5月12日のニュース
東南アジア競技大会グループステージ第3節-マレーシアはラオスに快勝でグループ首位に浮上(ハイライト映像あり)
今季未勝利のペナンがトマス・トゥルチャ監督と契約解除

東南アジア競技大会グループステージ第3節-マレーシアはラオスに快勝でグループ首位に浮上(ハイライト映像あり)

ベトナムで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズ、サッカー男子に出場中のマレーシアU23代表は、グループステージB組第3節でラオスに3-1と快勝し、B組の首位に浮上しています。

初戦のタイ戦では、脳震盪の疑いで途中退場したアザム・アズミ(トレンガヌ)に代えてクエンティン・チェン(スランゴール)、負傷退場したハイリー・ハキム(トレンガヌ)に代えてサフアン・マズラン(トレンガヌII)、またアズリン・アフィク(スランゴール)に代えてファイズ・アメル(スランゴール2)とDF陣3名を入れ替えたブラッド・マロニー監督は、タイ戦同様、ルクマン・ハキム(KVコルトレイク)、シャヒル・バシャー、ダニアル・アスリ(いずれもスランゴール)のFW陣でこの試合に臨みました。

今年2月の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権では、ベストメンバーではなかったとは言え、0-2、1-2とまさかの連敗を喫して準決勝進出を逃しているラオスを相手に、マレーシアはそのリベンジとばかりに、試合開始から自陣に引き気味のラオスに猛攻を仕掛けます。

ここまで5月7日のグループステージ開幕以来、5日間で3試合目となったラオスに対し、第2節は試合がなく、初戦から中3日と休養十分のマレーシアは試合を有利に進めるものの、決定機がないまま試合が進む中、36分に均衡が破れます。ニック・アキフ(トレンガヌ)がラオスDF陣の裏に出したパスを受けたルクマン・ハキムがそのまま持ち込みシュート。これが決まりマレーシアが1-0とリードします。

43分にはシャヒル・バシャーがペナルティエリアの外からシュートを決め、このシャヒル・バシャーの代表初ゴールでリードを2点と広げ、前半は2-0で終了します。

後半に入っても攻撃の手を緩めないマレーシアは68分にルクマン・ハキムがこの日2点目となるゴールを決め、3−0としますが、この辺りから気が緩んだのか、ラオス攻撃陣が徐々にマレーシアゴールに迫ります。GKアズリ・アブドル・ガニの好セーブもあり、ラオスの攻撃を凌いだものの、ついに85分には失点してしまいますが、ラオスの反撃はここまで。AFF U23選手権の借りを返したマレーシアが2連勝でB組首位に浮上しています。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月11日(水)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
マレーシア 3-1 ラオス
⚽️マレーシア:ルクマン・ハキム2(36分、68分)、シャヒル・バシャー(43分)
⚽️ラオス:ヴィシス・ ボーンパサース(85分)
🟨マレーシア(0)
🟨ラオス(4):チャンターウィサイ・クトーンフォン、フォウタウォン・サンウィライ、ケオ=ウドン・スワンナサンソ、フッタサイ・ホージャルーン
(下はマレーシアU23代表の先発XIとハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第3節
5月11日(水)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
カンボジア 0-1 シンガポール
⚽️シンガポール:サイフラー・アクバル(36分)
🟨カンボジア(1):キー・リナ
🟨シンガポール(1):ジャリッド・ギャラガー

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1マレーシア22005236
2シンガポール311137-44
3タイ21016243
4カンボジア21014223
5ラオス301249-50

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1ミャンマー22004226
2ベトナム21103034
3フィリピン31116333
4インドネシア21014403
5東ティモール3003311-80

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3 ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 5-0 タイ
5月10日(火)
ミャンマー 3-2フィリピン、インドネシア 4-1 東ティモール
5月11日(水)
カンボジア 0-1 シンガポール、マレーシア 3-1 ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

今季未勝利のペナンがトマス・トゥルチャ監督と契約解除

Mリーグ1部スーパーリーグのペナンは、クラブ公式Facebook上でトマス・トゥルチャ監督の契約を正式に解除したことを発表しています。ペナンは開幕から6試合勝利がなく、クラブは今月に入って「安全上の理由」からトゥルチャ監督を休養させることを発表したばかりでした。

昨季1部スーパーリーグに昇格したペナンは、昇格初年度でJDT、クダに次ぐ3位となり、トゥルチャ監督の手腕は高く評価されていました。

しかし、スーパーリーグ終了のマレーシアカップでは、グループステージで1勝1分4敗のグループ最下位となり、ノックアウトステージへ進めなかった頃から、一部サポーターの間で不満の声が上がっていました。

昨季は12勝6分6敗、勝点41で3位という成績だったことから、さらに上位へと期待が高まった今季でしたが、ペナンは今季ここまで6試合の成績は0勝3分3敗、勝点3で12チーム中、最下位です。

昨季終了後、DF陣の中心だったインドネシア代表DFリュウジ・ウトモは、期限付き移籍期間を終えてインドネシア1部のプルシジャ・ジャカルタに復帰、タジキスタン代表FWのシェリディン・ボボエフも退団、またマレーシア人選手では昨季、いずれもチームの活躍が認められて初めてA代表に招集されたFWアル=ハフィズ・ハルンがクダへ、GKサミュエル・サマーヴィルがスランゴールへ移籍、さらにMFカイルル・アズリンや帰化選手のデヴィッド・ロウリーら主力選手が流出するなど、選手の顔ぶれも変わっていまた。

また今季開幕前には、スリ・パハンとのプレーシーズンマッチでのラフプレーから、FWカサグランデ、MFエンドリックと主力が2試合の出場停止処分を受けて不在となるなど、昨季と全く別のチームと言って良い陣容では、不安材料しかない中で迎えた開幕でしたが、その不安がまさに最悪の形で露呈した形になりました。

新外国籍選手のFWヒラル・エル=ヘルウェ(レバノン)はここまで出場5試合で3ゴールを挙げ、、チーム合流が遅れたDFクリスティアン・ロンティーニもここ4試合は先発でフル出場しているものの、残留したカサグランデ、エンドリックそしてDFラファエル・ヴィトールのブラジルトリオがケガなどから昨季ほどの影響力は見せられておらず、その結果が6試合で得点7、失点12という形になって現れています。

開幕6試合未勝利を理由に、事実上更迭となったトゥルチャ監督ですが、昇格初年度3位という偉業が評価されないまま、チームを去ることになりました。

*****

トゥルチャ監督退団語のスーパーリーグ第7節KLシティ戦では、監督代行として今季残り試合の采配を振るうことになったマンズール・アズウィラコーチが指揮を取りました。ラファエル・ヴィトールとカサグランデがケガ、フィリピンU23代表のクリスティアン・ロンティーニはベトナムで開催中のシーゲームズに出場で不在と、この試合も苦しい布陣でしたが、エンドリック、ヒラル・エル=ヘルウェと点を取るべき選手がゴールを決めたものの。ここまで6試合で12失点と課題の守備がこの試合でも機能せず、3失点した結果、3-2で敗れています

