2月13日のニュース:MFLは選手登録期限の1週間延長を発表、スリ・パハンはフランス出身DFを獲得、ペラFCは国立大学敷地内での合宿隔離方式で練習再開、JDTがアイスホッケーチーム設立 

ペラFCは国立大学敷地内での合宿隔離方式で練習再開
 国家安全保障委員会NSCにより、2月15日よりMリーグ各クラブはチーム練習再開が許可されていますが、その際には合宿隔離方式あるいは自宅隔離方式での実施が条件となっています。Mリーグ1部のペラFCは州内にある国立大学の敷地内での合宿隔離方式で練習を再開するようです。
 ペラ州タンジュンマリムにあるスルタン・イドリス教育大学はその前身が1922年に創立された教員養成大学ですが、ペラFCは選手、監督、コーチ及びスタッフ全員がこの大学敷地内で宿泊と練習を行うということです。
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 マレーシア国内の大学は現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため原則として登校禁止、そして授業はオンラインで行われています。このためキャンパス内には学生がいないので、このような形の合宿隔離が可能となるのでしょう。

ペラFCは国立大学敷地内での合宿隔離方式で練習再開
 国家安全保障委員会NSCにより、2月15日よりMリーグ各クラブはチーム練習再開が許可されていますが、その際には合宿隔離方式あるいは自宅隔離方式での実施が条件となっています。Mリーグ1部のペラFCは州内にある国立大学の敷地内での合宿隔離方式で練習を再開するようです。
 ペラ州タンジュンマリムにあるスルタン・イドリス教育大学はその前身が1922年に創立された教員養成大学ですが、ペラFCは選手、監督、コーチ及びスタッフ全員がこの大学敷地内で宿泊と練習を行うということです。
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 マレーシア国内の大学は現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため原則として登校禁止、そして授業はオンラインで行われています。このためキャンパス内には学生がいないので、このような形の合宿隔離が可能となるのでしょう。

MFLは選手登録期限の1週間延長を発表
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、今季2021年シーズン第1回目の選手登録期限を2月12日から2月19日と変更することを公式Facebook上で発表してます。
 今季のMリーグは当初は2月26日開幕が予定されていましたが、新型コロナウィルス対策となる活動制限令が施行されたことから、開幕日が3月5日となっていました。これに合わせて選手登録期限も延長されることが予想されていましたが、今回、FIFAの承認を得られたことから正式に発表されています。
 FIFAからの電子メールが届いたのが当初の登録期限の2月12日前日の2月11日の午後9時だったということです。

スリ・パハンはフランス出身DFを獲得 
 Mリーグ1部スリ・パハンはフランス出身のDFママドゥ・ワグと契約したことをマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。レバノン国籍も持つ31歳のワグ選手はアジア枠での登録となるということです。
 スリ・パハンのモハメド・スフィアン・アワンCEOによれば、今季3年目となるDFエラルド・グロンとこのワグ選手は当時フランス2部リーグのル・マンFCでもチームメートであった他、イラクのアル・ショルタSC在籍時の2018/2019シーズンにはイラク1部リーグ優勝なども経験しているということです。
 ワグ選手との契約で、グロン選手、FWリー・タック(英国、1部トレンガヌFCより加入)、FWセルヒオ・アグエロ(アルゼンチン、3部KLローヴァーズより加入)と5名中4名の外国籍選手が決定したスリ・パハンは、残る1枠となる東南アジア枠についてインドネシア1部アレマFCのFWクシェドヤ・ハリ・ユドの獲得に動いていると噂されています。
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 昨季は11試合で18失点(リーグ7位)と守備に苦しんだスリ・パハンですが、191cmのワグ選手が195cmのグロン選手と組むバックラインはリーグ屈指の高さとなります。

