・デ・ソウザ(57分)、スチュアート・ウィルキン(66分)
🟨ペナン(2):T・サラヴァナン、ラティフ・スライミ
🟨サバ(2):サディル・ラムダニ、アムリ・ヤハヤ、アズハド・ハラズ
MOM:バドロル・バクティアル(サバ)

 サバが今季未勝利のペナンを下して2位に浮上、首位のJDTとは勝点差1に肉薄しています。
 マンズール・アズウィラ監督代行となってから2試合目のペナンは、ホームのサポーターの後押しもあってか、積極果敢にサバゴールを狙いますが、GKカイルル・ファーミの好セーブもあり、得点することができません。
 先制したのはサバでした。23分にサディル・ラムダニの右からのクロスにバドロル・バクティアルが珍しく頭で合わせてゴールを決め、サバが1-0とリードし、そのまま前半が終了します。
 しかしこの日のペナンはリードを許しても、攻め続けます。それが功を奏し、前半もサバゴールに迫っていたT・サラヴァナンが51分にエンドリックからのクロスに合わせて同点ゴール! 
 1-1となったことでサバはギアが上がり、57分のジャクソン・デ・ソウザのゴールを皮切りに10分間で3ゴールを決め、試合を決定づけました。
 サバの加賀山泰毅選手は先発してフル出場しています。

2022年5月17日(火)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 1-2 KLシティ
⚽️サラワク:S・チャントゥル(15分)
⚽️KLシティ:パウロ・ジョズエ(36分)、J・パルティバン(89分)
🟨サラワク(2):ボリス・コック、スチュアート・ウォーク
🟨KL(1):カマル・アジジ
MOM:パウロ・ジョズエ(KLシティ)

 S・チャントゥルがペナルティエリアの外から放った豪快なゴールで先制したサラワク・ユナイテッドでしたが、その後の好機を生かせず追加点が奪えないうちに、KLがパウロ・ジョズエのゴールで追いつき、前半は1-1で終了しました。
 後半に入ってもサラワク優勢で進んだ試合でしたが、FW陣がことごくゴールを外す間にKLがJ・パルティバンのゴールで逆転し、そのまま逃げ切っています。
 この試合までの3試合で6失点のKLは課題の守備は修正されていなかったものの、サラワクFW陣のシュートの精度の低さに助けられた試合でした。

2022年5月17日(火)@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロー・スター)
クダ 0-0 ヌグリスンビラン
🟨クダ(0)
🟨ヌグリスンビラン(2):エラルド・グロン、ザムリ・ピン・ラムリ
MOM:カイル・アズリン・カザリ(クダ)

 ここ3試合で勝ちがないクダと、前節はロスタイムの失点でJDTに敗れたヌグリスンビランの一戦は、司令塔デシ・マルセルをケガで欠くクダが、好調のヌグリスンビランを0封して引き分けに持ち込んでいます。
 なお、今季開幕前にマラッカ・ユナイテッドから移籍したDFチャン・ソグォンがこの試合を最後に引退を発表しています。2017年にはJ2のファジアーノ岡山でも2試合に出場しているチャン選手は今季開幕からクダのキャプテンを務めていました。
 アキレス腱を痛めて今季の出場が絶望となっているFWデニス・ブシェニングに加えてチャン選手が引退と、外国籍選手2名を失うクダがリーグ中断後も上位に残るためには、トランスファーウィンドウで新戦力獲得は必至となりそうです。

2022年5月18日(水)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 2-2 スリ・パハン
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(17分、88分PK)
⚽️スリ・パハン:サイフル・ジャマルディン(38分)、マヌエル・イダルゴ(42分PK)
🟨JDT(1):シャールル・サアド
🟨スリ・パハン(3):サイフル・ジャマルディン、バキウディン・シャムスディン、ママドゥ・サマサ
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)

 開幕5連勝中でリーグ首位を走るJDTがホームでリーグ8位のスリ・パハンと引き分けています。
 開始からスリ・パハンゴールに迫るJDTが、17分にベルグソン・ダ・シルヴァがスリ・パハンの2人のディフェンダーをあっさりと振り切って先制します。しかもスリ・パハンは28分に中盤のキーマン、デヴィッド・ローリーが負傷退場と、この時点では、この試合もJDTのペースで進むかと思われましたが、38分にペナルティエリア外で粘ったマフムード・ザアタラからのパスを受けたサイフル・ジャマルディンがノートラップでシュート。これがゴールポストに当たるもゴール内にはね返ってスリ・パハンが同点に追いつきます。
 さらに全半終了間際の42分には、JDTのシャールル・サアドがマフムード・ザアタラを倒してPKを与えてしまいます。ただし映像を見る限りではファウルをしたのはペナルティエリアの外に見えた「疑惑の判定」でしたが、VARのないMリーグではどうしようもありません。このPKをマヌエル・イダルゴが決めて、スリ・パハンが逆転し、このまま前半が終了しました。ちなみにJDTが相手にリードを許すのはこの試合が初めてです。
 後半に入るとJDTのベンヤミン・モラ監督はサフィク・ラヒム、ラマダン・サイフラーら先日発表された代表候補に招集されている選手を投入しますが、スリ・パハンは全員が文字通り、身体を張って防戦します。このままJDTに今季初黒星が着くかと思われた88分、今度はベルグソン・ダ・ダシルヴァがスリ・パハンのペナルティエリア内で倒されてPKを得ます。こちらも自身で倒れ込んだようにも見えた「疑惑の判定」で、スリ・パハンの選手が猛烈に抗議をしたものの、判定が覆ることはなく、自身でPKを蹴ったベルグソン・ダ・シルヴァが今季8得点目となるゴールを決め、土壇場でJDTが引き分けに持ち込んでいます。

今節予定されていたスランゴール対PJシティ、トレンガヌ対マラッカ・ユナイテッドは、それぞれ8月4日と8月28日に順延されています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第8節終了時)

チーム勝点
1JDT65101531216
2SAB7502136715
3NSE8431117414
4KDA94141317-414
5KLC94141616013
6SEL522112938
7PJC72231113-28
8SRP8224911-28
9MEL621368-27
10SWU9216817-97
11TRE42025506
12PEN8035916-73
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第9節終了時)

ゴール数選手名所属
18ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
27ロナルド・ンガKDA
36カイオンSEL
45エラルド・グロンNSE
5ダレン・ロックPJC
64フェルナンド・フォレスティエリJDT
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

5月18日のニュース
アジアカップ最終予選に向けた代表候補29名が発表-そのうち14名はJDTから
トランスファーウィンドウ期間に退団しそうな選手をMリーグが名指し

アジアカップ最終予選に向けた代表候補29名が発表-その内14名はJDTから

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトなどで、AFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選に向けた代表候補合宿参加選手29名と予備候補選手11名を発表しています。

今週金曜日5月19日から始まる合宿は、6月8日から始まるアジアカップ最終予選、そしてその前哨戦として予定されている、キム・パンゴン監督国内デビューとなる5月27日のブルネイ戦(注:ミャンマー戦から変更されたようです)、そして6月1日の香港戦に向けて開催されます。

開幕まで1年に迫りながら、新型コロナ蔓延を理由に中国が開催権を返上し、現時点ではどこで行われるのかが決まっていないアジアカップですが、このアジアカップ最終予選でE組に入っているマレーシアは、6月8日にトルクメニスタン、6月11日にバーレーン、そして6月14日にはバングラディシュと対戦し、このE組1位がアジアカップ本戦に出場します。

