9月20日のニュース:AFC女子アジアカップ予選-タイの厚い壁を崩せず完敗、タイ1部-代表コンビはエルドストールはフル出場もタンは出場せず

AFC女子アジアカップ予選-タイの厚い壁を崩せず完敗
 アジアサッカー連盟AFC選手権女子アジアカップ2022年大会予選が始まり、マレーシアは初戦で前回大会ベスト4のタイと対戦し0-4で敗れています。
 予選H組で開催地となっているパレスチナ、タイと同じ組に入っているマレーシアは、ファイサル・フサイニー国際スタジアムでおこなれた初戦で岡本三代監督率いるタイと対戦しました。試合は開始からタイが積極的にマレーシアゴールを狙い、1分(正確には35秒)にはKanyanat ChetthabutrがSunisa Srangthaisongの右からのクラスに頭で合わせで先制ゴールを決め、さらに2分にはNutwadee Pram-Nakがペナルティーエリアの外からロングシュートを決めてタイがあっという間に2点をリードします。その後Kanyanat Chetthabutrは37分にもゴールを決めて、タイが3-0として前半を終了しました。
 FIFAランキング39位のタイは後半に入っても同92位のマレーシアを圧倒しますが、マレーシアGKヌルル・アズリン・マズランの再三にわたる攻守などもあり、このまま試合が終わるかと思われたロスタイムに集中力が一瞬切れたマレーシア守備陣の隙をついてKanyanat Chetthabutrがこの試合3点目となるゴールを決めてハットトリックを達成し、このままタイが4-0でマレーシアに完勝しています。
 今後の予選H組の日程では、マレーシアは9月22日パレスチナと、タイは9月25日にやはりパレスチナとそれぞれ最終戦を戦い、このH組からは1位のチームが来年2022年1月20日から2月6日までインドで開催される本大会に出場します。

AFC女子アジアカップ2022年大会予選H組
2011年9月19日@ファイサル・フサイニー国際スタジアム(エルサレム、パレスチナ)
マレーシア 0-4 タイ
得点者:タイ-Kanyanat Chetthabutr 3(1分、37分、90分)、Nutwadee Pram-Nak(2分)
(先発XIと試合結果の画像はマレーシアサッカー協会FAMの公式Facebookページより、映像はマレーシアの衛星放送チャンネルスタジアムアストロ公式Youtubeページより)

タイ1部-代表コンビはエルドストールはフル出場もタンは出場せず
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第3節が9月18日と19日開催に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCとDFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCの試合が行われました。

タイ1部リーグ第3節
2021年9月18日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 3-1 ノーンブワ・ピッチャヤFC
 チョンブリーFCが今季1部昇格のノーンブワ・ピッチャヤFCを一蹴して今季初勝利を挙げています。ノーンブワ・ピッチャヤFCは昨季はニコラス・スウィラッド(スリ・パハンFC)がアセアン東南アジア枠で在籍していましたが、クラブの1部昇格にともないスウィラッド選手の代表キャップ数不足が理由で1部での登録ができなくなり、スウィラッド選手は退団してマレーシアに戻りスリ・パハンFCと契約した経緯があります。
 ジュニオール・エルドストールタイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)は先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

https://youtu.be/k72tJ708EzY

2021年9月19日@80周年スタジアム
ナコーンラーチャシーマー・マツダFC 1-0 ポリス・テロFC
 今季まだ勝ち星がないチーム同士の戦いは、ホームのナコーンラーチャシーマー・マツダFCが勝利しています。ポリス・テロFCは開幕戦引き分けの後は2連敗となっています。
 ドミニク・タンはベンチ入りしたものの、この試合でも出場はありませんでした。

タイ1部リーグ順位表(第2節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラムU321067
2サムットプラーカーン・シティ321037
3チョンブリーFC312025
15ポリス・テロFC2012-31
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。