11月23日のニュース(2):マレーシアカップ決勝のチケットは11月27日正午から販売、スズキカップに向けて代表が合宿開始、タイ1部第14節-代表コンビは揃って出場

マレーシアカップ決勝のチケットは11月27日正午から販売

 マレーシアカップを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイトでマレーシアカップ決勝戦のチケット販売についての詳細を発表しています。
 11月30日にクアラルンプールのブキジャリルスタジアムで開催される決勝戦は2021年のマレーシア国内サッカー最後のビッグイベントですが、チケット価格は一般席の50リンギ(およそ1,400円)からメインスタンドプレミアム席の150リンギ(およそ4,100円)まで全4種類あります。
 MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは今年2021年決勝のチケット価格は2019年決勝から据え置きとなっている一方で、満席となれば87,000人が収容できるブキジャリル国立競技場での今回の決勝は観衆を20,000人に制限することから、コスト増加分はMFLが負担していると述べています。
 また国内のコロナ対策を統括する国家安全保障委員会に対しては、入場可能な観衆の数の増加や、現在は禁止されているスタジアム内での飲食の許可なども申請しているということです。
 なお決勝のチケットは11月27日の正午よりチケットホットラインのサイトで販売が開始されるということです。

スズキカップに向けて代表が合宿開始

 12月5日にシンガポールで開幕する東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会に出場する代表候補合唱が昨日11月22日からスランゴール州プタリンジャヤにあるマレーシアサッカー協会FAMの施設で始まっています。
 現在、国内ではマレーシアカップ準決勝が行われており、今回の合宿には、先日発表になった代表候補28名の中から、準決勝に残っているJDT、トレンガヌFC、KLシティFCとマラッカ・ユナイテッドFCを除いたクラブに所属する選手12名が招集されています。なお第二子が生まれたばかりのバドロル・バクティアル(クダ・ダルル・アマンFC)も合宿初日となった昨日は練習に参加しなかったと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 代表合宿には11月28日にはマレーシアカップ準決勝で敗れたチームの選手が、そして12月1日からは決勝戦に出場した選手も含めた全員が練習に参加します。またジュニオール・エルドストール(対1部チョンブリーFC)、ドミニク・タン(タイ1部ポリス・テロFC)、ディオン・クールズ(デンマーク1部FCミッティラン)、ルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)の海外組4名は、シンガポールでチームに合流するということです。
 前回2018年大会ではベトナムに敗れて準優勝となったマレーシアは、今大会ではベトナム、ラオス、カンボジア、インドネシアと同じB組に入り、12月6日にラオスとの初戦が控えています。


タイ1部第14節-代表コンビは揃って出場

 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第14節が11月20日と21日に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCはナコーンラーチャシーマーFCと引き分けたものの4位を堅持、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCはプラチュワップFCとこちらもやはり引き分けて、順位を1つ下げて11位としています。

タイ1部リーグ第14節
2021年11月20日@80周年スタジアム
ナコーンラーチャシーマーFC 0-0 チョンブリーFC
 過去5戦を4勝1分と好調なチョンブリーFCはこの試合ではスコアレスドローに終わっていますが、3位の今節でポートFCに敗れた3位のBGパトゥム・ユナイテッドと勝点差1まで迫っています。
 ジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。

2021年11月21日@サームアーオスタジアム
PTプラチュワップFC 1-1 ポリス・テロFC
 この試合前は15位のPTプラチュワップFCと対戦した10位のポリス・テロFCは、開始直後の5分に先制し、そのまま逃げ切りを図りましたが後半ロスタイムに同点ゴールを許して引き分けています。
 ドミニク・タンは78分から出場し、81分にはイエローカードももらっていますが、試合終了までプレーしています。

タイ1部リーグ順位表(第14節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1バンコク・ユナイテッド1410221732
2ブリーラム・ユナイテッド149231529
3BGパトゥム・ユナイテッド14824326
4チョンブリーFC147431125
11ポリス・テロFC14445-316
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

11月23日のニュース(1):マレーシアカップ2021-準決勝第1試合結果

 11月22日にマレーシアカップ準決勝第1戦の2試合が行われ、JDT(Mリーグ1部今季1位)をホームに迎えたトレンガヌFC(同4位)、マラッカ・ユナイテッド(同8位)をホームに迎えたKLシティFC(同6位)がいずれも1-1で引き分けています。ホームアンドアウェイ形式行われる準決勝の第2戦は11月26日に予定されています。
(試合の映像はMFLの公式YouTubeチャンネルよりお借りしています。)

マレーシアカップ準決勝第1戦
KLシティFC 1-1 マラッカ・ユナイテッドFC

2021年11月22日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
得点者:KL-ザフリ・ヤハヤ(28分)、マラッカ-アドリアーノ(8分)
 準々決勝のスランゴールFC戦後にサポーターがピッチになだれ込んだことに対する処分として無観客で開催されたこの試合は、今季ホームでは無敗を誇るKLシティFCが先制を許すも、ザフリ・ヤハヤがパウロ・ジョズエのクロスに合わせたヘディングシュートで同点とし、そのまま引き分けて今季のホーム無敗記録を16に伸ばしています。
 マラッカ・ユナイテッドFCは先制ゴールを決めたアドリアーノやマレーシアカップでは好調なソニー・ノルデ、マヌエル・オットが連動し、試合前の豪雨で水が浮くピッチに悩まされながらもグループステージから続く果敢な攻撃を繰り広げ、1-1と引き分けたもののアウェイゴールのアドバンテージを得て次戦のホームゲームに臨みます。

マレーシアカップ準決勝第1戦
トレンガヌFC 1-1 JDT

2021年11月22日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(8分)、JDT-ベルグソン・ダ・シルヴァ(50分)
 今季のMリーグでJDTに唯一の黒星をつけているトレンガヌFCは、リー・タックのクロスにジョーダン・ミンターが頭で合わせて先制し、前半を1-0とリードして折り返します。後半に入ってもトレンガヌFCはジョーダン・ミンターが積極的にゴールを狙いますが、得点には至りません。追加点が奪えないまま試合が進んだ50分、JDTはアリフ・アイマンからのパスを受けたエースのベルグソン・ダ・シルヴァがとトレンガヌDFをかわして同点ゴールを決めています。
 トレンガヌFCはその後もジョーダン・ミンターを中心にゴールを狙いますが、このまま試合は引き分けに終わり、こちらも次戦はJDTがアウェイゴールのアドバンテージを持ってホームでトレンガヌFCを迎え撃ちます。