今年3月にシンガポールで開催された3カ国対抗で初めてマレーシア代表の指揮を取ったキム監督ですが、今回発表された代表候補は、その時のメンバー25名中20名が招集されています。外れた5名はDFアイディル・ザフアン(JDT)、FWラマダン・サイフラー(JDT)、FWザフリ・ヤハヤ(KLシティ)と、現在、ベトナムで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場中のFWルクマン・ハキム(KVコルトレイク- ベルギー1部)とDFクェンティン・チェン(スランゴール)です。

なおアイディル、ラマダン、ザフリの3選手は今回、同時に発表された予備候補選手11名のリストに含まれています。またルクマンとチェン両選手は、6月1日に開幕するAFC U23アジアカップに出場が予想されることから、今回のメンバーから外れていると思われます。

また、今回キム監督が就任後に初めて招集した9名は、DFマシュー・デイヴィーズ、MFアフィク・ファザイル、FWギリェルメ・デ・パウラ、MFナズミ・ファイズ(以上JDT)、GKシャイハン・ハズミ(ヌグリスンビラン)、DFジュニオール・エルドストール(チョンブリーFC-タイ1部)、FWノーシャルル・イドラン・タラハ(マラッカ・ユナイテッド)の他、3カ国対抗出場の代表候補に選ばれながら、新型コロナ感染で辞退したダレン・ロック(PJシティ)、妻の出産で辞退したシャーミ・サファリ(JDT)となっています。

なお今回の代表候補合宿参加の29名はブルネイ、香港との国際親善試合後に、アジアカップ最終予選出場の23名に絞り込まれる予定になっています。

*****

今回のメンバーは、昨年末のスズキカップグループステージ敗退の責任を取って辞任したタン・チェンホー前監督時代の顔ぶれと大きく変わらず、キム監督のカラーが見えない顔ぶれで、新戦力を期待するサポーターの中からは失望の声も一部では上がりました。特に所属するJDTではほとんど出番がないギリェルメ・デ・パウラや、そのJDTでも出番がないことから期限付き移籍を続けるリリドン・クラスニキの両帰化選手(マレーシア国内リーグで5年連続してプレーしたことでマレーシア国籍を取得した選手)を選んでいる点については、このメンバーが発表になった際には疑問の声もネット上で散見されました。

U23代表のクェンティン・チェンやMFムカイリ・アジマル(スランゴール)、FWルクマン・ハキムらは、アジアカップ最終予選が、U23アジアカップの開催時期と重なっていなければ、キム監督が代表に呼びたかった選手かも知れません。いずれにせよ、アジアカップ本戦出場は期待は高まっているものの、容易ではないことはサポーターも理解しているのでこの最終予選を突破できなくとも、直ちにキム監督解任の声は上がらないでしょう。それでもベトナム、タイに大きく差をつけられた現状の中、今後に希望を持たせるような戦いぶりは見せてもらいたいものです。

代表候補合宿参加者リスト

ポジション氏名年齢所属
GKファリザル・マーリアス36JDT
DFシャーミ・サファリ24JDT
DFシャールル・サアド29JDT
DFラヴェル・コービン=オン31JDT
MFシャマー・クティ・アバ 25JDT
MFナズミ・ファイズ28JDT
MFサフィク・ラヒム35JDT
FWアリフ・アイマン20JDT
FWサファウィ・ラシド25JDT
FWアキヤ・ラシド23JDT
FWモハマドゥ・スマレ28JDT
DFマシュー・デイヴィーズ27JDT
MF アフィク・ファザイル28JDT
FWギリェルメ・デ・パウラ36JDT
GKカラムラー・アル=ハフィズ27PJC
FWコギレスワラン・ラジ24PJC
FWダレン・ロック32PJC
DFカイル・ジョーンズ33NSE
DF クザイミ・ピー29NSE
GKシャイハン・ハズミ26NSE
FWファイサル・ハリム24TER
GK.カイルルアズハン・カリド33SEL
FWシャフィク・アフマド27KDA
DFドミニク・タン25SAB
MFアザム・アジー27SRP
DFディオン・クールズ26ズルテ・ワレヘム
MF リリドン・クラスニキ30オディシャ
DFジュニオール・エルドストール31チョンブリー
FW. ノーシャルル・36MEL
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TER-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド またズルテ・ワレヘムはベルギー1部、オディシャはインドスーパーリーグ、チョンブリーはタイ1部のクラブ

予備候補選手リスト

ポジション氏名年齢所属
DFアイディル・ザフアン35JDT
FWラマダン・サイフラー22JDT
MFナチョ・インサ36JDT
DF シャルル・ナジーム23SEL
FWシャーレル・フィクリ28SEL
FWザフリ・ヤハヤ28KUALA LUMPUR CITY FC
MFセルヴァン・アンブアラガン22NSE
GKカトゥル・アヌアル25PEN
DF リザル・ガザリ30SAB
FWシャミー・イスズハン27SWU
DFアリフ・ファジラー26TER
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TER-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド
トランスファーウィンドウ期間に退団しそうな選手をMリーグが名指し

アジアカップ予選やU23アジアカップなどがあることから、Mリーグ1部スーパーリーグは5月17日と18日の第9節が終わるとおよそ1ヶ月ほどの中断期間に入ります。これに合わせてMリーグの今年2度目の移籍期間トランスファーウィンドウも今月5月28日から6月24日まで設定されています。リーグ前半は不調であったクラブの中には、新戦力を獲得して後半の巻き返しを図るチームもあるでしょう。そんなとき、手っ取り早いのは外国籍選手の入れ替えです。現在、在籍している外国籍選手が期待通りの働きをしない、あるいはチームの戦術に合わない、あるいはチーム不振の原因を外国籍選手に責任転嫁、など理由は色々あるでしょうが、このトランスファーウィンドウ期間中にMリーグを去る選手も1人、2人ではないはず。

そんな中、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式アプリであるShoot!が「トランスファーウィンドウで退団しそうな外国籍選手5名」という見出しの記事を掲載しています。こんな記事をリーグ運営者が公式アプリに掲載するのはどうなの?とは思いますが、分析は至って客観的に行われているので、その記事の内容をかいつまんで紹介します。

「トランスファーウィンドウで退団しそうな外国籍選手5名」
1. コッシ・アデトゥ(ヌグリスンビラン)-26歳/FW/ガーナ
 この選手は今季ここまでわずか1ゴールしか挙げておらず、快進撃を続けるヌグリスンビランは、アタッカーのこの選手ではなく、ディフェンダーながらチームの得点王エラルド・グロンを中心とするチームになっている。
 チームサポーターからこの選手の名が挙げることも少なくなっている。さらに、直近のJDT戦でも、キーパーと1対1となった得点機を逃すなど、この選手がチームに必要かどうかの議論は止まらない。
*ボラセパマレーシアJP評
JDT戦では0-0で試合終盤まで粘ったヌグリスンビランが、このコッシ選手が試合終了間際に訪れた絶好の得点機を逃した後、ロスタイムに失点してJDTに敗れています。王者JDTとの引き分けていれば、無敗記録が続くだけでなく、リーグ上位も狙える可能性が高くなっただけにその失望も大きかったといえます。開幕前は北キプロスリーグでは28試合で26ゴールを挙げたストライカーという触れ込みでしたが、その片鱗を見せることなく、チームを去る可能性があります)

2. デニス・ブシェニング(クダ)-31歳/FW/タイ
 この選手は開幕から2試合出場した後、アキレス腱負傷による手術を受け、完治6ヶ月の診断を受けている。現在の苦しいチーム事情を考えると、この選手をクダが契約し続ける利点はない。さらに昨季はMリーグ2部プレミアリーグのサラワク・ユナイテッドでプレーし、かつてはクダでもプレー経験があるたサンドロ・ダ・シルヴァの獲得が噂され、またアイディル・シャリン監督もこのブシェニングの処遇について経営陣と話し合う予定があることを明らかにしていることから、2季連続リーグ2位のチームにこの選手が戻ることはなさそうだ。
*ボラセパマレーシアJP評
 Mリーグ3季目のブシェニング選手は、クパー・シャーマン、チェチェ・キプレの両FWが同じMリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌに移籍した穴を埋める期待がされていましたが、完治6ヶ月ではリーグも終わってしまいますので、残留は難しそうです。

