9月6日のニュース:WC予選でマレーシアサポーターにアウェイの洗礼、FAMはKリーグのトレーニングにも若手選手を派遣

WC予選でマレーシアサポーターにアウェイの洗礼
 マレーシアが敵地でインドネシアを3−2で破った国際サッカー連盟FIFAワールカップ2022年大会アジア二次予選では、マレーシアサポーターに強烈なアウェイの洗礼があったようです。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、安全確保のため試合開始に先立つこと4時間前に地元警察の警護とともにマレーシアサポーターを乗せたバス6台が試合会場となったジャカルタのゲロラ・ブン・カルノスタジアムに到着すると、すでにそこにいたインドネシアサポーターの一部が投石で出迎えたとのこと。幸い怪我人は出なかったようです。
 また試合中はこちらの映像でわかるように、インドネシアサポーターがピッチに乱入して試合が10分に渡って中断し(映像はニューストレイトタイムズ電子版より)、インドネシア代表のサイモン・マクメネミー監督は試合後の記者会見で「ピッチ乱入については自分としては何もできないが、影響がなかったとは言い難く、両チームにとって不都合であった。」と述べ、「インドネシアサポーターは世界一ではあるが、その反面、最悪なサポーターとなるときもある。」とも述べています。
 英字紙スター電子版によれば、試合終了後には、観戦に訪れていたマレーシア政府のサイド・サディック・サイド・アブドル・ラーマン青年スポーツ相を含むマレーシアサポーターに対して、インドネシアサポーターから金属片やビン、発煙筒が投げつけられ、マレーシアサポーターはほとぼりが冷めるまでスタジアム内の安全な場所で待機させられたようです。この後、インドネシア政府のカウンターパートであるイマム・ナーラウィ青年スポーツ相が混乱に対して謝罪し、サイド・サディック大臣もこれを受け入れたようです。
 しかしマレーシアサッカー協会FAMは、インドネシアサッカー協会PSSIの対応が不十分であったとして、国際サッカー連盟FIFAとアジアサッカー連盟AFCに対して報告書を提出することを決めたことが、FAMのホームページで告知されています。

FAMはKリーグのトレーニングにも若手選手を派遣
 U18代表選手6名が今月9月から10月にかけてセレッゾ大阪やFC東京の練習に参加するために日本へ派遣されるという記事を以前とりあげましたが、FAMはKリーグの協力を得て、韓国へも選手を派遣するようです。
 マレーシアの通信社ブルナマによると、大韓サッカー協会KFAのチョン・モンギュ会長と会談したFAMのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長は、Jリーグクラブへの派遣と同様に、Kリーグクラブへも1、2名の選手を派遣したいと話しています。
 また2週間という短い期間で日本へ派遣しても、選手にとっては何も良い影響が出ないという批判の声が一部から出ていることについては、FAMとJFAの間で調印された了解覚書(りょうかいおぼえがきMOU)の重要性を理解することが重要だとし、この2週間という期間は若手選手が日本のプロクラブ環境を体験することにあるとし、MOUで規定された内容を実行することが、日本のプロクラブとの関係高地につながるものであると反論しています。


 

9月5日のニュース(2):速報 スマレの2ゴールなどでマレーシアはWC予選を白星発進!

 国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選がいよいよ開幕し、敵地ジャカルタに乗り込んだマレーシア代表は3-2でインドネシアを破り、初戦を白星で飾る幸先良いスタートを切りました。
 試合は、マレーシアフットボールリーグMFLのパハンFAでプレーするMFサディル・ラムダニからのスルーパスを受けたブラジル出身の帰化選手FWベト・ゴンサウヴェスが12分にゴールを決めインドネシアが先制しました。またも立ち上がりで失点したマレーシアでしたが、マレーシアの帰化選手のFWモハマドゥ・スマレ(パハンFA)が37分にゴールを決め追いつきました。しかしその直後39分にはまた38歳のベト選手がゴールを決め、前半はインドネシアが2-1とリードして終了しました。
 後半66分にはシャフィク・アーマド(JDT)が同点ゴールを決めて、試合を振り出しに戻します。その後は両チーム共一進一退を繰り返し、時計は90分を過ぎ、このまま引き分けかと思われましたが、長めに取られたアディショナルタイム6分に同じパハンFAでプレーするDFマシュー・デイヴィーズからのクロスをスマレ選手がインドネシアゴールに押し込んでマレーシアが3-2年、そのまま試合終了となりました。この試合のアジアサッカー連盟AFCのレポートはこちらです。

マレーシア代表のスターティングXI。先日のヨルダン代表戦からは、ダニアル・アミール(フェルダ・ユナイテッド)に代わってシャフィク・アーマド(JDT)がトップ下に入った以外は変更なしでした。またケガの回復状況が心配されたムハマドゥ・スマレ(パハンFA)はベンチスタート。

