ACL日程が変更-Mリーグも日程変更が必至か
アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージの日程変更を発表しています。
Mリーグからは昨季1部スーパーリーグで7連覇を達成したジョホール・ダルル・タジムJDTが出場する今季2021年シーズンのACLは、当初は4月21日から5月7日までの期間で各組ごとに集中開催で行われることが発表されていましたが、AFCは各国の新型コロナウィルス対策による渡航制限や検疫隔離実施状況などを考慮して6月から7月へと変更すると発表しています。
またJDTと名古屋グランパス、江蘇蘇寧(中国)、プレーオフ3の勝者が対戦する東地区のG組は同F組、J組とも集中開催地がタイとなることも発表されています。
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3月5日に開幕した今季のMリーグは第9節(4月16日から18日)から第10節(5月8日から10日)までのおよそ3週間は4月13日から始まる予定のイスラム教の断食月とJDTのACL出場に合わせてリーグ戦を組んでいません。また断食月はおよそ1ヶ月後の5月13日に終わりますが、6月にはFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が6月3日から15日まで開催されることがAFCから発表されており、この時期にはACLが行われないでしょう。となるとJDTにとっては、Mリーグの試合が組まれてない6月後半から7月初旬にかけての時期にACLが開催されるのが理想です。7月のMリーグは4週間で8試合という日程が組まれており、しかもリーグ終盤の重要な時期なので、JDTにとってはたとえ隣国タイでの開催とは言え、リーグ8連覇のためには国内リーグに集中したいところでしょう。
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ACLでJDTが所属するG組にはもう一つ問題があります。昨季の中国1部リーグでクラブ史上初の優勝を達成した江蘇蘇寧が債務超過を理由に解散する可能性が2月末に報じられれました。現在も無期限の活動停止中ということで、このままではACL棄権の可能性も取り沙汰されています。
同じ中国1部リーグのクラブでは2月にもACLのJ組に所属する山東泰山(前山東魯能)がAFCへの債務未払いからAFCライセンスを剥奪されて出場権を失い、広州FCが変わって出場することがAFCから発表されてます。
W杯アジア二次予選の集中開催地決定-マレーシアはアラブ首長国連邦
アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上で、未定となっていたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の集中開催地を発表しています。
マレーシアが所属する予選G組はアラブ首長国連邦UAEでの開催が決定し、このブログでも既報の通り、以下の日程が決まっています。
FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選G組日程
6月3日(木)
UAE対マレーシア および タイ対インドネシア
6月7日(月)
UAE対タイ および ベトナム対インドネシア
6月11日(金)
マレーシア対ベトナム および インドネシア対UAE
6月15日(火)
UAE対ベトナム タイ対マレーシア
その他の予選各組はA組(シリア、中国、フィリピン、モルディヴ、グアム)は中国、B組(オーストラリア、クウェート、ヨルダン、ネパール、台湾)はクウェート、C組(イラク、バーレーン、イラン、香港、カンボジア)はバーレーン、D組(ウズベキスタン、サウジアラビア、シンガポール、イエメン、パレスチナ)はサウジアラビア、E組(カタール、オマーン、アフガニスタン、インド・バングラディシュ)はカタール、F組(日本、キルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴル)は日本、そしてH組(トルクメニスタン、韓国、レバノン、北朝鮮、スリランカ)は韓国がそれぞれチュウチュ開催地に選ばれており、5月31日から6月15日までの期間に試合を行います。
(以下はAFC公式サイト上の集中開催国の告知)
青年スポーツ省はスタジアム観戦許可を政府に申請へ
英字紙ニューストレイトタイムズは、国内スポーツを監督する青年スポーツ省のリーザル・メリカン大臣の話として、サッカーファンがMリーグをスタジアムで観戦できる時期はそう遠くないと報じています。
リーザル・メリカン大臣はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLに対してスタジアム観戦に必要な標準作業手順SOPを作成することを求め、それが用意でき次第、青年スポーツ省は国家安全保障委員会に対して、ファンでのサポーターの観戦許可を早ければ来週にも申請したいと話しています。
「国家安全保障委員会の会合は不定期に行われるため、具体的な申請日程については確約できない。」と述べるにとどまったリーザル・メリカン大臣は、これまでMリーグ開幕から2ヶ月後を目処に行うとするとしていた申請について、2ヶ月以上先に行うことなく、もし開幕から1ヶ月程度で申請が行えれば「ボーナス」だと考えて欲しいと、ファンに理解を求めたということです。