4月27日のニュース:本田圭佑選手にスランゴール入りの噂、FAMは選手が審判に「触れる」ことは容認、クダとトレンガヌが出場するAFCカップの日程が変更

本田圭佑選手にスランゴール入りの噂
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロによると、現在、アゼルバイジャン1部リーグのネフチ・バクーPFCの退団が濃厚とされている元日本代表の本田圭佑選手にMリーグ1部のスランゴールFCが獲得オファーを出しているようです。
 今期は残り4試合を残しているネフチ・バクーPFCですが、アゼルバイジャンのメディア「スポーツインフォ」によると、34歳の本田選手はスランゴールFCからのオファーを検討中という事です。
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 配信された記事は短いもので、このニュース自体の信憑性は定かではありません。本田選手を獲得すれば、近年はJDTの後塵を拝しているかつての王者スランゴールにとっては集客、そしてメディアの注目という点で大いにプラスですが、現在、若手に切り替えつつあるチーム編成を考えると、本田選手にが加入することはむしろマイナスではないのかなという印象です。
 個人的には育てながら勝ちを目指しているのが今季のスランゴールだと思っていますが、トップチームで試合に出場し、そこで様々なことを学んだ20歳前後の若い選手たちが来季は主力になったとき、本田選手自身の持つ経験で足りないものを補ってもらえれば、単なる客寄せ目的以上の貢献をしてもらえるように思います。
FAMは選手が審判に「触れる」ことは容認
 今季のMリーグでは判定に不満を持った選手が審判を押したり、小突いたりする事例が複数件あり、それに対する審判の反応も何のお咎めなしから一発退場までと様々なことから、その裁定基準が統一されていないことが度々疑問視されてきました。
 これについてマレーシアサッカー協会FAMの審判委員会が会合を開き、S・シヴァサンダラム審判委員長は、委員会としての統一見解はなく、個々のケースによるという非常に「グレー」な見解を発表しています。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、シヴァサンダラム審判委員長は選手が無条件で審判に触れることを認めるわけではなく、注意を引こうとしたり、何かを説明しようとする場合に審判に触れるのは許されると話しています。「もし選手が審判に触れる度に審判がイエローカードを与えれば、試合は面白く無くなるだろう。」と述べたシヴァサンダラム審判委員長はその一方で、審判に対してはフィールド上では自身の解釈に基づいてのみ判断するべきではないが、審判にも状況に基づいた判定を下すことを認めるというなんともグレーで無責任なコメントをしています。
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 野球出身の筆者から見れば、理由の如何に関わらず審判に「触れる」ことは言語道断なことですが、サッカーはそういうことではないのですね。選手が試合中に冷静に審判に接触しようとするとは個人的には思えませんが、この新型コロナウィルス蔓延の中では、どんな理由であれ審判は触れて欲しくないでしょう。

クダとトレンガヌが出場するAFCカップの日程が変更
 アジアサッカー連盟AFCはAFCカップのアセアン東南アジアゾーンの日程変更を公式サイトで発表しています。
 集中開催で行われる予選各組は6月22日から28日までの日程で開催予定でしたが、クダ・ダルル・アマンが所属するG組は6月29日から7月5日まで、またトレンガヌが所属するI組は6月30日から7月6日へと変更になっています。なお今回の日程変更はAFCチャンピオンズリーグの東地区プレーオフの日程が6月22日と変更になったことが理由に挙げられています。
 昨季のMリーグ2位チームとしてAFCカップに出場するクダが所属するG組は、クダに加えてライオンシティー・セイラーズFC(シンガポール)、サイゴンFC(ベトナム)、そしてプレーオフの勝者で構成されており、試合はシンガポールの国立スタジアムで集中開催される予定になっています。
 一方のトレンガヌはゲイラン・インターナショナルFC(シンガポール)、カヤFC-イロイロ(フィリピン)、シャン・ユナイテッドFC(ミャンマー)と同組でしたが、国内情勢が不安定なことからシャン・ユナイテッドFCが出場を辞退しています。代わりの候補として2019年国内リーグ3位のプルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア、インドネシア1部リーグの2020年シーズンは中止になったため。)の名前が上がっていますが、AFCの公式AFCカップページにはまだ記載されていません。