8月24日のニュース:スチュアートFAM事務局長がMリーグのCEOに就任、インドスーパーリーグのクラブがクラスニキの期限付き移籍を正式に発表、現在改修中のシャーアラムスタジアムが来季開場へ

スチュアートFAM事務局長がMリーグのCEOに就任
 マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長がMリーグを運営するMFLの新たなCEOに就任したことがMFLの公式サイトで発表されています。
 MFL前会長のハミディン・アミン氏が兼任していたマレーシアサッカー協会の会長職に専念するために辞任し、トコロテン式に前CEOのアブドル・ガニ・ハサン氏が8月12日にMFLの会長に就任したことで空席になったMFLのCEO職は当初は東南アジア最大の格安航空会社エアアジアグループCEOのトニー・フェルナンデス氏の名前なども上がっていましたが、このブログでも予想記事を取り上げた通り、15年以上に渡り国内外のサッカー事業に関わってきた44歳のスチュアート氏がMFL理事会の満場一致を経て順当にCEOに就任しています。なおスチュアート氏は9月1日付けてCEOに就任するということです。

インドスーパーリーグのクラブがクラスニキの期限付き移籍を正式に発表
 インドスーパーリーグのオディシャFCはクラブの公式サイトで、Mリーグ1部のJDTからMFリリドン・クラスニキが期限付きで移籍することを正式に発表しています。
 インド南東部のオディシャ州の州都ブバネーシュワルを本拠地とするオディシャFCは、クラスニキ選手がアルバニアU21代表、コソボ代表、そして帰化したマレーシアでも代表でプレーと3ヶ国の代表でプレーした経歴などを紹介している他、インドでのシーズン開幕を楽しみにしており、早くキコ・ラミレス監督やチームメートに合流し、試合ではファンを喜ばせたいというクラスニキ選手のコメント、そして優れた体躯と技術を持ち合わせたいわゆる「ボックストゥボックス」MFのクラスに貴選手には攻撃と守備の両面で期待しているというラミレス監督のコメントなども発表しています。

現在改修中のシャーアラムスタジアムが来季開場へ
 Mリーグ1部スランゴールFCの本拠地シャーアラムスタジアム(スランゴール州)は1994年開場の8万人収容の巨大スタジアムですが、老朽化による施設の劣化によりMリーグの公式戦では使用が禁止され、2020年より改修工事が始まっています。
 総額3億5000万リンギ(およそ91億円)とされるその膨大な費用により、長期化が予想されていた改修工事ですが、これが遅くとも来年初めには終了するだろうとマレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。
 シャーアラムスタジアムを管理するスランゴール州のアミルディン・シャリ州首相は改修費用をスランゴールFCの会長でスランゴール州皇太子のテンク・アミル・シャー殿下がその一部を負担することとなったということです。
 シャーアラムスタジアムが使えないスランゴールFCは、昨季はUITMスタジアムをUITM FCと、今季はMBPJスタジアムをPJシティFCと共用しています。
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 シャーアラムスタジアムでは2020年1月にプレシーズンマッチとして開催されたスランゴール・アジアチャレンジ2020で、この時には当時細貝萌が所属していたバンコク・ユナイテッドFC(タイ)、ハノイFC、プルシブ・バンドンFCが参加しましたが、この大会を最後にスタジアムの使用が禁止され、また新型コロナウィルス感染が拡大や改修費用工面の問題などから、来季2022年もスランゴールFCはMBPJスタジアムを本拠地とするのではとも言われていました。
 拙宅から車で30分以上がかかるシャーアラムスタジアムより、15分程度で行けるMBPJスタジアムでホームゲームを開催してくれる方が、スランゴールFCサポーターとしては嬉しいのですが…。そもそも近年は8万人どころかその半分の観衆も入ることがなくなったシャーアラムスタジアムを来季に間に合うように急いで改修するよりも、サッカー観戦だけでなく試合のない日も足を運びたくなるような総合娯楽施設化なども視野に入れるなどして「ホワイトエレファント」とはならないようにしてもらいたいです。