マンズール監督代行は、2020年シーズンには監督として、2部プレミアリーグでクラブを優勝に導きましたが、1部スーパーリーグで監督をするためのAFCプロライセンスを保持しておらず、1部昇格後はコーチに就任、クラブは外部からトゥルチャ監督を招聘した経緯があります。

5月10日のニュース
来月6月のアジアカップ予選のチケット販売の詳細が発表-3000円で6試合の観戦が可能に
東南アジア競技大会グループステージ第2節-タイとカンボジアが快勝でB組は混戦に

来月6月のアジアカップ予選のチケット販売の詳細が発表-3000円で6試合の観戦が可能に

マレーシアサッカー協会FAMは、来月6月にクアラルンプールで開催される、AFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選のチケットについての詳細を発表しています。

マレーシア代表は、クアラルンプールのブキ・ジャリル国立競技場で6月19日から26日まで開催されるAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選E組でバーレーン、トルクメニスタン、バングラディシュと対戦し、来年2023年6月に中国で開催される本大会の出場を目指します。

FAMが今回発表したのは、このアジアカップ予選の全6試合をオープンスタンドで観戦できる「100リンギコンボチケット」で、この100リンギ(およそ3000円)のチケットです。販売は今月5月16日から29日までの2週間限定で、購入はMリーグのチケットなども販売しているオンラインチケットサイトのtickethotline.com.myで可能となっています。

この「100リンギコンボチケット」では、6月8日(水)のバーレーン対バングラディシュ戦とトルクメニスタン対マレーシア戦、6月11日(土)のバングラディシュ対トルクメニスタン戦とマレーシア対バーレーン戦、そして6月14日(火)のバーレーン対トルクメニスタン戦とマレーシア対バングラディシュ戦の全6試合が観戦可能となります。

各日ごとのチケットの購入も可能で、1日2試合のチケットが40リンギ(およそ1200円)ということですので、「100リンギコンボチケット」を購入すると20%安くなっています。

なお「100リンギコンボチケット」ではバックスタンドでの観戦になりますが、メインスタンドのチケットは1日2試合が60リンギ(およそ1800円)に設定されており、こちらはコンボチケットは発売しないということです。バックスタンドとメインスタンドの1日チケットも5月16日からオンラインで購入可能となります。

新型コロナウィルスの国内新規感染者数が1000名から2000名の間で推移しているマレーシアでは、スポーツ施設などの入場者数制限が撤廃されて、このコンボチケット効果でブキジャリルが収容者数いっぱいの8万7000名になる可能性もありそうです。

またこのアジアカップ予選前哨戦とも言える国際親善試合が5月27日のミャンマー戦、6月1日の香港戦と2試合、いずれもブキ・ジャリル国立競技場で予定されています。この国際親善試合はキム・パンゴン監督就任以来、初の国内試合となりますが、こちらについてはバックスタンド、メインスタンドの区別なくチケットは一律で大人30リンギ(およそ900円)、子供7リンギ(およそ210円)となることも発表されています。

東南アジア競技大会グループステージ第2節-タイとカンボジアが快勝でB組は混戦に

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第2節
5月9日(月)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
ラオス 1-4 カンボジア
シンガポール 0-5 タイ

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第2節終了時)

チーム得失差勝点
1タイ21016243
2カンボジア11004133
3マレーシア11002113
4ラオス201136-31
5シンガポール201125-51

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第2節終了時)

チーム得失差勝点
1フィリピン21104044
2ベトナム21103034
3ミャンマー11003213
4インドネシア100103-30
5東ティモール200227-50

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール 2-3ミャンマー、ベトナム 0-0 フィリピン
5月9日(月)
ラオス 1-4 カンボジア、シンガポール 0-5 タイ
5月10日(火)
ミャンマー対フィリピン、インドネシア対東ティモール
5月11日(水)
カンボジア対シンガポール、マレーシア対ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

5月9日のニュース
東南アジア競技大会-ラオス代表選手が新型コロナ感染の疑いで同じ宿舎利用のマレーシアら他チームに感染拡大の懸念も
東南アジア競技大会-試合途中に救急車で搬送されたアザム・アズミは既に退院も次戦は出場しない可能性大

東南アジア競技大会-ラオス代表選手が新型コロナ感染の疑いで同じ宿舎利用のマレーシアら他チームに感染拡大の懸念も

5月6日よりベトナムで開幕している東南アジア競技大会通称シーゲームズ2021年大会の男子サッカーは、いわゆる「スポーツバブル」形式で運営されています。各チームは大会開始後からは宿舎、練習会場、試合会場で構成されている「バブル」から出ることはなく、外部との接触を経つことで感染の可能性を下げる運営方法です。

しかし英字紙ニューストレイトタイムズは、このバブル方式採用下でラオスU23代表の選手1名が新型コロナに感染したようだと報じています。さらにこの記事では、ラオスと同じグループステージB組のマレーシア、タイ、シンガポール、カンボジアも同じホテルを宿舎としており、感染が拡大する懸念があるとも伝えています。

なお、ニュースとレイトタイムズは、大会を主催する東南アジア競技大会連盟がこの件については未だ公式声明を発表していないとも報じていますが、実際に感染していた場合、ラオスU23代表は感染により隔離される選手に代わり、大会出場登録選手20名以外の選手を新たに出場登録することが大会規定により認められています。

今大会に出場しているマレーシアU23代表は、明後日の5月11日のグループステージ第3節でラオスU23代表と対戦する予定になっています。

東南アジア競技大会-試合途中に救急車で搬送されたアザム・アズミは既に退院も次戦は出場しない可能性大

5月8日のタイU23代表との試合は、相手の退場者もあり、なんとか勝利したマレーシアU23代表。この試合では63分にDFアザム・アズミ(トレンガヌ)がタイU23代表のジャトラパット・サッタムと激しく交錯し、そのまま交代退場した後、救急車で搬送される事態が起きています。

ニューストレイトタイムズは、このアザム選手が試合当日には既に退院したと報じる一方で、次戦となる5月11日のラオスU23代表戦の出場については以下のようなブラッド・マロニー監督のコメントを伝えています。「アザム選手は退院はしたが、現在も医師の観察下にあり、次戦の出場は危ぶまれている。試合では交錯後、一時的に意識を失っており、実戦に復帰する前には再検査を受ける必要がある。」

このコメントを見る限りでは、アザム選手は出場しない可能性が高そうです。アザム選手はAFC U23アジアカップ予選でもフル出場している主力選手ですが、タイU23代表戦ではこのアズミ選手に代わって出場したクエンティン・チェン(スランゴール)が好機を演出した他、またファディ・ファイアッド(J3沼津)、シャフィク・イスマイル(トレンガヌ)、サフアン・マズラン(トレンガヌII)ら途中交代出場した選手が活躍しています。

