10月17日のニュース:サバFAは新監督を外部招聘、トレンガヌFAは新たにTDを設置、ルクマンをU22代表候補合宿へ招集か

サバFAは新監督を外部招聘
 今季2019年のMFL2部プレミアリーグ優勝のサバFAは、新監督を外部から招聘する予定であることが、東マレーシアの英字紙デイリーメイル電子版で伝えられています。
 今季サバFAの監督を務めたジュリアス・アティン監督は、来季2020年よりマレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグへ昇格しますが、スーパーリーグが監督資格の一つとして挙げているアジアサッカー連盟AFCのプロライセンスを保持していないため、今回の外部招聘となったと、サバ州サッカー協会SABA年次総会席上でサバFAのダト・ピーター・アンソニー会長が発表しています。
 元サバFAの主将も務めたアティン監督を含め、サバFA内にはAFCプロライセンス保持者がいないため新監督はサバ州外から招聘すること、既に候補者の人選も終わっていることなどなども発表されています。またアティン監督は今季の新監督の元でアシスタントコーチを務めることになっています。
 新監督の他、新外国籍選手も最終候補者が決まっているようで、ピーター会長の言葉を借りると「新外国籍選手は皆を驚かすような選手で、JDTの選手よりも良い選手である」とも述べています。
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 JDTの選手より良い選手、というのがとても気になります。ジオゴ級の選手を獲得するくらいの気概があれば、昇格組ながらスーパーリーグに旋風を巻き起こすかも知れません。

トレンガヌFAは新たにTDを設置
 来季に向けて今季途中から指揮を取っていたナフジ・ザイン監督代行が新監督に昇格するトレンガヌFC。このトレンガヌFCを運営するトレンガヌ州サッカー協会PBSNTは、来季からテクニカルダイレクターTDを職を設けることを発表しています。なおマレーシアサッカー協会FAMは、MFL各クラブへの来季クラブライセンス交付要件の一つにTD設置を挙げています。
 PBSNTのヒシャムディン・アブドゥル・カリム副会長は、トレンガヌFC各年代のチーム(トレンガヌFC IからトレンガヌFC V)の監督、コーチが全員決定した後になること、またPBSNTの経営状況にもよるとしながら、トレンガヌFC全体を統括するTDの人選を進めたいと話していると、マレー語紙ブリタハリアン電子版が伝えています。
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 トレンガヌFC関連では、来季のトレンガヌFC II(Bチーム)はテンク・ハズマン・ラジャ・ハサン監督が退任し、後任にロシャディ・ワハブアシスタントコーチの昇格が決まっている他、トレンガヌFC III(U22チーム)はバドルル・アフザン・ラザリ監督、トレンガヌFC IV(U19チーム)はワン・アドレミー・インデラ・ワン・アドナン監督の就任が決まっています。

ルクマンをU22代表候補合宿へ招集か
 このブログでも何度か取り上げたマレーシア期待の17歳ルクマン・ハキム・シャムスディンが、来月11月末から開催される東南アジア競技大会シーゲームズに出場するU22代表候補合宿に招集されたようです。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、11月2日から10日までカンボジアのプノンペンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権予選に出場した後、U22代表候補合宿に参加するようです。
 U22代表のオン・キムスイ監督は、ルクマン選手に取っては初めての飛び級となるU22代表レベルで通用するかどうかを見ることが第一で、当然ながらポジションが自動的に与えられるわけではないとし、シーゲームズまでの合宿や練習試合の結果で、他の選手と同じように評価されるとしています。
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 先日のベトナム戦敗戦を受け、不振のFWノーシャルル・イドラン・タラハの代わりにルクマン選手を使うべきといった新聞記事(記事はマレーシア語です)なども出ており、ルクマン選手の今後に注目したいと思います。