年間MVPは2年連続でサファウィ・ラシドが受賞
11月15日に開催されたナショナルフットボールアウォードABK2019では、MFL1部ジョホール・ダルル・タクジムJDTのMFサファウィ・ラシドが昨年2018年に続き、2年連続で年間最優秀選手賞MVPを受賞しています。
今季2019年はリーグ戦、カップ戦合計で20ゴールを挙げた22歳のサファウィ選手は、このMVPの他、最優秀フォワード賞、ファン投票で選ばれる最も人気のある選手Most Popular Playerにも選ばれています。
昨年の初受賞の際には、史上最も若くしてMVPを獲得したサファウィ選手ですが、成功の秘訣を問われると、練習、試合いずれも常に全力で臨んでいることを挙げ、将来的にはオファーがあれば海外のクラブでプレーすることを望んでいると述べる一方で、これまで自分を育ててくれたJDTのオーナーであるジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿下の意思も尊重したいと述べています。
ナショナルフットボールアウォード各賞発表
上記のサファウィ選手のMVP、最優秀フォワード賞以外も発表になっていますが、大方の予想通りJDTが席巻しています。なお各賞の受賞者は以下の通りです。
最優秀選手:サファウィ・ラシド(JDT)
最優秀フォワード:サファウィ・ラシド(JDT)
最優秀ミッドフィルダー:モハマドゥ・スマレ(パハンFA)
最優秀ディフェンダー:シャルル・サアド(ペラTBG)
最優秀ゴールキーパー:ファイザル・マーリアス(JDT)
最優秀外国籍選手:ジオゴ・ルイス・サント(JDT-ブラジル)
最優秀外国籍選手(アセアン):ハリス・ハルン(JDT-シンガポール)
ベストヤングルプレーヤー賞:アキヤ・ラシド(JDT)
最優秀監督:ドラー・サレー(パハンFA)
ゴールデンブーツ(最多得点):フェルナンド・ロドリゲズ(クダFA)
最高人気選手:サファウィ・ラシド(JDT)
最優秀クラブ:JDT
最優秀サポーターグループ:ボーイズオブストレイト(JDT)
最優秀ソーシャルメディア:johorsoutherntigers.com.my(JDT)
最優秀ホームページ:JDT
MFL1部スーパーリーグ最多得点(マレーシア人選手):サファウィ・ラシド(JDT-8ゴール)
MFL1部スーパーリーグリーグ最多得点(外国籍選手):クパー・シャーマン(PKNS FC-14ゴール)
MFL2部プレミアリーグ最多得点(マレーシア人選手):ボビー・ゴンザレス(サラワクFA-9ゴール)
MFL2部プレミアリーグリーグ最多得点(外国籍選手):ザルコ・カラチ(UITM FC-13ゴール)
最優秀M3リーグ選手:ファクルル・ザマン(ケランタン・ユナイテッド)
ファン投票による2019年ベストチーム
監督:アイディル・シャリン(クダFA)
GK:イフワット・アクマル・チェク・カシム(クダFA)
DF:リザル・ガザリ、シャキル・ハムザ、レナン・アルヴェズ(以上クダFA)、ラヴェル・コービン=オング(JDT)
MF:リー・タック(トレンガヌFC)、バドロル・バクティアル(クダFA)、ブレンダン・ガン(ペラTBG)
FW:サファウィ・ラシド、ジオゴ・ルイス・サント、アキヤ・ラシド(以上JDT)
******
リーグ6連覇に加え、今季はマレーシアカップも優勝したJDTが大方の予想通り、受賞者の7割方を占めました。個人的には今季就任し、昨季の6位から今季は4位と順位を引き上げ、FAカップ優勝を果たしたクダFAのアイディル・シャリン監督が最優秀監督を受賞するだろうと思っていました。
なおナショナルフットボールアウォードの各賞は、マレーシアサッカー協会FAM、マレーシアプロサッカー選手会、マレーシアサッカーコーチ協会、マレーシアスポーツ記者協会などの代表者からなる選考委員会による候補者選定後、MFL1部と2部各クラブの監督と主将、そして23名のメディア関係者による投票で、また最高殊勲選手MVPは、5名からなら選考委員会の投票で決定します。
(写真はファン投票による2019年ベストチーム-MFLのFacebookより)