そのスマレ選手は、37分にMFハディン・アズマン(フェルダ・ユナイテッド)と交代で出場するといきなり同点ゴールを決めました。

66分に同点ゴールを決めたシャフィク・アーマド。ACLでJDTが鹿島を破った試合でもゴールを決めた大舞台に強い男。

 途中インドネシアファンがピッチに乱入し、試合が数分間中断するなど騒然とした雰囲気の中、マレーシアのタン・チェンホー監督は、21歳のMFシャマル・クティ・アバ、20歳のMFアキヤ・ラシド(いずれもJDT)を投入して攻め続け、敵地での勝点3を取りに行きました。

そして明らかにインドネシアの運動量が落ちた間隙を突き、アディショナルタイム6分にまたしてもスマレ選手がゴール!マレーシアは2004年12月以来となるゲロラ・ブン・カルノスタジアムでの勝利を挙げました。

マレーシア対インドネシアのダイジェスト映像(マレーシアのスポーツチャンネルASTROより_

9月5日のニュース:WC予選ホーム初戦のチケット販売日程発表、WC予選は地上波でも放映、元アメリカU17代表がマレーシア代表入りを希望

WC予選ホーム初戦のチケット販売日程発表
 マレーシア代表の国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選は、本日9月5日のアウェイのインドネシア戦から始まりますが、第二戦となるホームでのアラブ首長国連邦UAE戦のチケット販売日程が、マレーシアサッカー協会FAMのホームページで発表になっています。
 9月10日(火)にブキ・ジャリル国立競技場で開催されるこの試合のチケットは、試合前日の9月9日の午後11時59分まではオンラインで販売され、グランドスタンドが50リンギ(約1270円)、オープンスタンドが30リンギ(730円)、子供は7リンギ(約180円)となっており、この他にグランドスタンド5.52リンギ(約140円)、オープンスタンド5.02リンギ(約130円)の発券手数料がかかります。また9月10日の試合当日午後2時からはブキ・ジャリル競技場のチケットカウンターでも販売され、こちらはグランドスタンドが60リンギ、オープンスタンドが40リンギ、子供料金はオンラインと同じ7リンギとなっています。
 FAMのホームページによると、当初はオンライン販売のみと告知されながら、試合当日に急遽カウンターでもチケットが販売された8月30日のヨルダン代表との国際親善試合では、12, 767枚売れたチケットのうち、5,082枚がカウンターでの購入であったことから、今回はオンラインとカウンター両方での販売となったことを説明しています。
 なお、UAE戦のオンラインチケットの購入はこちらから可能です。なお購入時にはパスポート番号の入力が求められ、試合中も身元確認のためのパスポートの提示が求めめられることがある、とありますが、私が観戦したヨルダン代表戦では入場時にパスポート提示を求められることはありませんでした。

WC予選は地上波でも放映
 上でも取り上げたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選のホーム初戦となる9月10日のUAE戦を含めたマレーシア代表のホームゲーム4試合が、マレーシア国営放送RTMによって地上波でも生中継されることが、FAMのホームページで発表になっています。RTMが中継するのは、2019年9月10日のUAE戦、11月14日のタイ戦、11月19日のインドネシア戦、そして来年2022年3月31日のベトナム戦で、会場はいずれもブキ・ジャリル国立競技場です。
 これまでは、マレーシア国内の衛星放送チャンネルASTROがマレーシア代表のホームゲームを放映してきましたが、今回RTMが放映権を獲得したことで、ASTROと契約していないサッカーファンも代表チームの試合がライブ観戦できることから、人種、宗教に関わらず全てのサッカーファンがテレビの前で代表チームを応援して欲しいとFAMのダト・ハジ・ハミディン・ハジ・モハマド・アミン会長も語っています。
 またマレーシア政府の通信マルチメディア省のゴビンド・シン・デオ大臣も、これまで有料放送と契約していないサッカーファンからRTMによる地上波放送を求める声があったとして、FAMの協力により、そういったファンの声が今回の地上波放送実現につながったとしています。

元アメリカU17代表が代表入りを希望
 元アメリカU17代表のMFワン・クザイン・ワン・カマルがマレーシア代表入りを希望していると、英字紙スター電子版が報じています。
 アメリカのイリノイ州生まれながらマレーシア人の両親を持つ20歳のワン・クザイン選手は、アメリカのメジャーリーグサッカーMLSのスポーティング・カンザス・シティに所属し、2017年にはその下部組織に当たるユナイテッドサッカーリーグUSLのスウォープパーク・レンジャーズでデビューし、先発出場9試合を含めて13試合に出場、2018年途中にスポーティング・カンザスシティに昇格すると5月27日にMLS初出場を果たし、6月3日にはMLS初ゴールも挙げています。また、この年にはUSLの最優秀若手選手表彰候補四人のうちの一人にも選ばれるなど、アメリカ国内でも評価が高い選手です。
 FAMのハミディン会長は、ワン・クザイン選手自身がU23代表のオン・キムスイ監督に直接連絡して、マレーシア代表としてプレーしたい意思を伝えたことを明らかにしており、今年12月にフィリピンで行われる東南アジア競技大会に出場するU23代表候補の一人となる可能性を示唆しています。
 昨年の時点では、ワン・クザイン選手はアメリカとマレーシアのどちらの代表チームでプレーするかどうかを決めかねているという報道がありましたが、タレント揃いのU23代表にワン・クザイン選手が加われば、4大会ぶりの金メダルも夢ではないかも知れません。