ペラFCは国立大学敷地内での合宿隔離方式で練習再開
 国家安全保障委員会NSCにより、2月15日よりMリーグ各クラブはチーム練習再開が許可されていますが、その際には合宿隔離方式あるいは自宅隔離方式での実施が条件となっています。Mリーグ1部のペラFCは州内にある国立大学の敷地内での合宿隔離方式で練習を再開するようです。
 ペラ州タンジュンマリムにあるスルタン・イドリス教育大学はその前身が1922年に創立された教員養成大学ですが、ペラFCは選手、監督、コーチ及びスタッフ全員がこの大学敷地内で宿泊と練習を行うということです。
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 マレーシア国内の大学は現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため原則として登校禁止、そして授業はオンラインで行われています。このためキャンパス内には学生がいないので、このような形の合宿隔離が可能となるのでしょう。

JDTがアイスホッケーチーム設立
 欧州型の総合スポーツクラブを目指すのか?昨季2020年までMリーグ1部で7連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTは来月3月よりアイスホッケーチームを創設すること公式Facebookで告知しています。
 Facebookへの投稿によると、アイススケートリンクはジョホール州イスカンダル・プテリにあるトゥンク・マコタ・イスマイル青少年センター内に建設されるということです。さらにこの投稿ではJDTの名を冠したボクシングチームがあり、プロボクサーのファルハン・ハロンらを輩出しているということです。
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 マレーシアでアイスホッケー?と思われるかも知れませんが、2017年にクアラルンプールを中心に開催された東南アジア競技大会通称シーゲームズではアイスホッケーが競技種目としてデビューし5カ国が出場しています。結果はフィリピンが金、タイが銀、マレーシアが銅のメダルを獲得しています。また続く2019年のフィリピン大会にも5カ国が出場しはタイが金、シンガポールが銀、フィリピンが銅メダルという結果でした。

2月12日のニュース:Mリーグクラブは2月15日より練習試合が可能にプロ選手会が未払い給料完済前に完済と発表したマラッカUを非難、そのマラッカ・ユナイテッドが新加入の外国籍選手を発表、スランゴールIIがミャンマーU23の有望株と契約

 本日2月12日は旧正月(中国正月)でマレーシアは国民の祝日です。例年ならばちょうど日本の年末年始のように帰省する人が多い時期ですが、今年は活動制限令MCOにより州境を超えての移動が禁じられており、恒例の帰省ラッシュもない静かな正月になりそうです。

Mリーグクラブは2月15日より練習試合が可能に
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、Mリーグ各クラブに対して、マレーシア政府が設けた標準作業手順SOPを厳守する条件付きながら、2月15日より練習試合を行うことを許可すると発表しています。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは国家スポーツ評議会と協力して各クラブの代表者が出席するオンラインでのミーティングを開催し、2月15日から許可されるチーム練習についての説明を行なったとしています。
 これを報じたマレーシアの通信社ブルナマによると、このミーティングではチーム練習再開時に採用される合宿隔離方式と自宅隔離方式についても説明されたということです。なお合宿隔離方式とは選手と監督、コーチら関係者全員が一箇所に合宿して練習を行い、指定された場所でPCR検査を受ける方式で、自宅隔離方式とは選手は自宅から練習に通うことが可能方式です。また自宅隔離方式は、選手や監督、コーチは自宅から練習に参加できる一方で、練習に参加する本人だけでなく同じ家に住む家族全員がPCR検査を受ける必要がある他、自宅隔離機関中は居住者以外の訪問が全面的に禁止される方式で、いずれも新型コロナウィル感染を防ぐ手段として各クラブにいずれかの方式を採用することが求められているということです。

