4月3日のニュース:主審を突いたJDTのインサにFAMは2試合出場停止と26万円の罰金処分、トレンガヌのGKラハディアズリが膝前十字靭帯損傷で今季絶望、タイリーグ20/21シーズン終了-エルドストールとスウィラッドが最終戦でタイ移籍初ゴール、オーストラリアリーグ第13・14節-クラスニキは両試合に出場

主審を突いたJDTのインサにFAMは2試合出場停止と26万円の罰金処分
 マレーシアサッカー協会FAMは今季2度目となる懲罰委員会を開催し、JDTのナチョ・インサに対し2試合の出場停止と1万リンギ(およそ26万7000円)の罰金処分を課したことをバルジット・シン・シドウ委員長名で発表しています。

  1. ナチョ・インサ(JDT)
    処分対象:3月21日のMリーグ1部スーパーリーグ第5節、ペラ戦での非スポーツマン行為 
    (具体的には、試合後に両手で主審の胸を押した行為がが処分対象の行為)
    処分内容:2試合出場停止および罰金1万リンギ

 ただし今回の出場停止処分には、4月2日のマラッカ・ユナイテッド戦は出場停止が確定しているものの、残るもう1試合の出場停止処分は、今後8ヶ月間以内に同様の行為を行った場合に適用するのとの注もつけられており、出場停止試合が1試合で済む可能性もあります。
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 試合中に死角になっている後ろから両手で主審を突き飛ばして倒したケランタンのジャック・ヒンドルへの処分は厳重注意のみだっただけに、FAMの処分の一貫性のなさには今後再び批判が集まりそうです。

トレンガヌのGKラハディアズリが練習中に膝前十字靭帯損傷で今季絶望
 Mリーグ1部で現在2位と好調のトレンガヌに激震です。先日の代表合宿にも初招集されたGKラハディアズリ・ラハリムが練習中に膝前十字靭帯を損傷し、今季絶望とスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが伝えています。
 192cmの長身を生かしたプレーで昨季頭角を表し、19歳ながら今季は第5節までの全試合にフル出場している正GKのケガはトレンガヌにとっては大きな痛手です。なお、ラハディアズリ選手は手術が必要な状態で、復帰までには時間が必要と報じられており今季の出場は絶望ということです。
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 今回の代表合宿招集でFWルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)、FWアリフ・アイマン・ハナピ(JDT)ら他の10代選手ととも将来の代表の核となることが期待されていたラハディアズリ選手ですが、6月の代表チーム招集の可能性もあっただけに、クラブにとっても本人にとっても大きな痛手です。

タイリーグ20/21シーズン終了-エルドストールとスウィラッドが最終戦でタイ移籍初ゴール
 今さらですがタイ1部は3月28日に、2部は3月31日にいずれも最終節が開催され20202/2021年シーズンが閉幕しています。1部ではチョンブリーFCに所属するジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)が最終戦で今季初ゴールを決めてます。また同じ1部のポリス・テロFCに所属するドミニク・タンはケガが完治しておらずベンチ入りしませんでした。チョンブリーFCでは加入後は主力としてほぼ毎試合先発したエルドストール選手は検疫隔離の都合で3月の代表合宿には招集されませんでしたが、5月のW杯予選直前の代表合宿招集の可能性が高くなってきました。
 一方2部のノーンブワ・ピッチャヤFCに所属するニコラス・スウィラッドも最終戦でタイ移籍初ゴールを決めています。
タイ1部第30節
ラヨーンFC(16位-4勝3分23敗) 1-1 チョンブリーFC(12位-9勝5分16敗)
 ラヨーンFCは大久保剛志選手のゴールで先制するも、ジュニオール・エルドストールが90+4分に引き分けに持ち込む今季初ゴールを決めています。エルドストール選手は先発してフル出場しています。
ポリス・テロ(11位-10勝6分14敗)0-0 ブリーラム・ユナイテッドFC(2位-20勝3分7敗)
 ドミニク・タンはケガが完治しておらずベンチ入りしませんでした。
タイ2部第32節
ノーンブワ・ピッチャヤFC 6-0 MOFカスタムズ・ユナイテッド
 ニコラス・スウィラッドはベンチ入りしませんでした。
同第33節
ノーンブワ・ピッチャヤFC 1-2 ネイビーFC 
 ノーンブワ・ピッチャヤFCは33試合目で今季初敗戦。ニコラス・スウィラッドはベンチ入りしましたが、出場しませんでした。
同第34節
カセサートFC(14位-11勝5分8敗) 0-3 ノーンブワ・ピッチャヤFC(1位-21勝12分1敗)
 既に2部優勝を決めていたノーンブワ・ピッチャヤFCが最終戦も勝利しています。90+2分に交代出場したニコラス・スウィラッドはタイ移籍初ゴールを最終戦で決めています。

オーストラリアリーグ第13・14節-クラスニキは両試合に出場
 こちらも少々古いニュースですが、オーストラリア1部リーグのAリーグの第13節と第14節が開催され、ニューカッスル・ジェッツに所属する帰化選手のリリドン・クラスニキはいずれも途中から出場しています。検査隔離の都合もあり、3月の代表合宿には招集されませんでしたが、試合出場時間を伸ばしていけば、5月のW杯予選直前の代表合宿には招集が期待されます。
オーストラリア1部(Aリーグ)第13節
ニューカッスル・ジェッツ 1-4 アデレード・ユナイテッド
  リリドン・クラスニキは45分から出場し最後まで出場しています
同第14節
パース・グローリー (8位-5勝2分6敗)2-1 ニューカッスル・ジェッツ(11位-3勝2分9敗)
 元日本代表の太田宏介選手を擁するパース・グローリーにも敗れたニューカッスル・ジェッツは5連敗。リリドン・クラスニキは59分から出場し最後まで出場しています。