アジア一次予選の結果まとめ
アジアサッカー連盟AFC加盟国のうち国際サッカー連盟FIFAランキング下位12チームが参加したFIFAワールドカップ2022大会兼AFC選手権アジアカップ2023年大会一次予選がほぼ終了しました。結果は以下の通りです。(カッコ内はFIFAランキング)
一次予選を勝ち抜いたマレーシア、モンゴル、ラオス、グアム、カンボジアとスリランカ/マカオは、7月17日にカタールのドーハで行われる組み合わせ抽選を経て、9月5日から開催予定の二次予選に参加します。
マレーシア(168位)12-2東ティモール(195位)
第1戦:マレーシア7-1東ティモール@ブキ・ジャリル国立競技場、クアラ・ルンプール
第2戦:東ティモール1-5マレーシア@*ブキ・ジャリル国立競技場、クアラ・ルンプール
*東ティモール国内にAFCの規格にあった競技場がないため、同じ会場で東ティモールのホームゲームとして開催されました。
予想通り難なく一次予選を突破したマレーシア代表ですが、前回2018年大会アジア二次予選では、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、パレスチナ、東ティモールと同組となり、8試合で2勝6敗7得点29失点という結果でした。しかもその2勝は、東ティモール代表が選手の出生証明書を偽造したことに対するFIFAによる試合没収処分によるもので、これによりマレーシアと東ティモールの対戦はいずれも3-0でマレーシアの勝利となっています。つまり、東ティモールとの対戦を除くと6試合で0勝6敗1得点29失点と壮絶な結果でした。選手自身がここ数年では最強の代表チームというマレーシア代表がどこまで進めるのか、期待が高まります。
モンゴル(187位)3−2ブルネイ(194位)
第1戦:モンゴル2-0ブルネイ@MFFフットボールセンター、ウランバトール
第2戦:ブルネイ2-1モンゴル@ハサナル・ボルキア国立スタジアム、バンダル・スリ・ブガワン)
(写真はモンゴルサッカー協会のFacebookより)
マカオ(183位)対スリランカ(202位)
第1戦:マカオ1-0スリランカ (ズー・ヘイ・スポーツセンタースタジアム、珠海-国内の競技場が改修中のため中国本土で開催)
第2戦:*マカオがスリランカでの開催を拒否し中止-詳しくはこちら
*この件については、AFCがFIFAに対応について問い合わせをしていることがAFCのホームページで告知されています。
見出しで「ほぼ」と書いたのは、中止となった第2戦がどうなるかが確定していないためです。マカオの棄権となれば、スリランカが二次予選に進出します。
ラオス(184位)0-1バングラディシュ(188位)
第1戦:ラオス0-1バングラディシュ@国立競技場、ヴィエンチャン
第2戦:バングラディシュ0-0ラオス@バンガバンドゥ国立競技場、ダッカ
(写真はバングラディシュサッカー協会のFacebookより)
今回のアジア一次予選では、FIFAランキング通りの結果にならなかったカードが2つありましたが、その1つがこの両チームの試合でした。
ブータン(186位)1-5グアム(193位)
第1戦:ブータン1-0グアム@チャンリミタン競技場、ティンプー
第2戦:グアム5-0ブータン@グアムサッカー協会フィールド、デデド
FIFAランキング通りの結果にならなかった2カードのもう1つがこの両チームの試合でした。グアムのジェイソン・カンリフがハットトリックの活躍でした。
カンボジア(173位)1-5パキスタン(200位)
第1戦:カンボジア2-0パキスタン@国立オリンピック競技場、プノンペン
第2戦:パキスタン1-2カンボジア@ハミド・ビン・カリファ競技場、*カタール
*パキスタンは諸々の事情から、ホームとなる試合を国外のカタールで行いました。
第2戦をネット観戦しましたが、パキスタンが先制してもしやと思われましたが、順当にカンボジアが二次予選進出を決めています。