9月2日から4日までのニュース:FAMとMFLがクラブが抱える未払い給料を支給、WC予選インドネシア戦関連四題

FAMとMFLがクラブが抱える未払い給料を支給
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページでは、FAMとマレーシアフットボールリーグMFLが総額約246万リンギ(約6200万円)を給料未払い問題を抱えるMFLの6クラブに支給したことを報告しています。
 MFLの放映権料と対象となるMFL所属クラブから集めた供託金から支給された未払い給料受け取りの対象となったのは、MFL1部のマラッカ・ユナイテッド、フェルダ・ユナイテッド、クアラ・ルンプールFA、MFL2部のPDRM FC、ペナンFA、サラワクFAの6クラブです。各クラブのマレーシア人選手はFAMの、外国人選手は国際サッカー連盟FIFAの選手ステータス(地位)委員会によって未払い給料が確定されたケースを対象としており、今年3月にやはりFAMとMFLによって支給された約252万リンギ(約6360万円)に続く、今年二度目の支給となっています。
 先日紹介した経済管理プログラムECPが来年からMFLに導入されますが、このプログラムに関する説明会が各州サッカー協会やクラブを対象に既に行われているようですので、

WC予選インドネシア戦関連
 いよいよ9月5日(木)に迫った国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー連盟AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の開幕戦となるアウェイの対インドネシア戦を前に、マレーシアの国内メディアではこれまでの対戦やその他の情報をこぞって取り上げていますので、ご紹介します。

その1:相性の悪いスタジアム
 今回の試合会場は、1962年のアジア競技大会のために建設されたゲロラ・ブン・カルノスタジアム(通称GBKスタジアム)。開場当時は10万人以上を収容していたようですが、現在は約7万人収容のスタジアムです。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、このGBKスタジアムでのマレーシアとインドネシアの対戦は、その1962年を皮切りに(筆者注:マレーシアの成立は1963年9月16日なので、この試合は当時のマラヤ連邦としての対戦と思われます。)過去18回。そしてその対戦成績はマレーシアの4勝2分12敗と、マレーシアにとっては相性の悪いスタジアムです。ちなみに、このGBKスタジアムでのマレーシアの勝利は2004年のアセアンサッカー連盟AFF選手権準決勝での2-1での勝利が最後です。(ちなみにこの年のAFF選手権では、マレーシアもホームでインドネシアに4-1で敗れ、準決勝で敗退しています。)
 この記事の中で、マレーシア代表のタン・チェンホー監督は、攻撃的なサッカーを展開したいと述べ、全員守備のような布陣では臨まないと述べています。

その2:元MFL選手によるマレーシア代表分析
 この試合に出場するインドネシア代表候補にも選ばれているMFアンディック・ヴェルマンサ(マドゥラ・ユナイテッド)は、マレーシアフットボールリーグMFL1部のスランゴールFAで2013年から2017年まで、昨年2018年はクダFAで計6年間に渡りプレーしていました。
 ニューストレイトタイムズ電子版は、このアンディック選手のコメントを掲載しています。それによると、アンディック選手が警戒しているのは、マレーシアのカウンターアタックとのことで、中でも両翼の上がりを警戒したいとしています。「最近のマレーシアのプレースタイルはとても独特で、守備ではできるだけ多くの相手選手を自陣に集めておいて、そこからボールを奪うと一気にカウンターを仕掛けてくるので、それに対処するような戦術を取る必要がある。」とアンディック選手は述べています。
 先日のヨルダン戦でも、ラヴェル・コービン=オング、マシュー・デイヴィーズといった辺りが積極的に攻撃参加をしていましたので、その分析は間違えていなそうですが、課題はカウンターからボールを前線に運んだ後に時間がかかるケースが多いこと。そこから有効なパスを出せぬ内に、相手の選手も戻ってきて数的有利を活かしきれないシーンもヨルダン戦では何度か見られましたので、インドネシア戦までにどのくらい改善されているかが楽しみです。

その3:外国出身の帰化選手
 FIFAによる制裁でワールドカップ2018年大会への予選が許されなかったインドネシアにとっては、2大会ぶりとなるアジア予選出場ですが、今回は4名の帰化選手が代表メンバーに選出されています。
 その4名とはDFヴィクター・イグボネフォ(ナイジェリア出身、タイリーグPTTラヨーンFC)、MFステファノ・リリパリ(オランダ出身、バリ・ユナイテッド)、FWベト・ゴンサウヴェス(ブラジル出身、マデュラ・ユナイテッド)、FWオサス・サハ(ナイジェリア出身、ティラ・プルシカボ)ですが、マレーシア代表のタン監督は、MFLでの既に(自分たちより身体の大きな)外国人選手との対戦経験があるので、インドネシア代表の帰化選手については心配していないと、英字紙スターが伝えています。さらにタン監督は、過去6試合で完封勝ちは1試合しかないことから、試合開始直後の時間帯の失点に注意したいとも述べています。