5月8日のニュース
東南アジア競技大会グループステージ第1節-マレーシアは難敵タイを相手に薄氷の勝利(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会グループステージ第1節-マレーシアは難敵タイを相手に薄氷の勝利(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会通称シーゲーム2021年大会のサッカーは大会2日目、グループステージB組第1節の2試合が行われ、マレーシアはロスタイムに決勝点を挙げて、グループ内最大のライバルであるタイに辛勝しています。

東南アジアのオリンピックとも言えるこの大会の男子サッカーは、オリンピック同様に各国のU23代表が対戦します。新型コロナの影響で1年順延となった今大会に出場するマレーシアU23代表は、来月6月にウズベキスタンで開催されるAFC U23アジアカップを睨んでオーバーエイジ枠を使用せずに臨んでいます。

今大会のグループステージB組では、マレーシアはタイ、シンガポール、カンボジア、ラオスと同組ですが、中でも最も強敵のタイとの試合が大会初戦となりました。

タイとは、昨年10月にモンゴルで行われたAFC U23アジアカップ予選でも同組で、この時は0-0で引き分け、マレーシアがグループ1位で、タイが2位でいずれも本戦出場を決めています。

マレーシアのブラッド・マロニー監督はこのAFC U23アジアカップ予選のタイ戦の先発11名中9名をこの試合でも先発起用しましたが、A代表でも監督を務めるアレシャンドレ・「マノ」・ポルキン監督は、オーバーエイジ枠のGKカウィン・タンマサッチャーナン、MFウォーラチット・カニッシーバンペン、MFウィーラテップ・ポンパーンを先発させるなど、昨年10月のマレーシア戦からは7名が入れ替えられたメンバーでした。

なおAFC U23アジアカップ予選では、マレーシアは今大会同様、マロニー監督が指揮を取りましたが、タイはマノ監督ではなく、チョクタウィー・プロムルット監督でした。また本来は2005年から2007年までMリーグのクランタンでもプレー経験があるワラウート・スリマカ氏がU23代表監督でしたが、シーゲーム直前のドバイカップで3連敗するなどチームが不振を極めたため、先月4月に急遽、マノ監督が今大会に限りU23代表監督を務める事態になっています。

ベトナム戦ではないにもかかわらず3万人近い観衆が見守る中で始まった試合は、開始からタイがマレーシアを圧倒します。8分にはパトリック・グスタフソンがヘディングで、10分にはドリブルで持ち込んだエカニット・パンヤが左足で、そして19分にはウィーラテップ・ポンパーンがフリーキックでマレーシアゴールを狙いますが、得点には至りませんでした。一方のマレーシアも23分にルクマン・ハキムがGKと1対1の場面を作りますが、シュートはゴールポストの上に外れてしまいました。

試合が動いたのは33分、ゴール前のボールを受けたパトリック・グスタフソンがマレーシアDF2人を巧みに交わしてゴール!試合を押し気味に進めていたタイがついに先制しました。

そしてこの試合のターニングポイントは41分でした。ルクマン・ハキムのスルーパスに抜け出したシャヒル・バシャーを倒して止めたDFジョナサン・ケムディーが一発レッドで退場となり、タイは前半終了間際に10人となってしまいました。

後半に入っても数的に有利なマレーシアは、ボールはキープするものの、守備的な布陣のタイを相手にチャンスは作れず、時間が刻々と過ぎていきました。しかし61分には、右サイドで粘ったムカイリ・アジマルからの早いクロスにダニアル・アスリが合わせてゴール!スランゴールコンビの活躍で、マレーシアは同点に追いつきます。

しかしその直後の62分にはタイのDFジャトラパット・サッタムと激しく交錯したDFアザム・アズミが一度は立ち上がったものの、脳震盪の恐れもあることから大事をとり救急車で運ばれるアクシデントが起こります。(その後の報道では、昨日のうちに退院したようです。)またこのプレーでジャトラパット・サッタムにはイエローカードが出されました。

ここでマレーシアのマロニー監督はアザム・アズミに代えてクエンティン・チェンを起用、さらにハディ・ファイヤッドとシャフィク・イスマイルをそれぞれシャヒル・バシャーとダニアル・アスリに代えて投入し、さらに77分にはルクマン・ハキムに代えて、AFC U23アジアカップ予選で2ゴールを挙げているヌル・アズファル・フィクリを投入し、一気に逆転へと勝負手を打ちました。

そして82分にはクエンティン・チャンの右からのクロスにハディ・ファイヤッドが頭で合わせますが、惜しくも外してしまい、この決定的なチャンスを活かせません。逆に90分過ぎにはタイがあわやゴールという場面をGKアズリ・アブドル・ガニが判断良く飛び出して防ぎます。

そして90+3分、途中出場ながら何度かいいクロスを入れていたシャフィク・イスマイルがペナルティエリアの外からドリブルで持ち込み、タイDFをかわしながらゴール前のハディ・ファイヤッドへパス、ハディのシュートはGKカウィン・タンマサッチャーナンに止められますが、そのこぼれ球に詰めていたヌル・アズファル・フィクリがそのままシュート。最後はタイDFのアヌサック・ジャイペットにあたり、そのままゴールとなりました。

ロスタイムに決勝ゴールが決まり2-1で勝利、というのは既視感がありますが、それでもこの勝利はマレーシアにとって大きな勝利です。なおシーゲームズのグループステージでタイに勝利したのは過去4大会ありますが、その4大会はいずれもマレーシアは決勝に進出しているというゲンの良い勝利でした。

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第1節
5月7日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
タイ 1-2 マレーシア
⚽️タイ:パトリック・グスタフソン(33分)
⚽️マレーシア:ダニアル・アスリ(61分)、アヌサク・ジャイペット(90+4分OG)
🟨タイ(1):ジャトラパット・サッタム
🟨マレーシア(2):ムカイリ・アジマル
🟥タイ(1):ジョナサン・ケムディー
(下は両チームの先発XIとハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
グループステージB組 第1節
5月7日(土)
ティエンチュオン・スタジアム(ナムディン-ベトナム)
ラオス 2-2 シンガポール
⚽️ラオス:Ekkamai Ratxachak(14分)、Chony Wenpaserth(50分)
⚽️シンガポール:グレン・クゥエ(89分)、ジョーダン・エマヴィウェ(90+6分)
🟨ラオス(0)
🟨シンガポール(0)
(下はこの試合のハイライト映像。映像はシーゲームズ2021年大会の公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージB組 順位表(第1節終了時)

チーム得失差勝点
1マレーシア11002113
2ラオス10102201
3シンガポール10102201
4タイ100112-10
5カンボジア00000000

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージA組 順位表(第1節終了時)

チーム得失差勝点
1フィリピン11004043
2ベトナム11003033
3インドネシア100103-30
4東ティモール100104-40
5ミャンマー00000000

