FAMはスズキカップ敗退分析を行う独立委員会設置
東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020ではグループステージで敗退し、準決勝進出を逃したマレーシア代表ですが、この敗因分析を行う独立委員会を設置したことをマレーシアサッカー協会FAMが公式サイトで発表しています。
またFAMはこの委員会の委員長に1960年代から70年代にかけてPDRM FA(現PDRM FC)やスランゴールFA(現スランゴールFC)、そしてマレーシア代表でもプレーした元クアラルンプール警察本部長のデル・アクバル・カーン氏が就任することも発表しています。またこの独立委員会の委員は元選手や元コーチの経験があり、現在はFAM内の各委員会に属していない人物からデル・アクバル委員会会長自身が選考するということです。
この独立委員会はスズキカップ2020について、代表チームのタン・チェンホー元監督(既に辞任)ら首脳陣によって作成され、FAMに提出されている大会でのパフォーマンスに関するレポートの内容を精査し。さらにこの独立委員会がFAMの代表チーム運営員会に報告を行うという手順になっているということです。
3年振り開催のM3リーグ今季出場の20チームが発表
Mリーグ3部に当たるM3リーグは2年ぶりに開催予定ですが、このM3リーグを運営するアマチュアフットボールリーグAFLが、今季2022年シーズンに参加する20クラブを公式Facebookで発表しています。
新型コロナ感染拡大防止の目的で2020年、2021年と2年連続で中止となったM3リーグですが、3年ぶりとなる今季リーグ戦には、昨季2021年シーズン参加予定だった16クラブと今季から新たに参加となる4クラブの計20クラブが参加します。20クラブは以下の通りです。
国軍FC | BRM FC |
FCランカウイ | ハリニKS FC |
入国管理局FC | キジャンレンジャーズFC |
キナバルジャガーFC | KLローヴァーズFC |
マレーシア大学 | マンジュンシティFC |
プルリスユナイテッドFC | PIB FC |
ランカウイシティFC | リアルチュカイFC |
サイエンスFC | アルティメイトFC |
ブキットタンブンFC | レスペクトFC |
トゥンラザクシティFC | トクジャングットウォリアーズFC |
今季はこの20クラブをそれぞれ10ずつA、B組に分け、それぞれの組で2月11日に開幕するグループステージを行います。その後は各組の上位4チームがノックアウトステージとなる準々決勝に進出し、8月6日から27日に予定されている準決勝、そして9月4日の決勝へ続き、従来通りであれば優勝クラブは来季2023年シーズンはMリーグ2部プレミアリーグに昇格し、準優勝のクラブはプレミアリーグ11位と昇格をかけたプレーオフを行います。
次期マレーシア代表監督は韓国人か日本人?
スズキカップ2020のグループステージ敗退を理由にタン・チェンホー監督が辞任し、現在は空席となっているマレーシア代表の次期監督について、様々な憶測が飛び交っていますが、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアは、韓国人あるいは日本人監督も候補者に含まれていると報じています。
Mリーグ1部スーパーリーグ、KLシティFCのボヤン・ホダック監督、マレーシアU22代表のブラッド・マロニー監督などが有力視されているマレーシア代表次期監督ですが、ウトゥサンマレーシアの記事によるとFAMに近い筋からの情報として、マレーシアサッカー協会FAMの候補者の中には韓国、日本、スペイン、英国の各国出身者がおり、その内、アジア出身監督の採用の可能性が高いことも報じています。
またウトゥサンマレーシアの記事では、FAMからボヤン・ホダック監督には正式なオファーが未だ出されていないと報じる一方で、ヨーロッパや南米では自国民、あるいは外国籍であっても該当国で数年のプレーあるいは指導経験がある人間が監督に就任するのが一般的だとして、マレーシアのサッカーも選手も文化も知らない外国人に比べれば、自身の方が代表監督に向いているとホダック監督の談話も紹介しています。