その4:セキュリティー
 インドネシアの人口2億6000万人に対してマレーシアは3200万人と、国の規模には大きな差がありますが、それでもこの両国には強力なライバル関係があります。ともにマレー系住民が大多数を占め、緩やかな関係を持つ両国(当時はそれぞれ英領マラヤと蘭領東インド)が、1824年にイギリスとオランダの間で締結された英蘭協約により、マラッカ海峡を境とする二つの国に分かれ、その後は政治の分野からスポーツの分野へとライバル関係を展開していきました。
 そんなことから、今回、マレーシアとインドネシアがワールドカップ予選同組となったことで、マレーシア側からは、アウェイでの試合での選手の安全について不安の声が上がっています。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、不測の時代に備えて、マレーシアサッカー協会FAMとインドネシアサッカー協会PBSIは、地元警察を踏まえた話し合いを既に複数回行っており、インドネシア政府もマレーシアチームとそのサポーターの安全を保障することことを約束しています。
 2010年のAFF選手権や2011年の東南アジア競技大会の際には、マレーシア代表チームは、試合後にバラクーダ装甲兵員輸送車でホテルまで送られた経緯があり、今回もホテル近くに同じバラクーダ装甲兵員輸送車が配備されていると報じています。(写真下はバラクーダ装甲兵員輸送車)

8月31日から9月1日のニュース:WC予選インドネシア戦のメンバーが発表、U18の5名が日本でのトレーニングに出発、U15はAFC選手権候補合宿参加メンバーを発表

WC予選インドネシア戦のメンバーが発表
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページでは、9月5日(木)にジャカルタのゲロラ・ブン・カルノスタジアムで開催される国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー連盟AFC選手権2023年大会予選のグループGの開幕戦となるインドネシア代表戦のメンバーが発表になっています。
 8月30日に行われた国際親善試合ヨルダン代表戦前の候補合宿では27名を招集されましたが、そこからアーマド・ハズワン・バクリ(ジョホール・ダルル・タクジムJDT)、モハマド・ファイズ・モハマド・ファイズ(スランゴールFA)、モハマド・ジャフリ・モハマド・フィルダウス・チュウ(PKNS FC)の3名が外れています。
 この人選について、マレーシア代表のタン・チェンホー監督は、JDTでも試合出場の少ないアーマド・ハズワンは実戦不足、ファイズ・ナシルは発熱による体調不良、ムハマド・ジャフリは機会を与えたかったものの、今回は見送りと話しています。
 また、インドネシア戦のベンチ入りは23名ですが、ケガのためヨルダン戦にも出場しなかったモハマドゥ・スマレ(パハンFA)のベンチ入りの可能性も残っていることから、最終ベンチ入りの23名は試合当日に決定したいとタン監督は述べています。
 なお、9月3日にインドネシアへ向かう24名はこちらです。

U18の5名がJリーグクラブでの練習参加に出発
 日本を訪問中だったFAMのダト・ハジ・ハミディン・ハジ・モハマド・アミン会長と日本サッカー協会JFAの間で、U18代表選手6名を日本へ派遣し、JリーグクラブやJビレッジへの練習参加を行うプログラムの詳細が決まったことを、FAMのホームページが伝えています。
 このブログでも以前取り上げたルクマン・ハキム・シャムスディンとムハマド・フィルダウス・カイロンニザム、ハリス・ハイカル・アダム・アフカル、アリ・イムラン・シュカリの4名は9月3日からセレッゾ大阪で、シーク・イズハン・ナズレル・シーク・アズマン、アーマド・ジクリ・モハマド・カリリの2名は10月にJFAアカデミーとFC東京で練習に参加します。なおセレッゾ大阪での練習参加後、ルクマン選手もJFAアカデミーとFC東京での練習にも参加するようです。
 FAMのホームページでは、今回の練習参加は日本での練習や試合になれることに加えて、Jリーグでプレーすることがある場合の日本での生活を経験することもその目的の一環であるとしています。
 U18から飛び級でフル代表入りも期待されていたルクマン選手を筆頭に、東南アジアレベルではアセアンサッカー連盟AFFのU18選手権で準優勝するなど近年力をつけてきているとされるマレーシア。今回の練習参加メンバーから将来のJリーガーが出るかどうかが楽しみです。