東南アジア競技大会2021年大会 グループステージ日程と結果

5月6日(金)
フィリピン 4-0 東ティモール、ベトナム 3-0 インドネシア
5月7日(土)
ラオス 2-2 シンガポール、タイ 1-2 マレーシア
5月8日(日)
東ティモール対ミャンマー、ベトナム対フィリピン
5月9日(月)
ラオス対カンボジア、シンガポール対タイ
5月10日(火)
ミャンマー対フィリピン、インドネシア対東ティモール
5月11日(水)
カンボジア対シンガポール、マレーシア対ラオス
5月13日(金)
フィリピン対インドネシア、ミャンマー対ベトナム
5月14日(土)
シンガポール対マレーシア、タイ対カンボジア
5月15日(日)
インドネシア対ミャンマー、東ティモール対ベトナム
5月16日(月)
マレーシア対カンボジア、ラオス対タイ

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第7節結果とハイライト映像

イスラム教の断食明けの休みも終わり、Mリーグ1部スーパーリーグが再開し、5月6日から8日まで第7節の3試合が行われています。なお5月6日に開幕した東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場しているマレーシアU23代表に多くの選手が招集されているスランゴールとトレンガヌ、そしてACLグループステージI組の試合会場となったスルタン・イブラヒムスタジアムのピッチ改修を行なっているJDTは、今節から第9節までの試合が6月以降に延期されています。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより

2022年5月6日(金)@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ 2-3 マラッカ・ユナイテッド
⚽️クダ:ロナルド・ンガ(20分)、シャフィク・アフマド(37分)
⚽️マラッカ:イフェダヨ・オルセグン2(23分、90+2分)、エマヌエル・オティ(78分)
🟨クダ(3):ジャン・スクウォン、アザムディン・アキル、アミルル・アズハン
🟨マラッカ(3):アクマル・ザヒル、ワン・ザハルルニザム・ザカリア、ファドリ・シャス
MOM:イフェダヨ・オルセグン(マラッカ)
 先月4月の4試合を2勝2敗の五分で終えたものの、4得点9失点と勝つときは僅差で、負けるときは大敗と安定しない試合が続いているクダ。3試合ぶりのホームに戻り、今季まだ1勝のマラッカ・ユナイテッドを相手に勝点3を積み上げたい試合でした。今節は首位のJDTの試合がなく、勝てば今季初の首位となる試合でしたが、この試合でもGKイフワット・アクマルの捕球ミスなど守備陣が最後の12分で2失点し、逆転負けを喫しています。その一方で、出場機会ががなかったJDTから期限付き移籍中のシャフィク・アフマッドが1アシスト1ゴールと活躍し(特にゴールはそのテクニックが光るゴールでした)、来月のアジアカップ予選に向けてキム・パンゴン代表監督へのアピールにもなったのではないでしょうか。
 この試合の勝利で2連勝となったマラッカ・ユナイテッドは、エースのイフェダヨ・オルセグンが今季初ゴールを挙げています。スランゴールでプレーした昨季は22試合で26ゴールを量産し、4シーズンぶりにマラッカ・ユナイテッドに復帰したものの、ここまで5試合で無得点でした。チームもこの試合前まで1勝1分3敗でチーム総得点が4と苦しい試合が続き、先月途中にはリスト・ヴィダコヴィッチ監督が辞任していました。この試合のイフェダヨ選手は2ゴールの場面以外でも好調時そのものの動きでしたので、ここから期待できそうですが、マラッカ・ユナイテッドは第8節のスランゴール戦、第9節のトレンガヌ戦がいずれも6月に延期されており、今月はFAカップ2回戦しか試合がありません。イフェダヨ選手もチーム状態も上がってきているだけに、コーチから昇格したアスリ・インガル監督代行にとっても頭の痛いところでしょう。

2022年5月6日(金)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 1-2 ヌグリスンビラン
⚽️サラワク:ボリス・コック(51分)
⚽️ヌグリスンビラン:エラルド・グロン(64分PK)、マテウス・アウヴェス(69分)
🟨サラワク(1):L・カライハラサン
🟨ヌグリスンビラン(4):サイフル・リズアン、ナスルラー・ハニフ、エラルド・グロン、ハリズ・カマルディン、シーハン・アズミ
🟥サラワク(1):シャルビニー・アラウィー
MOM:マテウス・アウヴェス(ヌグリスンビラン)
 今季ここまでの5試合を3勝2分0敗と無敗で迎えたヌグリスンビランが、昨季は同じ2部で昇格争いを繰り広げた、サラワク・ユナイテッドとの対戦。ヌグリスンビランとは逆に、ここまで1勝1分4敗と1部スーパーリーグで苦しんでいるサラワク・ユナイテッドですが、先手を取ったのはホームのサラワク・ユナイテッドでした。0-0で前半を折り返した後半の51分に、ボリス・コックのヘディングシュートが決まり、サラワクが先制します。しかし、64分にはゴンザロ・ソトが自陣ペナルティエリア内でデヴィッド・マウーターを倒して、ヌグリスンビランにPKを与えてしまいます。これをエラルド・グロンが決めてヌグリスンビランは同点に追いつくと、その5分後には、自らドリブルで持ち込んだマテウス・アウヴェスがゴールを決め、2-1とサラワクをリードしました。その後のチャンスを両チームとも生かせず、試合はこのまま終了しました。
 この試合の勝利で勝点13となったヌグリスンビランは、試合数の少ないJDTなどを抜いて、今季初の首位に浮上した一方、サラワク・ユナイテッドは7試合で勝点4の11位となっています。

2022年5月7日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-2 スリ・パハン
⚽️KL:パウロ・ジョズエ(86分)
⚽️パハン:アザム・アジー(32分)、マヌエル・イダルゴ(78分PK)
🟨KL(1):デクラン・ランバート
🟨パハン(2):アブドル・マリク、ママドゥ・サマサ
MOM:アザム・アジー(スリ・パハン)
 今季はまだ1勝のスリ・パハンは、この試合ではビリー・ケトケオポムポン、マフムード・ザアタラの両FWを欠き、苦しい展開が予想されましたが、38分にアザム・アジーの3試合連続となるゴールでスリ・パハンが先制しました。その後はケビン・メンドーザ(KLシティ)とママドゥ・サマサ(スリ・パハン)の両外国籍GKの好守で、前半はそのまま1ー0で終了します。その後は拮抗した試合が続きますが、78分にドリブルでKLペナルティーエリア内へボールを持ち込んだマヌエル・イダルゴを止めようとしたKLのDFデクラン・ランバートが痛恨のハンドでPKを与えてしまいます。これをイダルゴ選手が自分で決めて、パハンはリードを2点に広げます。試合終了直前にはKLのパウロ・ジョズエのゴールで1点差に迫られたものの、そのまま逃げ切ったパハンが今季2勝目を挙げています。
 昨季はホームで無敗だったKLシティですが、今季ここまでのホームゲームは2勝1分2敗となりました。

今節予定されていたJDT対PJシティ、ペナン対トレンガヌ、スランゴール対サバの試合は6月下旬に延期されています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第7節終了時)

チーム勝点
1NSE6420116513
2JDT44001211112
3SAB640294512
4KDA74031014-412
5SEL522112937
6PHG52127617
7KLC72131113-27
8PJC6213810-27
9MLU721368-27
10TRG42025506
11SWU7115514-94
12PEN603359-43
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第7節終了時)

