11月28日のニュース:クダFAが来季の布陣を発表、マラッカUも新たな外国籍選手2名の加入を発表、最新FIFAランキングでマレーシアは154位に上昇

クダFAが来季の布陣を発表
 今季2019年はマレーシアフットボールリーグMFL4位、FAカップ優勝、マレーシアカップ準優勝と好成績を収めたクダFAはFacebookで来季の布陣を発表しています。
 今季のメンバーからは主将のMFバドロル・バクティアル、GKイフワット・アクマル・チェ・カシム、MFファルハン・ロスラン、DFリザル・ガザリや、DFレナン・アウヴェス(ブラジル)、シャキール・ハムザ(シンガポール)など主力選手が残る一方で、昨日の記事で取り上げたMFイルファン・ザカリア(今季の所属はKLFA)や、今季はフル代表にも招集されたハディン・アズマン(同フェルダ・ユナイテッド)、U19やU22代表でのプレー経験もあるFWジャフリ・フィルダウス・チュー(PKNS FC)、また以前このブログでも取り上げたの他、今季のリーグ得点王FWクパー・シャーマン(同PKNS FC)、昨季のリーグ得点2位FWチェチェ・キプレ(同トレンガヌFC)とMFLでの経験豊富な二人の協力FWを獲得しています。また東京生まれのマレーシア人MFタム・シイアンツンの獲得も発表されています。
 この他、外国籍枠(アジア人枠)が空席のため、現在日本滞在中のアイディル・シャリン監督が日本人を連れてくる可能性もあり、クダFAの補強はまだまだ続きます。
 さらに来季のスポンサーにかつてはFCバルセロナ、現在はASローマなどの「胸スポンサー」となっているカタール航空とスポンサー契約の話し合いが進んでいるようで、現在、クダ州サッカー協会の会長でもあるムクリズ・マハティール クダ州知事(マハティール・モハマド首相の息子)がカタールのドーハで会談中とのこと。強力なスポンサーを獲得できれば、さらに補強も進みそうです。
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 今季2019年のFAカップ優勝チームとして、クダFAは来季2020年アジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACLの予選への出場権を得ています。初戦となる二次予選は香港リーグのチャンピオン大埔足球会(タイ・ポFC)との対戦ですが、これに勝っても最終予選では中国、韓国、日本といったアジアの強豪のクラブと本戦入りをかけて戦うことになります。新布陣発表の記者会見の席上で、クダFAを統括するクダ州サッカー協会のアナス・ハフィズ・ムスタファ副会長はサポーターに対してこのACL予選を真剣に考えており、予選出場に満足するつもりはないと述べていますが、来季のクダFAはその言葉を信じて良いと思わせるくらい期待できるメンバーを揃えており、ACLだけでなく、国内リーグでも打倒JDTの一番手となりそうです。

マラッカUも新たな外国籍選手2名の加入を発表
 MFL1部のマラッカ・ユナイテッドを統括するマラッカ州サッカー協会MUSAは、今季2019年はMFL2部のPDRM FCでプレーしたナイジェリア出身のFWウチェ・アグバとジャマイカ代表でブレー経験のあるFWデショーン・ブラウンの加入をFacebookで告知しています。
 33歳のアグバ選手は今季の2度目のトランスファーウィンドウ期間にPDRM FCに加入し、PDRM FCのMFL2部3位という成績達成に貢献し、この結果、PDRM FCはMFL1部昇格を果たしています。
 一方、28歳のブラウン選手は、アメリカのメジャーリーグサッカーMLSのラピッド・コロラドやDCユナイテッドでもプレーし、今季はMLSの実質的な2部リーグにあたるユナイテッドサッカーリーグUSLのオクラホマシティエナジーに在籍しました。
 マラッカ・ユナイテッドは、韓国出身のDFチャン・ソクウォンが残留する他、スランゴールFAのBチーム化が決まったPKNS FCからMFロメル・モラレスが加入しており、アグバ選手とブラウン選手の加入で外国籍枠5つのうち4つが埋まりましたが、MUSAのダミアン・ヨー・シェンリー会長は、今季は外国籍選手のアセアン枠については選手の獲得を考えておらず、若手に出場機会を与えたいと話しており、外国籍選手の補強については、これで終了のようです。

最新FIFAランキングでマレーシアは154位に上昇
 最新となる11月のFIFAランキングが発表され、マレーシアは前回より4つランクを上げて154位となっています。
 2019年の試合が終了したFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選でマレーシアと同じグループGの各国は、予選1位のベトナムが3つランクを上げて94位、マレーシアに続く予選3位のタイが4つランクを下げて113位、予選4位のアラブ首長国連邦UAEがやはり4つランクを下げて71位、予選5位のインドネシアは2つランクを下げて173位となっています。
 他の東南アジアの国々では、フィリピンが2ランク上げて124位、ミャンマーが11ランク上がって136位、シンガポールが2ランクを上げて157位、カンボジアは1ランク下げてインドネシアと並び173位、、ラオスは変わらず188位、ブルネイも変わらず191位、東ティモールは2ランク上げて196位となっています。その他の国のランキングはこちらです。