アセアンフットサル選手権-マレーシアはインドネシアに1-5で敗れて1勝1敗に
タイのバンコクで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権に出場中のマレーシア代表は大会2試合目でインドネシアと対戦し、1-5で敗れています。
初戦のカンボジア戦に7−6と辛勝したマレーシアは、同じく初戦でブルネイに12-0で勝利したインドネシアを相手に前半を0-0で折り返しました。後半開始早々21分にインドネシアにリードを許すも、22分にはリズワン・バクリ(パハンレンジャーズ)のゴールですぐさま同点に追いつきます。
しかしそこからは前回2019年大会で高橋健介監督(現フットサル日本代表コーチ兼U-20フットサル日本代表コーチ)のもと準優勝を果たしているインドネシアが徐々に地力の差を見せ始めます。29分にフィルマン・アルディアンシャーのゴールで逆転すると、35分にはホリーポール・スプティナス・ソーミレナがこの試合2点目となるゴールを決めて3-1とし、試合終了前にもさらに2点を追加したインドネシアが5-1で勝利を収めています。
今大会のグループステージではA組のマレーシアは、ブルネイ、そして大会8連覇中のタイとの2試合を残しています。この大会では各組の上位2チームが準決勝に進みますが、インドネシアに敗れたことで、タイとインドネシアがいずれも2試合で勝点6となる一方で、マレーシアは2試合で勝点3と、準決勝進出が遠のく敗戦でした。
選手会はペラへの勝点剥奪処分を支持
Mリーグ2部プレミアリーグのペラFは3月31日の期限までに2021年の未払い給料を支払えなかったことから、勝点3剥奪の処分を受けましたが、マレーシアプロサッカー選手会PFAMはこの処分を支持すると表明しています。
PFAMのイズハン・イスマイルCEOは、今回の処分が無関心を決め込んでいるペラFCにとって教訓となり、4月21日に設定されている次の期限までに問題が解決され、さらなる処分を受けないことを望んでいると話しています。
「PFAMは今回の処分を歓迎し、また(処分を科した)マレーシアンフットボールリーグMFLが今回の問題に正しく対処したことを評価している。ペラFCが抱える昨季と今季の未払い給料問題が速やかに解決されることを希望する。」と述べたイズハンCEOは、今季の未払い給料についてもペラの選手に代わってマレーシアサッカー協会FAMの資格委員会に実態調査を求めていることも明かしています。
またイズハンCEOは今回のペラFCへの処分が、民営化を進めるMリーグの他のクラブも教訓とすべきであると話しています。「(ペラFCの新オーナーとなったIMC社への)株式譲渡前の精査が不十分であったことが今回の問題の原因でもあり、新たなオーナーにクラブを譲渡する際には、クラブを運営する能力と資格があるかを精査するべきだ。」
なおペラFCは次の支払い期限として4月14日が設定されており、この期限までに支払いが完了しない場合にはさらに勝点6の剥奪と放映権料などMFLからの分配金の減額などの処分を科される可能性があります