今季に限りMリーグは選手が3クラブでの登録が可能に
マレーシアサッカー協会FAMは国際サッカー連盟FIFAによる臨時の規則変更に伴い、今季に限り、選手がシーズン中に異なる3つのクラブでの出場を認めると発表しています。
FIFAは各国リーグの中断や早期終了に伴う世界的なサッカー選手の失業問題に取り組むため、今回の暫定的な規則変更を行うとしています。
この規則変更により、各国のサッカー協会FAは今季終了前に従来のトランスファーウィンドウ移籍期間に加え、新たな移籍期間を設けることが可能になっています。
FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、規則変更がFIFAの理事会で承認されれば、各国FAはそれに従う義務が発生することを認めた上で、6月9日に発表になったこの暫定的な規則変更案をまずは検討し、必要な修正を行いたいと話しています。
なおマレーシアの今季2度目のトランスファーウィンドウは5月15日から6月11日となっていました。
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東南アジアではミャンマーが既に今季2度目のトランスファーウィンドウを7月1日から7月25日に変更しています。なお、最新のトランスファーウィンドウ日程はこちらから確認できます。
クダFAはさらに退団希望者が続く可能性も
Mリーグ1部のクダFAに所属する選手が5月29日付で契約解除を申し入れた話は、先日のこのブログでも取り上げましたが、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版は、この選手の契約解除依頼を発端に、今後、さらにクダFAからの退団を希望する選手が出る可能性があることを報じています。
クダFAを運営するクダ州サッカー協会KFAは選手に対して2月分は一部のみ、3月分以降は全く給料を払っていない状況が続いていることが明らかになっています。
5月29日に退団を申し出た選手は、退団が承認される前に解決しなければならない問題があるということで、未だ名前を明かしていませんが、KFAが承認すれば名前を明かすとしています。またこの選手は契約解除を希望する理由として、未払い給料問題のみが原因ではないとして、クダFAのサポーターに対して悲観をしないで欲しいと求めているということです。
スランゴールFCは6月22日より練習を再開
Mリーグ1部のスランゴールFCは、Mリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLが求める標準作業手順SOPに従って、6月22日から練習を再開することを発表しています。
スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのジョハン・カマル・ハミドン事務局長は、来週にも選手、監督およびコーチが新型コロナウィルスに感染していないかどうかの検査を受けた上で、練習を再開するとニューストレイトタイムズに語っています。
ハミドン事務局長は、MFLのSOPに従って、スランゴール州シャーアラムにある練習場をマレーシア政府の通商産業省に登録したことも明かし、スランゴールFCは6月22日から、BチームでMリーグ2部に所属するスランゴール2はその翌週から練習を開始するとしています。