マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトで、今月12月20日に開幕する東南アジアサッカー連盟AFF選手権、三菱電機カップに出場するマレーシア代表23名を発表しています。東南アジアの10ヵ国が出場するこの大会でマレーシアはグループステージではB組に入り、12月21日にヤンゴンのトゥウンナ・スタジアムで行われるミャンマー戦が初戦となります。その後は12月24日にホームのブキ・ジャリル国立競技場でラオス戦、12月27日にはハノイのミーディン国立競技場で行われるベトナム戦、そしてグループステジー最終戦は来年2023年1月3日のシンガポール戦が予定されています。
AFF選手権出場のマレーシア代表最終登録23名
ポジション | 氏名 | 年齢 | 所属 |
DF | シャルル・ニザム | 23 | SEL |
DF | クェンティン・チャン | 23 | SEL |
DF | ファズリ・マズラン | 29 | SEL |
MF | ブレンダン・ガン | 34 | SEL |
MF | ムカイリ・アジマル | 21 | SEL |
MF | アリフ・ハイカル | 22 | SEL |
FW | ノル・ハキム・ハサン | 31 | SEL |
DF | ドミニク・タン | 25 | SAB |
MF | スチュアート・ウィルキン | 24 | SAB |
FW | ダレン・ロック | 32 | SAB |
GK | ラーディアズリ・ラハリム | 21 | TRE |
DF | アザム・アズミ | 21 | TRE |
FW | ファイサル・ハリム | 24 | TRE |
MF | デヴィッド・ローリー | 32 | SRP |
FW | リー・タック | 34 | SRP |
MF | エセキエル・アグエロ | 28 | SRP |
GK | シーハン・ハズミ | 26 | NSE |
DF | クザイミ・ピー | 29 | NSE |
GK | カラムラー・アル=ハフィズ | 27 | KDA |
20. | V・ルヴェンティラン | 21 | PJC |
21. | シャミー・イスズハン | 27 | SWU |
22. | ハキミ・アジム | 19 | KLC |
23. | サファウィ・ラシド | 25 | RAT |
この発表に先立って代表候補合宿に招集された28名からは、GKアズリ・ガニ(KLシティFC)、FWコギレスワラン・ラジ(PJシティ)、FWラマダン・サイフラー(JDT)、MFアリフ・イズワン(スランゴール2)が外れた他、DFディオン・コールズ(チェコ1部FKヤブロネツ)が個人的事情を理由に辞退したことも、FAMから発表されています。
当初、FAMは代表候補合宿に41名を招集したものの、AFF選手権がFIFAの国際マッチカレンダー期間外に行われ、各クラブが選手の招集に応じる義務もないため、JDTからは先日のMリーグアウォーズで今年のMVPと最優秀FWを受賞したアリフ・アイマンや最優秀DF受賞のシャルル・サアド、最優秀MF受賞のアフィク・ファザイルら合計11名が辞退、さらにKLシティのDFデクラン・ランバートとMFアクラム・マヒナンも合宿初日に辞退を表明し、最終的には28名が代表候補合宿に参加していました。
マレーシア代表は、来週月曜日12月19日にグループステージB組の初戦となるミャンマー戦が行われるヤンゴンへ向けて出発し、12月21日にトゥウンナ・スタジアムで試合を行います。その後は12月24日にホームでのラオス戦、12月27日にはハノイのミーディン国立競技場でベトナム戦、そして来年1月3日にはホームでシンガポール戦が控えています。
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SNS上では「マレーシアB代表」などと揶揄されている今回の代表チームですが、最終メンバー発表時にディオン・コールズが辞退したことで、それも冗談ではなくなるほど、主力不在のチーム編成になっています。しかも、今回はなんと国内三冠達成のJDTから誰1人も加わらない顔ぶれになっています。しかし常連のJDTの選手がいないことは、他の選手にとっては大チャンス。出場機会を得た選手たちが、今回の三菱電機カップで前回大会以上の成績(前回はグループステージ敗退)を収めてくれれば、来年2023年のアジアカップ本戦に向けて選手層が厚くなり、チームの底上げにもつながるはず。そして今年2月の代表監督就任以来、7勝2分2敗と、昨年の3勝7敗からチームを大きく立て直したキム・パンゴン監督の手腕に注目したいところです。