1月6日のニュース:サバFCは一転して今季もクルニアワン監督が指揮、今月の代表合宿では練習試合は行わない-タン代表監督、今季のM3リーグは4チーム増の24チーム編成で開催

サバFCは一転して今季もクルニアワン監督が指揮
 Mリーグ1部で昨季は10位に終わったサバFC(今季から、昨季まではサバFA)は、今季もクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督が続投することが発表されています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によると、先日行われたサバ州サッカー協会SAFAの執行委員会終了後、ブン・モクタル会長代行は今季もインドネシア出身のクルニアワン監督がクラブの指揮を取り、サバFAでプレー経験があるブルハン・アジュイ氏が今季新たにアシスタントコーチに就任すると発表しています。
 これまでクルニアワン監督は退任、新監督としてサバ州に隣接するサラワク州出身のルーカス・カラン・ラエン氏が就任することが昨年12月初旬にサバFCを運営するサバFC社のヴァードン・バハンダCEO(当時)によって発表されていましたが、サバ州選出の国会議員でサバ州副州知事でもあるブン・モクタルのサバFA会長代行就任に合わせるようにヴァードンCEOは辞職しています。
 またブン・モクタル会長代行は、ヴァードン氏の辞職に伴い空席となったサバFC社のCEOにカイルル・フィルダウス・アクバル・カーン氏の就任と、サバ州トライアスロン協会会長のアフマド・マルズキ・ナシル氏のサバFCチームマネージャー就任も合わせて発表しています。
 ブン・モクタル会長代行は、今週中にマレーシア入りする予定のクルニアワン監督は今月半ばをめどに選手の選抜を行うということです。
 また最終メンバーと今季のユニフォームについては、来月2月14日にサバ州のハジジ・ノー州知事も出席するイベントで発表されることも明らかにしています。

今月の代表合宿では練習試合は行わない-タン代表監督
 今月1月15日から26日まで予定されている代表合宿について、タン・チェンホー代表監督は練習試合を行わない予定であると、ブリタハリアンが伝えています。
 タン監督は2月末のMリーグ開幕前に選手にケガのリスクを負わせるわけにはいかないとして、3月に予定されているFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選のアラブ首長国連邦戦直前まで、練習試合は行わないとブリタハリアンのインタビューに答えています。「プレシーズン前の練習を始めたばかりの状況では練習試合を行っても、選手はコンディションも十分に仕上がっていないだけでなく、自信となるようなものは得られないだろう。」と話すタン監督は、3月19日に予定されているバーレーンとの練習試合までは対外試合を「封印」する方針を明らかにしています。なお新型コロナウィルスによる中断から再開されるW杯予選でマレーシア代表の初戦は3月25日のアラブ首長国UAEとなっています。
 またタン監督は今月の代表合宿ではこれまで招集された選手が大半を占めることも明らかにしています。「昨季はMリーグが短縮されたことで、これまで未招集の選手を評価するには十分な試合数が見られていないため、今回の代表合宿はこれまで招集経験のある選手中心に行う。それでも新たな選手は数名を今回の合宿で初招集する予定であるが、これは次の代表合宿が(予選直前の)3月開催のため、そこで新戦力を見出す時間はなく、今回の合宿がその最後の機会と考えているからである。」と話しています。

今季のM3リーグは4チーム増の24チーム編成で開催
 少々古くなってしまったニュースですが、Mリーグ3部と4部にあたるM3リーグとM4リーグを運営するアマチュアフットボールリーグAFLは公式Facebook上で、今季のM3リーグは24チーム編成で開催することを発表しています。
 AFLのモハマド・ユソフ・ウィラ会長は、今年3月開幕予定のM3リーグについてセミプロ化を目指すためのリーグ再編成を行った結果、昨季はM3リーグとM4リーグに所属したチームから24チームが今季のM3リーグでプレーすると発表しています。なお昨季2020年シーズンのM3リーグは20チーム編成でしたが、新型コロナウィルスの影響で第2節終了後に中止となりました。
 今季のM3リーグについては、昨季の20チームの内、国軍FC、マンジュンシティFC、ランカウィシティFC、NLFC-マンサなど既に19チームが参加の意思を表明しているということです。
 新たに参加となるチームについてモハマド・ユソフ会長は、各州サッカー協会の協力を得て募集を行うとし、参加希望チームの運営形態や経営状況などを精査した上で決定するとしています。