10月18日のニュース:タイ1部第8節-エルドストールはフル出場もタンはベンチ入りせず、ハリス・ハイカルがU22代表に合流、給料6割増しのオファーもマレーシア人選手はカンボジアリーグに魅力なし

タイ1部第8節-前節出場停止のエルドストールが復帰で勝利に貢献 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第8節が10月17日と18日にかけて開催に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCは2位のバンコク・ユナイテッドに敗れたものの4位を維持、一方、代表ドミニク・タン不在のポリス・テロFCはを12位から8位まで上げています。

タイ1部リーグ第8節
2021年10月17日@トゥルースタジアム
バンコク・ユナイテッド 1-0 チョンブリーFC
 この試合前まで2位のバンコク・ユナイテッドと同4位のチョンブリーFCの対戦はMFヴァンデル・ルイス・シウヴァ・ソウザのゴールを守り切ったバンコク・ユナイテッドが勝利しています。
 チョンブリーFCのDFジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

https://youtu.be/kCRjwSC1EhM

2021年10月17日@ブンヤジンダースタジアム
ポリス・テロFC 2-2 ラーチャブリーFC
 ポリス・テロFCがホームにラーチャブリーFCを迎えた一戦は。後半ロスタイムに今季新加入のFWエヴァンドロ・シルバ・ド・ナシメントがPKを決めたポリス・テロFCが引き分けに持ち込んでいます。
 マレーシア代表のヨルダン遠征に参加したDFドミニク・タンは渡航者に義務付けられている検疫隔離期間を終えていると思いますが、この試合ではベンチ入りしていません。

タイ1部リーグ順位表(第8節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド86111119
2バンコク・ユナイテッド7511516
3チェンライ・ユナイテッド7422314
7チョンブリーFC8323611
9ポリス・テロFC823319
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

ハリス・ハイカルがU22代表に合流
 マレーシアサッカー協会FAMの公式Facebookでは、スランゴールFCのDFハリス・ハイカル・アダム・アフカルのU22代表招集を発表しています。ハリス選手はAFC U23アジアカップ予選に出場するU22代表の第2次合宿に直ちに参加するということです。
 U22代表のブラッド・マロニー監督はハリス選手のU22招集熱望を公言していましたが、これまでの報道では、この予選がFIFA国際マッチデー期間外であり、さらに10月29日から再開するマレーシアカップでは1勝1敗とグループステージ突破が楽観できる状況ではない上に守備陣のケガ人が多発していることから所属するスランゴールFCがハリス選手の招集に難色を示しているとされていました。10月25日から31日までモンゴルで開催されるAFC U23アジアカップ予選に出場した場合、帰国後はマレーシア政府が全ての渡航者に義務付けている14日間の検疫隔離に入ることから、ハリス選手はスランゴールFCのマレーシアカップグループステージの残り4試合全てに出場できなくなるとされていました。
 しかしマレーシア政府入国後の検疫隔離期間をこれまでの14日間から7日間に短縮することを発表したことにより、11月10日のマレーシアカップグループステージ最終戦への出場が可能となったことから、スランゴールFCが招集に応じたと、サッカー専門サイトのヴォケットFCは伝えています。.

給料6割増しのオファーもマレーシア人選手はカンボジアリーグに魅力なし
 サッカー専門サイトのヴォケットFCは、カンボジア1部リーグのクラブからオファーを受けた、現在はMリーグ2部プレミアリーグでプレーするマレーシア人選手が魅力的な内容にもかかわらずそのオファーを拒否したという記事を掲載しています。
 現在のチームではセンターバックを務めているこの選手の代理人は選手名を明かさなかったものの、受けたオファーの内容が現在の給料の6割増であること、さらにオファーを出しているのがAFCカップ出場出場の可能性があるクラブであることを明らかした上で、このマレーシア人選手はMリーグ2部でプレーすることを選んだと話し、選手のキャリアップになるオファーにも関わらず、それを拒否したことを残念がっているということです。
 ヴォケットFCの記事では、2部プレミアリーグで4年目を迎えるこの選手にとって、AFCカップ出場の可能性があるクラブからの高待遇オファーにも関わらず、マレーシア国内の他のクラブから同等の獲得オファーが来ることを期待しながら居心地の良いマレーシアから離れたくない、あるいはマレーシアではまだ知名度が低いカンボジア1部リーグでプレーすることが「恥ずかしい」と考えているのが拒否の理由ではないかと分析した上で、自分のレベルアップにつながるこのような好機を生かさずに拒否してしまうのは残念なことだと記事を結んでいます。