リー・タックはパハンFAへ移籍が決定
今季Mリーグ1部のトレンガヌFC(TFC)で主将を務めたリー・タックのパハンFA加入が発表されています。
マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によると、英国出身のFWリー・タックとアルゼンチン出身のFWセルヒオ・アグエロがMリーグ1部でパハンFAへ加入したことを、パハンFAのモハメド・スフィアン・アワン チームマネージャーTMが発表しています。
「交渉の結果、タック選手とアグエロ選手は来季、パハンFAのユニフォームを着ることになった。今季から残留する外国籍選手は(フランス出身のDF)エラルド・グロンのみなので、来季に向けて残るアジア枠と東南アジア(アセアン)枠の外国籍選手を獲得したい。」とスフィアンTMは話しています。
タック選手と、昨季はMリーグ2部のペナンFAでプレーし、今季はM3リーグのクアラルンプールローヴァーズでプレーしたアグエロ選手に加えて、ストライカーとディフェンダーの外国籍選手をそれぞれもう一人づつ獲得したいと話すスフィアンTMは、パレスチナ、韓国、オーストラリアやシンガポール出身の選手が現在、セレクションに参加していると話しています。
ニレノルドはUITM FC残留を発表
今季1部昇格ながらMリーグでは6位と好成績を収めたUITM FCですが、今季在籍した外国籍選手5名の内、フランス出身で今季は主将を務めたDFヴィクトル・ニレノルドだけが契約を更新して来季も残留を決めた様です。
UITM FCのムスタファ・アフマド チームマネージャー(TM)はニレノルド選手の残留はフランク・ベルンハルト監督の意向もあり決定したことを明かした上で、リーグ4位となる15失点と健闘した守備陣の中心として活躍した今季同様、来季も安定したプレーを見せるだけでなく、若い選手の成長にも力を貸して欲しいと話ています。
UITM FCの他の外国籍選手はMFラビー・アタヤ(レバノン)がクダFAと契約間近と報じられている他、FWグスタヴォ・ドス・サントス(ブラジル)、MFウスマン・ファネ (フランス)、FWマーク・ハートマン(フィリピン)らも残留を希望しなかったことが既に報じられています。
CIMBとエアアジアはMリーグとのスポンサー契約終了
今季Mリーグ1部スーパーリーグの冠スポンサーをCIMBとMリーグの公式航空会社としてスポンサー契約をしていたエアアジアは、来季2021年シーズンはいずれもスポンサー契約を継続しないことが明らかになりました。
これを報じたマレーシア語紙ブリタハリアン電子版は、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOが、今季は新型コロナウィルスによる非常に困難な時期だったとして、両社によるスポンサーシップにMFLは感謝していると話していることを伝えています。さらにガニCEOは、国内第二の金融グループCIMBとアジア最大の格安航空会社の一つエアアジアのスポンサー契約終了によって、来季のリーグ運営に支障が起こることはないとも話しています。
この他のスポンサーでは、マレーシア最大の通信事業者であるテレコムマレーシアとMFLは既に会合を行い、来季もスポンサー契約を継続することが決まっている他、飲料メーカーのF&N社も物品提供という形でのスポンサー契約を続けるということです。またFAカップの冠スポンサーで電子商取引サイトを運営するShopee社とは、来季、スタジアムでの観戦が許可されることを前提に現在交渉中だとしています。