12月19日のニュース:フェルダUに恵龍太郎選手加入、パレスチナがマレーシアとの親善試合を熱望

フェルダUに恵龍太郎選手加入
 今季2019年はマレーシアフットボールリーグMFL10位と1部に踏みとどまったフェルダ・ユナイテッドFC。しかし来季の運営資金上の問題から、池田圭選手や渡邉将基選手を含む外国籍選手やマレーシア人主力選手との契約更新を行なっていませんでしたが、ここにきて活発な補強を進めています。
 今月12月始めには元シンガポール代表FWカイルル・アムリをシンガポールリーグ1部のタンピネス・ローヴァーズから獲得していましたが、その後は特に大きな動きもなく、来季も指揮をとるニザム・ジャミル監督は若手を中心としたチーム編成を考えているとしていましたが、その期待の若手が他クラブへ移籍するなど予定が狂い、このブログでも取り上げましたが方針転換を表明していました。
 今回フェルダ・ユナイテッドに入団するMF恵龍太郎選手は、今季はシンガポール1部のタンピネス・ローヴァーズでプレーしており、カイルル選手ともチームメートだったことから、フェルダ・ユナイテッドでも二人のコンビネーションに期待が持てそうです。
 また恵選手の他にもセルビア出身のDFモムチロ・ラスポポヴィッチ(クロアチア1部リーグのHNKリエカより加入)、アルゼンチン出身のFWニコラス・ヴェレズポルトガル1部リーグのベレネンセスより加入、2018年にはネグリ・スンビランFAに在籍)も補強しています。
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 来季の運営資金不足という話から一気の補強です。ただし、今季在籍選手の大量移籍、大量解雇により、来季は外国籍選手以外は初めてMFL1部でプレーする選手を何名も起用せざるを得ない状況は続きそうです。
 また恵選手の加入で、来季のMFLは1部フェルダ・ユナイテッドに恵選手、2部トレンガヌFC IIに鈴木ブルーノ選手、ヌグリ・スンビランFAに中武駿介選手、クチンFAに鈴木裕太選手と4名の日本人選手がプレーすることになります。

パレスチナがマレーシアとの親善試合を熱望
 マレーシアサッカー協会FAMのダト・ウィラ・ユソフ・マハディ副会長が明らかにしたところによると、来年2020年3月21日にパレスチナがガザでのマレーシアとの親善試合を希望しているようです。
 現地での安全確保が最優先としながらも、現在、FAMがオファーを出している親善試合相手からの返事次第では、この試合も実現する可能性がありそうです。
 FIFAワールドカップ2020年大会アジア二次予選では、ベトナムに次いでグループ2位につけているマレーシアは、2020年3月26日には成績不振からベルト・ファン・マルワイク監督を更迭したアラブ首長国連邦UAEとのアウェイ戦が、3月30日にはホームでベトナム戦が控えています。なお、フル代表のタン・チェンホー監督はワールドカップ予選前に2試合の親善試合を希望しており、FAMは現在、調整中ということです