2月12日のニュース
3月の代表戦はJDTのホームでの開催が濃厚に
U23代表候補合宿参加者25名を発表
クランタンFCの新外国籍選手への殺害予告犯を警察が特定

3月の代表戦はJDTのホームでの開催が濃厚に

「ハリマウ・マラヤ(マレーの虎)」の愛称で知られるマレーシア代表は、クアラルンプールのブキ・ジャリル国立競技場がホームスタジアムですが、今年は芝の張り替えを含めた大規模な改修工事が予定されており、それが完了するのは9月とされています。
 この間には3月と6月にそれぞれFIFA国際マッチカレンダー(FIFAカレンダー)設けられていることから、代表戦の開催地がどこになるかが関心を集めていましたが、英字紙スターによると、スーパーリーグ王者ジョホール・ダルル・タジム(JDT)のホームスタジアム、スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)となりそうだということです。

マレーシアサッカー協会FAMのノー・アズマン・ラーマン事務局長は、スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州)、ペナン州立スタジアム、ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州)なども候補に上がっており、最終決定は今月末あるいは来月初旬に開かれるFAMの代表チーム運営委員会で決定すると述べた上で、様々な条件を加味して考えるとスルタン・イブラヒムスタジアムになるだろうと述べています。

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JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下は既に、ブキ・ジャリル国立競技場が使用できない間、代表チームに対してスルタン・イブラヒムスタジアムの使用を申し出ていることから、ノー・アズマン事務局長は何も決定していないと述べているものの、3月の代表戦(そして6月も国内開催なら)はスルタン・イスマイルスタジアムで開催されることが濃厚です。今回のブキ・ジャリル国立競技場の改修工事で張り替えられるピッチはゼオン・ゾイシア芝になりますが、この芝を既に使用しているスルタン・イブラヒムスタジアムは、どう考えても国内では最高の試合環境であるのは明らかです。

U23代表候補合宿参加者25名を発表

マレーシアサッカー協会FAMは、2月14日から19日まで行われる今年1回目のU23代表候補合宿の参加メンバー25名を公式サイトで発表しています。A代表のコーチと兼任のE・エラヴァラサン監督が率いるU23代表は、4月29日から5月15日までの予定でカンボジアで開催される東南アジア競技大会通称シーゲームズが今年最初の公式戦となります。

今回のメンバーは全員が22歳以下で、昨年のU23代表からは19名が入れ替わっていますが、前回のシーゲームズに参加し、今回のシーゲームズにも出場資格がある選手については、来月3月の第2回合宿に召集されるということです。なお今回のシーゲームズでは規定が変更となり、男子サッカーは従来の23歳以下から22歳以下と変更になっており、U23代表合宿初参加者が多いのは、新戦力の発掘の目的もあるようです。なお今回の合宿の参加者はこちらです。

クランタンFCの新外国籍選手への殺害予告犯を警察が特定

昨季はペナンFCでプレーし、今季クランタンFCに移籍したフィリピン代表DFのクリスティアン・ロンティーニに殺害予告が送られていた事件で、警察はこの予告を送ったとされる容疑者の特定を終えたと、マレーシア語紙のハリアンメトロが報じています。

この事件はロンティーニ選手のSNSに「クランタンで活躍できなければ、命を失うことになると覚えておけ。」というメッセージ送れられたことを、クランタンFCのオーナーのノリザム・トゥキマン氏が明かし、ロンティーニ選手が警察に通報し、捜査担当者に証拠の提出を行なったことが既に報じられていました。

「新加入の選手が公式戦でプレーする前にも関わらず、こういったメッセージを送ってきたクランタンFCのサポーターに対し、驚くとともに失望している。真のサポーターならば、新加入の選手に不要なプレッシャーや心配をかけるのではなく、加入を歓迎するとともに、マレーシアの文化が友好的であることを伝えるべきだ。」と述べ、既に警察とマレーシア通信マルチメディア委員会に通報したことも明らかにしていました。

ハリアンメトロの記事によると、警察は既に殺害予告を送って人物の特定を終えており、ノリザム オーナーは警察の速やかな対応に感謝するとともに、この人物の逮捕も直ちに行なって欲しいと述べているということです。