ゴール数選手名所属
17ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
26カイオンSEL
35エラルド・グロンNSE
44ダレン・ロックPJC
4ロナルド・ンガNSE
53アムリ・ヤハヤ他5名JDT
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド



5月6日のニュース
東南アジア競技大会-明日のタイ戦を前に最終メンバー20名発表
東南アジア競技大会-eサッカーのグループステージ組み合わせが決定

東南アジア競技大会-明日のタイ戦を前に最終メンバー20名発表

東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するマレーシアU23代表は、明日5月7日に初戦のタイ戦を迎えます。この試合を前にマレーシアサッカー協会FAMは今大会の最終登録メンバー20名を発表しています。

この20名中、DFクエンティン・チェン、DFハリス・ハイカル(いずれもスランゴール)、MFニック・アキフ(トレンガヌ)、ルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)、ハディ・ファイヤッド(J3アスルクラロ沼津 )の5名は前回2019年大会(フィリピン)にも出場しています。なお2019年大会では、マレーシアはグループステージで1勝1分3敗の4位(5チーム)に終わり、準決勝進出を逃しています。

マレーシアU23代表は今回発表になった20名に加えて、大会中に新型コロナに感染し、隔離された場合には選手の入れ替えが認められていることから、さらに4名がチームに帯同してベトナム入りしています。

マレーシアが入っているグループステージB組は明日5月7日午後8時(マレーシア時間)にキックオフとなるタイ戦の他、ラオス(5月11日午後8時)シンガポール(5月14日午後5時)、カンボジア(5月15日午後5時)で構成されています。

*****

昨年10月のAFC U23アジアカップ予選(モンゴル)では3試合で得点2失点0、また今年2月の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権では2試合で得点1失点4と、とにかくこのU23代表は得点力が不足しています。守備陣はある程度、失点が計算ができる布陣が揃っているだけに、海外組のルクマン・ハキムとハディ・ファイヤッド、さらにはリーグ戦で好調のシャヒル・バシャー(スランゴール)やアイマン・アフィフ(クダ)らFW陣に期待がかかります。

最終登録メンバー20名と予備登録メンバー4名は以下の通りです。 

東南アジア競技大会2021年大会最終登録メンバー

ポジション氏名年齢所属
MF#ムカイリ・アジマル21スランゴール
DF#*ジクリ・カリリ20スランゴール
DF#アズリン・アフィク20スランゴール
DF#クエンティン・チェン23スランゴール
DF#*ハリス・ハイカル20スランゴール
FWダニアル・アスリ22スランゴール
FWシャヒル・バシャー21スランゴール
DF#*ファイズ・アメル19スランゴール2
MF#ニック・アキフ23トレンガヌ
DF#アザム・アズミ21トレンガヌ
MF#シャフィク・イスマイル22トレンガヌ
DF#ハイリー・ハキム22トレンガヌ
MF*ヌル・アズファル22トレンガヌII
FWサフアン・マズラン20トレンガヌII
GK#アズリ・アブドル・ガニ23KLシティ
FW#ルクマン・ハキム20KVコルトレイク(ベルギー1部)
FW#アイマン・アフィフ21クダ
DF*ウバイドラー・シャムスル19FAM-MSNプロジェクト
FWハディ・ファイヤッド22アスルクラロ沼津
GK*フィルダウス・イルマン21PDRM
#は昨年10月のAFC U23アジアカップ予選の出場メンバー、*は今年2月のアセアンサッカー連盟AFF U23選手権の出場メンバー

東南アジア競技大会2021年大会予備登録メンバー

ポジション氏名年齢所属
MF#ファーミ・ダニエル20スランゴール2
GKラーディアズリ・ラハリム21トレンガヌ
MF#ウマル・ハキーム20JDT II
MF#*シャフィ・アズスワド21JDT III
#は昨年10月のAFC U23アジアカップ予選の出場メンバー、*は今年2月のアセアンサッカー連盟AFF U23選手権の出場メンバー
東南アジア競技大会-eサッカーのグループステージ組み合わせが決定

マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上で、東南アジア競技大会通称シーゲームズのeサッカーのグループステージの組み合わせが決定したことを明らかにしています。

FIFAオンライン4を使って行われる今大会のeサッカーに出場するeサッカーマレーシア代表、通称eリマウは、開催国ベトナム、フィリピンと同組のA組に入っています。試合はいずれも5月14日に行われ、各組の上位2位が準決勝に進出します。

5月4日のニュース(1)
東南アジア競技大会出場のU23代表最終メンバーが発表-オーバーエイジ選手は招集なし

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今月6日から始まる東南アジア競技大会通称シーゲームズのサッカー男子に出場するマレーシア代表24名を発表しています。

ベトナムのハノイで開催される2021年大会(本来は昨年開催だったが、新型コロナの影響で1年延期されたためこの名称を使用)では、マレーシアはグループステージB組で、タイ、シンガポール、カンボジア、ラオスと同組になっています。

今回発表された24名は本日、ハノイ入りし、初戦となる5月7日のタイ戦の前日、5月6日に最終登録メンバー20名が発表されるということです。また最終メンバー以外の4選手は、大会期間中に新型コロナ感染でチームを離脱する選手が出た場合に備え、予備メンバーとして.そのままハノイに残るということです。

今回のシーゲームズのグループステージでマレーシアは、5月7日(土)にタイ、5月11日(水)にラオス、5月14日(土)にシンガポール、そして5月16日(月)にカンボジアと対戦し、グループステージ上位2チームが5月19日(木)の準決勝に進出します、なおもう一方のA組は前回2019年大会優勝のベトナム、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、東ティモールで構成されています。また決勝は5月22日(日)に予定されています。

*****

ブラッド・マロニーU23代表監督は、メダル獲得のためにオーバーエイジ選手の招集を検討しているという報道も出ていましたが、結局は下の表の通り、今回のU23代表には大会規定で認められているオーバーエイジの選手は含まれていません。1ヶ月後に控えるAFC U23アジアカップに向けて、大幅なメンバー変更なしで臨む決意が表れているのかも知れません。なお、このAFC U23アジアカップでマレーシアが入っているグループステージC組は、前回2020年大会優勝チームの韓国の他、今回のシーゲームズでも対戦するタイ、そして同じ東南アジアのベトナムが入っています。

またこのAFC U23アジアカップはFIFA国際マッチデー期間の開催でもあり、今回のU23代表に招集されていない選手が新たに加わる可能性もあります。招集されていない選手の中には、先日終了したAFCチャンピオンズカップのグループステージでJDTのベスト16進出に貢献した昨季の1部スーパーリーグMVPのアリフ・アイマンやチームメイトのラマダン・サイフラーの他、ハキミ・アブドラー(トレンガヌ)、V・ルヴェンティラン(PJシティ)らがおり、A代表でプレーするアリフ選手を含め、彼らが追加召集となれば、今回のシーゲーム出場のU23代表以上のチームとなるのは確実です。

