U23アジアカップ-マロニー監督はムカイリ・アジマルとニック・アキフを大会のキーマンに指名
いよいよ今日6月1日にウズベキスタンのタシケントで開幕するAFC U23アジアカップ。この大会ではグループステージC組に入っているマレーシアの初戦は明日6月2日の韓国戦となりますが、ブラッド・マロニー監督はムカイリ・アジマル(スランゴール)とニック・アキフ(トレンガヌ)の両選手をこの大会のキーマンと考えていると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
「現時点では先発XIは固定せず、それぞれの試合に向けて23名の選手から先発メンバーを選ぶつもりだが、ムカイリとニックは鍵になる選手なので、全ての試合で先発することになるだろう。」と述べたマロニー監督は、それぞれの選手が対戦相手にとっては脅威となりうる長所があるとし、それを元にチーム内での競争を制した選手を起用したいと話しています。
AFC U23アジアカップC組では、マレーシアは6月2日の韓国を皮切りに、6月5日にはタイ、6月8日にはベトナムの各チームと対戦します。
クダはトランスファーウィンドウで中東出身選手を獲得か
Mリーグ1部スーパーリーグは、マレーシア代表がAFC選手権アジアカップ2023年大会最終3次予選に出場することもあり、第9節を終えてから今月半ばまで中断中です。また先月末からは今年2度目のトランスファーウィンドウとなっており、ここ数週間は選手の退団、加入のニュースが増えそうです。
そんな中、マレーシア語紙ブリタハリアンは、クダが中東出身のフォワードの選手を獲得を目指していると報じています。
クダのアイディル・シャリン監督は、ケガの治療に専念するために第9節終了後に引退を選んだDFチャン・ソグォンに代わる選手として複数のミッドフィルダーと交渉中であることを明らかにしています。「候補者の数名とは交渉中で、そのうちの1人は中東出身の選手である。」と話したアイディル監督は、スーパーリーグ後半戦だけでなく、今月6月24日から始まるAFCカップに向けて、新たな選手の獲得は欠かせないと話しています。
またアキレス腱を痛め、既に今季の復帰が無理と伝えられるFWデニス・ブシェニングに代わるアセアン東南アジア枠の外国籍選手の入れ替えも必死ですが、この枠についてもブシェニング選手同様、タイの選手が後方に上がっていることも、この記事では伝えられています。
アセアン女子選手権のグループ分け決定-マレーシアは王者タイやオーストラリアと同組に
東南アジアサッカー連盟AFFは公式サイト上で、今年7月に開催される第12回AFF女子選手権のグループ分けを発表しています。
史上最大の11ヵ国が出場する今回の大会は7月4日から17日までフィリピンで開催されますが、グループステージの振り分けを決める抽選が先日、マニラで開催され、マレーシアは、来年のFIFA女子ワールドカップに出場するフィリピンなどと同じA組となっています。このA組には過去4回都最多優勝を誇るタイ、来年の女子ワールドカップ開催国オーストラリアの他、シンガポール、インドネシアが入っています。
一方のB組には前回2019年大会のチャンピオンで、やはり女子ワールドカップ出場を決めているベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア、東ティモールが入っています。
試合はラグナ州のビニャンフットボールスタジアムビナン、マニラのリサール記念フットーボルスタジアム、カヴィテ州のイムスグランドスタンドなどを試合会場に開催されます。
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先月の東南アジア競技大会通称シーゲームズでは、女子フットサルには代表チームを出場させた一方で、女子サッカーへの出場を見送ったマレーシアサッカー協会FAMは、女子サッカー軽視との批判を浴びました。女子代表が国際試合大会に出場したのは、昨年9月のAFC女子アジアカップ予選が最後でしたが、このAFF選手権に出場するのであれば、同じ東南アジアの各国と対戦できるシーゲームズは絶好の力試しだったと思うのですが、FAMはそうは考えなかったようです…。