観戦記:3月17日国際親善試合マレーシアU23代表対オーストラリアU23代表@シャー・アラムスタジアム

3月22日からスランゴール州シャーアラムスタジアムで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選のグループJに先駆けて、マレーシアU23代表がオーストラリアU23代表と練習試合を行ったので、観戦に行ってきました。
 チケットは関係者から頂きました。

試合開始は午後8時45分。駐車場から歩いていくと、スタジアムの明かりが見えてきました。途中の道にはいつもはスランゴールFAのユニフォールを売る屋台が出ているのですが、今回は代表ユニフォームを売っていました。

入場ゲート前のセキュリティーチェックでは、食べ物は持ち込みOKながら、飲み物は持ち込み禁止でした。ゲートを通ってスタンドへ向かいます。

フィールドが見えました。

バックスタンドの方に観衆が集まっていました。試合中に入場者数が6600人と発表になりましたが、80000人収容のスタジアムはガラガラでした。

試合前には、ニュージーランドのクライストチャーチのモスクで起こった惨事の被害者に対して1分間の黙祷が捧げられました。

前半はオーストラリアU23代表がフィジカルの強さを発揮して、押し気味に試合を進めるも、シュートの精度が今一つでした。一方、マレーシアU23代表はMFアキヤ・ラシド(JDT)らがサイドから仕掛けようとしますが、ワントップのハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)までボールが渡らず、コンビネーションの悪さが目立ちました。縦へのパスも少なく、苦し紛れのサイドパスやバックパスを繰り返すうちにマレーシア代表のウルトラスからもブーイングされていました。

前半は0−0で折り返しました。

後半は両チームとも大幅に選手を入れ替えました。オーストラリアU23代表は49分にブランドン・ウィルソンのヘディングシュートが決まり先制しました。失点したもののマレーシアU23代表も動きが良くなり、オーストラリアU23代表の動きが悪くなってきたところで何度かゴール前までボールを運びますが、シュートには至りませんでした。90分を過ぎ、このまま試合終了かと思われたところでニック・アズリ・ニック・アリアス(ケランタンFA)が同点ゴール!最後まで諦めずに走り続けた成果でした。このゴールの直後に試合終了となりました。

1対1のフィジカル勝負では、ほぼ全ての場面で競い負けてしていたマレーシアU23代表。個人的には最も見たかったサファウイ・ラシド(JDT)も出場せず、肩透かしになりましたが、後半から入ったファイザル・ハリム(パハンFA)が試合の流れを変えかけるなど、熾烈な最終メンバー入りの争いなど見どころもある試合でした。