パハンFAの外国籍選手はチーム合流に見通しが立たず
英字紙スター電子版によると、Mリーグ1部パハンFAは、現在、国外滞在中の外国籍選手のマレーシア入国許可を出入国管理局より取得したものの、その選手たちのマレーシアへ来る手段がなくチームへの合流が遅れそうだということです。
パハンFAにはMリーグ1部の規定通り5名の外国籍選手が所属していますが、その内、現在マレーシア国外にいるのがいずれも自国に帰国しているレバノン出身のカリル・カミスとフィリピン出身のアダム・リードです。
パハンFAのチームマネージャーを務めるモハマド・スフィアン氏によると、出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長自身がパハンFAを含めMリーグの複数のクラブの外国籍選手の入国申請の審査を行い、いずれの外国籍選手にもマレーシアの入国許可が認められたということです。
さらにモハマド・スフィアン チームマネージャーは「カリル、リード両選手も入国許可が出たものの、レバノンでは新型コロナウィルス感染が拡大中、またフィリピンでも新たな感染者が1000人単位で増加しているということで、航空会社の運行便数が制限されていることから、マレーシアへ戻る便を確保できてない。またマレーシア到着後も症状がなければ数日間の隔離検疫期間を経て、チームに合流できるだろう。」と話しています。
今週から練習を再開したパハンFAの残る3名の外国籍選手であるディクソン・ヌワカエメ(ナイジェリア)、イヴァン・カルロス(ブラジル)、エラルド・グロン(フランス)は、活動制限令MCOが3月半ばに発令された際もマレーシアに残り、現在はチームの練習に参加しているということです。
クダFA監督は外国籍選手の早期合流を期待
また英字紙ニューストレイトタイムズは、練習を再開しているMリーグ1部クダFAの外国籍選手のチーム合流が遅れる見通しだということです。
フィリピンに帰国中のアミン・ナザリは、マレーシア入国に必要な綿棒検査を受け、既に新型コロナウィルスの陰性が確認されている一方、ブラジルに帰国中のレノン・アウヴェスは現在、綿棒検査の結果を待っているとされています。
自身も綿棒検査を経てマレーシア入国を許可されたシンガポール出身のアイディル・シャリン監督はアミン、アウヴェス両選手が来週までには合流できることを期待していると話しています。
青年スポーツ相がU19代表合宿を視察
マレーシアサッカー協会FAMと共同で国家サッカー選手養成プログラムNFDPを運営している青年スポーツ省のリーザル・メリカン・ナイナ・メリカン大臣が、AFCU19選手権に出場する代表選手候補合宿を見学し、チームの核となっているNFDP出身者を含めた選手を激励したと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
スランゴール州プタリンジャヤにあるFAMの施設で行われているU19代表候補合宿をFAMのハミディン・モハマド・アミン会長と共に訪れたレーザル・メリカン青年スポーツ相は、NFDPの出身者がU19代表のレベルを高め、青年スポーツ省の予算を投入し、歴代大臣が関わってきたNFDPが結果を出すことを期待している、と述べています。
本日7月9日には、現在は身体接触を含まない練習のみが許可されているスポーツの練習方法について、身体接触許可をを認めるかどうかの政府閣議が行われる予定で、現在は体力トレーニングが中心になっているU19代表も、数日以内に通常練習へと移行できる可能性を示唆した上で、10月にウズベキスタンで開催されるU19選手権へは万全の準備で臨んでもらいたいとも話しています。