3. ケヴィン・クベンバ(KLシティ)-29歳/FW/コンゴ共和国
 外国籍FWの獲得に関して言えば、近年のKLシティは最も失敗しているクラブと言える。ボヤン・ホダック監督はこの選手に何度も機会を与え続けているが、それに応えることはできておらず、また今季は未だ1ゴールしか挙げられておらず、チームが他のフォワードに頼らなければならない状況を考えると、今後の残留はKLシティの財政状況次第となるだろう。
*ボラセパマレーシアJP評
 昨季は前年トレンガヌでプレーしたドミニク・ダ・シルヴァを獲得したものの、6試合で3ゴールしか挙げられなかったことからシーズン半ばで契約解除したKLシティでしたが、代わりに獲得したキリアン・ヌワブエズが1試合出場しただけで膝前十字靱帯ACL損傷、その後のシーズンを棒に振るなどフォワード獲得がことごとく失敗しています。また給料遅配が明らかになっているクラブに、クベンバ選手に代わる選手を獲得する資金があるかどうかも不明です。

4. マフムード・ザアタラ(スリ・パハン)-31歳/FW/レバノン
 FAカップのFAM-MSNプロジェクト戦では2ゴールを挙げているものの、リーグ戦はここまでわずか1ゴール、しかもそれがPKでは残留が難しいだろう。
*ボラセパマレーシアJP評
 スーパーリーグは外国籍選手5名(内アジア枠1名、アセアン東南アジア枠1名)の登録が可能な中、GKママドゥ・サマサ(マリ)が在籍するスリ・パハンは、残る4名のフィールドプレーヤーに求められるものは大きく、元ヨルダン代表とは言え、2勝1分4敗という今季のチーム成績を考えると、その期待に応えられていないザアタラ選手は厳しい立場にいます。

5. フランシス・コネ(サラワク・ユナイテッド)-31歳/FW/トーゴ
 外国籍フォワードとしては期待外れに終わっているこの選手は、FAカップも含めると今季は10試合で3ゴールを挙げているものの、その内2ゴールはPKであり、それにはFAカップで3部のクラブを相手にあげたものも含まれている。
 今季Mリーグ3季目ながら、KL、ヌグリスンビランといずれも1シーズンで退団しているだけに、サラワク・ユナイテッドでのプレー期間も残り少なくなっている可能性がある。
*ボラセパマレーシアJP評
 当時2部プレミアリーグにいたKLで2020年シーズンにプレーした際にはチーム最多の7ゴールを挙げ、クラブの1部昇格に貢献し、昨季プレーしたヌグリスンビランでも出場8試合で5ゴールを挙げ、やはりプレミアリーグから1部スーパーリーグへの昇格に貢献しているコネ選手。プレミアリーグの実績は悪くないものの、そこから読み取れるのは、コネ選手はプレミアリーグでは通用しても、スーパーリーグでは通用しない選手ということかも知れません。

5月17日のニュース
東南アジア競技大会グループステージ最終節-マレーシアはカンボジアと引き分けで準決勝はベトナムと対戦(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会グループステージ最終節-マレーシアはカンボジアと引き分けで準決勝はベトナムと対戦(ハイライト映像あり)

うーん。痛いというには痛すぎる引き分け。

マレーシアU23代表は第4節を終えて2勝1分で勝点7と、2勝1敗のタイを抑えてグループステージB組1位となり、既に準決勝進出を決めています。さらに今日のカンボジア戦に勝てば、この試合の後に行われるラオス対タイの結果にかかわらず、B組1位が確定します。

というわけで何としても勝ちたい試合ながら、ここまでフル出場してきた選手に少しでも休養を与えたいマレーシアのブラッド・マロニー監督は、FWハディ・ファイヤッド(J3アスルクラロ沼津)、MFアズファル・フィクリ(トレンガヌII)、DFウバイドラー・シャムスル(FAM-MSNプロジェクト)、FWアイマン・アフィル(クダ)を今大会初めて先発に起用、また初戦のタイ戦で途中退場していたDFアザム・アズミ、DFハイリ・ハキム(いずれもトレンガヌ)が2試合ぶりに先発に復帰するなど、第4節のシンガポール戦の先発から6名を入れ替えています。

今日の相手はここまで1勝2敗と既に準決勝進出の望みが立たれているカンボジアです。本田圭佑実質監督もベンチ入りしているカンボジアは、前節第4節ではタイに0-4と大敗してることもあり、メンバーを入れ替えたマレーシアでも組みしやすい相手と考えられていました。

しかし試合が始まると、引き気味に守るカンボジアに対して、チャンスをつくこともできないマレーシアはあっという間に手詰まりになってしまいます。個の力で崩すでもなく、精度の低いロングボールを蹴り込む戦術では埒が開かず、攻撃については明らかにアイディアが不足しています。このまま両チーム無得点で前半終了かと思われたロスタイムに、自陣ペナルティエリア内でDFクェンティン・チェン(スランゴール)が痛恨のハンド。これで得たPKをチャンチャヴ・チュンが蹴り込んで、カンボジアが1-0とリードして前半が終わります。

この試合で引き分け以下なら、B組2位となり、準決勝では昨日終了したグループステージA組1位で優勝候補の開催国ベトナムとの対戦が待ち受ける中、後半開始早々の51分に相手ペナルティーエリア内でシャフィク・イスマイル(トレンガヌ)が倒されたマレーシアはPKを獲得。これをハディ・ファイヤッドが決めて、マレーシアがついに同点に追いつきます。

準決勝ではベトナムとの対戦を避けたいでマロニー監督は、ルクマン・ハキム(KVコルトレイク)、シャヒル・バシャー(スランゴール)、ファイズ・アメル(スランゴール2)とアタッカーを投入して逆転を目指しましたが、60分にはDFラインと裏へのパスに抜け出したキー・リナがマレーシアDFとGKをかわしてゴール!再びカンボジアがリードを奪います。

攻め続けながら、ゴールに至らないマレーシアは67分、ルクマン・ハキムのパスを受けたハディ・ファイヤッドがゴール前の混戦からシュートを決め、マレーシアは再び同点に追いつきます。

マロニー監督は、さらにダニアル・アスリ(スランゴール)、ニック・アキフ(トレンガヌ)の両FWを投入するなど攻撃のカードを切りますが、試合はこのまま終了。この試合の後の試合では、ラオスが大健闘したものの、タイがラオスのオウンゴールで挙げた1点で逃げ切っています。この結果、タイはマレーシアを抜いてB組1位となり、準決勝はA組2位のインドネシアと、またB組2位となったマレーシアはA組1位のベトナムと対戦することになってしまいました。

タイに0-5で敗れたシンガポールと2-2の引き分けに続き、やはりタイに0-4で敗れたカンボジアとも2-2と、いずれもタイが圧勝した相手に何とか引き分けたマレーシア。どちらかに勝っていれば…。しかし、勝利したタイ戦も相手が退場で1人減った状況だったことを考えると、B組2位は順当な順位と言えるかもしれません。2日間の休養を挟んで迎える準決勝では、A代表は3連敗中のベトナムとの対戦が決まりました。U23代表がA代表の仇討ちをできるのかに注目しましょう。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第5節(最終節)
5月16日(月)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
マレーシア 2-2 カンボジア
⚽️マレーシア:ハディ・ファイヤッド2(51分PK、67分)
⚽️カンボジア:チャンチャヴ・チュン(45+1分PK)、キー・リナ(60分)
🟨マレーシア(0)
🟨カンボジア(0)
(下はマレーシアU23代表の先発XIと、この試合のハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第5節(最終節)
5月16日(月)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
ラオス 0-1 タイ
⚽️タイ:アト・ヴィエンカーム(17分OG)
🟨ラオス(1):CHONY WENPASERTH
🟨タイ(2):ジャキット・パラポン、ナラコーン・ノームチャンサクル

