FAカップの決勝は日本人主審が担当か
英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が”Arigato, Mr. Referee”の見出しで、7月27日(土)に行われるマレーシアFAカップ決勝の審判は外国人が担当することをマレーシアサッカー協会FAMが決定し、日本人になる可能性が高いという記事を掲載しています。
マレーシアフットボールリーグMFLの試合やFAカップ、マレーシアカップといたカップ戦では、これまでもマレーシア人審判に対する不満が選手、監督、コーチ、ファンが持っており、重要な試合では外国人審判を求める声が上がっていました。
記事の中で、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長はタイ、オーストラリア、日本の各サッカー協会に審判派遣の依頼をした結果、現在は日本サッカー協会JFAとの間で最終的な合意に近づいているとしています。マレーシアFAカップを主催するMFLが費用を負担する今回の審判は主審1名、副審2名の3名を同一国から招聘する予定ですが、実現すればマレーシア国内の公式戦では初となる主審、副審全てが外国人となるようです。
FAMはWCのASEAN共催案を了承
先月の東南アジア諸国連合ASEANのサミットの際、タイのプラユット首相がぶち上げた国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2034年大会へのASEAN共催案について、ASEAN共催案がFIFAに対して公式に提案された場合には、FAMのダト・スリ・スバハン・カマル副会長がロビーイング活動を担当すると、同じくニューストレイトタイムズ電子版が伝えています。
東南アジアサッカー連盟AFFでも検討議題に挙がっている他、マレーシアのマハティール・モハマド首相、青年スポーツ省のサイド・サディック大臣らもこの提案を支持しているとし、スバハン副会長は、今後は青年スポーツ省や国立スポーツ委員会などと今後の具体的な方針を検討していく必要があるとしています。
また中国がワールドカップ2030年大会の招致を検討しているとされることから、AFFは中国サッカー協会と協議し、詳細を確認した上で、場合によってはアジア大陸での連続開催が難しくなるため、2038年開催招致も含めて検討したいとしています。