4月24日のニュース
ACLグループステージI組-JDTと川崎が再び激突
Mリーグが代表戦とシーゲームズの代表選手招集を考慮した日程変更を発表
FAMはシーゲームズ出場のサッカーeマレーシア代表4名を発表

ACLグループステージI組-JDTと川崎が再び激突

ACLグループステージI組は今日が第4節。まさかのグループ首位で前半戦を折り返したJDTは、第3節で引き分けた川崎フロンターレと再び対戦します。この試合が引き分け以上で終われば、JDTは悲願のグループステージ突破が見えてきますが、果たしてその結果はどうなるのでしょう。

JDT、川崎両チームにとって重要な今日の試合の戦術分析などは専門家に任せることにして、ボラセパマレーシアJPでは、サッカー素人でもできるグループステージI組のここまでの3試合の出場時間を調べてみました。

JDT 各選手の第1節から第3節の試合出場時間

選手名広州蔚山川崎合計
14DFシェーン・ローリー909090270
22DFラヴェル・コービン=オン909090270
32DFシャールル・サアド909090270
2DFマシュー・デイヴィーズ829090262
9FWベルグソン・ダ・シルヴァ909081261
30MFナチョ・インサ759090255
45FWフェルナンド・フォレスティエリ907688254
10MFレアンドロ・ヴェラスケス826468214
42FWアリフ・アイマン756468207
4MFアフィク・ファザイル623379174
26GKハジック・ナズリ90780168
21MFナズミ・ファイズ15572294
1GKファリザル・マーリアス009090
11MFサファウィ・ラシド28262276
8MFサフィク・ラヒム0261137
17FWラマダン・サイフラー1512936
24GKイザム・タルミジ012012
6MFナサニエル・シオ・ホン・ワン8008
91DFシャミー・サファリ8008
18FWハズワン・バクリ0022

川崎フロンターレ 各選手の第1節から第3節の試合出場時間

選手名蔚山広州JDT合計
1GKチョン・ソンリョン909090270
5DF谷口彰悟90090180
6MFジョアン・シミッチ90090180
13DF山根視来90090180
15DF佐々木旭90090180
8MF橘田健人69690165
9FWレアンドロ・ダミアン80085165
20FW知念慶214690157
23FWマルシーニョ69085154
19FW遠野大弥632162146
7DF車屋紳太郎219029140
31MF山村和也69061130
24FW宮城天218415120
14MF脇坂泰斗275828113
11FW小林悠10691594
41MF家長昭博900090
3MF塚川孝輝090090
16MF瀬古樹090090
17MF小塚和季090090
18MFチャナティップ090090
25MF松井蓮之046046
28FW五十嵐太陽044044
30DF田邊秀斗044044
29DF高井幸大032032

以上が両チームの過去3試合の出場時間ですが、これを見てわかるのは選手層の差です。JDTは3試合(270分)ともフル出場したのが、シェーン・ローリー、シャールル・サアド、ラヴェル・コービン=オンのDF3名、一方の川崎はGKチョン・ソンリョン1名だけです。もう少し細かく見ていくと、過去3試合で180分以上出場した選手は、JDTには上記の3名を含めて全部で9名いますが、川崎はGKのチョン選手を加えても5名となっています。しかもJDTは9名全員がフィールドプレヤーで、川崎の4名の倍以上です。ここから見えてくるのは、選手層に厚みがある川崎はローテーションで選手を試合ごとに入れ替える余裕がある一方で、JDTは先発と控え選手との間に大きな差があることから、3試合ともほぼ固定したメンバーで戦わざるを得なかったということではないでしょうか。

前回の対戦は、双方とも力を出し切った試合だったとおもいますので、そこから中2日で再び交える両チームがどれだけ回復しているかが今日の試合に大きく影響しそうです。特にここまでの3試合にフル出場して最終ラインを支えたシェーン・ローリーとシャールル・サアドがその疲労から回復し、これまで同様のパフォーマンスを見せてられるかどうかが、今日の試合の鍵になるのではないでしょうか。なおボラセパマレーシアJPの大穴予想ですが、今日の試合でグループステージ突破を決めにいくのであれば、外国籍選手枠の1つをレアンドロ・ヴェラスケスからフィリピン代表のDFカルリ・デ・ムルガに代えて守備重視のメンバーで臨む可能性もあるのではないかと思っています。