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 最終順位

チーム得失差勝点
1*タイ430112489
2*マレーシア42209638
3シンガポール412159-45
4カンボジア411269-34
5ラオス4013410-60
1位タイと2位マレーシアが準決勝進出

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 最終順位

チーム得失差勝点
1*ベトナム431060610
2*インドネシア430111569
3ミャンマー320178-16
4フィリピン411267-14
5東ティモール4004313-100
1位ベトナムと2位インドネシアが準決勝進出

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3 ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 5-0 タイ
5月10日(火)
ミャンマー 3-2フィリピン、インドネシア 4-1 東ティモール
5月11日(水)
カンボジア 0-1 シンガポール、マレーシア 3-1 ラオス
5月13日(金)
フィリピン 0-4 インドネシア、ミャンマー 0-1 ベトナム
5月14日(土)
シンガポール 2-2 マレーシア、タイ 4-0 カンボジア
5月15日(日)
インドネシア 3-1ミャンマー、東ティモール 0-2 ベトナム
5月16日(月)
マレーシア 2-2 カンボジア、ラオス 0-1 タイ

東南アジア競技大会2021年大会 ノックアウトステージ日程

5月19日(木)
準決勝
ベトナム対マレーシア(午後8時キックオフ)
タイ対インドネシア(午後11時キックオフ)
5月22日(日)
3位決定戦(午後8時キックオフ)
決勝(午後11時キックオフ)
*時間はいずれもマレーシア時間

5月15日のニュース 東南アジア競技大会グループステージ第4節-マレーシアはシンガポールと引き分けるも準決勝進出決定(ハイライト映像あり)

来月6月にはマレーシアも出場して最終予選が行われるAFC選手権アジアカップ2023年大会ですが、開催国の中国が国内の新型コロナ感染か管を理由に開催権を返上したというニュースが入ってきました。24カ国が出場し、来年6月16日から7月16日まで中国国内の10都市で開催が予定されていた大会の代替開催地を探すのは容易ではなさそうです。予定通り来年開催となるのか、新たな開催国に準備期間を与えるために1年延期されるのか、AFCはどのような判断を下すのでしょうか。

東南アジア競技大会グループステージ第4節-マレーシアはシンガポールと引き分けるも準決勝進出決定

永遠のライバル、シンガポールはやはり手強い。これがホントにタイに0-5 で敗れたチームなのか。

タイ、ラオスに連勝し、グループステージB組首位で迎えた第3節。この試合に勝利すれば準決勝進出が確定するマレーシアU23代表のブラッド・マロニー監督は、前節のラオス戦の先発XIからはジクリ・カリリ(スランゴール)をアズリン・アフィク(スランゴール)に入れ替えた以外は同じメンバーを起用し、この試合に臨みました。

試合は開始4分にシンガポールGKのパスをシャヒル・バシャーがインターセプトし、それをムカイリ・アジマルがゴール前へ。走り込んできたダニアル・アスリがシンガポールDFと交錯したものの、そこぼれ球をルクマン・ハキム(KVコルトレイク)が押し込んでマレーシアが先制する理想的な展開でしたが、その直後の7分にはペナルティエリア近くでもたつくマレーシアDFのボールを奪ったシンガポールがシャー・シャヒランのゴールですぐさま同点とします。

その後は両チームとも一進一退を繰り返すなから、いずれもゴール前まではボールを運ぶものの得点には至らず、前半は1-1のまま終了します。マレーシアU23代表は、前半は良いところがなかったシャヒル・バシャー、ダニアル・アスリ(いずれもスランゴー)のFWコンビに代えて、後半開始時にはハディ・ファイヤッド(アスルクラロ沼津)とアズファル・フィクリ(トレンガヌII)を起用して勝ち越しを狙います。

しかし後半最初のゴールはマレーシアの先制点に絡むインターセプトをされたハリス・スチュアートが得点します。78分に得たフリーキックはゴール前へ、これにハリス・スチュアートが合わせてシュート。GKアズリ・アブドル・ガニ(KLシティ)がこれを一旦は止めたものの、マレーシアの選手がいわゆるボールウォッチングの状態の中、そのこぼれ球を再びハリス・スチュアートが押し込んで逆転します。

この試合に負ければ準決勝進出も危うくなるマレーシアは、プレーが荒くなる悪い癖を見せ、イエローを何枚かもらいながらも、82分にはニック・アキフ(トレンガヌ)のコーナーキックをファイズ・アメル(スランゴール2)が頭で合わせて同点に追いつきます。

その後は両チームとも得点できず、試合はこのまま終了し、コーズウェイダービーは引き分けに終わりました。マレーシアは2勝1分でB組首位を堅持し、最終節では本田圭佑氏が実質監督のカンボジアと対戦します。

なおこの試合の後に行われた試合でタイがカンボジアを破ったため、最終節の結果にかかわらず、マレーシアの準決勝進出が決まっています。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月14日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
シンガポール 2-2 マレーシア
⚽️シンガポール:シャー・シャヒラン(7分)、ファイズ・アメル(82分)
⚽️マレーシア:ルクマン・ハキム(4分)、ハリス・ステュアート(78分)
🟨シンガポール(2):ジャレッド・ギャラガー、サイフラー・アクバル
🟨マレーシア(5):ハディ・ファイヤッド、ムカイリ・アジマル、シャフィク・イスマイル、ニック・アキフ、クェンティン・チェン
(下はマレーシアU23代表とシンガポールU23代表の先発XIと、この試合のハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月14日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
タイ 4-0カンボジア
⚽️タイ:チャナパット・ブアパン(4分)、コラウィット・ターサー(31分)、ウォーラチット・カニッシーバンペン(41分)、パトリック・グスタフソン(72分)
🟨タイ(0)
🟨カンボジア(0)

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第4節終了時)

チーム得失差勝点
1マレーシア32107437
2タイ320111476
3シンガポール412159-45
4カンボジア310247-33
5ラオス301249-50

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1ベトナム32104047
2インドネシア32018446
3ミャンマー32014316
4フィリピン411267-13
5東ティモール3003311-80

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3 ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 5-0 タイ
5月10日(火)
ミャンマー 3-2フィリピン、インドネシア 4-1 東ティモール
5月11日(水)
カンボジア 0-1 シンガポール、マレーシア 3-1 ラオス
5月13日(金)
フィリピン 0-4 インドネシア、ミャンマー 0-1 ベトナム
5月14日(土)
シンガポール 2-2 マレーシア、タイ 4-0 カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第7節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第7節が5月7日から5月11日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月7日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 5-1 PDRM
⚽️JDT:ビエンベニード・マラニョン2(47分、89分)、シャマー・クティ・アッバ(55分)、フェルナンド・ロドリゲス(67分)、ガブリエル・ニステルローイ(69分)
⚽️PDRM:マルティン・アダメック(72分)
🟨JDT(1):アイサル・ハディ
🟨PDRM(1):サイフル・ハスノル・ラフィ
MOM:シャマー・クティ・アッバ(JDT II)

