シンガポールで開催中のスズキカップに関する報道で、ベトナム代表のパク・ハンソ監督がインドネシア対カンボジア戦を視察しながら、その試合の前に行われたマレーシア対ラオス戦はアシスタントコーチを派遣し自身は視察を行わなかったことがマレーシアではニュースになっています。パク監督はマレーシアは眼中にないのかな。
スズキカップ2020-マレーシア代表は陽性反応者がこれ以上増えれば大会辞退も
12月3日のシンガポール入国時の新型コロナ検査で陽性反応を示したカイルルアズハン・カリドとファイサル・ハリムに加え、12月9日のラオス戦当日朝の検査で陽性反応を示したアキヤ・ラシドとクェンティン・チェンの4選手が隔離となっているマレーシア代表ですが、デンマーク1部FCミッティランでプレーするDFディオン・クールズは12月13日の国内カップ戦後に代表チーム合流が予定されていることから、明日12月12日に予定されているベトナム戦では、出場可能な選手は19名となっています。しかも腹部のケガで休養を強いられているジュニオール・エルドストルも回復状況によってベトナム戦には出場できない可能性があり、そうなるとなんと18名の選手で東南アジアNo. 1にチームに挑むことになります。
なお初戦のカンボジア戦で活躍しMOMを受賞したアキヤ・ラシドは、ここまでの2試合で4ゴールを挙げているサファウィ・ラシドと同室で、しかも試合後には他の選手と勝利を喜び合う写真などもソーシャルメディアに上がっていることから、今後マレーシア代表に陽性反応者が増える可能性も懸念されています。そうなれば最悪の場合、選手がいない…と言うことも起こりかねません。
スズキカップに参加しているのは全部で10チームですが、スポーツバブルの仕組みを使って開催されているこの大会でマレーシア代表は4名の陽性反応者が出ているのに対し、他の9チーム全てを合わせても明らかになっている陽性反応者はミャンマー代表に1名だけとなっています。
FAM-MSNプロジェクトは来季もMリーグ2部参加
今季Mリーグ2部プレミアリーグに参加したFAM-MSNプロジェクトが来季2022年シーズンもプレミアリーグに参加すると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
FAMとマレーシア政府青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会(マレーシア語での短縮名MSN)が共同運営するこのチームは、やはりFAMとMSNが共同で運営するマレーシア国家サッカー選手育成プログラムNFDP所属の選手の内、プログラム卒業となる18歳の時点でにプロ契約に至らなかった選手を中心に編成されたチームで、今季開幕前に設立され、そのままプレミアリーグに参戦しましたが、20試合で1勝3分16敗の成績で11チーム中ダントツの最下位で、得点12、失点56はいずれもリーグ最低でした。
FAM-MSNプロジェクトの来季参戦を発表したFAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、今季のチームの内、17名の選手が来季もこのチームでプレーすることも明らかにした一方で、NFDPの中核をなすエリートアカデミーのモクタル・ダハリアカデミーAMDから10名ほどの選手が加わる予定であるとも話しています。
またサイフディン事務局長はAMDのU19選手の移籍についても言及し、正規のトランスファーウィンドウ期間にU19選手をMリーグのクラブに期限付き移籍をすることについてFAMはこれを禁止する予定はないとする一方で、国家スポーツ評議会MSNが運営するAMD在籍中はいずれの選手も気完全移籍ではなく毅然つき移籍のみが可能であると話しています。
FAM-MSNプロジェクトの監督が辞任-ペラFCの監督就任か
マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今季Mリーグ2部プレミアリーグに参加したFAM-MSNプロジェクトのユスリ・チェ・ラー監督が辞任したことを発表しています。
FAMとマレーシア政府青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会(マレーシア語での短縮名MSN)が共同運営するこのチームは、やはりFAMとMSNが共同で運営するマレーシア国家サッカー選手育成プログラムNFDP所属の選手の内、プログラム卒業の18歳の時点でにプロ契約に至らなかった選手を中心に編成されたチームで、今季初めてMリーグに参戦し、20試合で1勝3分16敗、得点12、失点56の成績を残し、11チーム中最下位でした。。
今季開幕前に発足したこのFAM-MSNプロジェクトの監督に就任したユスリ監督は、FAMと2年契約を結んでいましたが、FAMとユスリ監督の双方が合意の上、契約解除となったということです。
なおFAM-MSNプロジェクトの監督を辞任したユスリ監督は、来季は2部プレミアリーグに降格するペラFCの監督就任が濃厚とされています。