プトラジャヤにMリーグクラブ発足案を述べた大臣がネット上で炎上
マレーシアにはクアラルンプール、プトラジャ、ラブアンと3つの連邦直轄地がありますが、この地域を担当するアヌアル・ムサ連邦直轄地相の発言がネット上で炎上していると、サッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
ことの発端は、連邦直轄地の一つであるプトラジャヤにも来季からMリーグに参加するクラブを発足させるとツイッターに投稿したことでした。
しかしこの内容が投稿されたタイミングは、自身が担当する連邦直轄地のプトラジャヤやクアラルンプール、そしてスランゴール州に対して条件付き活動制限令CMCOが10月14日から施行されることが発表された直後だったことから、多くの批判が集まりました。学校や宗教施設は閉鎖され、地区を跨いだ移動は原則禁止となるなど住民の生活が制約される政策発表後の投稿に対しては、「感染拡大を防ごうというときに内容が不適切」「CMCO発令地域担当大臣として無神経すぎ」「安っぽい売名行為」などと批判され炎上する事態になっています。
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アヌアル連邦直轄地相は、2009年から2016年まで出身地であるケランタン州サッカー協会の会長を務め、在任中の2012年にはケランタン州サッカー協会が運営するケランタンFAが1部リーグ、マレーシアカップ、FAカップの国内三冠を達成するなど、ケランタン州のサッカーの黄金時代を支えた人物なので、単なる人気取りで発言したわけではないとは思いますが、条件付き活動令施行が報じられた直後で、不安と不満がいっぱいの地域住民には好意的には受け取られなかったようです。
ただし批判を別にして考えると、3部リーグにあたるかつてのFAMリーグでは金融庁が母体のMOF FC、公益事業委員会が母体のSPA FCがプレーし、そのFAMが発展解消されてできたM3リーグ(今季は新型コロナのため中止)には入国管理局が母体のイミグレーションFCが現在も在籍するなど、マレーシアの行政の中心地であるプトラジャヤにはMリーグクラブの母体となる可能性があるクラブがあります。
ただしマレーシアサッカー協会FAMが現在、進めている民営化は、政府機関などが直接、Mリーグのクラブを運営することを禁じており、その辺りとの兼ね合いがどうなるかによりそうです。
ペラTBGのマレーシア人得点王が多くのクラブから関心を集める
先日終了したばかりのMリーグ1部でマレーシア人選手として最多の10ゴール(11試合)を決めたエキィことシャーレル・フィクリ(ペラTBG)にMリーグの複数のクラブだけでなく、国外のクラブも関心を示していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
25歳のシャーレル選手に関心を示しているクラブの中でもクランバレー(スランゴール州とクアラルンプールが構成する首都圏)に本拠地を持つMリーグ1部のクラブと来季に向けてチーム強化に積極的な2部のクラブが特に強い関心を示している他、インド1部ISL(インドスーパーリーグ)の1クラブもシャーレル選手に注目していることも報じられていますが、本人曰くインドへの移籍には興味がないとのことです。。
ペラTBGと契約延長の交渉中であることを認めたシャーレル選手ですが、現時点ではまだ何も合意していないことを明かし、他のクラブの話を聞く用意があるとしています。なおシャーレル選手とペラTBGの契約は今年12月31日に切れるということです。
JDTのジオゴはタイ1部のBGパトゥムUへ移籍か
タイの人気サッカー専門サイトがMリーグ1部ジョホール・ダルル・タジムJDTのジオゴことジオゴ・ルイス・サントスのタイ1部リーグのBGパトゥム・ユナイテッド移籍を報じているということです。
この記事を掲載したマレーシアのサッカー専門サイトのヴォケットFCによると、ジオゴはタイ1部リーグの後半戦開始に合わせて移籍するということで、メディカルチェックを経てバンコクで契約書にサインする予定であるということです。なお、今季から秋春制に移行しているタイ1部リーグの後半戦は1月9日と10日に予定されている第17節からとなっています。
2019年に同じタイ1部リーグのブリーラム・ユナイテッドから移籍金500万バーツ(当時のレートでおよそ2200万円)でJDTに移籍したジオゴは、JDT在籍2年間で2019年と2020年のMリーグ1部優勝、2019年のマレーシアカップ優勝に貢献しています。
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BGパトゥム・ユナイテッドが積極的にフォワードを補強する中、代表のFWノーシャルル・イドラ・タラハの出場機会はますます少なくなりそうです…。