2022年5月7日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 0-2 クチンシティ
⚽️クチンシティ:ファイズ・ワン・スライマン(24分)、アミル・アムリ・サレー(90+4分)
🟨UITM(2):レンディ・リニン、アフザル・アクバル
🟨クチンシティ(0):アブ・カマラ、イルファン・シャズミン・ワハブ
MOM:マズワンディ・ゼカリア(クチンシティ)
 クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月8日(日)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 0-1 クランタン
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ(20分)
🟨トレンガヌ(3):アキル・イルファウディン、フィルダウス・ルスディ、サムスル・イクラン・ダウド
🟨クランタン(1):アリプ・アミルディン
🟥トレンガヌ(1):アルグジム・レゾヴィッチ
MOM:ミオル・ダニ・アルミン・ミオル・アリフェン(クランタン)

2022年5月9日(月)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 1-1 クランタン・ユナイテッド
⚽️スランゴール:アブドル・ラーマン・ダウド(8分)
⚽️クランタン:アリフ・ナジミ(78分)
🟨スランゴール(4):アキル・ファドリ、リッチモンド・アンクラ
🟨クランタン(0)アキフ・アフィジ・ラムリ
MOM:アブドル・ラーマン・ダウド(スランゴール2)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平と本山雅志両選手は先発し、深井選手はフル出場、本山選手は79分に途中交代しています。

2022年5月11日(水)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 0-1 ペラ
⚽️ペラ:フィルダウス・サイユディ(63分)
🟨FAM(1):アミルル・アクマル
🟨ペラ(0):ハキミ・マット・イサ、ナズミ・アフマド、フィルダウス・サイユディ
🟥ペラ(1):ナズミ・アフマド(イエロー2枚目)
MOM:フィルダウス・サイユディ(ペラ)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第7節終了時)

チーム得失差勝点
1JDT76011871118
2KEL7601145918
3KLU741298113
4KCH5311116510
5TRG631273410
6SEL62317439
7PDRM72141017-77
8FAM6015210-81
9UITM6006212-100
10PRK7205816-8*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第7節終了時)

ゴール数選手名所属
16ンジョク・ジェイコブKLU
6フェルナンド・ロドリゲスJDT
6マルティン・アダメックPDRM
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
53ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
3ジョーダン・ミンターTRG
3アブ・カマラKCH
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第8節結果とハイライト映像

Mリーグ1部スーパーリーグは5月10日から11日まで第8節の4試合が行われています。前節同様、現在ベトナムで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場しているマレーシアU23代表に多くの選手が招集されているスランゴールとトレンガヌは、今節から第9節までの試合が6月以降に延期されています。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより

2022年5月10日(火)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 3-2 ペナン
⚽️KLシティ:J・パルティバン(43分)、ロメル・モラレス(55分)、ザフリ・ヤハヤ(78分)
⚽️ペナン:エンドリック(80分PK)、ヒラル・エル=ヘルウェ(87分)
🟨KLシティ(2):ザフリ・ヤハヤ、ジャンカルロ・ガリフオッコ
🟨ペナン(1):ラフィウディン・ロディン
MOM:ザフリ・ヤハヤ(KLシティ)
 3-0とリードし、楽勝かと思われましたが、最後は1点差まで詰め寄られた今日の試合は、不安定な今季のKLシティを象徴するような試合展開でした。
 一方のペナンは、トマス・トゥルチャ監督更迭後の最初の試合でしたが、マンズール・アズウィラ監督代行は今季初勝利を飾れないどころか、降格圏内のさらに深いところまで沈んでしまいました。

2022年5月10日(火)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 3-3 クダ
⚽️PJシティ:ダレン・ロック(29分)、マハリ・ジャスリ(77分)、カイリル・ムハイミーン(83分)
⚽️クダ:ロナルド・ンガ3(22分、32分、65分)
🟨PJシティ(3):ラフィ・ナグールガニ、ダレン・ロック、サラモン・ラジ
🟨クダ(1):デシ・マルセル
MOM:ロナルド・ンガ(クダ)

 代表FWを争うダレン・ロック(PJシティ)とシャフィク・アフマド(クダ)のマッチアップということで、この試合はスタジムで観戦しました。
 過去3試合でそれぞれ8失点のクダと7失点のPJシティの対戦は、大味な試合が予想されましたが、20分にロナルド・ンガのゴールでクダが先制すると、すかさず29分にはダレン・ロックが同点ゴールを決めるなど派手な試合になりそうな予感は高まります。
 この試合に勝てば単独首位に浮上するクダは、32分、65分とゴールを決めたロナルド・ンガがハットトリックを達成し、流石にこのまま逃げ切るかと思いきや、PJシティのP・マニアム監督の選手起用が当たりました。いずれも途中出場のマハリ・ジャスリとカイリル・ムハイミーンがそれぞれゴールを決め、あわや3連敗というところをベテラン2人の活躍でPJシティが引き分けに持ち込んでいます。
 クダは逆転負けした前節のマラッカ・ユナイテッド戦同様、75分以降に2失点と終盤の失点が響いて痛い引き分けとなりました。なおクダの17失点(8試合)はリーグ最多で、昨季の28失点(22試合)を考えると、DF陣立て直しが急務です。一方のPJシティはベテラン2人の活躍で
 個人的に注目したダレン・ロックは、チームの先制点は決めたものの、試合では孤立する場面が多かったこともあり、見せ場はほとんどなく、運動量が持ち味のシャフィク・アフマドも太ももを痛めているのか動きが悪く、また試合中は足を引き摺る場面もあり、結局、途中交代となっています。

2022年5月11日(水)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
スリ・パハン 1-2 サラワク・ユナイテッド
⚽️スリ・パハン:マヌエル・イダルゴ(45+3分)
⚽️サラワク:ヌル・シャミー・イズアン(55分)、ウチェ・アグバ(73分PK)
🟨サラワク(3):アスリ・チュチュ、ボリス・コック、ノーマン・アンクン
🟨スリ・パハン(0)
🟥スリ・パハン(1):ムスリム・アフマド
MOM:マヌエル・イダルゴ(スリ・パハン)

 前節でKLシティに勝利し、今節は今季1勝のサラワク・ユナイテッドをホームに迎えたスリ・パハンは、好調を維持したいところでしたが、40分にムスリム・アフマドが一発レッドで退場となり、苦しい展開となりました。それでもMFマヌエル・イダルゴが好機を何度も演出しますが、得点には至りません。そんな中、前半終了間際に自分でシュートを放ってゴールを決めたマヌエル・イダルゴが文字通り、孤軍奮闘し、スリ・パハンが1-0とリードして前半を終えます。
 後半に入るとギアを上げたサラワク・ユナイテッドがゴールに迫り、ついに55分にはヌル・シャミー・イズアンがスリ・パハンのディフェンダーをかわしてゴールを決め同点。さらに73分にはスリ・パハンのアシャル・アル=アフィズが自陣ペナルティエリア内で、サラワク・ユナイテッドのゴピナタン・ラマチャンドラを倒してPKを献上。これをウチェ・アグバが決めて、サラワク・ユナイテッドが逆転します。サラワク・ユナイテッドはその後も何度か追加点チャンスがあったものの、それを生かせず。最小得点差での勝利で今季2勝目を挙げています。

2022年5月11日(水)@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 0-1 JDT
⚽️JDT:フェルナンド・フォレスティエリ(90+10分)
🟨ヌグリスンビラン(3):ザクアン・アドハ、シャイハン・ハズミ、クザイミ・ピー
🟨JDT(4):マシュー・デイヴィーズ、ナタニエル・シオ、シャールル・サアド、アフィク・ファザイル
🟥ヌグリスンビラン:マテウス・アウヴェス*試合終了後に退場
MOM:シャイハン・ハズミ(ヌグリスンビラン)

