7月2日のニュース:ACL予選G組-JDTは浦項に雪辱ならず、名古屋は4試合連続完封勝ち

ACL予選G組-JDTは浦項に雪辱ならず
 AFCチャンピオンズリーグ予選G組はこの日から後半戦となるマッチデー4の2試合が行われました。集中開催の会場となっているバンコクのラジャマンガラスタジアムでは連日2試合が行われますが、初めて1試合目に登場したJDTは3日前に対戦し1-4と敗れている浦項スティーラーズと対戦しました。
 JDTは開幕戦での負傷からラヴェル・コービン=オングが先発に復帰した一方、警告累積により出場停止となったDFマウリシオとMFレアンドロ・ヴァレスケスの両外国籍選手を欠く布陣で臨みました。
 試合開始早々ボリス・タシティがシュートを放つなど浦項優勢で始まった試合でしたが、それでもJDTは16分に敵ペナルティーエリアの外でPKを得ます。2試合ぶりの先発となったサファウィ・ラシドが得意とする位置からのキックでしたが、これがゴールポストに当たりJDTは絶好の先制機を逃します。その後は再び浦項ペースで試合が進み、33分にはイ・ソンモ、37分にはカン・サンウのゴールで浦項がリードして前半が終了します。いずれのゴールもJDT守備陣が浦項の選手に寄り切れず、完全に振り切られてのゴールで、両チームとも10日間で4試合目となるこの試合はコンディションの面では浦項がJDTを圧倒している様子が明らかでした。また、前半終了間際にはゴールにはならなかったもののカン・サンウからのクロスにイ・ソンモが反応するなど、JDTは防戦一方でした。
 後半に入っても浦項が攻勢のまま試合は進みますが、浦項攻撃陣のシュートの精度の低さに助けられてJDTは2失点で済んだ格好です。浦項のシュート数14(内オンターゲット4)に対し、JDTの攻撃はヴァレスケス不在が大きく影響してシュート数4(オンターゲットなし)と完全に封じられ、勝てる要素が全くない試合でした。
 JDTの主力は代表のW杯予選から連戦が続いている点を考慮しても、格下のチームが格上のチームにフィジカルで負けていてはそもそも話にならず、この敗戦でACL予選突破は来年以降に持ち越しとなりました。

AFCチャンピオンズリーグ2021予選G組マッチデー4
2021年7月1日@ラジャマンガラスタジアム-タイ、バンコク
JDT 0-2 浦項スティーラーズ
得点者:浦項-イ・ソンモ(33分)、カン・サンウ(37分)
(下は両チームの先発XI-JDTと浦項のFacebookより)
*この試合のハイライト映像はこちら-AFCの公式YouTubeより

 G組のもう1試合は名古屋が山崎凌吾選手のハットトリックを含む4ゴールで3連勝しています。敗れたラーチャブリーは勝ち星なしの3連敗となっています。
2021年7月1日@ラジャマンガラスタジアム-タイ、バンコク
名古屋 3-0 ラーチャブリー・ミトポンFC
得点者:名古屋-マテウス(50分)、柿谷曜一朗(73分)、山崎凌吾(79分)
*この試合のハイライト映像はこちら-AFCの公式YouTubeより

ACL予選G組順位(マッチデー4終了時点)

TeamGWDLGFGAGDP
1名古屋44001101112
2浦項43018449
3JDT410327-53
4ラーチャブリー4004010-100
P-試合数、W-勝利、D-引分、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点

ACL予選G組の日程(会場はいずれもラジャマンガラスタジアム-タイ、バンコク、試合は1試合目が午後6時、2試合目が午後10時キックオフ-いずれもマレーシア時間)
7月4日(日)
ラーチャブリー-浦項、名古屋-JDT
7月7日(水)
浦項-名古屋、ラーチャブリー-JDT