第13節に予定されながら、新型コロナ陽性者がチーム内で見つかり試合が延期されていたサラワク・ユナイテッドFCが本拠地のサラワク州クチンのサラワク州立スタジアムではなくクアラルンプールのKLフットボールスタジアムでペラFC IIと対戦し、後半戦2勝目を挙げるとともにリーグ首位に浮上しています。
2021年8月15日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
サラワク・ユナイテッドFC 4-1 ペラFC II
得点者:サラワク-ノーシャルル・イドラン・タラハ(35分)、シャフィク・イズディン(53分OG)、ウチェ・アグバ(67分)、アブドル・ラヒム(88分)、ペラ-ロイイザット・ダウド(2分)
2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第18節終了時)
| Team | G | W | D | L | GF | GA | GD | P |
1 | SU | 15 | 9 | 4 | 2 | 29 | 11 | 18 | 31 |
2 | TFC | 16 | 7 | 8 | 1 | 29 | 13 | 16 | 29 |
3 | NS | 15 | 8 | 5 | 2 | 23 | 11 | 12 | 29 |
4 | JDT | 15 | 7 | 5 | 3 | 29 | 14 | 15 | 26 |
5 | SEL | 16 | 5 | 7 | 4 | 23 | 18 | 5 | 22 |
6 | PDRM | 16 | 6 | 4 | 6 | 17 | 18 | -1 | 22 |
7 | KEL | 16 | 6 | 3 | 7 | 18 | 20 | -2 | 21 |
8 | KU | 16 | 6 | 2 | 8 | 21 | 24 | -3 | 20 |
9 | PRK | 17 | 3 | 5 | 9 | 12 | 32 | -20 | 14 |
10 | KCH | 10 | 2 | 4 | 4 | 9 | 12 | -3 | 10 |
11 | FAM | 16 | 0 | 3 | 13 | 11 | 48 | -37 | 3 |
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第18節はヌグリスンビランFCの試合がありませんでした。
2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第18節終了時)
| 選手名(クラブ) | ゴール数 |
1 | ジョーダン・ミンター(TFC) | 14 |
2 | フェルナンド・ロドリゲス(JDT) | 12 |
ウチェ・アグバ(SU) | 12 | |
4 | ガッサマ・アルフセイネイ(KU) | 10 |
5 | ジョージ・アトラム(SEL) | 8 |
アライン・アコノ(NS) | 8 |
リーグ終盤を迎え給料未払い問題の懸念が浮上
Mリーグ1部、2部とも第18節まで終了し、9月半ばに予定されている最終節第22節まで残り試合も少なくなってきました。そんなシーズン終盤を迎えたこの時期ですが、Mリーグの複数のクラブで給料未払い問題が再び浮上するのではという記事をマレーシア語紙ハリアンメトロが掲載しています。
この記事の中では、マレーシア国内で代理人業務を含めたサッカー関連のコンサルティングを行なっているアクションフットボールアジア社のエフェンディ・ジャガン・アブドラ氏が運営資金、特にスポンサーによる支援が不足していることにより、小規模のクラブだけでなく、大規模のクラブにも給料未払いが発生し、選手が犠牲になる可能性があるという発言を紹介しています。
「Mリーグは数試合を残すのみだが、その一方で選手への給料支払いが遅れているという話が聞こえてきている。現時点では非常に深刻な状況ではないように見えるが、ここから大規模な給料未払い問題に発展する可能性もあり、この状況はMリーグの大半のクラブに当てはまる。選手の立場は弱く、この状況に異議を唱えれば出場機会を失うことから、耐えることしかできない。」とアフェンディ氏はハリアンメトロの取材に答えています。
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今季はここまで1部スーパーリーグでは主力選手が大量退団したペラFCの他、クダ・ダルル・アマンFC、サバFC、2部プレミアリーグではサラワク・ユナイテッドFCなどでも給料の未払いや遅配についての報道がありましたが、この記事の内容があれば、今後は他のクラブからも同様の報道が出る可能性がありそうです。
ベルギーでプレーするルクマンはU23アジアカップ出場に意欲
10月に予定されているアジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けて、6月のW杯アジア2次予選にも出場した19歳のルクマン・ハキムは予選に向けて召集されればその期待に応えて全力を尽くしたいと話しています。
モンゴルで集中開催されるこの予選にはマレーシアサッカー協会FAMは2024年のパリオリンピック出場を目指すU20代表を派遣する意向を表明しています。
スポーツ専門サイトのスタジアムアストロの取材に答えたルクマン選手は、U23アジアカップ予選組み合わせ抽選後に(U20代表監督の)ブラッド・マロニー監督から連絡を受けたことを明らかにする一方で、来年2月に予定されているフル代表が出場するAFC選手権アジアカップ2023年大会3次予選についてはFAMからは何も連絡を受けていないと話しています。
ベルギー1部のKVコルトレイクでプレーするルクマン選手は「予選期間は1週間と短く、FIFAマッチデー期間でクラブの試合はないので、マローニー監督に(U20代表に)招集されれば、喜んでチームに加わ、信用に応えたい。」と話しています。
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このU23アジアカップ予選には、ルクマン選手の他、やはりW杯予選にも出場しJDTでプレーするアリフ・アイマンやアメリカ生まれで前回のU23代表候補合宿にも参加したワン・クズリ・ワン・カマルに加えて、ドイツ5部のSGVフライブルグでプレーするV・アニル、セルビア1部FK IMTのU19チームでプレーするアダム・ハミドら「国外組」を初招集する予定であることをU20代表のマローニー監督は言及しています。