AFC U23選手権予選が開幕、マレーシアは初戦勝利でスタート
来年、バンコクで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選が、各地で開幕しました。グループJの開催国マレーシアは、中国、フィリピン、ラオスと同組で、初戦はフィリピンとスランゴール州のシャー・アラムスタジアムで対戦しました。
試合は開始早々の4分にフル代表の経験もあるトリオで先制します。サファウイ・ラシドからシャミ・サファリとつないだボールをアキヤ・ラシド(JDT)がゴシュート!これがゴールとなり、マレーシアが先制します。さらに35分にもアキヤ・ラシドが得点し、マレーシアはリードを広げました。
観戦記にも書きましたが、マレーシアは後半に入っても、これでもかというくらいもチャンスを作ります。引き気味に守るフィリピン守備陣の前までは簡単にボールを運ぶものの、その守備陣を突破してもゴールの枠内へのシュートまで至らず、追加点を奪えませんでした。
オン・キムスイ監督は、何度もチャンスを無駄にしていたハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)に代えて、ファイサル・ハリム(パハンFA)を投入。数日前のオーストラリアU23代表戦では、投入されるとすぐに効果を発揮したファイサル選手もこの試合では、クロスバーにシュートを当てるなどチャンスを活かしきれませんでしたが、それでも82分にGKとディフェンダーをかわしてシュート!これが決まりマレーシアのリードは3点となりました。
試合はこのまま終了しましたが、ファイサル選手の3点目について、チームメートが倒れているのを見てフィリピンGKが蹴り出したボールを、マレーシアがスローインから一気にシュートまで持ち込んだことに対して、フィリピンGKを始め選手たちが主審に抗議をしましたが、判定が覆ることはありませんでした。
この前の試合では中国がラオスに5−0と快勝していたため、マレーシアもできるだけ多くの点を取って、グループ内順位が得失点差勝負になった場合に備えておきたかったですが、シュート数24、そのうち枠内が11もあったにもかかわらず3点では、攻撃陣の責任です。
マレーシアU23代表先発メンバー
1. ハジック・ナジル (GK)、3. ドミニク・タン、14. シャマー・クティ・アバ、8. シャルル・ニザム・ロス・ハスニ、20. シャミ・サファリ、16. ダニエル・アミエル・ノーヒシャム、21. ニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット、13. R・ダニエル、10.サファウイ・ラシド (キャプテン)、9. ハディ・ファイヤッド、19. アキヤ・ラシド
フィリピンU23代表先発メンバー
1. マイケル・アソン (GK)、 6. ジェローム・マルザン、 7. ディミトリ・ライオネル・リンボ (キャプテン)、10. ディラン・デ・ブリュカー、 12. ジョゼ・ミゲル・クラリーノ、13. レイ・シャンチアゴ、Ray 15. ローレンス・ローレン・バグイオ、17. カイル・マグダット、19. ダニエル・サアヴェドラ、21. ウィリアム・グリアソン、22. ジョーダン・ジャーヴィス