伝統ある「コーズウェイダービー」でマレーシアに0-6とまさかの大敗を喫したシンガポール。これほどの大敗は、1978年7月のムルデカ大会で同じスコアラインで敗れて以来48年ぶりだそうです。来年1月にアジア杯を控えるチームにとっては、同大会出場を逃したマレーシア相手の惨敗は、チーム強化を見直すきっかけになりそうです。
ベルグソン・ダ・シウバによるハットトリック(こちらもマレーシア人選手によるシンガポール戦のハットトリックとしてはジェームズ・ウォンが同じムルデカ大会で記録して以来48年ぶり)に加え、スチュアート・ウィルキン、パウロ・ジョズエ、シャヒル・バシャがゴールを決め、は今年3月から指揮を取るギャビン・リー監督にとって最悪の敗戦となりました。
試合後の記者会見で、リー監督は「彼らは間違いなく勝ち進むに値するチームだった」とマレーシアの勝利を祝福する一方で、6-0という点差ほどの試合内容ではなかったと感じているとも話しています。さらに。この結果を反省し、自分たちが目指す競争レベルを認識した上で、次なる一歩を踏み出す努力を続けなければならないと述べていますが、屈辱的大敗を喫したリー監督は来年のアジア杯でも指揮を取るのかどうかは不明です。
マレーシアサッカー協会はインドネシア対バングラデシュ戦のアディショナルタイム追加についてFIFAに公式説明を要求
マレーシアサッカー協会(FAM)は、10月1日に行われたFIFAアセアン杯のインドネシア対バングラデシュ戦において、アディショナルタイムが追加された件について、FIFAに対して公式説明を求めるという声明を発表しています。
FAMは公式フェイスブック上で発表されたこの声明の中で、ジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われた同試合において、当初2分と表示されていたアディショナルタイムがその後7分に変更された事態を深刻に受け止めていると述べています。
「FAMはアディショナルタイムの変更に至った根拠、手順、および経緯を明確にするよう、FIFAに公式な要請を行う予定である。試合時間の管理が、すべての試合を公平かつ透明に、そして確立された大会規定に従って運営する上で極めて重要な要素であることを強調したい」と声明で述べています。
さらにこの試合が1部プレミアディビジョンA組の最終順位を決定し、ひいては決勝進出チームに影響を与える重要な一戦であったことを踏まえ、FIFAに対し、この件を検証し、審判団による決定について詳細な説明を行うよう求めています。その中には、アディショナルタイムの変更が適切な手順や規定に従って実施されたかどうかの確認も含まれているということです。
「FAMは、今回の要請が試合結果を覆そうとしたり、いずれかのチームの功績に異議を唱えたりする意図によるものではないことを強調したい。むしろ、現在生じている混乱を解消するために、審判のプロセスや手順に関する公式な説明を求めている」とFAMは説明しています。
10月1日の試合では、インドネシアは90分にルーク・ヴィッカリーが得点し、7-1としましたが、第4審判がアディショナルタイムを2分と示すボードを掲げました。その後、90+1分にバングラデシュのファルハーン・アリ・ワヒドが1点を返して、7-2となっていました。この時点で別会場で試合をしていたマレーシアはシンガポールを6-0で破っており、マレーシアが得失差でインドネシアを上回り、決勝進出が決まったかに見えました。
その後、インドネシア戦は当初の2分からなぜかアディショナルタイムが7分と変更され、その後にインドネシアは90+6分にケヴィン・ディク、90+7分にはミッチェル・ベイカーがそれぞれゴールを決めて、インドネシアは9-2で勝利しています。
この結果、インドネシア、マレーシアともに勝点7、得失点差9と並びましたが、総得点数においてインドネシアが11点を記録し、これがマレーシアの9点を上回ったため、A組の首位が確定し、10月5日のタイとの決勝に駒を進めています。
負傷のファイサル・ハリムは3位決定戦欠場
マレーシアのファイサル・ハリムは、腱および右ふくらはぎの筋肉負傷のため、FIFA アセアン杯の3位決定戦を欠場することを、マレーシアのタン・チェンホー暫定監督が明らかにしています。一部報道では、回復に数ヶ月要するともされており、代表チームはもちろんのこと、リーグ再開後のスランゴールにとっても痛いニュースとなりました。
「ミッキー」の愛称で親しまれるファイサル選手は、9月28日のインドネシア戦では先発して54分に交代、10月1日のシンガポール戦ではベンチ外でした。
一部メディアでは松葉杖をつき、右脚に装具を装着してスタジアムに到着する姿を写した写真も掲載されており、そのケガの深刻さがうかがえます。
10月1日のシンガポール戦では、代わりにファーガス・ティアニー(キプロス1部PACオモニア29M)が左WGに入りましたが、12戦連続未勝利のベトナムが相手となる3位決定戦は、厳しい試合となりそうです。
クチンシティのスタジアムが改修工事完了-収容人数17,584席でACL2へ
クチンシティのホーム、タハ・アリフィン・スタジアムの改修が終了し、収容人数17,584人のマレーシアでは珍しい全席座席番号付きとなっています。
今回の改修は、今シーズンのACL2に出場するクチンシティが同スタジアムを使用できるよう、アジアサッカー連盟(AFC)のスタジアム規定に適合させるための改修工事でした。
クチンシティの会長も兼ねるファズルディン・アブドゥル・ラーマン サラワク州サッカー協会会長は、タハ・アリフィン・スタジアム(旧サラワク州立スタジアム)で開催される将来の国際大会において、今回の改修工事が運営をより円滑するために採用されたと説明しています。また同スタジアムがAFCおよびマレーシアサッカー協会(FAM)から条件付きの承認を得たことを明らかにしました。
条件の中には照明設備や放送室に関する課題があるとして、こちらについては解決していく必要があるとしています。なお、タハ・アリフィン・スタジアムの改修には、ホームおよびアウェイチームのロッカールーム、審判員や試合運営役員の控室の整備に加え、イスラム教の礼拝所(スラウ)やトイレ、そして観客の安全対策の改善も含まれているということです。
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前述のように今回の改修工事を機に、スタジアムの名称もサラワク州立スタジアムから、1974年にサラワク州サッカー協会を設立したタハ・アリフィン氏の名を冠した名称に変更されました。サラワク州サッカー協会が運営したサラワクFAは、タハ・アリフィン会長時代に1992年のマレーシアFAカップ優勝を果たしています。
収容人数約3万人として建設された現在のタハ・アリフィン・スタジアムは、1989年に正式にオープンし、1988年頃から1990年代にかけての「ンガップ・サヨット(Ngap Sayot、サラワク州の言葉で「絶対に諦めない精神」)」時代というサラワクサッカーの黄金期を見守ってきました。