U15はAFC選手権候補合宿参加メンバーを発表
 FAMのホームページでは、AFC U16選手権2020年大会の予選に出場する代表候補合宿招集メンバー30名も発表されています。
 予選グループJに入っているマレーシアは、9月18日から22日にかけて、ラオスのビエンチャンで開催されるこの予選で開催国ラオスのほか、日本、カンボジアと同組になっています。
 候補選手30名と予備候補7名は本日9月1日から、スランゴール州クラナ・ジャヤにあるFAMの練習グラウンドで合宿を行い、9月6日と9日にモンゴルU15代表と練習試合を行ったのち、ラオス入りをすることになっています。
 先月8月に行われたAFF U15選手権では、グループステージではオーストラリアを、準決勝ではベトナムを、そして決勝ではタイを破って優勝しているマレーシアですが、カンボジアとの対戦はなかったもののラオスを1-0で破っています。
 なお、この合宿の招集メンバーはこちらです。(マレーシア語)Umurは年齢、Pasukanは所属チームを表しますが、大半の選手が所属するAMDは、FAMとマレーシア政府の青年スポーツ省が運営する国家サッカー選手養成プログラムNFDP下のモクター・ダハリ・アカデミーを、SSTMI、SSN Negeri Sembilanはそれぞれジョホール州とヌグリ・スンビラン州にある国立のスポーツ専門学校を、SMK IBRAHIM FIKRIはトレンガヌ州にある国立中等学校、SRI KDU INT. SCHOOLはスランゴール州にあるインターナショナルスクール、そしてJDTはMFLに所属するクラブ、ジョホール・ダルル・タクジムを表します。

観戦記:8月30日国際親善試合 マレーシア代表対ヨルダン代表@ブキ・ジャリル国立競技場

こちらでは8月31日はムルデカ・デーと呼ばれる独立記念日。1957年8月31日に当時の英領マラヤが英国から独立した日を記念するこのムルデカ・デーを翌日に控えた8月30日、国際サッカー連盟FIFAランキング99位のヨルダンに同159位のマレーシアが挑みました。

会場となったクアラ・ルンプールのブキ・ジャリル国立競技場は綺麗にライトアップされていました。

2020年末までマレーシア代表の公式戦は全て、このブキ・ジャリル国立競技場で行われることが発表されましたが、ライティングにはマレーシア代表のニックネーム「ハリマオ・マラヤ(マレーの虎)」にちなんでか、虎の模様が写し刺されていました。

今回はオープンスタンド20リンギ(約500円)をオンラインで購入。当初はオンラインのみの販売となっていましたが、入場口に並ぶとチケットを持った人も多く、聞いてみるとカウンターでの販売が試合当日に行われたようでした。

今回、画期的だったのは、チケットやスマホのバーコードで入場ができるようなシステムが導入されたことです。ただし、オンラインチケット購入時には、入場に提示が求められる身分証明書(外国人はパスポート)の携行が求められていましたが、そんなチェックは全くなし。マレーシアらしいと言えばそれまでですが…。

オープンスタンドの20リンギに対して、メインスタンドの入場料は40リンギ(約1,000円)でしたが、そのせいか、メインスタンドはガラガラで、オープンスタンドの1階は8割方埋まっていました。

ウルトラス・マラヤの皆さんも当然いらっしゃいます。

両チームが入場して、国歌斉唱と国旗掲揚が行われました。なおワールドカップアジア二次予選でグループBのヨルダンは、9月5日に台湾の台北市で行われる台湾戦の途中でマレーシアに立ち寄っています。今年年初に行われたアジアサッカー連盟選手権アジアカップでは、ベスト16でPK戦の末、ベトナムに敗れていますが、FIFAランキングではマレーシアより60位も上のチームです。

試合開始7分で、ヨルダンが先制点。ディフェンスラインの裏を取られての失点でした。この試合で、その後も同じような場面が何度かあり、サッカー素人から見るとマレーシアのバックラインはやや安定感が欠けているように見えました。

マレーシアの攻撃陣もシュートは放つものの、ゴールの枠を捉えられていなかったり、弱いシュートがGKの正面へ行くなど、ヨルダンゴールを脅かすことなく前半が終了しました。

各方面から不評のブキ・ジャリル国立競技場のピッチですが、この試合ではピッチのコンデション自体はよく見えました。なお、ハーフタイムには、ディボットを埋めるなど芝の手入れが行われていました。

後半は両チーム共、得点が入らず1−0のまま試合終了。攻撃陣は予選本番となる9月5日のアウェイ、インドネシア代表戦に期待が持てそうですが、守備陣は何度かゴール前でフリーでヘディングをさせる場面があり、その辺りの修正が必要そうというのが試合後の印象でした。
 以下はこの試合のハイライト映像です。