今回選ばれた24名は以下の通りです。

ポジション氏名年齢所属
MF#ムカイリ・アジマル21スランゴール
DF#*ジクリ・カリリ20スランゴール
DF#アズリン・アフィク20スランゴール
DF#クエンティン・チェン23スランゴール
DF#*ハリス・ハイカル20スランゴール
FWダニアル・アスリ22スランゴール
FWシャヒル・バシャー21スランゴール
DF#*ファイズ・アメル19スランゴール2
MF#ファーミ・ダニエル20スランゴール2
MF#ニック・アキフ23トレンガヌ
DF#アザム・アズミ21トレンガヌ
MF#シャフィク・イスマイル22トレンガヌ
DF#ハイリー・ハキム22トレンガヌ
GKラーディアズリ・ラハリム21トレンガヌ
MF*ヌル・アズファル22トレンガヌII
FWサフアン・マズラン20トレンガヌII
MF#ウマル・ハキーム20JDT II
MF#*シャフィ・アズスワド21JDT III
GK#アズリ・アブドル・ガニ23KLシティ
FW#ルクマン・ハキム20KVコルトレイク(ベルギー1部)
FW#アイマン・アフィフ21クダ
DF*ウバイドラー・シャムスル19FAM-MSNプロジェクト
FWハディ・ファイヤッド22アスルクラロ沼津
GK*フィルダウス・イルマン21PDRM
#は昨年10月のAFC U23アジアカップ予選の出場メンバー、*は今年2月のアセアンサッカー連盟AFF U23選手権の出場メンバー

5月3日のニュース
東南アジア競技大会出場の男女フットサル代表最終メンバーが発表
東南アジア競技大会出場のeサッカー代表最終メンバーが発表

一昨日の夜に急遽、断食月が明け、昨日は断食月明けの祝日ハリラヤとなったマレーシア。5月1日のレイバーディの振替も合わせてで明日5月4日まで連休のマレーシアは、先週末のJDT初のACLベスト16進出決定以降はあまり大きなニュースはありません。

しかしその一方で、今週末からは東南アジア版オリンピックとも言える東南アジア競技大会通称シーゲームズが開幕します。この大会に出場する男子サッカー(U23)代表は出発前の最後の練習試合、フィリピンU23代表戦をこなし、男女フットサル代表とeサッカーは最終メンバーが発表になっています。

東南アジア競技大会出場の男子フットサル代表最終メンバーが発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今月11日から始まる東南アジア競技大会通称シーゲームズのフットサル男子に出場するマレーシア代表16名を発表しています。フィリピンのマニラで行われた前回2019年大会ではフットサルは開催されず、今回は2大会ぶりの開催となります。

チュウ・チャンヨン監督は、先月4月にタイのバンコクで開催された東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権に出場した16名中、14名を再び選出し、アクマルルニザム(パハンレンジャーズ)、ジョシュア・リー(ヌグリスンビラン)の両選手に代わり、新たにアイザッド・ダニエル(スランゴールMAC)、アキル・カリス(クランタン)の2選手が新たに加わっています。

フットサル男子代表は今日5月3日にベトナムのホーチミン入りし、そこで数試合の練習試合を行った後、シーゲームズが開催されるハノイに5月8日に移動する予定になっています。参加5チームが1回戦総当たりで方式で行われるシーゲームズで、マレーシアは5月11日に大会4連覇中で、4月のAFFフットサル選手権優勝のタイ、5月14日に開催国ベトナム、5月16日にAFFフットサル選手権準優勝のインドネシア、そして最終戦となる5月20日にはミャンマーと対戦します。

2017年大会はクアラルンプール開催だったこともあ李、準優勝したマレーシアですが、直近のAFF選手権ではグループステージで敗退しています。またマレーシアを除く4カ国はいずれもこのAFFフットサル選手権でベスト4入りしており、今回のシーゲームズはマレーシアにとては難しい試合が続きそうです。

フットサル男子代表のメンバーの詳細はこちらからどうぞ。

東南アジア競技大会出場の女子フットサル代表最終メンバーが発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今月15日から始まる東南アジア競技大会通称シーゲームズの女子フットサルに出場するマレーシア代表16名を発表しています。フィリピンのマニラで行われた前回2019年大会ではフットサルは開催されず、今回は2大会ぶりの開催となります。

2013年大会(ミャンマー)では銅メダル、2017年大会(マレーシア)では4位(2015年シンガポール大会と2019年フィリピン大会は女子フットサルは開催なし)という成績を収めている女子フットサル代表ですが、今大会では当初出場を表明していたインドネシアが出場を取りやめたため、タイ、ベトナム、ミャンマーの3カ国と1回戦総当たり方式で対戦します。

フットサル女子代表は今日5月3日にベトナムのホーチミン入りし、そこで数試合の練習試合を行った後、シーゲームズが開催されるハノイに5月8日に移動する予定になっています。参加4チームが1回戦総当たりで方式で行われるシーゲームズで、マレーシアは5月15日に大会4連覇中のタイ、5月17日に開催国ベトナム、5月19日にミャンマーと対戦します。

フットサル女子代表のメンバーの詳細はこちらからどうぞ。

東南アジア競技大会出場のeサッカー代表最終メンバーが発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今月14日から始まる東南アジア競技大会通称シーゲームズのeサッカーに出場するマレーシア代表4名を発表しています。フィリピンのマニラで行われた前回2019年大会ではフットサルは開催されず、今回は2大会ぶりの開催となります。

A代表のニックネーム「ハリマウ」(マレーシア語で「虎」の意味)にちなんで、eリマウと名付けられているeサッカーマレーシア代表は、FIFAオンライン4(FO4)でプレーしますが、他のeスポーツ代表選手とは異なり、eサッカー代表はFAMが選手選考を担当します。

なおマレーシアにはFO4のサーバーがないため、FAMがFO4カテゴリーに代表選手を派遣するのは今回が初めてということですが、FAMはFO4の選手とFIFAe ネイションズカップに出場したeリマウの選手を組み合わせてチームを編成しています。

またeリマウのルクマン・ハジックがFIFAe ナイションズで世界ランク5位であることから、今回のシーゲームズでマレーシア代表eリマウはカテゴリーAに参加するということです。

eリマウは既に4月29日に国内合宿を終えており、5月10日にハノイへ向けて出発します。

eサッカー代表のeリマウのメンバーの詳細はこちらからどうぞ。

5月2日のニュース
ペナンFCの監督が「安全上の理由」で休養
U23代表監督は代表デビューを目指す新顔選手に期待

ペナンFCの監督が「安全上の理由」で休養

Mリーグ1部スーパーリーグでペナンFCは、クラブ公式Facebook上でトマス・トゥルチャ監督が「安全上の理由」により休養することを発表しています。

当地のメディアでは練習中にその姿が見られないことから、その去就に関心が集まっていたトゥルチャ監督ですが、ペナンFCのFacebookへの投稿によると、「クラブサポーターが暴力的手段に訴えるなど犯罪行為に及ぶ可能性があるという『警察の助言』」により、トゥルチャ監督に休養を命じたとしており、成績不振などを理由とした懲戒的な理由ではないと説明されています。

