7月18日のニュース:Mリーグの8月26日再開が決定、Mリーグ再開日程に対する各監督の反応、U19代表合宿にワン・クズリが合流

Mリーグの8月26日再開が決定
 マレーシア国内リーグのMリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLは3月半ばから中断しているリーグ戦を8月26日から再開することを公式Facebookなどを通じ発表しています。
 Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて3月16日以来中断しています。なお3部以下はすでに今季の中止が決定しています。
 リーグ再開についてMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、各クラブの選手が試合を行う体調を取り戻すのに十分な時間を確保することがこの8月26日を選んだ理由のうちの一つとし、MFLが任命するマッチコミッショナーが再開前にリーグ戦で使用される各スタジアムの消毒や殺菌状況の確認を行うと話しています。
 この他、リーグ再開に先駆け、MFL各クラブは無観客を条件として8月3日からは練習試合が解禁になることや、試合会場が確保できないと言う前代未聞の理由で延期となったMリーグ1部第4節3月14日のPJシティFC対トレンガヌFC戦と、雷雨のため試合途中で中止となったMリーグ2部第2節3月6日のUKM FC対ケランタンFA戦の振替試合はこれに先立ち8月22日に開催されることも併せて発表になっています。
(8月26日からのリーグ再開を知らせるMFL公式Facebookページ

Mリーグ再開日程に対する各監督の反応
 マレー語氏ブリタハリアンは、8月26日からの再開が決まったMリーグについて、各クラブの監督の声を紹介しています。
 他のクラブに先駆けて8月22日に再開後の初戦を迎えるMリーグ1部PJシティFCのデヴァン・クップサミー監督は、選手たちはトレンガヌFCとの対戦に向けて用意ができていると語った上で、「選手たちの体調は満足いく状態になっており、ここまでケガ人が出ていないことも良い傾向である。」と話しています。
 Mリーグ1部スランゴールFCのサティアナタン・バスカラン監督は、8月26日の再開に向けてどのクラブもチームを仕上げるのに十分な時間が与えられているとし、練習試合が解禁となる8月3日以降には練習試合を5試合ほど組みたい。残り試合が7試合しかない事から、全選手が再開後の初戦から全力でプレーができるように準備したい。」と話しています。
 またマラッカ・ユナイテッドのザイナル・アビディン・ハサン監督も試合感を取り戻すために練習試合は必要であると述べ、体調を仕上げるだけでは不十分であるとしています。
 一方、パハンFAのドラー・サレー監督は、再開が(当初予定されていた)9月1日でも8月26日でも違いはないとし、選手たちはボールのタッチなどの感覚を取り戻しつつあることから、再開まで1ヶ月間あるのでそこで集中的に練習を行うことができれば十分であると話しています。

U19代表合宿にワン・クズリが合流
 マレーシアの通信社ブルナマは、アメリカ育ちのワン・クズリ・ワン・アーマド・カマルが、現在開催中のU19代表候補合宿に合流したと報じています。
 アメリカ2部リーグにあたるUSLチャンピオンシップに所属するセントルイスFCのアカデミーでプレーするワン・クズリ選手は、現在マレーシアへの入国者全員に課されている2週間の自宅検疫期間を経て、さらに2度の綿棒検査で陰性が確認された後、35番目の選手としてチームに合流しています。
 国内メディアとの会見の席上で、ワン・クズリ選手はチームに貢献するために、自分ができることをやるつもりであると話しています。
 「自分は攻撃の起点になるのが得意な選手なので、多くのチャンスを作って多くのゴールに貢献したい。また機会があれば積極的に前でもプレーしたい。」と話しています。
 また同じブルナマの記事では、このワン・クズリ選手の兄でもあるワン・アーマド・ファイサル青年スポーツ相代理がU19代表合宿を訪れたことを伝え、その際に大臣代理の弟だと言うことで特別扱いをされることはなく、選手選考はブラッド・マロニーU19代表監督の専権事項であると話しています。
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 このファイサル青年スポーツ相代理のU19代表候補合宿は非公式なものでしたが、ネット上では本人が何と言おうと選手選考に悪い影響を与えることはあっても、良い絵鏡を与えることがないと言う批判が出ており、この二人の父親であるワン・アーマド・カマル氏も、ワン・クズリ選手がサッカーに集中しようとしている状況を妨げるようなことはすべきでないと、ファイサル青年スポーツ相代理を批判するコメントをソーシャルメディアに投稿しています。