1月25日のニュース:スランゴールFCは中国遠征中止を決定、JDTはドバイで順調にキャンプを実施中

恭喜發財(ゴンシーファーチャイ)!マレーシアは今日が旧正月(中国正月)の初日で国民の祝日です。ちなみに日本の報道ではこの中国正月を表す言葉として「春節」という表現をよく見ますが、マレーシアではほとんど見かけません。冒頭の恭喜發財は、簡単に言えば「お金が儲かりますように」という表現ですが、日本の「あけましておめでとう」のような新年の挨拶のように交わされます。

スランゴールFCは中国遠征中止を決定
 スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASは公式ホームページで、中国広東省で開催される梅州客家カップへの出場を予定していたスランゴールFCは、この大会への出場を取りやめた事を公表しています。
 昨日1月24日のこのブログでは、チームマネージャーが参加予定に変更なしの発言を取り上げましたが、FASのホームページでは、新型コロナウイルス患者数増加の状況で、選手およびスタッフの安全、さらにはマレーシア家族の安全などに関して各方面からの助言を受け、参加中止を決定したとしています。
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 これを書いている時点で既に40名以上の方が亡くなられており、大会出場取り止めは正しい判断のように思えます。当たり前の結論に達するのにこれだけ時間がかかったのは、FASの危機管理能力の低さなのか、それとも主催者に対する対面を保とうとした結果なのでしょうか。

JDTはドバイで順調にキャンプを実施中
 マレーシアフットボールリーグMFLの各クラブは、インドネシアやフィリピン、カンボジアなど近隣諸国でプレシーズンのキャンプや練習試合をこなしていますが、MFL1部6連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTは、アラブ首長国連邦UAEのドバイに順調にキャンプをこなしているようです。
 昨季までは2年連続のタイキャンプを行っていたJDTですが、JDTオーナーでTMJことジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿下は「質の高い練習試合の相手を求めて」ドバイキャンプを実施したとしています。
 JDTのFacebookには連日、現地の映像が上がっていますが、練習場までスーパーカーで移動したり、豪華な食事をしたりと他のクラブの選手が憧れるような映像も多く上がっていますが、その一方でTMJが話す通りラトビア1部リーグの昨季チャンピオン、リガFC(結果は0−2と敗戦)、今季UAEプロリーグ13位のアル=フジャイラSC(ジオゴのゴールで1-0と勝利)との練習試合を既に終え、この後はトルクメンスタン代表、MSKジリナ(今季スロバキア1部リーグ2位)、エミレイツSC(今季UAE2部リーグ首位)との試合が予定されています。
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 先日のこのブログでは、バンコク・ユナイテッド監督の「JDT」リーグのままでは、MFLもマレーシア全体の発展にも寄与しない、というコメントを取り上げましたが、そのJDTがMFLのクラブ以上にアジアや世界を見据えている限り、打倒JDTは難しそうです。先日開催されたスランゴールアジアチャレンジを主催したスランゴールFC、今月末にACL本選出場をかけて試合に臨むクダFA以外は、国内リーグで精一杯、といったところかも知れません。