12月16日のニュース:ベトナム戦で負傷の両CBがグループステージ突破が懸かるインドネシア戦欠場、スズキカップ出場選手中でディオン・クールズは市場価値2位

 昨日12月15日にはグループステージB組の第4節が開催され、ここまでいずれも2戦2勝のベトナムとインドネシアが激突しましたが、試合は0-0に終わっています。この結果、インドネシアとベトナムがいずれも勝点7となりましたが、得失差でインドネシアが1位、ベトナム2位、そしてこの日は試合がなかったマレーシアが勝点6で3位と続いています。12月19日のグループステージ最終戦では3位のマレーシアと2位のインドネシア、1位のベトナムはこの日ラオスを破って初勝利を挙げたカンボジアと対戦します。
 引き分け以上で準決勝進出となるインドネシアに対し、マレーシアが準決勝に進出するためにはインドネシア戦の勝利あるのみですが、英国2部イプスウィッチタウンでプレーするDFエルカン・バゴットを欠きながら全員が身体を張ってベトナムを今大会初めて無得点に抑えたインドネシアの守備をこじ開けるのは容易ではなさそうです。い

ベトナム戦で負傷の両CBがグループステージ突破が懸かるインドネシア戦欠場

 ここまで2勝1敗として12月19日のインドネシア戦を残すマレーシア代表ですが、先日のベトナム戦でいずれもハムストリングを痛めて途中交代したセンターバックの2選手のインドネシア戦出場が絶望となったことをマレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 タン・チェンホー代表監督は、アイディル・ザフアンとシャールル・サアド(いずれもJDT)のセンターバックコンビは少なくとも1週間の治療と休養が必要だとしてインドネシア戦出場が不可能であるし、ドミニク・タン(サバFC)と明日12月16日にチームに合流予定のディオン・クールズ(デンマーク1部FCミッティラン)が最終戦ではセンターバックを務める予定であると話しています。センターバックが本職ながらスズキカップ2020開幕直前まで在籍したタイ1部のポリス・テロFCではほとんど出場機会がなかったタン選手と、本来は右サイドバックのクールズ選手のコンビが好調のインドネシア相手にどれだけ機能するかに注目が集まります。
 またシンガポール入国時の新型コロナ検査で陽性反応を示した結果、10日間の隔離となっていたGKカイルルアズハン・カリド(スランゴールFC)、FWファイサル・ハリム(トレンガヌFC)、そして12月9日のラオス戦前の検査で陽性反応を示したDFクェンティン・チェン(スランゴールFC)の3選手がチームに再合流可能となったことは発表されていますが、タン監督はこの内、ファイサル選手をインドネシア戦で起用する可能性についても言及しています。Mリーグ、マレーシアカップと所属するトレンガヌFCでは今季最も活躍した選手の1人ですが、隔離により出場機会のなかったファイサル選手ですが、負ければグループリーグ敗退となるインドネシア戦では得意のスピードを生かした攻撃に期待したいところです。。

スズキカップ出場選手中でディオン・クールズは市場価値2位

 マレーシア語紙ブリタハリアンは、スズキカップ2020に出場する各国代表選手の市場価値を比較する特集記事を掲載し、その中でマレーシア代表のDFディオン・クールズが全体で第2位となっているようです。
 サッカー選手関連のデータベース「トランスファーマルクト」に掲載されている各選手の市場価値を使って比較したブリタハリアンの記事では、スズキカップ2020出場選手中、最も市場価値が高いのがタイ代表のMFチャナティップ・ソングラシン(J リーグ札幌)でその市場価値は763万リンギ(およそ2億500万円)、それに続く第2位がマレーシア代表のDFディオン・クールズ(デンマーク1部FCミッティラン)で715万リンギ(およそ1億9200万円)、3位がDFティーラトン・ブンマタン(Jリーグ横浜FM)で429万リンギ(およそ1億1500万円)ということです。
 この記事では上位8位までの選手18名を取り上げていますが、その内の上位5位(7名)中5名がタイ代表の選手で、全18名で見ても10名がタイ代表の選手です。なお、東南アジアでFIFAランクNo. 1のベトナムの選手は1人も含まれていません。
 また他国の代表選手ではフランス2部リーグでプレーするラオス代表のFWビリー・ケトケオポムポン(USLダンケルク)が230万リンギ(およそ6190万円)で5位、インドネシア代表DFアスナウィ・マンクアラム (韓国2部安山グリナースFC)、フィリピン代表FWビエンベ・マラニョン(フィリピン1部ユナイテッドシティFC)がいずれも160万リンギ(およそ4300万円)となっています。
 この他、マレーシア代表からはFWサファウイ・ラシド(JDT)とMFバドロル・バクティアル(サバFC)がいずれも150万リンギ(およそ4040万円)で8位となっています。

スズキカップ2020に出場する各国代表選手の市場価値ランキング(ブリタハリアン調べ)

  1. チャナティップ・ソングラシン(タイ)763万リンギ(およそ2億500万円)
  2. ディオン・クールズ(マレーシア)715万リンギ(およそ1億9200万円)
  3. ティーラトン・ブンマタン(タイ)429万リンギ(およそ1億1500万円)
  4. ティティパン・プアンチャン(タイ)286万リンギ(およそ7700万円)
    ティーラシン・デーンダー(タイ)
  5. スパチョク・サラチャット(タイ)230万リンギ(およそ6190万円)
    ビリー・ケトケオポムポン(ラオス)
  6. サーラット・ユーイェン (タイ)190万リンギ(およそ5110万円)
  7. アディサク・クライソーン(タイ)160万リンギ(およそ4300万円) 
    ピティワ・スクジッタムマクー(タイ) 
    フィリップ・ローラー(タイ)  
    シワコーン・ティアトラクーン(タイ) 
    アスナウィ・マンクアラム(インドネシア) 
    ビエンベ・マラニョン(フィリピン)
  8. サファウィ・ラシド(マレーシア)150万リンギ(およそ4040万円)
    バドロル・バクティアル(マレーシア)
    エズラ・ワリアン(インドネシア)
    エヴァン・ディマス(インドネシア)