 今季開幕前に、第8節のこのカードが首位攻防戦になるとは誰も予想しなかったでしょう。リーグ8連覇中の王者JDTは、ACL出場のため、今季はまだ4試合しかしていませんが、4戦全勝で勝点12を挙げ、一方のヌグリスンビランは1部昇格初年度ながら、ここまでの6試合を4勝2敗と負けなしの快進撃でやはり勝点14を挙げて首位を走っています。リーグ首位のヌグリスンビランが2位JDTをホームに迎えたこの試合は、前半戦の大一番となりました。
 この重要な試合で、DF陣の要でもありチーム得点王でもあるDFエラルド・グロンをケガで欠くヌグリスンビランのK・デヴァン監督がこの試合で選択したのは、ホームにもかかわらず選手を自陣に張り付ける超守備的布陣でした。しかし、この戦術が功を奏し、またこの試合のMOMにも選ばれているヌグリスンビランGKシャイハン・ハズミの好セーブもあり、JDTは得点を挙げることができません。
 さらにはヌグリスンビランのあからさまな時間稼ぎの行為も見られる中、試合はこのまま引き分けかと思われましたが、ロスタイムが10分と異例の長さで表示されました。そしてテレビの画面では明らかに10分以上のロスタイムがとられ、スタジアムもざわつき始めたその時でした。ラヴェル・コービン=オンのスローインを受けたフェルナンド・フォレスティエリがペナルティエリアの外から放ったシュートがシャイハン・ハズミの伸ばした指先をかすめてゴール!文字通り最後のワンプレーでJDTが首位攻防戦を制しています。
 なお、この試合の終了後、主審に激しく抗議したヌグリスンビランのマテウス・アウヴェスがレッドカードを出されています。
 大きな試合中断がなかったにもかかわらず10分のロスタイムが取られてことは異例で、マテウス・アウヴェスはこれについて激しく抗議したようですが、上でも書いたようにヌグリスンビランは、試合中、明らかな遅延行為を繰り返しており、そこは自業自得では、という印象でした。

今節予定されていたマラッカ・ユナイテッド対スランゴール、サバ対トレンガヌの試合は6月下旬に延期されています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第8節終了時)

チーム勝点
1JDT55001311215
2NSE7421117413
3KDA84041317-413
4SAB640294512
5KLC83141415-110
6SEL522112938
7PJC72231113-28
8PHG7214911-27
9MLU621368-27
10SWU8215715-87
11TRG42025506
12PEN7034712-53
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第8節終了時)

ゴール数選手名所属
17ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
7ロナルド・ンガKDA
36カイオンSEL
45エラルド・グロンNSE
5ダレン・ロックPJC
64フェルナンド・フォレスティエリJDT
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

5月12日のニュース
東南アジア競技大会グループステージ第3節-マレーシアはラオスに快勝でグループ首位に浮上(ハイライト映像あり)
今季未勝利のペナンがトマス・トゥルチャ監督と契約解除

東南アジア競技大会グループステージ第3節-マレーシアはラオスに快勝でグループ首位に浮上(ハイライト映像あり)

ベトナムで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズ、サッカー男子に出場中のマレーシアU23代表は、グループステージB組第3節でラオスに3-1と快勝し、B組の首位に浮上しています。

初戦のタイ戦では、脳震盪の疑いで途中退場したアザム・アズミ(トレンガヌ)に代えてクエンティン・チェン(スランゴール)、負傷退場したハイリー・ハキム(トレンガヌ)に代えてサフアン・マズラン(トレンガヌII)、またアズリン・アフィク(スランゴール)に代えてファイズ・アメル(スランゴール2)とDF陣3名を入れ替えたブラッド・マロニー監督は、タイ戦同様、ルクマン・ハキム(KVコルトレイク)、シャヒル・バシャー、ダニアル・アスリ(いずれもスランゴール)のFW陣でこの試合に臨みました。

今年2月の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権では、ベストメンバーではなかったとは言え、0-2、1-2とまさかの連敗を喫して準決勝進出を逃しているラオスを相手に、マレーシアはそのリベンジとばかりに、試合開始から自陣に引き気味のラオスに猛攻を仕掛けます。

ここまで5月7日のグループステージ開幕以来、5日間で3試合目となったラオスに対し、第2節は試合がなく、初戦から中3日と休養十分のマレーシアは試合を有利に進めるものの、決定機がないまま試合が進む中、36分に均衡が破れます。ニック・アキフ(トレンガヌ)がラオスDF陣の裏に出したパスを受けたルクマン・ハキムがそのまま持ち込みシュート。これが決まりマレーシアが1-0とリードします。

43分にはシャヒル・バシャーがペナルティエリアの外からシュートを決め、このシャヒル・バシャーの代表初ゴールでリードを2点と広げ、前半は2-0で終了します。

後半に入っても攻撃の手を緩めないマレーシアは68分にルクマン・ハキムがこの日2点目となるゴールを決め、3−0としますが、この辺りから気が緩んだのか、ラオス攻撃陣が徐々にマレーシアゴールに迫ります。GKアズリ・アブドル・ガニの好セーブもあり、ラオスの攻撃を凌いだものの、ついに85分には失点してしまいますが、ラオスの反撃はここまで。AFF U23選手権の借りを返したマレーシアが2連勝でB組首位に浮上しています。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月11日(水)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
マレーシア 3-1 ラオス
⚽️マレーシア:ルクマン・ハキム2(36分、68分)、シャヒル・バシャー(43分)
⚽️ラオス:ヴィシス・ ボーンパサース(85分)
🟨マレーシア(0)
🟨ラオス(4):チャンターウィサイ・クトーンフォン、フォウタウォン・サンウィライ、ケオ=ウドン・スワンナサンソ、フッタサイ・ホージャルーン
(下はマレーシアU23代表の先発XIとハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月11日(水)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
カンボジア 0-1 シンガポール
⚽️シンガポール:サイフラー・アクバル(36分)
🟨カンボジア(1):キー・リナ
🟨シンガポール(1):ジャリッド・ギャラガー

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1マレーシア22005236
2シンガポール311137-44
3タイ21016243
4カンボジア21014223
5ラオス301249-50

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1ミャンマー22004226
2ベトナム21103034
3フィリピン31116333
4インドネシア21014403
5東ティモール3003311-80

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3 ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 5-0 タイ
5月10日(火)
ミャンマー 3-2フィリピン、インドネシア 4-1 東ティモール
5月11日(水)
カンボジア 0-1 シンガポール、マレーシア 3-1 ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

今季未勝利のペナンがトマス・トゥルチャ監督と契約解除

Mリーグ1部スーパーリーグのペナンは、クラブ公式Facebook上でトマス・トゥルチャ監督の契約を正式に解除したことを発表しています。ペナンは開幕から6試合勝利がなく、クラブは今月に入って「安全上の理由」からトゥルチャ監督を休養させることを発表したばかりでした。

昨季1部スーパーリーグに昇格したペナンは、昇格初年度でJDT、クダに次ぐ3位となり、トゥルチャ監督の手腕は高く評価されていました。

しかし、スーパーリーグ終了のマレーシアカップでは、グループステージで1勝1分4敗のグループ最下位となり、ノックアウトステージへ進めなかった頃から、一部サポーターの間で不満の声が上がっていました。

昨季は12勝6分6敗、勝点41で3位という成績だったことから、さらに上位へと期待が高まった今季でしたが、ペナンは今季ここまで6試合の成績は0勝3分3敗、勝点3で12チーム中、最下位です。

昨季終了後、DF陣の中心だったインドネシア代表DFリュウジ・ウトモは、期限付き移籍期間を終えてインドネシア1部のプルシジャ・ジャカルタに復帰、タジキスタン代表FWのシェリディン・ボボエフも退団、またマレーシア人選手では昨季、いずれもチームの活躍が認められて初めてA代表に招集されたFWアル=ハフィズ・ハルンがクダへ、GKサミュエル・サマーヴィルがスランゴールへ移籍、さらにMFカイルル・アズリンや帰化選手のデヴィッド・ロウリーら主力選手が流出するなど、選手の顔ぶれも変わっていまた。