8月25日から27日までのニュース:ECP導入でマレーシアサッカーの構造改革が起こるかも、前トレンガヌFC監督は来季に向けて充電中

ECP導入でマレーシアサッカーの構造改革が起こるかも
 2020年よりマレーシアフットボールリーグMFLに導入される経済管理プログラム(ECP)について、既に同様のプログラムが導入されているラ・リーガのマレーシア駐在員であるジョルジオ・ロッシ氏は、スペインリーグでの成功と同じことがマレーシアでも実現可能であると英字紙スター電子版に述べています。
 ラ・リーガでは2012年から導入されたECPにより、2017年までの5年間で各クラブの財務状況は改善され、総額で9000万ユーロ(およそ105億円)の負債が完済されたとし、ラ・リーガの海外戦略部門グローバルネットワークのロッシ駐在員は、MFLがECP導入を決めたことは、サッカーを持続可能な産業とするための前向きな姿勢であるとコメントしています。
 MFLは多くのクラブが抱える脆弱な経営管理を改善するため、来年2020年よりこのECP導入を決めており、来季からMFL所属の各クラブは、MFLが設定する規制に従って決められた予算内での経営を行うことが義務づけられます。
 記事の中で、ロッシ駐在員は、スペインのクラブがこのECPを受け入れたのは、そういった措置が必要であったからであり、罰則を含めた規定遵守を各クラブが受け入れた結果、ECP導入は成功であったと言えるとし、マレーシアでも同様の効果が期待できると語っています。さらに「サッカーとはビジネスであり、そこに持続可能性がなければ、そのビジネスに未来はないが、ECP導入で各クラブ、そしてリーグが持続可能な環境を作り出すことで、利害関係者全員が利益を享受できるだろう」とも語っています。
 このECP導入によって、各クラブがいわゆる身の丈にあった経営となることで、このブログでは既に何度も取り上げている給料未払い問題がなくなることを期待したいですが、同時に資金力のあるクラブとないクラブの格差は拡大し、財務状況が厳しいクラブの降格あるいは脱退など、MFL所属クラブの再編成が起こる可能性が大いにありそうです。

前TFC監督は来季に向けて充電中
 今季途中に成績不振のためMFL1部スーパーリーグのトレンガヌFC監督を辞任したイルファン・バクティ前トレンガヌFC監督は、複数のクラブから来季の監督就任を要請されているものの、現時点ではどのクラブとも契約に至っていないとしています。
 クアラ・ルンプールFAやペラTBGなどが、来季に向けて既にイルファン前TFC監督に接触しているという噂を否定した上で、2019年シーズンがまだ終了していないことから、時間をかけて決定したいと語っていると、オンラインポータルサイトのフォックススポーツが報じています。
 2017年に当時MFL2部のトレンガヌFC監督に就任すると、その年にクラブを1部に昇格させ、さらに昨年はマレーシアカップでPK戦でペラTBGに敗れたものの準優勝へと導いたイルファン氏でしたが、今季途中で退任しています。
 ペナンFAやヌグリ・スンビランFA、スランゴールFAといった国内クラブだけでなくインドネシアリーグのプルシプラ・ジャヤプラでの監督もあるイルファン氏は今年68歳ですが、その実績に期待するクラブがあるはずですので、来季もどこかの監督に就任する可能性は高いと思います。

マレーシアカップ グループステージ第4節の結果まとめ

8月20日(水)から25日(日)にかけて行われたマレーシアカップ のグループステージ第4節の結果です。今節から後半戦に入るグループステージ終了ご、各グループの上位2チームがノックアウトステージに進みます。左側のチームがホームです。

グループA
クダFA3-2PKNS FC
得点者:クダFA-ジョナサン・ボーマン2(51分、84分)、アリフ・ユソフ(90分)、PKNS FC-ロメル・モラエス(30分)、ニコラス・スウィラッド(71分)
 前節で引き分けたPKNS FCを破ってクダFAが2勝目。PKNS FCは課題の守備がこの試合でも崩壊して3失点でした。

ヌグリ・スンビランFA3-2トレンガヌFC
得点者:ヌグリ・スンビランFA-フェリス・ダニアル(3分)、アウミール(7分)、イゴール・ルイズ(67分)、トレンガヌFC-リー・タック(36分PK)、セルヒイ・アンドレイエフ(90分)
 ここまで3連敗のヌグリ・スンビランFAが、3連勝中だったトレンガヌFCに初黒星をつけています。
 ヌグリ・スンビランFAの中武駿介選手はスタメンでフル出場しています。

順位チーム得点失点得失差勝点
1トレンガヌFC301105 59
2クダFA21176 17
3PKNS FC11288-24
4ヌグリ・スンビランFA10349-53

グループB
ジョホール・ダルル・タクジムJDT5-0PKNP FC
得点者:JDT-マウリシオ(3分)、ゴンザロ・カブレラ(31分)、サファウイ・ラシド2(37分PK、62分)、ジオゴ(51分PK)

UITM FC0-2プタリン・ジャヤ(PJ)シティFC
得点者:PJシティFC-ワシントン・ブランダオ(33分)、サティシュ・クリシュナン(72分)
 ここまで4戦全敗のUITM FCはグループステージ敗退が決定しました。

順位チーム得点失点得失差勝点
1JDT301105 510
2PJシティFC3017529
3PKNP FC11259-44
4UITM FC00418-70

グループC
ペナンFA1-1ペラTBG
得点者:ペナンFA-、ペラTBG-レアンドロ・ドス・サントス(60分)

