3月4日のニュース
Mリーグ1部スーパーリーグが本日開幕
コーチや選手が新型コロナ検査で陽性反応を示したMリーグ2部の開幕節2試合が延期に
FAMは東南アジア競技大会の男子サッカー参加と女子サッカー不参加を発表-女子選手やサポーターから失望の声が上がる

Mリーグ1部スーパーリーグが本日開幕

Mリーグ1部スーパーリーグの今季2022年シーズンが本日開幕します。第1節のカードは以下の通りです。(カッコ内は昨季の1部スーパーリーグの順位。なおキックオフは全てマレーシア時間。日本時間はこのプラス1時間です。)なお、今季のスーパーリーグは、リーグの冠スポンサーUnifiのYouTubeチャンネルで配信されます。UnifiのYouTubeチャンネルはこちらです。

3/4(金)キックオフ
サラワク(2部2位)クダ(2位)20:15
KLシティ(6位)スランゴール(5位)21:00
JDT(1位)ペナン(3位)21:00
サバ(9位)ヌグリスンビラン(2部1位)19:00
3/5(土)
パハン(10位)トレンガヌ(4位)20:15
PJシティ(7位)マラッカ(8位)21:00
コーチや選手が新型コロナ検査で陽性反応を示したMリーグ2部の開幕節2試合が延期に

Mリーグ2部プレミアリーグは1部スーパーリーグから1日遅れて明日3月5日に開幕しますが、Mリーグを運営するMFLは開幕節第1節に予定されていた2試合の延期を公式サイトで発表しています。

延期となったのは3月5日に予定されていたスランゴール2対FAM-MSNプロジェクトと、3月7日に予定されていたPDRM FC対クチンシティFCの2試合です。MFLの発表では、FAM-MSNプロジェクトはコーチ2名と選手全員が、PDRM FCはコーチ1名と選手14名が新型コロナ検査で陽性反応を示したことから、延期が決まったということです。

これについてMFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは「マレーシアカップ開始時期はシーズン終盤で試合の延期が不可能な状況であったことから1人でも感染者が出たチームは不戦敗となったが、今季は試合当日のベンチ入りメンバーの半数以上が感染者あるいは濃厚接触者となった場合に限り、該当チームから新型コロナ検査結果とチームドクターの署名入り書類の提出を条件に試合の延期を認めることとなった。」と話し、新型コロナに関するMFLの規則が変更となったことについて言及しています。なお、昨季末のマレーシアカップではチーム内に感染者が出たことにより試合が行えなくなったヌグリスンビランFCが3試合で不戦敗となる扱いを受けていました。、

またスチュアートCEOは、今後も試合延期が繰り返され、リーグ日程に深刻な絵強を与えるような事態になった場合には、対応策がMFLの理事会で協議されることも明らかにしています。

FAMは東南アジア競技大会の男子サッカー参加と女子サッカー不参加を発表-女子選手やサポーターから失望の声が上がる

昨年2021年末の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップではA代表がグループステージで敗退、先月2月に行われたAFF U23選手権ではU23代表がラオスに2連敗してやはりグループステージを突破できずに敗退していますが、マレーシアサッカー協会FAMは今年5月にベトナムで開催される東南アジア競技大会通称シーゲームズにU23代表が出場する一方で、女子代表については大会不参加を発表しています。

FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、AFF U23選手権で敗れたU23代表をシーゲームズに出場させることには何ら問題はないと話し、6月にウズベキスタンで開催されるAFC U23選手権の準備となるようなチームを編成すると話しています。またA代表は同じ6月にAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選があることから、選手選考については、A代表のキム・パンゴン監督、U23代表のブラッド・マロニー監督、そしてFAMのスコット・オドネルTD(テクニカルディレクター)らが協議して行うとも話しています。

またサイフディン事務局長はシーゲーム出場に際して、U23代表は女子フットサル代表とともにカテゴリーBとなった一方で、eスポーツのサッカーに出場するサッカーeマレーシア代表はカテゴリーAとなったことも明らかにしています。(注:カテゴリーAは過去の実績から大会の上位3位までに入賞が予想される個人や団体に与えられ、マレーシアオリンピック協会OCMが出場費用を全額負担します。またカテゴリーBは上位6位までに入ることが期待される個人及び団体に与えられ、所属する協議連盟、サッカーではFAM、が出場費用を負担することになっています。)

サイフディン事務局長は、過去5大会連続師弟出場している女子サッカー代表については不参加を発表しましたが、その理由については明言しませんでした。なお女子サッカー代表はこれまでメダル獲得の経験がなく、2019年のシーゲームズ フィリピン大会ではグループステージで敗退しています。(同大会では男子(U23代表)もグループステージで最下位となり敗退しています。)

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女子サッカーについてはFAMのハミディン会長が、自身が会長になって以来、最も活動が盛んになった部門であると自画自賛し、AFCのサルマーン・ビン・イブラーヒーム・アール=ハリーファ会長と会談した際も、女子サッカー、ビーチサッカー、フットサルの発展に注力するとも述べていることから、ソーシャルメディア上ではこの女子サッカー不参加に対して失望や非難の声が上がっています。