10月25日のニュース:MFLのCEOは未払い給料問題はメディアではなくMFLに報告を求める、ペナンFCのリュウジ・ウトモは期限付き移籍終了でプルシジャ・ジャカルタ復帰か、タイ1部第9節-エルドストールは先発もタンはベンチ入りせず 

MFLのCEOは未払い給料問題はメディアではなくMFLに報告を求める
 Mリーグを運営するMFLは、給料未払いなどの問題を抱える選手に対して積極的にそれを報告するように求めていルト、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは選手の個人情報は所属クラブに対して明らかにしないことも保証した上で、MFL、マレーシアサッカー協会FAM、そしてマレーシアプロサッカー選手会PFAMに報告してほしいと話しています。
 「監督、選手及び関係者は自身の権利を守るためなので、恥ずかしがったり、その後のチームからの処分などを恐れずに報告してほしい。我々はそういった声に応じる準備ができている。」と話すスチュアートCEOは、選手からの正式な報告を受けて初めて対応できることを強調する一方で、メディアに未払い給料などの問題を明らかにしても何の解決にもならないとも話しています。
 さらに「正式な報告を受け取れば、不誠実あるいは無責任なクラブや経営陣に対してMFLは行動を起こせるが、メディアに明らかにしたところで、そのメディアが未払い給料を取り戻してくれるわけではない。」とスチュアートCEOは述べています。
 このブログでも取り上げましたがMリーグ2部のサラワク・ユナイテッドFCでは2ヶ月半とも3ヶ月半とも言われる未払い給料が明らかになっています。

ペナンFCのリュウジ・ウトモは期限付き移籍終了でプルシジャ・ジャカルタ復帰か
 今季1部スーパーリーグに昇格しながらいきなり3位と大躍進したペナンFC。その守備を支えた1人が今季加入したインドネシア出身のDFリュウジ・ウトモでしたが、期限付き移籍しているこのリュウジ選手が今季終了後に所属するインドネシア1部のプルシジャ・ジャカルタに復帰すると、複数のサッカー専門サイトが報じています。
 その一つのスムアニャボラによると、かつてスランゴールFA(現スランゴールFC)でもプレー経験があるバンバン・パムンカス監督は、12月1日付でのリュウジ選手のプルシジャ・ジャカルタ復帰を明言していると伝えています。インドネシア1部リーグのリーグ1の昨季2020/2021シーズンは2020年2月末に開幕したものの翌3月半ばにはシーズン中止が決定したことから、プルシブ・ジャカルタは昨年2021年12月にリュウジ選手をペナンFCに期限付き移籍させていましたが、今季2021/22年シーズンは8月下旬から始まっており、バンバン・パムンカス監督はマレーシアカップの終了後の12月にリュウジ選手を復帰させる意向を表明しています。
 母親が日本人、父親がインドネシア人の「日系人」選手で26歳のリュウジ選手は途中、ケガなどもあったもののペナンFCでは22試合中15試合に出場し、リーグ4位の30失点(22試合)に貢献した他、ペナンFCサポーターから多くの支持を集めていました。またペナンFCでの活躍によって、2017年以来となるフル代表にも復帰し、今月11日行われたAFC選手権アジアカップ2023年大会予選プレーオフの台湾戦には先発してフル出場し、チームの最終予選進出に貢献しています。

タイ1部第9節-エルドストールは先発もタンはベンチ入りせず 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第9節が10月23日と24日に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCはエスクデロ競飛王選手が所属するチェンマイ・ユナイテッドと引き分けて4位から7位に順位を下げ、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCはムアントン・ユナイテッドに敗れて8位から11位とこちらも順位を降下させています。

タイ1部リーグ第9節
2021年10月23日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 1-1 チェンマイ・ユナイテッド
 チョンブリーFCのDFジュニオール・エルドストールは先発して90+4分に交代しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

https://youtu.be/2HonSuDiiJ0

2021年10月23日@サンダードームスタジアム
ムアントン・ユナイテッド 2-1 ポリス・テロFC
 3試合負けなしだったポリス・テロFCがムアントン・ユナイテッドに敗れています。
 マレーシア代表のDFドミニク・タンはこの試合でもベンチ入りせず、これで開幕から9試合で出場なし。先月のマレーシア代表のヨルダン遠征に参加し、試合出場もあるのでケガではなさそうですが、このまま出場なしが続くと12月開幕のスズキカップでの代表入りが怪しくなってきそうです。

タイ1部リーグ順位表(第9節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド97111222
2バンコク・ユナイテッド9612519
3チェンライ・ユナイテッド9522417
7チョンブリーFC9333612
11ポリス・テロFC923409
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。