サフィク・ラヒムがJDT復帰
お帰りなさい、キャプテンマーベル。Mリーグ1部のジョホール・ダルル・タジムJDTとマレーシア代表で長年主将を務めたMFサフィク・ラヒムが3季ぶりに復帰することがJDTの公式Facebookで発表されています。
2013年にスランゴールから移籍すると2014年から続いているJDTの連覇に貢献した他、JDTのアジア初タイトルである2015年のAFCカップ決勝イスティクロル・ドゥシャンベ(タジキスタン)戦ではマンオブザマッチMOMを獲得しています。また代表でも75試合に出場し、2010年の東南アジアサッカー連盟AFF選手権では初優勝したマレーシア代表の主将としてもフル出場しています。
2019年にマラッカ・ユナイテッドへ移籍する際には、JDTのトゥンク・イスマイル殿下からJDTで最も成功した選手、そしてクラブ史上最高の主将と評された上、いつでも戻ってこいと言われながらJDTを退団していました。
なおサフィク選手の背番号は、退団前に着けていた8番となることも発表されています。
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昨日のこのブログでも取り上げたモハマドゥ・スマレとジョナサン・エレラの加入に加え、サフィク選手の獲得により、今季のAFCチャンピオンズリーグでグループステージ突破を目指すJDTはさらに選手層に厚みが増し、いわゆるローテーションを行っても国内リーグで他を圧倒するのに十分な戦力を揃えつつあります。
(入団発表でのベンヤミン・モラ監督、サフィク選手、アリスター・エドワーズ テクニカルダイレクター(左から)、そして発表になった今季のJDTの布陣-いずれもJDTの公式Facebookより。)
マラッカ州FAが未払い給料2370万円を完済
Mリーグ出場はギリギリセーフ!Mリーグ1部を運営するマラッカ州サッカー協会(マラッカ州FA)は総額91万5000リンギの未払い給料他を完済したと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。この金額は未払い給料の他、諸手当や従業員積立基金などの積立金も合算した金額ということです。
「我々はマラッカのサッカーのイメージを悪化させるような問題を避けるために、昨季在籍したウチェ・アグバ(Mリーグ2部サラワク・ユナイテッドへ移籍)と同じく昨季途中まで在籍したカラン・シン・ファーンズのの未払い給料と諸手当を支払った。またナルポン・ワイルド(タイ)の未払い給料についても早急に支払い、2度目のトランスファーウィンドウでの選手獲得禁止処分を受けないようにしたい。」と話すマラッカ・ユナイテッドのモハマド・サイフル・マット・サプリCEOは、このほかにも昨季のチームから選手18名と関係者17名が給料未払いとなっていることを明らかにし、こちらについても選手、関係者との間で分割払いとすることで同意を得ており、既に支払いを始めていることも明らかにしています。
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こんな問題が開幕1ヶ月を切った段階で露呈してもリーグ出場禁止処分にもリーグ参加に必要なクラブライセンス剥奪にもならないようでは、クラブライセンス白球を担当する第一審機関FIBの資格審査能力に問題あり、とはならないのがマレーシアらしいです。
今季のMリーグ公式試合球にナイキ社のFlightが決定
6年連続で公式試合球はナイキ社製に。Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは今季2021年シーズンのリーグ公式試合級としてナイキ社のFlightを採用することを公式Facebookで発表しています。Mリーグは2016年からナイキ社製のボールを公式試合球としています。
このFlightは英国プレミアリーグ、イタリアのセリエAでも採用されており、アジアではオーストラリア(Aリーグ)、アラブ首長国連邦(UAEガルフリーグ)、中国(スーパーリーグ)、サウジアラビア(サウジプロリーグ)に続いてこのFlightを採用する5つ目リーグということです。
このFlightは今季開幕戦となる3月5日のJDT対クダ・ダルル・アマン戦でお披露目となるということです。
プロ選手会会長-感染者が出てもMリーグ中断をしないよう要望
スペインリーグに学べ。3月5日に今季開幕が予定されているMリーグについて、Mリーグ1部のクアラルンプール・ユナイテッドでプレーするサフィー・サリは、リーグ開幕後に新型コロナウィルス感染が選手間で発生しても、リーグを中断するべきではないと話しています。
ブルナマはマレーシアプロサッカー選手会の会長でもあるサフィー選手の話として、Mリーグが業務提携をしているスペインのラ・リーガが感染者が出てもリーグを続行している点を指摘し、提携関係を活用してスペインリーグ主催者から学べるノウハウを採用するべきだとしています。
ラ・リーガとMFLが共催したオンラインセミナーに出席したサフィー選手は「練習再開、そしてリーグ開幕が決まった今、最大の関心はMリーグ開幕後に出場選手に感染者が出た場合の対応である。選手間で感染者数が増えれば、リーグ中断、あるいは延期を、という声が上がる可能性があるが、その場合にはラ・リーガが採用している標準作業手順SOPをまねるべきだ。」と話し、これ以上のリーグ中断や延期が怒らないことを望んでいるとも話しています。