また今季開幕前には、スリ・パハンとのプレーシーズンマッチでのラフプレーから、FWカサグランデ、MFエンドリックと主力が2試合の出場停止処分を受けて不在となるなど、昨季と全く別のチームと言って良い陣容では、不安材料しかない中で迎えた開幕でしたが、その不安がまさに最悪の形で露呈した形になりました。

新外国籍選手のFWヒラル・エル=ヘルウェ(レバノン)はここまで出場5試合で3ゴールを挙げ、、チーム合流が遅れたDFクリスティアン・ロンティーニもここ4試合は先発でフル出場しているものの、残留したカサグランデ、エンドリックそしてDFラファエル・ヴィトールのブラジルトリオがケガなどから昨季ほどの影響力は見せられておらず、その結果が6試合で得点7、失点12という形になって現れています。

開幕6試合未勝利を理由に、事実上更迭となったトゥルチャ監督ですが、昇格初年度3位という偉業が評価されないまま、チームを去ることになりました。

*****

トゥルチャ監督退団語のスーパーリーグ第7節KLシティ戦では、監督代行として今季残り試合の采配を振るうことになったマンズール・アズウィラコーチが指揮を取りました。ラファエル・ヴィトールとカサグランデがケガ、フィリピンU23代表のクリスティアン・ロンティーニはベトナムで開催中のシーゲームズに出場で不在と、この試合も苦しい布陣でしたが、エンドリック、ヒラル・エル=ヘルウェと点を取るべき選手がゴールを決めたものの。ここまで6試合で12失点と課題の守備がこの試合でも機能せず、3失点した結果、3-2で敗れています

マンズール監督代行は、2020年シーズンには監督として、2部プレミアリーグでクラブを優勝に導きましたが、1部スーパーリーグで監督をするためのAFCプロライセンスを保持しておらず、1部昇格後はコーチに就任、クラブは外部からトゥルチャ監督を招聘した経緯があります。

5月10日のニュース
来月6月のアジアカップ予選のチケット販売の詳細が発表-3000円で6試合の観戦が可能に
東南アジア競技大会グループステージ第2節-タイとカンボジアが快勝でB組は混戦に

来月6月のアジアカップ予選のチケット販売の詳細が発表-3000円で6試合の観戦が可能に

マレーシアサッカー協会FAMは、来月6月にクアラルンプールで開催される、AFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選のチケットについての詳細を発表しています。

マレーシア代表は、クアラルンプールのブキ・ジャリル国立競技場で6月19日から26日まで開催されるAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選E組でバーレーン、トルクメニスタン、バングラディシュと対戦し、来年2023年6月に中国で開催される本大会の出場を目指します。

FAMが今回発表したのは、このアジアカップ予選の全6試合をオープンスタンドで観戦できる「100リンギコンボチケット」で、この100リンギ(およそ3000円)のチケットです。販売は今月5月16日から29日までの2週間限定で、購入はMリーグのチケットなども販売しているオンラインチケットサイトのtickethotline.com.myで可能となっています。

この「100リンギコンボチケット」では、6月8日(水)のバーレーン対バングラディシュ戦とトルクメニスタン対マレーシア戦、6月11日(土)のバングラディシュ対トルクメニスタン戦とマレーシア対バーレーン戦、そして6月14日(火)のバーレーン対トルクメニスタン戦とマレーシア対バングラディシュ戦の全6試合が観戦可能となります。

各日ごとのチケットの購入も可能で、1日2試合のチケットが40リンギ(およそ1200円)ということですので、「100リンギコンボチケット」を購入すると20%安くなっています。

なお「100リンギコンボチケット」ではバックスタンドでの観戦になりますが、メインスタンドのチケットは1日2試合が60リンギ(およそ1800円)に設定されており、こちらはコンボチケットは発売しないということです。バックスタンドとメインスタンドの1日チケットも5月16日からオンラインで購入可能となります。

新型コロナウィルスの国内新規感染者数が1000名から2000名の間で推移しているマレーシアでは、スポーツ施設などの入場者数制限が撤廃されて、このコンボチケット効果でブキジャリルが収容者数いっぱいの8万7000名になる可能性もありそうです。

またこのアジアカップ予選前哨戦とも言える国際親善試合が5月27日のミャンマー戦、6月1日の香港戦と2試合、いずれもブキ・ジャリル国立競技場で予定されています。この国際親善試合はキム・パンゴン監督就任以来、初の国内試合となりますが、こちらについてはバックスタンド、メインスタンドの区別なくチケットは一律で大人30リンギ(およそ900円)、子供7リンギ(およそ210円)となることも発表されています。

東南アジア競技大会グループステージ第2節-タイとカンボジアが快勝でB組は混戦に

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第2節
5月9日(月)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
ラオス 1-4 カンボジア
シンガポール 0-5 タイ

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第2節終了時)

チーム得失差勝点
1タイ21016243
2カンボジア11004133
3マレーシア11002113
4ラオス201136-31
5シンガポール201125-51

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第2節終了時)

チーム得失差勝点
1フィリピン21104044
2ベトナム21103034
3ミャンマー11003213
4インドネシア100103-30
5東ティモール200227-50

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 0-5 タイ
5月10日(火)
ミャンマー対フィリピン、インドネシア対東ティモール
5月11日(水)
カンボジア対シンガポール、マレーシア対ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

5月9日のニュース
東南アジア競技大会-ラオス代表選手が新型コロナ感染の疑いで同じ宿舎利用のマレーシアら他チームに感染拡大の懸念も
東南アジア競技大会-試合途中に救急車で搬送されたアザム・アズミは既に退院も次戦は出場しない可能性大

東南アジア競技大会-ラオス代表選手が新型コロナ感染の疑いで同じ宿舎利用のマレーシアら他チームに感染拡大の懸念も

5月6日よりベトナムで開幕している東南アジア競技大会通称シーゲームズ2021年大会の男子サッカーは、いわゆる「スポーツバブル」形式で運営されています。各チームは大会開始後からは宿舎、練習会場、試合会場で構成されている「バブル」から出ることはなく、外部との接触を経つことで感染の可能性を下げる運営方法です。

しかし英字紙ニューストレイトタイムズは、このバブル方式採用下でラオスU23代表の選手1名が新型コロナに感染したようだと報じています。さらにこの記事では、ラオスと同じグループステージB組のマレーシア、タイ、シンガポール、カンボジアも同じホテルを宿舎としており、感染が拡大する懸念があるとも伝えています。

なお、ニュースとレイトタイムズは、大会を主催する東南アジア競技大会連盟がこの件については未だ公式声明を発表していないとも報じていますが、実際に感染していた場合、ラオスU23代表は感染により隔離される選手に代わり、大会出場登録選手20名以外の選手を新たに出場登録することが大会規定により認められています。

今大会に出場しているマレーシアU23代表は、明後日の5月11日のグループステージ第3節でラオスU23代表と対戦する予定になっています。

東南アジア競技大会-試合途中に救急車で搬送されたアザム・アズミは既に退院も次戦は出場しない可能性大

5月8日のタイU23代表との試合は、相手の退場者もあり、なんとか勝利したマレーシアU23代表。この試合では63分にDFアザム・アズミ(トレンガヌ)がタイU23代表のジャトラパット・サッタムと激しく交錯し、そのまま交代退場した後、救急車で搬送される事態が起きています。

