1月27日のニュース
A代表チームマネージャーが辞任
キム新監督のマレーシア人候補が決定

A代表チームマネージャーが辞任

マレーシア代表のモハマド・ユソフ・マハディ チームマネージャーが辞任したと、マレーシア語紙ブリタハリアンが伝えています。タン・チェンホー代表監督は既に辞任していますので、今さら?といった感もないですが、辞任の理由は東南アジアサッカー連盟選手権スズキカップ2020で代表チームがグループステージで敗退したからではなく。Mリーグ3部にあたるM3リーグやその下のリーグを運営するアマチュアフットボールリーグAFLのチェアマンの職に集中したい、とマレーシアサッカー協会のハミディン・アミン会長に説明したと言うことです。

スズキカップ敗退後には辞任を求める声が多かったモハマド・ユソフ氏は、FAMの会長代行でもあり帰化選手委員会委員長や代表チーム運営委員会の副委員長なども兼任していますが、辞任の理由の中にはスズキカップ敗退に関する責任については言及されていないようです。先日、発表された独立委員会によるスズキカップ敗退の原因分析では、このモハモド・ユソフ氏が独断でスズキカップ決勝進出を重要業績評価指標KPIとしていたことや、タン前監督が代表に招集したい選手がいても、その支援を行わなかったことなど、モハマド・ユソフ代表チームマネージャーの独断かつ非協力的な姿勢について言及されていましたが、それに対する言い訳も詫びもないままの辞任となっています。

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独立委員会は代表マネージャー職の廃止を提言しており、FAMが同様の役職を設ける場合には、権利や運営の権限は与えず、あくまでも儀礼的な職とすべきとしています。まぁマネージメントをしない、あるいは不要なマネージメントで代表監督の足を引っ張るような職がこれまでの代表チームマネージャーで、もうそんな職は独立委員会は不要と提言したと言うことです。このモハマド・ユソフ氏は3季連続で給料未払い問題を起こしているマラッカ・ユナイテッドを運営するマラッカ州サッカー協会MUSAの出身で、まぁその無能っぷりは出身母体のMUSAに負けず劣らずといったところでしょうか。

キム新監督のマレーシア人コーチ候補が決定

マレーシアサッカー協会FAMは、A代表の新監督にキム・パンゴン(金判坤)氏の就任が発表されていますが、このキム新監督率いる首脳陣にマレーシア人のアシスタントコーチの候補が10人に絞り込まれていると、マレーシアの通信社ブルナマが伝えています。FAMのモハマド・サイフディン・アブ・バカル事務局長は、経験豊富な「大物」も含めて10名の指導者がFAMのスコット・オドネル テクニカルダイレクターTDによって絞り込まれていることをブルナマの取材で明らかにしています。

FAMによって厳選されたこの10名の候補者は、キム監督が予定されている来月にマレーシアに入国後に面談を行ったのちに決定されると言うことで、最終的な判断はキム新監督に一任されていますが、マレーシア人コーチの入閣は、キム新監督自身が望んだこともサイフディン事務局長は明らかにしています。