3月10日のニュース:タイ1部リーグ第23節から第25節と2部25節から第27節-代表組の近況、マットヨーにもタイ1部リーグ優勝メダルが贈られる、プレジデントカップとユースカップの開催方式が変更へ

タイ1部リーグ第23節から第25節と2部25節から第27節-代表組エルドストール、タン、スウィラッドの近況
 Mリーグが開幕で盛り上がっている一方、秋春シーズン制に移行したタイリーグは1部が第25節まで、2部は第27節まで進んでいます。以下、マレーシア関連選手の情報です。
 1部チョンブリーFCに所属する元代表DFジュニオール・エルドストール (タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)は第23節から第25節の3試合全てに先発フル出場しています。また同じ1部ポリス・テロFCに所属する代表DFドミニク・タンは2月24日の第22節からベンチ入りもしていませんでしたが、自身のSNSで2月26日に軽症の骨折による破片を取り除く手術を受けたことを明かし、また復帰も間近ということも報告しています。(下はタン選手のインスタグラム投稿)

 また2部のノーンブワ・ピッチャヤFCに加入した元代表DFニコラス・スウィラッドは、第25節のウタイ・タニFC戦で初めてベンチ入りしたものの出場機会はありませんでしたが翌第26節の馬場悠企選手や松村亮選手を擁するチェンマイFC戦では待望の2部リーグデビューを先発でフル出場を果たし、チームも4-1と快勝しています。続く第27節のチャイナット・ホーンビルFC戦では78分から途中出場し最後まで出場しています。
 開幕したばかりのMリーグの選手と比べ、実戦をすでに多くこなしているエルドストール選手には4月に予定されている代表合宿への招集に期待が高まります。また故障が言えればタン選手も、またレギュラーポジションを掴んで出場機会が増えればスウィラッド選手にも同様の期待ができそうです。
タイリーグ1部
第23節(2月28日)
チョンブリーFC 4-1 スパンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。
第24節(3月4日)
シンハ・チェンライ・ユナイテッドFC 4-3 チョンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。
第25節(3月7日)
ラーチャブリー・ミトポンFC 0-0 チョンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。


タイ1部リーグ(第25節終了時、マレーシア人選手所属クラブのみ)

順位クラブ勝点
9ポリス・テロ251035
10ナコーンラーチャシーマー25934
11チョンブリー25930

タイリーグ2部
第25節(2月28日)
ウタイ・タニFC 0-0 ノーンブワ・ピッチャヤFC
 ニコラス・スウィラッドはベンチ入りしましたが、出場はありませんでした。
第26節(3月3日)
ノーンブワ・ピッチャヤFC 4-1 チェンマイFC
 ニコラス・スウィラッドは先発でフル出場しています。
第27節(3月6日)
チャイナット・ホーンビルFC 1-1 ノーンブワ・ピッチャヤFC
 ニコラス・スウィラッドは78分から交代出場し、試合終了まで出場しています。

タイ1部リーグ(第25節終了時、マレーシア人選手所属クラブのみ)

1ノーンブワ・ピッチャヤ271761
2チェンマイ・ユナイテッド271656

マットヨーにもタイ1部リーグ優勝メダルが贈られる
 3月5日に開幕したMリーグに対して、隣国のタイリーグは新型コロナウィルスによるリーグ中断により、昨季から秋春制シーズンに移行しています。そのタイ1部リーグでは今季開幕から圧倒的な強さを誇ったBGパトゥム・ユナイテッドが第24節を終えて21勝3分0敗、2位のブリーラム・ユナイテッドは残る6節に全勝しても勝点の差が縮まらないことから、BGパトゥム・ユナイテッドが2020/2021年シーズンの優勝を決めています。
 開幕からの無敗記録を更新しながらも、シーズン途中でJDTを退団したジオゴ・ルイ・サントやJリーグ清水から代表FWティーラシン・デーンダーを獲得するなど積極的な補強を行ったBGパトゥム・ユナイテッドですが、このBGパトゥム・ユナイテッドを昨年末で退団し、今季はMリーグ2部のサラワク・ユナイテッドでプレーするマットヨーこと代表FWノーシャルル・イドラン・タラハにも優勝メダルが贈られると、サッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。このメダル受領により、ノーシャルル選手はタイ1部で優勝した初めてのマレーシア人選手となると言うことです。
 ヴォケットFCが代理人を通じノーシャルル選手に取材を行い、このメダル受領が明らかになったと言うことで、既にBGパトゥム・ユナイテッドからも連絡を受け取ったことを明かしています。またMリーグが開幕していることからタイでのメダル授与式には参加できないものの、後ほど手元に送られてくることになっていると言うことです。
 2019年シーズンはタイ2部で優勝したBGパトゥム・ユナイテッドは昇格1年目での偉業達成で、今季優勝チームに与えられる2022年のアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグ出場権も獲得しています。

プレジデントカップとユースカップの開催方式が変更へ
 マレーシアサッカー協会FAMは、FAMが主催するMリーグ各クラブのU21チームが出場するリーグ戦プレジデントカップ、同じくU19チームが出場するリーグ戦ユースカップの今季2021年シーズンの開催方式の変更を公式サイト上で告知しています。いずれも6月開幕予定ですが、今季この変更は暫定的に今季に限り採用されるということです。
 新型コロナウィルス禍の中、昨季はいずれも中止となったプレジデントカップ、ユースカップでしたが、今季はプレジデントカップには19チームが、ユースカップには20チームが出場を表明しているということです。
 マレーシアでは現在も国内では2000名前後で新型コロナウィルスの新規感染者が発生していることから、FAMは各チームの移動を最小限に抑えるため、今季はプレジデントカップ、ユースカップともホームアンドアウェイ方式で行うグループステージを地域ごとに3組に分て開催するとしています。
 このグループステージは8月までに終了する予定で、そこから上位16チームが次のステージへ進みます。なお、ベスト16から準決勝まではノックアウト方式ですが、決勝戦のみホームアンドアウェイ方式となると言うことです。
(以下はFAM公式サイトに掲載された今季の両リーグ戦のスケジュール)