Mリーグが代表戦とシーゲームズの代表選手招集を考慮した日程変更を発表

Mリーグを運営するMFLは公式サイト上で、Mリーグ1部スーパーリーグの一部試合日程変更を発表しています。MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、FAMとMFLが協議した結果、東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU23代表候補選手が、リーグ戦を欠場せずに、大会前の代表候補合宿に参加し、また最終メンバーが5月7日に開幕するシーゲームズ2021年大会(ベトナム、ハノイ)に出場できるようにとの配慮から、4月30日から5月23日までの日程を変更したことを明らかにしています。シーゲームズは5月19日に準決勝が、また5月22日には決勝が予定されています。

なおスーパーリーグの試合日程が変更になっているのは、U23代表候補に11名の選手が招集されているスランゴールと、9名の選手が招集されているトレンガヌ両チームの試合のみで、4月29日に順延されていた第2節のスランゴール対スリ・パハン戦と、第7節(5月6日/7日)、第8節(5月10日/11日)、第9節(5月17日/18日)の両チームが関係するスーパーリーグの6試合です。

さらにU23代表はシーゲームズ終了後には、6月1日に開幕するAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)に向けて再び代表候補合宿を5月24日から31日までよていしています。一方、A代表は6月8日に開幕するAFC選手権アジアカップ2023年大会第3次予選(マレーシア)に向けた代表候補合宿を5月19日から29日まで予定しているます。

MFLのスチュアートCEOは、アジアカップ第3次予選が6月8日から14日に予定されていることから、スーパーリーグ第10節(6月18日/19日)の全カードを延期することも併せて発表しています。.

この他、スチュアートCEOは、AFCチャンピオンズカップに出場中のJDTや、AFCカップに出場するクダとKLシティがノックアウトステージに進出した場合には、再度日程変更が行われる可能性にも言及しています。

今回変更された日程の詳細はこちらです。

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シーゲームズの日程は当初から分かっていたにもかかわらず、今回の突然とも言える日程変更が行われたのは、このブログでも取り上げた通り4月19日から始まっているU23代表代表合宿の練習参加者が31名の代表候補中のわずか5名しかおらず、各クラブが自チームの選手にリーグ戦出場を優先させて、招集を拒否したことが影響しています。U23代表合宿期間も、またシーゲームズ開催期間もいずれもFIFA国際マッチデー期間ではないことから、代表選手の招集に強制力はなく、このブログでも4月15日の記事で、スーパーリーグのサバが所属するインドネシアU23代表のサディル・ラムダニの招集を拒否して、インドネシアサポーターから非難されていることを取り上げましたが、今回の日程変更は、各クラブに所属選手の「招集拒否」の理由を与えないための措置でもあります。

特に今回のシーゲームズに出場するU23代表は、6月のU23アジアカップを睨み、登録可能なオーバーエイジ選手枠を(3名)なしで臨むことを表明しており、前回2019年大会(フィリピン)ではグループステージ敗退に終わり、2017年大会(マレーシア)以来のメダル獲得のためには、できる限りのベストメンバーを揃える必要があります。

FAMはシーゲーム出場のサッカーeマレーシア代表4名を発表

2021年大会に出場するサッカーeマレーシア代表(eリマウ)のメンバー4名を発表しています。

ルクマン・ハジック(LuqmanHzq)、アシャラフ・カマル(AK31)、ガン・ムンキァット(PippleJeannn)、ワン・ハキム(P3rlisTeamJr)の4名は、FAM本部で4月25日から29日まで行われる代表合宿に参加後、5月11日に試合会場となるベトナムのハノイへ出発します。

大会は、オンラインサッカーゲームのFIFA Online 4を使った予選ラウンドが5月14日に、決勝ラウンドは翌日5月15日に行われ、eリマウは、最低でも銅メダルを持って帰りたいと決意を語っています。