パハンFA1-0サバFA
得点者:パハンFA-ディクソン・ヌワカエメ(58分)
 この勝利でパハンFAはノックアウトステージ進出が、サバFAはグループステージ敗退がそれぞれ確定しています。

順位チーム得点失点得失差勝点
1パハンFA40092712
2ペラTBG12144 05
3ペナンFA12145-15
4サバFA00428-60

グループD
スランゴールFA2-2PDRM FC
得点者:スランゴールFA-テイラー・リガン(69分)、イフェダヨ・オルセグン(80分)、PDRM FC-ウチェ・アグバ(28分)、リ・チャンフン(87分)
 MFL1部スーパーリーグ3位スタンゴールFAと2部プレミアリーグ3位PDRM FCが対戦したこのカードは前節に続いて引き分けに終わりました。

フェルダ・ユナイテッド3-1マラッカ・ユナイテッド
得点者:フェルダU-ハディン・アズマン2(45分、75分PK)、ダニアル・アミエル(70分)マラッカU-ルカ・ミルノヴィッチ(37分)
 フェルダUは、8月25日から始まるワールドカップアジア二次予選代表候補合宿に招集されたハディン・アズマンとダニアル・アミエルがゴールを決めています。

順位チーム得点失点得失差勝点
1マラッカ・ユナイテッド2026606
2スランゴールFA13065 16
3PDRM FC12189-15
4フェルダ・ユナイテッド112910-14

8月22日から24日のニュース:国内で最高のピッチはどこか、U23監督「練習場の改善を」、MFLの放映権に国外メディアが関心、カイルル・アムリ「ライオンズXIが再びMFLでプレーすることを望む」

国内で最高のピッチはどこか
 ブキ・ジャリル国立競技場のピッチの悪さが頻繁に話題になるなか、英字紙ニューストレイトタイムズが、マレーシア国内の最高のピッチはどこかについての記事を掲載しています。
 国内では最高の設備を誇るジョホール・ダルル・タクジムJDTのホーム、タン・スリ・ハサン・ユノススタジアム、通称ラーキンスタジアムが一番かと思いきや、JDTのオーナーでジョホール皇太子トゥンク・イスマイル殿下によれば、国内最高のピッチはサバFAのホーム、サバ州コタキナバルにあるリカススタジアムのようで、ラーキンのピッチは国内で2番目だと述べています。
 また、記事の中では、マレーシアフットボールリーグMFLでプレーするチームの監督や選手にもインタビューをしていますが、リカススタジアムの芝は短くかられており短いパスをつなぐスタイルを採用しているMFL各チームのサッカーに適していることや、プレー中に削り取られるデヴォット(divot)が整備されていることが挙げられています。
 この他にはクダFAのダルルアマンスタジアム(PKNS FCのアクラム・マヒナン主将、フェルダ・ユナイテッドのニザム・ジャミル監督)が挙げられています。

U23監督「練習場の改善を」
 上記のピッチの話に関連して英字紙ニューストレイトタイムズは、がMFL各クラブに練習場のピッチ改善に取り組むべきというU23代表のオン・キムスイ監督の提言を取り上げています。
 整備状態が良くないピッチで練習すれば、各クラブが目指すサッカーを実践するのが難しくなるだけでなく、選手のケガの可能性も上がるとしています。「月給60000から70000リンギ(日本円で150万円から176万円ほど)をもらっている選手がケガで数ヶ月も戦列を離れるのは、戦力的にもクラブにとって痛手だが、試合に出られない選手に給料を払うのはクラブの金銭的損失にもつながるとしています。
 オン監督はJリーグクラブの練習施設を例に挙げて、「日本では、ボールを速く動かすという自分たちのスタイルにあわせて、練習場の芝は短くかられており、こういったピッチで練習することで、試合中、相手はもっと速く動かなくてはならなくなるような状況を作り上げている。」と述べています。
 さらにMFL1部スーパーリーグではJDTとスランゴールFAの練習場のピッチがトップクラスであるとし、各クラブやクラブを運営する州サッカー協会はが練習場のピッチを最良の状態で自らが維持できなければ、業者への外注など施設への投資も考えるべきだと述べています。

MFLの放映権に国外メディアが関心
 MFLのホームページでは、MFLと試合の放映権に関するジョイントベンチャーを行うエナヴァイヴ・コンサルタンシー社(EVC社)が、60日以内に来季のMFL放映権の再編成を行うと発表されています。MFLのメディアパートナーとなったEVC社のムハマド・ニザムディン・アブドル・ハミドCEOによると、アメリカ、イギリス、シンガポール、さらにはヨーロッパや中東の国々が、ストリーミング配信などを利用してMFLを放映することに関心を示しているとのことです。