プロ選手会が未払い給料完済前に完済と発表したマラッカUを非難
 口を開く前に支払え。ここ数日このブログでも取り上げているMリーグ1部マラッカ・ユナイテッドの給料未払い問題については、マラッカ・ユナイテッドとクラブを運営するマラッカ州サッカー協会(マラッカ州FA)が未払い給料、諸手当、従業員積立基金EPF、そして所得税の総額91万5000リンギ(およそ2370万円)を完済したことを発表というニュースを紹介しましたが、さらに新たな展開がありました。
 マレーシアプロサッカー選手会PFAMは、マラッカ州FAが完済を発表した時点では、未払い給料が実際に選手の手には渡っていないことを明らかにしています。
 PFAMのイズハム・イスマイルCEOは 「マラッカ・ユナイテッドの発表は非常に無責任なものである。発表が行われた時点では選手は誰1人として未払い給料を受け取っていない。マラッカ・ユナイテッドは未払い給料を支払ってから公表するべきであり、公表してから支払いを行うべきではない。」という投稿をTwitterに行い、PFAMに訴え出たマラッカ・ユナイテッドのトップチームの選手やU21チームの選手たちは誰1人として何も支払われていないことを明らかにしています。
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 これにはさらに続報があり、昨日2月11日にはブルナマがマラッカ・ユナイテッドのモハマド・サイフル・マット・サプリCEOの反論を掲載しています。
 「我々には支払い記録が証拠として残っており、(未払い給料を)支払わずに完済を発表するわけがない。ただし、銀行側の問題で入金が遅れている可能性があるかも知れない。」と述べています。またこのような発言によりマラッカ・ユナイテッドのイメージが損なわれるとして、PFAMが選手の福利を大事にしていることは理解できるが、ソーシャルメディアに投稿する前にクラブに直接、問い合わせをするべきだと逆ギレ気味に反論しています。
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 個人的にはどちらが正しいのか気になるところですが、自信があればすぐに名誉毀損で訴えるところですが、マラッカ・ユナイテッド側はPFAMに対する単なる非難でことを終わらせているところを見ると、どちらが本当のことを言っているかは一目瞭然でしょう。

マラッカ・ユナイテッドが新加入選手を発表
 昨季の選手には給料未払いでも、新戦力は獲得するのかぁ。Mリーグ1部マラッカ・ユナイテッドは3月5日に迫った今季開幕を前に2人の外国籍選手加入を発表しています。加入が発表されたのはブラジル出身のFWアレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェスと、ドイツ出身でフィリピン代表のMFマヌエル・オットの両選手です。オット選手は東南アジア枠での契約となります。
 契約式はマラッカ州首相でもあるマラッカ州サッカー協会(マラッカ州FA)のスライマン・モハマド・アリ会長も出席し、州首相府で行われました。
 アレックス・ゴンサウヴェス選手は30歳で昨季はインドネシア1部リーグのプルシカボ1973でプレーしていました。一方、2010年から代表でプレーする28歳の「マニー」ことオット選手は昨季はフィリピン1部リーグのセレス・ネグロスでプレーし、タイ1部リーグのラーチャブリーでのプレー経験があります。
 またこの契約式では昨季もマラッカ・ユナイテッドでプレーした外国籍選手でハイチ出身のソニー・ノルデと韓国出身のジャン・スックウォンがそれぞれ1年契約で残留することや、JDT入りも噂されていたGKカイルル・ファミ・チェ・マットと2年契約を、DFラズマン・ロスランと単年契約を結んだことなども併せて発表されています。
 なおこの契約式を報じたブルナマは、5人目の外国籍選手となるモンテネグロ出身のFWステファン・ニコリッチが現在、クアラルンプールで検疫期間中であることも報じています。

スランゴールIIがミャンマーU23の有望株と契約
 ルクマンを手放したスランゴールはミャンマー版ルクマンを獲得。Mリーグ2部で同1部スランゴールのセカンドチームであるスランゴール2は、外国籍選手としてミャンマー出身のFWハイン・テット・アウンの獲得をクラブの公式サイトで発表しています。各年代の代表でプレーし、直近では飛び級でU23代表でもプレーしている19歳のハイン選手とは2023年までの契約となっているということです。
 昨季はミャンマー1部リーグのハンタワディ・ユナイテッドでプレーしたハイン選手について、スランゴールのマイケル・ファイテンバイナー テクニカルディレクターTDは、右ウィングが本職のハイン選手はミャンマーの若手有望選手の1人であると話し、スランゴールに加入することで、自身のサッカーキャリアを発展させていく良い機会となるだろうと話しています。
 なお、スランゴール2は今季、既にガーナ出身の20歳FWジョージ・アトラムと19歳DFジョーダン・アイムビラの両選手をガーナ2部のアクラ・ライオンズから期限付き移籍で獲得しており、昨季から残留したシンガポール出身の23歳MFアーミン・マイヤーと合わせてMリーグ2部クラブに認められている外国籍選手枠4名全てが埋まりました。