ただし、その一方では入場料収入やグッズ購入で貢献するサポーターを「投資者」と呼び、この「投資者」を含めた「ステークホルダー」と公正かつ真摯な話し合いを続けているともしており、実際に「休養」がどのくらい続くのかも、現場復帰があるのかも明らかにしていません。

また同じ投稿では、今月5月から「銀行の引き出し限度額上の都合」で給料支払いの遅れが出る可能性についても言及されていたり、クラブの運営にかかる費用についても詳細に説明されており、これを読む限りでは、クラブの経営が苦しくなっているか、そうなる予兆があることを「投資者」に対して仄めかしているように読み取れます。

ペナンFCは昨季2021年に2部プレミアリーグから1部スーパーリーグに昇格し、昇格初年度でリーグ3位と好成績を収めていますが、その後のマレーシアカップではグループステージで敗退し、一部サポーターからは監督交代を含めたチーム批判が吹き出していました。

また今季開幕前には、ペナンFCでのプレーが今季で3シーズン目となるブラジル出身のエンドリックが、2023年には同じ1部スーパーリーグで8連覇中のJDTに移籍することが、当のJDTから発表されるという不可思議なことも起こっていました。

U23代表監督はシーゲームズで代表デビューを目指す新顔選手に期待

今月5月にベトナムのハノイで開幕する東南アジア競技大会通称シーゲームズに向けて合宿中のマレーシアU23代表は、全部で31名を招集したものの、昨日5月1日の時点で20名しか参加していません。マレーシアは今日がイスラム教の断食月明けの休みということで、明日、明後日あたりから合流する選手もいそうです。

そんな中、ブラッド・マロニーU23代表監督は今回のシーゲームズが代表初招集となる選手が最終メンバーに残る可能性があると話していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

数日前の練習試合では東ティモールU23代表に1-2で敗れたマレーシアU23代表ですが、マロニー監督はこれまでの選手に加えて、新たに招集された選手との組み合わせなども試していきたいと話し、5月4日のベトナム出発前の最後の練習試合となった昨日のフィリピンU23代表(2-0で勝利)との試合でも、多くの選手を試したようです。

またマレーシア語紙のウトゥサン・マレーシアは、複数のMリーグクラブがU23代表候補選手の招集に応じていないことが、徐々に影響として出始めていると報じています。記事の中では「弱小国」東ティモールU23代表との練習試合で敗れたことを「恥ずべき事態」と報じ、元U23代表監督の経験もあるアズライ・コー・アブドラ氏がMリーグクラブの非協力的な姿勢についてはマロニー監督に同情するものの、東ティモールという「弱小国」に敗れたことをサポーターは容認できないだろうというコメントを紹介しています。

さらにマロニー監督が今回のシーゲームズに出場するU23代表にはオーバーエイジの選手を招集していないことについてアズライ氏は、それぞれの監督には自身の方針があり、マロニー監督には理由があるはずだが、それは現時点で問われるべきでないと話しています。「シーゲームズは結果が全てであり、監督がその責任を負う代わり、結果が出る前にその理由を問いただすべきではない。」とも話しています。

*****

ブルナマとウトゥサン・マレーシアの記事を読んで感じたのは、この記事を書いた記者も、コメントを寄せているアズライ氏も現実に目を向けているのだろうか、ということです。A代表同士の試合ならまだしもU23代表に関していえば、現時点では、むしろマレーシアの方が「弱小国」かも知れません。

今年2月にカンボジアで開催された東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権で、マレーシアはグループステージでラオスに1-2、0-2と2連敗して0勝2敗で敗退した一方で、東ティモールはフィリピンやカンボジアと同組ながら2勝1分0敗とグループ1位で準決勝に進出し、準決勝では90分間で0-0の後、PK戦で3-5で敗れるという接戦を演じています。ポルトガルの植民地だったこともあり、ブルジルスタイルの個々の技術で相手を圧倒するサッカーを展開する東ティモールU23代表は、少なくとも今回のシーゲームズでは、マレーシアU23代表よりも遥かに注目度が高いチームですが、この記事を見る限りでは、その認識はなさそうです。

かつてフィリピンが弱かった頃にも、同じような発言をする国内サッカー関係者が多くいました。しかし2000年代初頭からヤングハズバンド兄弟に代表される帰化選手を揃えて強化を始めたフィリピンは、今ではFIFAランキングではマレーシアの上を行き、Mリーグのアセアン枠では最多となる8名のフィリピン出身選手が活躍しています。それを考えると、現実を見ず、かつての評価や評判に頼っていると、また痛い目に合うと思うのですが…。まぁ現場のマロニー監督は現状を理解しているでしょうけど。

マレーシアFAカップ2022年シーズン
1回戦結果とハイライト映像および2回戦組み合わせ

やっと1回戦終了。3年ぶりの開催となったマレーシアFAカップの1回戦が4月29日に終了し、2回戦進出の16チームが全て決定しました。

2022年のFAカップは規模を縮小して、Mリーグ1部スーパーリーグの12チーム、2部プレミアリーグの7チーム、そして3部M3リーグの15チームの合計34チームが出場し、M3リーグクラブ同士のプレーオフを2試合を経て、1回戦は16試合からのスタートとなっています。

FAカップ1回戦は、当初は3月11日から13日にかけて開催が予定されていましたが、新型コロナの影響で中止となった過去2シーズン同様、今季も試合前の検査で陽性反応を示す選手や監督、コーチが続出し、1回戦16試合中、7試合が全てMリーグ1部および2部チームから出た陽性反応者が理由に延期されていましたが、昨日のトレンガヌ対ヌグリスンビラン戦で1回戦が全て終了ました。

2022年3月11日(金)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
クランタン・ユナイテッドFC 4-0 キナバル・ジャガーズ
⚽️クランタン:ハジック・サブリ(35分)、アシラフ・アリフディン・ヤシン(43分)、アミドゥ・サリフ(53分)、ンジョク・ジェイコブ(59分)
🟨クランタン(1):エバン・ウェンズリー
🟨キナバル(1):アイディル・サフィー
MOM:ンジョク・ジェイコブ(クランタン・ユナイテッド)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平選手は先発して、フル出場しましたが、本山雅志選手はベンチ入りしませんでした。

2022年3月11日(金)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴールFC 6-0 ハリニFT
⚽️スランゴール:カイオン3(17分、63分、67分)、ユーリ(29分)、サフアン・バハルディン(42分)、シャヒル・バシャー(47分)
🟨スランゴール(1):サフアン・バハルディン
🟨ハリニ(2):アフィク・アズアン、ティヴァガル・ラジェンドラン
MOM:カイオン(スランゴール)