カイルル・アムリ「ライオンズXIIがMFLでプレーすることを望む」
 MFLの公式ホームページでは、シンガポール代表でMFL1部フェルダ・ユナイテッドでプレーするカイルル・アムリが、もっと多くのシンガポール人選手がMFLでプレーし、できることならばシンガポールサッカー協会(FAS)による選抜チーム、ライオンズXIIが再びMFLでプレーすることを希望している、という記事を取り上げています。
 MFLは東南アジアでもトップのリーグだと語るカイルル選手は、他の外国人選手とシンガポール人選手は十分競争できるとし、隣国シンガポールからの選手がMFLで活躍することで、マレーシアのサッカーファンの関心を集めるだろウト語っています。
 参考までに、かつてはマレーシアの一部であったシンガポールは、MFLの州サッカー協会が運営するクラブチーム(スランゴールFAやパハンFAなど◯◯FAと言う名のクラブチーム)と同様にシンガポールFAとして、1920年代からマレーシアのサッカーリーグに参加していました。その後1990年代後半に自国内にプロリーグSリーグが発足したことから、マレーシアのリーグから脱退しました。
 しかし2012年にFASによるライオンズXIIが結成されると、マレーシアサッカー協会が結成したハリマオ・ムダがSリーグで、ライオンズXIIがマレーシアの国内リーグでプレーする状況が2015年まで続きました。
 カイルル選手自身もライオンズXIIでプレーした経験もあり、2015年にはマレーシアFAカップ決勝でケランタンFAを破って優勝しています。

8月21日のニュース:WC二次予選の代表候補合宿メンバー発表、タン監督「ハズワン・バクリは大事な戦力」

WC二次予選の代表候補合宿メンバー発表
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページで、国際サッカー連盟FIFAワールドカップWC2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー連盟AFC選手権2023年大会予選に出場するマレーシア代表候補合宿の参加メンバー27名が発表になっています。
 東ティモールと対戦した今年6月のアジア一次予選のメンバー23名からは18名が残り、DFシャズワン・アンディック(JDT)、FWシャズワン・ザイノン(スランゴールFA)、MFケニー・パッラジ・ダバラギ(ペラTBG)、GKザリフ・イルファン(PKNS FC)、FWファイサル・ハリム(パハンFA)の5名が外れた一方で、昨年2018年末のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップに出場しながら、ケガのため戦列を離れていたGKハフィズル・ハキム(ペラTBG)とMFシャミ・サファリ(スランゴールFA)は、ケガが完治したことから代表候補に復帰しています。またこのスズキカップのメンバーではDFナジルル・ナイム(ペラTBG)とFWハズワン・バクリ(JDT)も代表候補に復帰しています。またFWハディン・アズマン(フェルダ・ユナイテッド)は3月のエアマリンカップ以来の代表合宿招集となっっています。
 この他、マレーシアFAカップでペラTBGの準優勝に貢献したMFブレンダン・ガンとMFパルティバン・ジャネセカランのMFコンビは、タン・チェンホー監督となってから初の代表合宿招集、またU23代表からはMFダニアル・アミル(フェルダ・ユナイテッド)とジャフリ・チュウ(PKNS FC)が初のフル代表候補合宿招集を受けています。
 詳しい選手リストはこちらですが、27名の内、タイリーグ2部のポリス・テロFCでプレーするドミニク・タン・ジュンジン以外は全員がマレーシアフットボールリーグMFLでプレーしています。(ドミニク選手は、タイリーグ1部のタラートFCへの期限付き移籍が所属クラブのJDTから発表されていましたが、結局ポリス・テロFCでプレーしているようです。)
 各選手は今月25日(日)から始まる代表合宿に合流し、8月30日(金)にヨルダンとブキ・ジャリル国立競技場で国際親善試合を行った後、WC二次予選出場の代表23名が発表されます。その後は9月5日(木)にWC二次予選初戦となるアウェイのインドネシア戦、9月10日(火曜日)のホーム開幕戦となるアラブ首長国連邦UAE戦が控えています。
 なおマレーシアはWCアジア二次予選では、グループGに入り、アラブ首長国連邦、ベトナム、タイ、インドネシアと同組になっています。

タン監督「ハズワン・バクリは大事な戦力」
 今回のフル代表候補合宿候補メンバーの中で、ジョホール・ダルル・タクジムJDTのFWハズワン・バクリの招集について疑問の声が上がる中、タン監督はハズワン選手の招集理由をマレー語紙ブリタ・ハリアンとのインタビューの中で説明しています。
 ハズワン選手は今季のMFLで出場が2試合、しかも出場した2試合もそれぞれ68分と90分からと非常に短い時間の出場にとどまっています。このハズワン選手についてタン監督は、MFLには有力なFWがいないこと、所属するJDTにはジオゴやゴンザロ・カブレラといった強力な外国人FWが在籍しているため出番がないことなどを挙げ、今回の代表合宿でその実力を見極めたいとしています。
 また招集選手リストについてタン監督は、自分一人ではなくコーチ陣とも相談して決めているとしています。また今回は27人と通常より多い選手が招集されている点についても、ここからアジア二次予選に出場する選手となるにはさらに厳しい競争が待っていることも指摘しています。