アセアンU19選手権-宿敵ベトナムを破り4大会連続で決勝進出
東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権の準決勝が行われ、グループステージB組2位のマレーシアは、A組1位のベトナムと対戦し、3-0で快勝し、4大会連続となる決勝進出を果たしています。
相手ミスから26分にアダム・ファルハン(JDT II)のゴールで先制したマレーシアは、後半もハキミ・アジム(KLシティ)がペナルティエリアに持ち込み、ゴール前のハイカル・ハキーミ(スランゴール2)にパス、これをハイカル選手が押し込んで2点目を挙げると、終了間際の87分には途中出場の17歳、ハイカル・ダニシュ(モクタル・ダハリアカデミーU17)がベトナムGKをかわして駄目押しとなる3点を決めて快勝しています。
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A代表はFIFAワールドカップアジア2次予選やAFF選手権スズキカップで、U23代表は東南アジア競技大会通称シーゲームズやAFC U23アジアカップで対戦しながら、いずれも敗れているベトナムを相手にU19代表がやってくれました。ドバイとシンガポールとクアンニンとタシュケントの敵を一気にブカシで討った、と言った言い過ぎでしょうか。
この試合の勝利で2017年、2018年、2019年(2020年と2021年は開催なし)に続いて4大会連続で決勝に駒を進めたマレーシア。2017年大会は2018年大会では、現在はMリーグ1部スーパーリーグのKLシティで指揮を取るボジャン・ホダック監督のもと、ニック・アキフ(クランタン・ユナイテッド)やハディ・ファイヤッド(J3沼津)を擁して優勝を果たしていますが、この時も開催地はインドネシアでした。
AFF U19選手権2022 準決勝
2022年7月13日(月)@パトリオット・チャンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
ベトナム 0-3 マレーシア
⚽️マレーシア:アダム・ファルハン(26分)、ハイカル・ハキーミ(70分)、ハイカル・ダニシュ(83分)
もう1試合の準決勝はB組1位のラオスがA組2位のタイを破り、初の決勝進出を果たしています。
AFF U19選手権2022 準決勝
2022年7月13日(月)@パトリオット・チャンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
ラオス 2-0 タイ
⚽️ラオス:Peeter Phanthavong (8分)、Damoth Thongkhamsavath (85分)
アセアンベスト4の壁を破れなかったマロニーU23代表監督は契約解除
マレーシアサッカー協会FAMは、公式サイトでブラッド・マロニーU23代表監督都商法了承の上で契約を解除したことを発表しています。
7月13日に開かれたFAMの代表チーム運営委員会に出席し、今年5月の東南アジア競技大会通称シーゲームズ、そして6月のAFC U23アジアカップでのチームパフォーマンスについて報告を行なったマロニー監督は、2014年から8年間に渡る年代別代表での監督、コーチを務める機会を与えられたことをFAMに感謝するコメントを発表しています。
現在、サバの監督を務めるオン・キムスイ氏がU23代表監督時代にはコーチに就任したマロニー氏は、今年決勝進出を果たした東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権の前回2019年大会で、U19代表監督としてマレーシアを決勝に導いていますが、マロニー氏の母国オーストラリアとの決勝では0-1で敗れて、準優勝に終わっていました。その後はU23代表監督に就任し、シーゲームズやAFC U23アジアカップで指揮を取りましたが、いずれの大会でもベトナムやタイに敗れており、マロニー監督では、アセアンべスト4の壁を越えられないのではという声も上がっていました。
アセアン女子選手権-最終戦のオーストラリア戦にも敗れた女子代表は今大会は未勝利のまま終了
フィリピンで開催されていたAFF女子選手権はグループステージが終了し、A組のマレーシアは最終節第5節にオーストラリアと対戦し、0-6で敗れて、通算成績を0勝2分3敗として、大会を後にすることになりました。
オーストラリア戦では前半終了時で0-3と劣勢のマレーシアは後半に入っても失点を重ね、今大会最多の6失点を喫し、大会通算では5試合で1得点15失点と課題が浮き彫りになった今回の大会でした。なお、大会1得点は参加チーム中、B組最下位の東ティモールと並び最小、また15失点は東ティモールの18に次ぐ最多となっています。