JDTの選手とスタッフがロレックスの時計の贈り物を受け取りました。
現在、開幕前の最終調整のためバンコクでプレシーズンマッチを行っているJDTの選手とスタッフに対して、チームオーナーのトゥンク・イスマイル殿下よりロレックスの時計が贈られました。チームに対する貢献に対する感謝の意を表すものとして贈られたそうですが、オーナーにこんなことをされたら選手たちはこれまで以上に頑張るだろうぁ。マレーシアの選手の多くがJDTでプレーしたいと思うのも無理はありませんね。
パハンはリーグ優勝へ向けて自信あり
今シーズンのJDTの連覇を止めるチームがあるすれば、それは昨シーズン4位に終わったパハンFAがその可能性が最も高いだろうと私は思っています。そのパハンFAのシンガポール人MFサフアン・バハルディンも同じ意見を現地メディアに語っています。(元記事はマレーシア語です)マレーシアが準優勝した2018年スズキカップで復活を遂げたベテランFWのノーシャルル・イドラやマレーシア人選手登録となったガンビア出身MFのモハマドゥ・スマレー、マレーシア代表でもプレーするオーストラリア生まれDFのマシュー・デイビーズといったこれまでのメンバーに加えて、ナイジェリア人FWのディクソン・ヌワカエメが2015年シーズン以来の復帰を果たしました。2014年のマレーシアカップ、FAカップを獲得した強いパハンFAを知っているヌワカエメ選手の復帰は、2018年シーズンに優勝したJDTに12点も離された総得点リーグ5位タイ(12チーム中)という攻撃力不足の解消に寄与することが期待されています。2018年シーズンはFAカップでは優勝したパハンFA、2019年リーグ戦ではどんなプレーを見せてくれるでしょうか。
リー・タックのマレーシア代表入りの条件
イギリス生まれでトレンガヌFCのFWアンドリュー・リー・タック選手のマレーシア代表入りについて、マレーシアサッカー協会FAMのスチュワート・ラマリンガム事務局長がかなり具体的な発言をしています。2018年シーズンのFAMフットボールアウォード表彰で最も人気のある選手Most Popular Playerに選ばれたリー・タック選手は母親がマレーシア出身の華人であるため、マレーシア代表入りについては本人もその気持があることを認める発言をしており、あとは時間の問題と考えられていました。これについてラマリンガム事務局長は、ザンビア出身のモハマドゥ・スマレーの国籍変更をパハンFAがサポートした例を挙げ、FAM自体がリー・タックのための国籍変更申請を行うことはなく、リー・タック本人がそのための行動を取る必要があるとしています。
両親や祖父母にマレーシア人を持つ外国生まれの選手がマレーシア国籍を取得した後、代表チームに加わるケースはここ数年増加しており、ちょうど今日の記事でも取り上げたマシュー・デイビーズ(パハンFA)、キコとナチョのインサ兄弟やラヴェル・コービン=オン(いずれもJDT)の他、ブレンダン・ガン(ペラTBG)などがいます。