8月21日のニュース:女子アジアカップ予選出場の代表合宿参加メンバー発表、元Mリーグ選手のMリーグ会長就任を歓迎、マッチョになった「エキィ」が注目を集める

女子アジアカップ予選出場の代表候補発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、来月9月に行われるアジアサッカー連盟AFC女子アジアカップ予選に向けた代表合宿に参加するメンバー28名を発表しています。
 28名中、18歳の選手が5名、19歳の選手が3名招集された今回の代表合宿は本日8月21日からスランゴール州プタリンジャヤのマレーシアサッカー協会FAMの施設で新型コロナ対策として完全隔離形式で始まり、8月28日からはクアラルンプールのブキジャリルにある国立スポーツ評議会NSCの施設に会場を移して行われます。
 国内での合宿終了後、マレーシア女子代表は9月15日に集中開催地となるパレーシアへ出発し、9月19日から25日まで開催される予選でマレーシアは同じ予選H組のペレスチナ、タイと対戦します。
 代表候補28名のリストはこちらです。

女子アジアカップ予選出場の代表候補発表

元Mリーグ選手のMリーグ会長就任を歓迎
 Mリーグを運営するMFLの新会長に就任したアブドル・ガニ・ハサン会長は元Mリーガーがでもありますが、このアブドル・ガニ新会長の就任を元チームメートが歓迎しています。
 8月16日にMFLのCEOから会長に就任した58歳のアブドル・ガニ会長は、19歳だった1982年から現在のヌグリスンビランFC、かつてのヌグリスンビランFAのトップチームでのプレー経験がありますが、このときのチームメートで、マレーシアサッカー指導者協会のB・サティアナタン会長が、このアブドル・ガニ新会長の就任を歓迎しています。
 現役引退後も1993年に自身がヌグリスンビランFAでアシスタントコーチを務めていた同時期に、アブドル・ガニ氏がアシスタントチームマネージャーを務めていたと話すサティアナタン氏は
 「彼との長い付き合いから言えることだが、運営だけでなく選手としても十分な経験を持つアブドル・ガニ氏のMFL会長就任は喜ばしい。1980年代後半に一緒にプレーした経験を振り返ると、彼(アブドル・ガニ氏)はディフェンダーとして規律正しく、チームプレーを優先する選手だった。もし彼が銀行員としてのキャリアに専念していなければ、代表でもプレーできていたのではないかと思うほどの選手で、空中戦に強く、試合を読むことに長けていた選手だった。また経営側に回ってアシスタントマネージャーとなった後も、現場の選手と時間を過ごすなど、MFLに加わる前には既にサッカー界のあらゆるレベルを経験していた人材だと言える。」と述べています。
 さらにサティアナタン氏はアブドル・ガニ新会長がMFLのCEO就任以降も他人の意見に耳を傾け、国内サッカー関係者と良好な関係を築いてきたことなどを挙げ、MFL会長として最善の自分物だと話しています。

マッチョになった「エキィ」が注目を集める
 昨季2020年シーズンにはペラFA(現ペラFC)でマレーシア人選手リーグ最多となる10ゴール(11試合)を挙げ、今季開幕前に鳴り物入りでスランゴールFCに移籍したストライカーのシャーレル・フィクリは、Mリーグ1部スーパーリーグ第12節の5月5日のスリ・パハンFC戦で腓骨を骨折してリーグ戦を欠場、さらに6月に行われたW杯アジア2次予選にも出場できませんでした。
 そんなシャーレル選手が練習を再開し、その体型がマッチョになっていたことで注目を集めているとマレーシア語紙シナルハリアンが報じています。
 「エキィ」の愛称で知られるシャーレル選手は取材に応え、Mリーグで増えている各チームの大型DFと対峙するために意図的に身体を大きくしたと話しています。
 「当初は『マッチョ』につもりはなかったが、ケガから回復する間に何もせずに待つことはできなかったので筋トレを始めた。『マッチョ』になった後は、復帰に向けてより自信を持てるようになっており、体重も71キロから筋肉増強で76キロまで増えたので、特に大型の外国籍選手DF相手にプレーするのが楽しみだ。」と話しています。
 ボールを使った練習を始めたばかりと話すシャーレル選手は、怪我をした部分には痛みがないものの、試合出場にはまだ体調が不十分であるとして、リーグ戦出場は来季となるだろうと話しています。