ニューストレイトタイムズは、このアザム選手が試合当日には既に退院したと報じる一方で、次戦となる5月11日のラオスU23代表戦の出場については以下のようなブラッド・マロニー監督のコメントを伝えています。「アザム選手は退院はしたが、現在も医師の観察下にあり、次戦の出場は危ぶまれている。試合では交錯後、一時的に意識を失っており、実戦に復帰する前には再検査を受ける必要がある。」

このコメントを見る限りでは、アザム選手は出場しない可能性が高そうです。アザム選手はAFC U23アジアカップ予選でもフル出場している主力選手ですが、タイU23代表戦ではこのアズミ選手に代わって出場したクエンティン・チェン(スランゴール)が好機を演出した他、またファディ・ファイアッド(J3沼津)、シャフィク・イスマイル(トレンガヌ)、サフアン・マズラン(トレンガヌII)ら途中交代出場した選手が活躍しています。

5月8日のニュース
東南アジア競技大会グループステージ第1節-マレーシアは難敵タイを相手に薄氷の勝利(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会グループステージ第1節-マレーシアは難敵タイを相手に薄氷の勝利(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会通称シーゲーム2021年大会のサッカーは大会2日目、グループステージB組第1節の2試合が行われ、マレーシアはロスタイムに決勝点を挙げて、グループ内最大のライバルであるタイに辛勝しています。

東南アジアのオリンピックとも言えるこの大会の男子サッカーは、オリンピック同様に各国のU23代表が対戦します。新型コロナの影響で1年順延となった今大会に出場するマレーシアU23代表は、来月6月にウズベキスタンで開催されるAFC U23アジアカップを睨んでオーバーエイジ枠を使用せずに臨んでいます。

今大会のグループステージB組では、マレーシアはタイ、シンガポール、カンボジア、ラオスと同組ですが、中でも最も強敵のタイとの試合が大会初戦となりました。

タイとは、昨年10月にモンゴルで行われたAFC U23アジアカップ予選でも同組で、この時は0-0で引き分け、マレーシアがグループ1位で、タイが2位でいずれも本戦出場を決めています。

マレーシアのブラッド・マロニー監督はこのAFC U23アジアカップ予選のタイ戦の先発11名中9名をこの試合でも先発起用しましたが、A代表でも監督を務めるアレシャンドレ・「マノ」・ポルキン監督は、オーバーエイジ枠のGKカウィン・タンマサッチャーナン、MFウォーラチット・カニッシーバンペン、MFウィーラテップ・ポンパーンを先発させるなど、昨年10月のマレーシア戦からは7名が入れ替えられたメンバーでした。

なおAFC U23アジアカップ予選では、マレーシアは今大会同様、マロニー監督が指揮を取りましたが、タイはマノ監督ではなく、チョクタウィー・プロムルット監督でした。また本来は2005年から2007年までMリーグのクランタンでもプレー経験があるワラウート・スリマカ氏がU23代表監督でしたが、シーゲーム直前のドバイカップで3連敗するなどチームが不振を極めたため、先月4月に急遽、マノ監督が今大会に限りU23代表監督を務める事態になっています。

ベトナム戦ではないにもかかわらず3万人近い観衆が見守る中で始まった試合は、開始からタイがマレーシアを圧倒します。8分にはパトリック・グスタフソンがヘディングで、10分にはドリブルで持ち込んだエカニット・パンヤが左足で、そして19分にはウィーラテップ・ポンパーンがフリーキックでマレーシアゴールを狙いますが、得点には至りませんでした。一方のマレーシアも23分にルクマン・ハキムがGKと1対1の場面を作りますが、シュートはゴールポストの上に外れてしまいました。

試合が動いたのは33分、ゴール前のボールを受けたパトリック・グスタフソンがマレーシアDF2人を巧みに交わしてゴール!試合を押し気味に進めていたタイがついに先制しました。

そしてこの試合のターニングポイントは41分でした。ルクマン・ハキムのスルーパスに抜け出したシャヒル・バシャーを倒して止めたDFジョナサン・ケムディーが一発レッドで退場となり、タイは前半終了間際に10人となってしまいました。

後半に入っても数的に有利なマレーシアは、ボールはキープするものの、守備的な布陣のタイを相手にチャンスは作れず、時間が刻々と過ぎていきました。しかし61分には、右サイドで粘ったムカイリ・アジマルからの早いクロスにダニアル・アスリが合わせてゴール!スランゴールコンビの活躍で、マレーシアは同点に追いつきます。

しかしその直後の62分にはタイのDFジャトラパット・サッタムと激しく交錯したDFアザム・アズミが一度は立ち上がったものの、脳震盪の恐れもあることから大事をとり救急車で運ばれるアクシデントが起こります。(その後の報道では、昨日のうちに退院したようです。)またこのプレーでジャトラパット・サッタムにはイエローカードが出されました。

ここでマレーシアのマロニー監督はアザム・アズミに代えてクエンティン・チェンを起用、さらにハディ・ファイヤッドとシャフィク・イスマイルをそれぞれシャヒル・バシャーとダニアル・アスリに代えて投入し、さらに77分にはルクマン・ハキムに代えて、AFC U23アジアカップ予選で2ゴールを挙げているヌル・アズファル・フィクリを投入し、一気に逆転へと勝負手を打ちました。

そして82分にはクエンティン・チャンの右からのクロスにハディ・ファイヤッドが頭で合わせますが、惜しくも外してしまい、この決定的なチャンスを活かせません。逆に90分過ぎにはタイがあわやゴールという場面をGKアズリ・アブドル・ガニが判断良く飛び出して防ぎます。

そして90+3分、途中出場ながら何度かいいクロスを入れていたシャフィク・イスマイルがペナルティエリアの外からドリブルで持ち込み、タイDFをかわしながらゴール前のハディ・ファイヤッドへパス、ハディのシュートはGKカウィン・タンマサッチャーナンに止められますが、そのこぼれ球に詰めていたヌル・アズファル・フィクリがそのままシュート。最後はタイDFのアヌサック・ジャイペットにあたり、そのままゴールとなりました。

ロスタイムに決勝ゴールが決まり2-1で勝利、というのは既視感がありますが、それでもこの勝利はマレーシアにとって大きな勝利です。なおシーゲームズのグループステージでタイに勝利したのは過去4大会ありますが、その4大会はいずれもマレーシアは決勝に進出しているというゲンの良い勝利でした。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第1節
5月7日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
タイ 1-2 マレーシア
⚽️タイ:パトリック・グスタフソン(33分)
⚽️マレーシア:ダニアル・アスリ(61分)、アヌサク・ジャイペット(90+4分OG)
🟨タイ(1):ジャトラパット・サッタム
🟨マレーシア(2):ムカイリ・アジマル
🟥タイ(1):ジョナサン・ケムディー
(下は両チームの先発XIとハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第1節
5月7日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
ラオス 2-2 シンガポール
⚽️ラオス:Ekkamai Ratxachak(14分)、Chony Wenpaserth(50分)
⚽️シンガポール:グレン・クゥエ(89分)、ジョーダン・エマヴィウェ(90+6分)
🟨ラオス(0)
🟨シンガポール(0)
(下はこの試合のハイライト映像。映像はシーゲームズ2021年大会の公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第1節終了時)

チーム得失差勝点
1マレーシア11002113
2ラオス10102201
3シンガポール10102201
4タイ100112-10
5カンボジア00000000

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第1節終了時)

チーム得失差勝点
1フィリピン11004043
2ベトナム11003033
3インドネシア100103-30
4東ティモール100104-40
5ミャンマー00000000

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール対ミャンマー、ベトナム対フィリピン
5月9日(月)
ラオス対カンボジア、シンガポール対タイ
5月10日(火)
ミャンマー対フィリピン、インドネシア対東ティモール
5月11日(水)
カンボジア対シンガポール、マレーシア対ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