2022年3月11日(金)@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナンFC 4-0 ブキット・タンブンFC
⚽️ペナン:ラファエル・ヴィトール(17分PK)、アリフ・ロムリ(21分)、ラフィウディン・ロディン(64分)、ダニアル・アシュラフ(90+2分)
🟨ペナン(1):ファイルズ・ザカリア
🟨ブキット・タンブン(3):コリブ・マット・ジャイー、ハスヌル・アムラン、ロクマン・リザル
MOM:ハフィズ・ロムリ(ブキット・タンブン_

2022年3月12日(土)@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバFC 2-0 レスペクトFC
⚽️サバ:ウマレン・バチョク(50分)、ナジルル・ナイム(87分)
🟨サバ(2):ラウィルソン・バトゥイル、ウマレン・バチョク
🟨レスペクト(2):ユソフ・アブドラ、B・サンジェフ・ディネシュ
MOM:ウマレン・バチョク(サバ)
 サバの加賀山泰毅選手はベンチ入りしましたが、出場はありませんでした。

2022年3月12日(金)@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマンFC 4-0 サインスFC
⚽️クダ:ファイヤド・ズルキフリ2(18分、47分)、アメル・アズハ2(50分、60分)
🟨クダ(0)
🟨サインス(1):イスカンダル・ノーリザム
MOM:ファイヤド・ズルキフリ(クダ)

2022年3月13日(金)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州州イスカンダルプテリ)
JDT 10-0 BRM FC
⚽️JDT:フェルナンド・フォレスティエリ3(2分、24分、42分PK)、サフィク・ラヒム(7分)、サファウィ・ラシド(20分)、マウリシオ(56分)、ムサ・シディベ(69分PK)、ダリル・シャム(82分)、モハマドゥ・スマレ(89分)、ダニアル・アミル(90+3分)
🟨JDT(0)
🟨BRM(2):ムザイミール・アブドル・ハディ、ハイカル・アフェンディ
🟥BRM(1):ハイカル・アフェンディ(イエロー2枚)
MOM:フェルナンド・フォレスティエリ(JDT)

2022年3月13日(金)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティFC 2-1 クランタンFC
⚽️PJ:ダレン・ロック(24分)、ラジェス・プルマル(79分)
⚽️クランタン:ファデル・アンター(18分)
🟨PJ(3):D・クガン、カラムラー・アル=ハフィズ、マハリ・ジャスリ
🟨クランタン(0)
MOM:ダレン・ロック(PJシティ)

2022年3月13日(金)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティFC 8-0 ランカウィシティFC
⚽️KL:ファクルル・アイマン2(13分、29分)、J・パルティバン(15分)、ザフリ・ヤハヤ(45分)、ジャンカルロ・ガリフオッコ(73分)、ハディン・アズマン(76分)、パウロ・ジョズエ(86分)、ケヴィン・クベンバ(89分)
🟨KL(0)
🟨ランカウィ(1):カイルディン・サレー
MOM:ザフリ・ヤハヤ(KLシティ)

2022年3月23日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
サラワク・ユナイテッド FC 7-0 アルティメットFC
⚽️サラワク:ボリス・コック(9分)、ウチェ・アグバ2(51分、71分PK)、ヌル・シャミ(58分)、カイリル・アヌアル(73分)、ザールメイン・アシュラフ(81分)、フランシス・コネ(85分)
🟨サラワク(1):ボリス・コック
🟨アルティメット(0)
MOM:ウチェ・アグバ(サラワク・ユナイテッド)

2022年3月15日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 5-1トク・ジャングット・ウォリアーズFC
⚽️FAM:ハイカル・サハル3(32分、51分、62分)、シャミル・スライマン(67分)、ウバイドラー・シャムスル(90+1分)
⚽️トク・ジャングット:カイルル・イズアン・ロスリ(18分)
🟨FAM(1):アイクマル・ロスラン
🟨トク・ジャングット(4):ファドヒラー・パウジ、フィクラム・モハマド、ニザド・アユブ、リドワン・デラマン
🟥トク・ジャングット(1):リドワン・デラマン(イエロー2枚)
MOM:ハイカル・サハル(FAM-MSNプロジェクト)

2022年3月23日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 0-2 プルリス・ユナイテッドFC
⚽️プルリス:アズリザン・アフマド(26分)、ファイザル・カディル(90+6分)
🟨PDRM(3):アミル・サイフル、サフワン・ハズマン、アスリ・ムハマド
🟨プルリス(1):ズルヒルミ・ムスタファ
MOM:ハイロル・ファズリーン(プルリス・ユナイテッド)

2022年3月23日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン FC 0-0 マンジュンシティFC(PK5-4)
🟨スリ・パハン(1):アシャル・アル=アフィズ
🟨マンジュンシティ(1):ソブリ・ハスリ
MOM:ママドゥ・サマサ(スリ・パハン)

2022年3月31日(木)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティFC 2-0 UITM FC
⚽️クチンシティ:シャフィジ・イクマル(56分)、アリフ・ハサン(62分)
🟨クチンシティ(0)
🟨UITM(1):イザック・イズハン
MOM:マズワンディ・ゼケリア(クチンシティ)
 クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年3月31日(木)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC 1-0 キジャン・レンジャーズFC
⚽️ペラ:ハキミ・マット・イサ(101分)
🟨ペラ(5):イドリス・アフマド。アイマン・カイルル・ユスニ、ナズミ・アフマド、ハキミ・マット・イサ、ロイザット・ダウド
🟨キジャン・レンジャーズ:ズルヒルミ・アワン
MOM:アキル・ヒルマン(ペラ)

2022年3月31日(木)@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッドFC 4-0 PIB FC
⚽️マラッカ:エマヌエル・オティ(11分)、アドリアーノ(56分PK)、ノーシャルル・イドラ・タラハ2(60分、76分)
🟨マラッカ・ユナイテッド(0)
🟨PIB(1):イムラン・アリミ
🟥PIB(1):シュクリ・アズマン
MOM:ノーシャルル・イドラ・タラハ(マラッカ・ユナイテッド)

2022年4月29日(金)スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌFC 2-1 ヌグリスンビランFC
⚽️トレンガヌ:エラルド・グロン(28分OG)、ファイサル・ハリム(38分)
⚽️ヌグリスンビラン:オミド・ナザリ(35分)
🟨トレンガヌ(2):シャールル・ニザム、パペ・ディアキテ
🟨ヌグリスンビラン(1):サイフル・リズワン
MOM:クパー・シャーマン(トレンガヌ)

なお、FAカップ2回戦の組み合わせ抽選は4月27日に既に行われており、対戦カードも以下のように決まっています。

マレーシアFAカップ2回戦日程

5月13日(金)
サバ対クランタン・ユナイテッド@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
5月14日(土)
JDT対サラワク・ユナイテッド@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
スリ・パハン対FAM-MSNプロジェクト@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
マラッカ・ユナイテッド対PJシティ@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
ペラ対ペナン@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
5月17日(火)
プルリス・ユナイテッド対クチンシティ@トゥンク・サイド・プトラスタジアム(プルリス州カンガー)
7月2日(土)
スランゴール対KLシティ@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)

なお2回戦のもう一つのカード、トレンガヌ対クダは日程が発表になっていません。