5月25日のニュース:クダFA、UITM FC、スランゴール・ユナイテッドが新外国人獲得、元FAM会長の死去に伴いパハンFA対フェルダ・ユナイテッドの試合は延期

クダFAが新外国人を獲得
トランスファーウィンドウ期間終了まであと5日となり、マレーシアフットボールリーグMFL各クラブの新戦力獲得の動きが活発化してきました。MFL1部スーパーリーグで第14節を終えて首位ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)と勝点14差の3位につけるクダFAは、オーストラリア出身で185cmの攻撃的MFデイヴィッド・ロウリーを獲得したと、マレー語紙ハリアン・メトロのオンライン版が伝えています。
 29歳のロウリー選手はオーストラリア、ドイツ、タイなどでプレー経験があり、昨年はMFL2部プレミアリーグのヌグリ・スンビランFAでプレーし、今シーズン開幕時にはやはりプレミアリーグのケランタンFAと契約し、9試合に出場しましたが、5月21日には契約を解除していました。
 今週末の第15節では、首位JDTとの直接対決を控え、攻撃のキーマンでもある主将のバドロル・バクティアルは累積警告による出場停止で、イラク出身のFWアンマル・アルムバラキ、MFシャハルル・アズワリ・イブラヒム、MFアザムディン・アキルらをケガで欠くクダFAに対しては、サポータークラブも新戦力獲得を求める声を上げており、そう言った中での新戦力補強です。
 オーストラリア人のロウリー選手は、マレーシアの市民権も持っているため、選手登録は外国人としてではなく、マレーシア人選手として登録されます。

UITM FCも新外国人選手と契約
第14節を終えてMFL2部プレミアリーグの首位UITM FCもブラジル出身のFWマイコン・ロジェリオ・シルヴァ・カリジューリと契約したとハリアン・メトロのオンライン版が伝えています。
 33歳のマイコン選手はヨーロッパではポーランドやベラルーシ、アジアではタイやインドネシア、カンボジア、ミャンマーなどでもプレー経験があり、UITM FCでは、現在プレミアリーグで10ゴールを挙げ得点王となっているモンテネグロ出身のザルコ・コラチとともに攻撃陣をリードすることが期待されています。
 UITM FCには第11節までで7ゴールを挙げ、リーグ得点王争いで2位につけていたセネガル出身のロベルト・メンディーがいましたが、完治まで8ヶ月というケガを負ったため、メンディー選手に代わってマイコン選手が登録されることになります。
 UITM FCはキルギスタン出身で今年1月のアジアサッカー連盟AFC選手権アジア杯にも出場したMFアフリジン・イスライロフをすでにトランスファーウィンドウ期間に獲得しており、こちらは既にプレミアリーグで2試合に出場しています。
(下の写真はいずれもUITM FCのFacebookより)

スランゴール・ユナイテッドも新たに2名の外国人選手と契約
8試合で4ゴールを挙げたセルジオ・アグエロがペナンFAへ移籍したスランゴール・ユナイテッドは、モンテネグロ出身のFWダンコ・コヴァチェヴィッチと韓国出身の攻撃的MFファン・シンヨンを獲得しています。
 両選手はMFL第15節のUTIM FC戦から出場の予定です。

元FAM会長の死去に伴いパハンFA対フェルダ・ユナイテッドの試合は延期
5月22日に亡くなられた元FAM会長で前パハン州のスルタン、スルタン・アーマド・シャー殿下を追悼するため、MFL第15節のパハンFA対フェルダ・ユナイテッドの試合を延期することがMFLのホームページで告知されています。
 またその他のMFLのカードでも、試合開始前に1分間の黙祷を捧げるとしています。