リーグ中断が2ヶ月近く続き、給料未払い問題以外はMリーグ関連のネタが少なくなってきたので、今回は「噂」をもとにした記事3本です…。
タイのクラブがジオゴ獲得を画策?
サッカー専門サイトのヴォケットFCによると、タイのバンコクをホームとするクラブが、Mリーグ1部ジョホール・ダルル・タジムJDTのエース、ジオゴ・ルイス・サントスの獲得を狙っているという「噂」がある様です。
タイのサッカー関連のツイッターAll Things Thai Footballが以下の様な内容をツイートしているということです。
・バンコクをホームにするタイリーグの「トップクラブ」が、JDTのジオゴ・ルイス・サントス獲得についての問い合わせをJDTに対して行った。
・そのJDTはタイ代表でプレーする選手の獲得を目論んでいる。
この噂を取り上げたAll Things Thai Footballは、JDTとこのトップクラブとの間の交換トレードの可能性についても言及しているということです。
この噂をもとにヴォケットFCが調べたところ、バンコクにホームを持つクラブは1部リーグ所属でマレーシア代表のドミニク・タンが在籍するポリス・テロFC、ポートFC、そして3部のバンコクFCがあり、この内、ポートFCは昨季2019年シーズンのタイFAカップのチャンピオンです。
また経営的にはタイで最大のレムチャバン港とバンコク港を運営するタイ港湾公社もオーナーの一つであることから、ポートFCが上記の3クラブの中では最も可能性が高いクラブであるとヴォケットFCの記事は結んでいます。
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JDT加入までの2015年から2018年まではタイ1部のブリーラム・ユナイテッドでプレーし、105試合出場したリーグ戦で、101ゴールを挙げるなど、驚異的な記録を残しているジオゴ選手は、2015年にはブリーラム・ユナイテッドのの国内5冠に貢献するなど
その一方でJDTはタイの選手獲得を画策?
同じTwitter投稿をもとに、フットボール・トライブのマレーシア版はJDTのタイ代表選手獲得の噂を取り上げています。
現在、中段中のMリーグはリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLが9月再開を計画しているものの、マレーシア政府による認可を待っている状態です。そんな中でMリーグのクラブが選手の獲得に動くのかどうかはわかりませんが、フットボール・トライブは、JDTの外国籍選手全員が30歳を超えている事実を挙げて、その可能性を探っています。
「ジオゴ選手は33歳でJDTで最年長の外国籍選手であり、主将のハリス・ハルンは今年30歳になる。しかし、選手の年齢は、選手がピークのパフォーマンスを維持できていれば問題にならない。現JDTのチームマネージャーを務めるルシアーノ・フィゲロアは35歳までJDTでプレーし、37歳で一度現役に復帰している。この事実からわかることは、JDTの外国籍選手はあと数年はプレーしても不思議ではない。」と、結局は噂扱いかと思いきや、「しかし、JDTがAFCチャンピオンズリーグでより上のレベルを目指すのであれば、選手を入れ替える可能性は否定できない。」とも述べています。
Mリーグにお勧めのタイ代表5選手
JDTがタイ代表獲得、というのはあくまでも噂なのですが、少々気の早いヴォケットFCは、Mリーグでプレーすればリーグの質を高めてくれるだろうタイ代表選手5名を紹介しています。なお各選手の評価はヴォケットFCの評価をそのまま使っています。
1)FWスパチャイ・ジャディード (ブリーラム・ユナイテッド)
22歳のスパチャイ選手は、ウィングとしてもストライカーとしてもプレーできる現在、売り出し中の若手のエースです。
2)MFティティパン・プアンチャン(BGパトゥム・ユナイテッド)
昨季2019年シーズンはJリーグの大分でプレーしたティティパン選手は、その経験でクラブのプレーの質を高めてくれる選手です。
3)攻撃的MFエカニット・パンヤ(チェンライ・ユナイテッド)
昨季のタイ1部リーグのチャンピオン、チェンライ・ユナイテッドの主力として優勝に貢献したエカニット選手は、弱冠20歳ながらフル代表でもプレーしています。
4)DFアディソン・プロムラク(ムアントン・ユナイテッドFC)
タイでプレーするDFの中でもトップクラスのアディソン選手は、クラブでは2016年のタイリーグ優勝、代表では2012年と2014年のAFF選手権スズキカップ優勝など多くのタイトルを獲得しています。
5)エリアス・ドラ(ポートFC)
ポートFCの主力の1人で、西野朗氏のタイ代表監督就任とともに代表へ招集されるようになった優れたDFです。
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2つ目の記事を参考にすると、ポートFCがジオゴ選手と交換で選手を放出するとなれば、当てはまるのはドラ選手となります。代表選手としての経験は少ないものの、年齢が27歳、しかも198cmのセンターバックはJDTの現職マウリシオよりも年齢で4歳、身長で13cm高く、ACLでは守備力が課題のJDTの補強ポイントとも合致します。