世間はディエゴ・マラドーナ氏の逝去とあまりにも派手だったその過去を振り返る記事で溢れていますが、こちらは今日も平常通りMリーグ関連のニュースです。
前トレンガヌFC監督はMリーグクラブとの交渉を認める
前トレンガヌFC監督のイルファン・バクティ・アブ・サリム氏がMリーグの複数のクラブと来季の監督就任ついて交渉を行ったことを明らかにしています。
マレーシア語紙コスモ!電子版によれば、交渉を行なったのはMリーグ2部のヌグリスンビランFAとクチンFAがそのクラブということで、ヌグリスンビランFAとの交渉では来季の目標として今季12位中11位だったチームを1部昇格圏内まで押し上げることを挙げて好感触を得た一方、クチンFAからは2ヶ月前に試合の観戦に招かれ、その席で交渉が行われたと話しています。
69歳のイルファン氏は「監督としてMリーグに戻れるのであれば、どのクラブで監督にするかは重要ではない。」と話2年ぶりの現場復帰への意欲を見せているということです。
前ヌグリスンビラン監督はMリーグ2部のクラブと契約間近か
前ヌグリスンビランFA監督のマット・ザン・マット・アリス氏は来季の監督就任に向けてMリーグ2部のクラブと最終交渉に入っていると、マレーシア語紙のハリアンメトロ電子版が報じています。
現時点ではクラブ名は明かすことができないと話すマット・ザン氏は、正式に契約となった時点でクラブ名を公表するとしていますが、来季はMリーグに復帰することは明らかであると話しています。
昨季2019年シーズン途中で成績不振により「休養」を命じられたとマット・ザン氏は、今季はMリーグ3部にあたるM3リーグのムラワティFCの監督に就任しましたが、M3リーグは新型コロナウィルス観戦拡大の影響を受け、中止に追い込まれています。
マット・ザン氏はヌグリスンビランFAの他、クアラルンプールFAやトレンガヌFA(現トレンガヌFC)、マラッカ・ユナイテッドなどでも監督を務め、クアラルンプールFAでは1999年にFAカップを、またトレンガヌFAでは2001年にマレーシアカップを監督して獲得した経験もあります。
FAMは1部クラブに規則に則った監督採用を求める
マレーシアサッカー協会FAMはMリーグ1部の監督にはアジアサッカー連盟AFCプロフェッショナルディプロマ(AFCプロライセンス)の保持を義務付けていますが、サバFA、クアラルンプールFA、ペナンFAの各クラブは来季のMリーグ1部については柔軟な対応を求めています。
これについてFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長はスポーツ専門サイトのスタジアムアストロの取材に対し、最終決定は近日中に行われるFAMのクラブライセンス委員会で決定するとしながら、自身の意見としては来季に限っての特例を認められる可能性は低く、各クラブに従来の規則に基づいて監督を採用するべきだと話しています。
サバFAのジュリアス・アティン、クアラルンプールFAのニザム・アズハ・ユソフ、ペナンFAのマンズール・アズウィラ各監督は、AFCプロライセンスを保持しておらず、また新型コロナウィルスの影響により、ライセンス取得のためのコースも今年は開催されなかったことから、各監督の所属クラブはFAMに対して柔軟な対応を求めていました。
TFC IIは来季の外国籍選手を発表-鈴木ブルーノ選手の退団が決定
Mリーグ2部のトレンガヌFC IIを運営するTFC社は、Mリーグ1部のトレンガヌFC(TFC)のセカンドチームであるトレンガヌFC II(TFC II)で今季プレーした4名の外国籍選手のうち、モンテネグロ出身のDFアグジム・レゾヴィッチとガーナ出身のFWジョーダン・ミンターの2名が残留し、コートジボアール出身のMFデチ・マルセルとFW鈴木ブルーノの退団を発表しています。
マレーシア語氏ブリタハリアンによると、TFC社のモハマド・サブリ・アバスCEOはレゾヴィッチ選手は契約期間がもう1年残っている上、シーズン途中でプレーしたTFCでも守備面で貢献したことが評価され、ミンター選手も首脳陣が残したいと思う活躍をしたと話す一方で、今季、主将を務めた鈴木ブルーノ選手とマルセル選手の契約は更新されなかったことを明らかにしています。
今季Mリーグ2部で2位となったTFC IIのトップチームであるTFCも、今季在籍した5名の外国籍選手全員と契約を更新しておらず、来季のTFCとTFC Iiは今季とは全く違ったチームとなりそうです。
******
鈴木ブルーノ選手はすでにソーシャルメディア上でサポーターに退団を伝える様なメッセージを投稿していましたが、正式に発表されるとやはり残念です。鈴木選手には来季も是非、MリーグでプレーしてTFCを公開させる様な活躍を期待したいです。